東インカレに総勢13名が出場 主将妻鹿は1位に

フィギュアスケート

東日本学生選手権 10月10日~12日 東京辰巳アイスアリーナ

 今年新設された辰巳のリンクで、東日本学生選手権(以下東インカレ)が開催された。全日本学生選手権(以下全日本インカレ)への切符をかけた今大会には、早大から総勢13名が出場。大学の名を背負い、一人一人が全力の演技を見せた。6級女子の競技では団体1位を獲得するなど活躍。7名が全日本インカレへの出場を決めた。

★女子3級

『Paint It Black』を演じる浅間

 東インカレ最初の競技は女子3級。早大からは浅間百合子(商3=東京・東洋英和女学院高等学校)が出場した。曲は『Paint It Black』。「強くてかっこいい少しセクシーな女性」を表現したいと選んだ。冒頭のコンビネーションジャンプを滑らかに成功させると、その後も順調に技を決めていく。しかし最後のスピンで体勢を崩し無得点になるという大きなミスが出た。「練習の半分しか力が出せなかった」と悔しさを見せたものの、しっかりと演技をまとめ、33・26点で5位に入った。

★男子3・4級

『ロミオとジュリエット』を演じる坂﨑

 男子3・4級の競技には坂﨑愛介(基理3=東京・早大学院)が登場した。コンビネーションジャンプを成功させ勢いに乗ると、着氷が詰まる場面はあったものの、その後も次々と着氷。しかし最高評価のレベル4を目指してきたというスピンではレベルを取りこぼしてしまう。最後は短剣を突き刺すポーズでフィニッシュし、結果は42・02点で2位。「そこ(スピン)が取れていたら1位だった」と反省を口にしたが、名曲『ロミオとジュリエット』のプログラムを大きなミスなくまとめ上げた。

★男子5・6級

『Artist』を演じる市川

 男子5・6級の競技には、中学生ぶりの復帰戦となる1年生の市川昊之介(教1=東京・駒大高)が登場。蝶ネクタイのついた衣装を身につけ、小粋なプログラムを演じた。冒頭のジャンプは両足着氷になるミス。その後もジャンプでの転倒が続き思うような演技とはならなかったが、強みのスケーティングとおしゃれな振り付けで『Artist』の曲を表現した。得点は38・42で9位。最後まで笑顔を絶やさず滑りきり、「久しぶりの試合としては及第点かな」と振り返った。

★女子4級

『Waining on a Wish』を演じる笠井

 女子4級には3人の選手が出場。1人目は笠井美好奈(文構3=アメリカ・メティアヴァリー高等学校)。たくさんの花と蝶が飾られた可愛らしい衣装に身を包んでリンクに立った。冒頭のジャンプを滑らかに成功。その後も次々とジャンプを着氷させ、見事ノーミス。「白雪姫になった気持ちで」滑ったという言葉通り、白雪姫の世界を華やかに演じ上げた。演技後は「本当に気持ちよく滑ることができた」と笑顔で振り返り、充実の様子を見せる。41・82点で4位に入り、全日本インカレ進出を決めた。

『God Bless You』を演じる梅本

 2人目は1年生の梅本優花(教1=東京・早実)。水色の衣装をまとい、少し緊張した面持ちでリンクに上がった。重要になるのは今大会に向け念入りに練習してきたという2回転サルコウ。1本目は着氷させるも、2本目で転倒してしまった。その後も細かいミスが出たものの、指先まで丁寧な所作で、しっとりと『God Bless You』の優しい曲調を演じた。得点は35・95点で14位。「1つミスをしても次にミスが響かないようにしないと」と、演技後は肩を落とした。

『タイタニック』を演じる宮本

 3人目は同じく1年生の宮本明依(ス1=富山中)。1本目、2本目と続けてジャンプを成功させると笑顔を見せた。ステップでも大きく身体を使い、のびのびと演じていく。スピンステップでは取りこぼしもあったものの、『タイタニック』のロマンチックな曲調を柔らかく演じた。得点は35・89点で15位。小さなミスの積み重ねで得点が伸び悩み、「スケーティング力を磨いて基礎点が伸びるようにしたい」と反省も見せたが、笑顔で演技を終えた。

★女子6級

『ロミオとジュリエット』を演じる金田

  大会2日目には6級女子の競技が行われた。1年生の金田桜季(商1=早稲田佐賀)は、リンクを広く使いながら、『ロミオとジュリエット』の壮大な世界観を表現。冒頭のコンビネーションジャンプを着氷すると、その後のジャンプもすべて成功。58.28点で15位につけた。「ジャンプに大きなミスがなく、満足のいく出来だった」と安堵の表情を見せた一方、スピンでレベルを取りこぼしたことを受け、「スピンやスケーティングの強化」を今後の課題として挙げた。

