明大に1-7で大敗 連敗は脱せず

アイスホッケー

エイワ杯関東大学リーグ戦 9月22日 東京・東大和スケートセンター

 エイワ杯関東大学リーグ戦(秋季リーグ戦)開幕から3連敗を喫している早大。4戦目の相手は昨年の秋季リーグ戦で優勝を果たしている強豪・明大だ。今試合で秋季リーグ戦の折り返しを迎える早大は、後半戦に向けて勢いをつけたいところだったが、結果は1-7で苦しい敗戦となった。

ゴールを守るGK大塚斗琶(スポ1=北海道・苫小牧中央)

 第1ピリオドは残り10分を切っても両チームに得点が入らなかった。危ない場面もGK大塚が落ち着いてセーブし、早大のディフェンスが光る。しかし待望の先制点を挙げたのは明大だった。早大もその後はシュート回数を増やしたが、得点を決め切ることが出来ず、2点を追いかけるかたちで第1ピリオドを終える。

 第2ピリオド序盤、明大の2度のペナルティによって、早大は数的有利な状況が続いたものの、ここでも得点を決め切ることが出来ない。一方の明大は7分でのゴールを皮切りに、立て続けにゴールを奪っていった。6点差をつけられてしまった後、13分にDF沼田恵祐(文4=青森・八戸)のゴールで1点を返すことに成功。ここから明大の流れを断ち切ってディフェンスを立て直し、第2ピリオドはこれ以上の失点を許さなかった。

パックを運ぶFW笹沼葵(教2=東京・早実)

 迎えた最終ピリオドは開始早々に早大が攻め込み、観客も思わず声を上げてしまうようなシュートを放つが、惜しくもゴールの枠は捉えられない。2分には明大にペナルティーシュートを与えたが、ここもしっかりと失点を防ぎ、簡単に流れは渡さない。残りの時間も両チームが果敢に攻め込むが、決定力を欠き、得点は大きく動かないまま試合は終了。早大は点差を埋めることができず、1-7で大敗を喫した。

 明大と大きく得点差が開いてしまった今試合。シュート数は38-38で同数だったが、決定力に課題が残った。「後半戦は絶対に勝たないといけない」(FW棚橋俊太主将、文4=青森・八戸)。上位ラウンドへの進出をかけ、1周目残り3戦全勝を目指して戦っていく。

◆コメント◆
FW棚橋俊太主将(スポ4=愛知・東海)
ーー今試合のテーマを教えてください
 明大の選手は一人一人スキルの高い選手が多かったので、守りから一対一で負けず、ゴールにシュートを集めていって勝つというテーマがありました。
ーー最終的に6点差の苦しい展開となりましたが、振り返っていかがですか
 意識していた一対一の部分で負けての失点は多かったですし、得点するという面でもチャンスで決めきれないという場面が続いていたので、今回の試合で掲げていたテーマを全て達成出来なかったと思います。意識は出来ていたと思うのですが、みんなでそこを全うすることが出来ませんでした。シュート数も同じでしたしここまで点差がついたのは悔しいし不甲斐ないのですが、この前半戦を通してこういった結果が多かったので、これはチームの課題として後半戦に解決していければと思います。
ーー惜しいシュートも多く見受けられましたが、今後に向けて改善したい点があれば教えてください
 チャンスシーンはゴール前の雑然としている場面で、それは守りの時も勝たないといけない場面なのですが、今日は攻めの時にそこで1回も勝てなかったので、練習からゴール前でしっかりと強くプレーするという意識を持って、これから変えていきたいと思います。
ーー秋季リーグ戦も折り返しを迎えます。残りの試合に向けて意気込みをお願いします
 この1周目の後半戦は絶対に勝たないといけなくて、早大が終始流れを持ったまま勝ちたいと思っているので、しっかりと早大の力を誇示出来るようにこれからチームの課題を改善して、得点を取って、絶対に勝ちたいと思いました。

(記事、写真 濵嶋彩加)