『ニューシネマパラダイス メインテーマ〜愛のうた』を演じる妻鹿

 今年度主将を務める妻鹿愛(政経4=大阪桐蔭)は、落ち着いた様子でリンクに上がった。選んだ曲は『ニューシネマパラダイス メインテーマ〜愛のうた』。自身の名前が曲名に入っていることもあり、「一度は滑ってみたかった」という名曲を引退シーズンに選んだ。最初の3回転トーループを着氷させると会場から歓声が上がる。その後もジャンプを成功させながら、全身を使って伸びやかに滑っていった。結果は72.84点で1位。優しい音に良くあった柔らかい笑顔が印象的な演技で、「一つの通過点として納得のできる演技だった」と振り返った。

『タイタニック』を演じる小林

 最終グループで出番を迎えた小林遙佳(政経2=埼玉・早稲田大学本庄)は、『タイタニック』を演じた。出だしはやや慎重な滑りに見えたが、ジャンプを次々と成功させ勢いに乗っていき、最終的にはノーミス。ダイナミックなコレオでも魅了し、会心の演技を見せた。ここ1週間調子が落ちており「不安との戦いだった」というが、不安に打ち勝ち本領を発揮。自己ベストとなる72.60点をマークし「すごく嬉しい」と妻鹿に次ぐ2位で全日本インカレ進出を決めた。6級女子は、1、2、15位で団体1位を獲得した。

★男子7・8級

『ピアノコンツェルト2番1楽章』を演じる山田

 3番滑走で登場した山田琉伸(人通3=埼玉栄)は、『ピアノコンツェルト2番1楽章』を演じる。冒頭の3回転トーループは成功したものの、その後のジャンプは回転の抜けや着氷の乱れが目立った。それでもスピンではレベル4を獲得するなど進化も見られ、本調子ではない中最善を尽くした。今季は怪我の影響が長引き、休んでは試合に出るということが続く。大会直前の調整はうまくいっていたが、「そもそも(調整したところで発揮する)100パーセントが(自分の中に)なかった」と分析。それでも98.86点で8位となり無事全日本インカレに進んだ。

★女子7・8級

『Viva La Vida』を演じる中野

 今大会最後の競技である女子7・8級には3名が出場。中野真桜(政経1=東京・早実)のフリープログラム『Viva La Vida』は「美しき生命」と訳される力強く明るい楽曲だ。2本目の3回転トーループで転倒しその後もいくつかミスが出たが、スピードは落ちることなく後半へ。コレオシークエンスでは華やかな振り付けでエネルギッシュに曲を表現した。結果は64.09点で25位。足の怪我が治り切っておらず不安もあったというが、「その中で自分のできることは出せた」と安堵の表情を浮かべた。

『ロミオとジュリエット』を演じる吉本

 続いて登場したのは吉本玲(国教3=兵庫・芦屋国際中教校)。冒頭から2本のジャンプは、両足着氷、転倒と大きく乱れる。難しい出だしとなったが、その後なんとか立て直し、全てのジャンプを着氷させた。得意のスピン、ステップはさすがの美しさで、コレオでは1点の加点を得た。結果は63.76点で26位。苦しい結果となった前回大会(東京選手権)からは改善できたとしたが、「(練習では調子が上がっていたのに)力んでしまった」と、試合本番で力を出す難しさも感じた。

『the legend of 1900』を演じる穂積

 今大会、早大勢最後の滑走者は穂積乃愛(人通2=東京・駒場学園)。体調を崩して前日まで寝込んでいたといい、苦しいコンディションの中で試合を迎えた。『the legend of 1900』がかかると天を見上げ両手を差し伸べるようにして滑り出し、一つひとつの音を拾い上げるように丁寧に演じていく。ジャンプの構成は2回転中心に落としたものの、大きなミスなく滑り切った。「ちょっとバテたな」と苦笑いを浮かべたが、78.16点で12位となり、無事全日本インカレ進出を決めた。

(記事 荘司紗奈、小畑萌 写真 荘司紗奈)

結果

▽女子3級


浅間百合子

 

5位 33・26点


男子3・4級


坂﨑愛介

 

2位 42・02点


男子5・6級


市川昊之介

 

9位 38・42点


▽女子4級


笠井美好奈

 

4位 41・82点


宮本明依

 

15位 35・89点


梅本優花

 

14位 35・95点


▽女子6級


妻鹿愛

 

1位 72・84点


小林遙佳

 

2位 72・69点


金田桜季

 

15位 58・28点


▽男子7・8級


山田琉伸

 

8位 98・86点


▽女子7・8級


穂積乃愛

 

12位 78・16点


中野真桜

 

25位 64・09点


吉本玲

 

26位 63・76点


コメント

山田琉伸(人通3=埼玉栄)

――今日の演技を振り返っていかがですか

満足できる内容とは程遠かったと思います。

――コンディションはどうでしたか

東京ブロック終わってから足が悪くなったり色々あって1週間くらい練習できなかったんです。その後の1週間で全部戻したいと思って、戻すための完璧な調整をしてきたとは思うのですが、1週間では間に合わなかったです。練習では跳べても曲では入らないということも多かったです。

――今大会の位置付けは

全日本選手権に出るために、東日本選手権に合わせないといけないので、そのための最終調整の試合として(臨みました)。東日本選手権で緊張してボロボロになったらシャレにならないので、東日本選手権のつもりでやらないとと思ったのですが、空回りしてしまいましたね(笑)。今日はアップもバッチリできていたのですが、100パーセントが出せた感じはしていなくて、練習不足が出てしまったかなと思います。ただその中でも、スピン、ステップは東京選手権と比べると練習してきた部分が出せたかなと思います。

――試合に向けての調整自体はうまくできていたということでしょうか

今季みたいに、休んで復活させて、というの(の繰り返し)は今までやったことがなかったので正直未知数でした。100パーセントの状態に戻ることがないままアップダウンがあって。(今大会のコンディションとしても)今までだったらいけそうな感覚だったのですが、多分そもそも100パーセントがないからいけなかったのかなと。でも、曲かけ以外のジャンプは結構戻ってきているので、あとは曲かけに戻していきたいです。

――東日本選手権で100パーセントに持っていくために、これからどうしていきますか

そうなんです。休んでいる暇はないですし、ここからフルスロットルで上げていきたいです。

吉本玲(国教3=兵庫・芦屋国際中教校)

――今日の演技を振り返っていかがですか

体調が万全でなくて、そこに気を取られてしまったカナという反省点はありますが、前回大会(東京選手権)に比べたらスピードも出せましたし、自分の出せる最低限は集中してできたかなと思います。

――東京選手権から調子は上げて来れていたということでしょうか

練習自体は先週くらいから調子を上げて来れていたのですが、それでも試合近くなるとどこか力んでしまって、メンタル面でも鍛えないといけない部分があると思います。

――プログラムの見どころを教えてください

『ロミオとジュリエット』は有名な曲ですが、この編曲はまだあまり使われていなくて、すごく気に入っています。途中のステップのところが個人的に1番好きで、リンクで練習していると皆も真似してくれるんです(笑)。

――今後の大会に向けて

引き続きジャンプを取り戻せるように練習を積むことと、その練習を積むために体調や身体の管理を怠らずに、次の試合で力を発揮したいです。

穂積乃愛(人通2=東京・駒場学園)

――今日の演技を振り返っていかがですか

ちょっとバテたなというのが印象的でした。スピンもジャンプも自分の5、6割程度のものしか出せなくてすごく悔しい内容になってしまいましたが、結果的にはインカレに進むことができてホッとしている気持ちもあります。

――コンディションはどうでしたか

足は徐々に良くなってきています。練習よりケアの方が長いくらいではあるんですけど、東日本選手権までには、完治まではいかなくてもほぼ痛みがない状態にはしていきたいです。ただ、東インカレの直前に体調を崩してしまって昨日まで寝たきりだったので、本当に体力が持つかジャンプの構成どうしようか、という状態だったのですが、とりあえず出ることができて全日本インカレに進むこともできて良かったです。

――東日本選手権に向けて

東日本選手権となると、今回の構成では戦っていけないと思うので、自分が目指しているものに近づくために、少しずつ構成も上げて点数も伸ばしていきたいです。

中野真桜(政経1=東京・早実)

――今日の演技を振り返っていかがですか

東京選手権が終わってから怪我の治療のために休んで、ちゃんと練習を始めたのが2週間前くらいでした。まだ足も治りきっていなくて不安もあったのですが、その中で自分のできることは出せたと思います。

――プログラムの見どころを教えてください

力強い曲調で、SPとはまた違う強い女性を演じられたらいいなと思っています

――今後の大会に向けて

今シーズンの大きい試合はこれで終わりなので、あとは毎回自分と向き合って、早稲田オンアイスも全力でできたら良いなと思います。

妻鹿愛(政経4=大阪桐蔭)

――今日の演技を振り返っていかがですか

前半は落ち着いて練習通りできたと思っています。一つだけミスしてしまったのが、普段しない失敗だったので驚いた部分はあったのですが。最後のルッツのコンビネーションは絶対跳ばないとと思っていて、そこまで集中を切らさずできたので、今日はひと段落というか、一つの通過点として納得のできる演技だったかなと思います。

――表情がすごく素敵だなと思っていたのですが、演技中はどんなことを考えていましたか

今日は楽しむと決めていて、最初から自分に言い聞かせていました。これまですごく練習して、自分に厳しくやってきたので。今日は本当に楽しめましたし、見てくださっている方やリンクサイドの部員、今日来てくれている母、演技中は皆に感謝の気持ちを伝えたいという思いで心の底から踊ることができました。

――プログラムを選んだ理由を教えてください

やはり引退シーズンということもあって何か引退っぽい曲を使いたいというのが1番です。あと『ニューシネマパラダイス メインテーマ〜愛のテーマ』ということで、私の名前が入っていますし、一度は滑ってみたいとスケートを始めた時から思っていました。大好きな曲です。

――プログラムの注目ポイントを教えてください

最後のコレオのスパイラルです。先生からコレオを褒めていただけることってなかなかないのですが、シンクロを始めたこともあって、成長した部分だねとやっと褒めてもらえたので、そこは自信を持って、ぜひ見ていただきたいです。

――全日本インカレに向けて

構成の難易度を少し上げる(予定です)。これが最後の大きな試合になると思うので、スケートをやってきて良かったなと思えるような構成と演技内容にできるように練習を積み重ねていきたいです。

小林遙佳(政経2=埼玉・早稲田大学本庄)

――今日の演技を振り返っていかがですか

ノーミスができて自己ベストも更新できてすごく嬉しいです。

――練習でも調子は良かったですか

ここ最近は調子を上げてきてノーミスも何度もできていたのですが、1週間前から崩れてきてしまって不安との戦いでした。6分間練習は正直ボロボロだったのですが、自分の中で不安に打ち勝ってノーミスできて、結果的に自己ベストを更新できたのはすごく大きいなと思います。今までの練習で積み重ねできたものが出せたかなと思います。

――プログラムの見どころを教えてください

今シーズンから後半のコレオの曲と振り付けを変えたのですが、ボーカルが入って力強い見せ場になったので、そこの表現を頑張りました。

――全日本インカレに向けて

私の目標が全日本インカレで自己ベストを更新することだったんです。今回自己ベストを更新したので、また積み重ねていってより高い得点を狙いたいです。これから学校生活も忙しくなってくるので、体調にも気をつけながら練習して、3回転も入ったプログラムができたら良いなと思います。

金田桜季(商1=早稲田佐賀)

――今日の演技を振り返っていかがですか

今日はジャンプに大きなミスがなく満足のいく出来だったのですが、スケーティングの方には課題が見つかったので、悔しさもあります。

――今大会に向けて特に準備してきたのはどこになりますか

関東学生有志大会でもスピンのレベルが取れなかったので、スピンを準備したんですけど、今回も失敗してしまいました。

――今後の大会に向けては、またスピンに力を入れていくことになるでしょうか

スピンのレベルを確実に取っていくこと、回転を速くすることと、スケーティングを強化していきたいです。

――プログラムの注目ポイントを教えてください

最後のところで曲調が盛り上がるので、後半部分に注目してほしいです。

――次の大会に向けて

次の大会では、ジャンプだけでなく、スピンもスケーティングも結果を出せるように改善していきたいです。

市川昊之介(教1=東京・駒大高)

――今回の演技を振り返っていかがですか

中学3年生で1回スケートを辞めて、大学生になってまた始めたのですが、練習時間もあまり取れない中での久しぶりの試合で、及第点には乗ったかなと自分では思っています。

――久しぶりの試合で緊張はありましたか

緊張はしたんですけど、中学生の時ほどでなかったです。周りの人も明るく応援してくれて、そこはすごく助かったなと思います。

――今大会に向けての調子の上がり方はどうでしたか

本当に練習できていなくて、正直上がっていたかというと上がっていないかもしれないんですけど。曲もまとまらないままだったのですが、その割には上手くできたかなと思います。

――プログラムの見どころを教えてください

コレオですかね。今はまだ下手なんですけど、コレオのニースラをこれから見どころにしていきたいです。

――インカレに向けて

今はまだジャンプも揃っていないので、揃えられるジャンプを揃えて、人に見せられるくらいの演技を持ってこようと思います。

笠井美好奈(文構3=アメリカ・メティアヴァリー高等学校)

――今日の演技を振り返っていかがですか

滑っててすごく楽しかったです。今まではアラジンのプログラムだったのですが、今回は新しいプログラムで、この妖精みたいな衣装で出るのは初めてだったので少し緊張していたのですが、本当に気持ちよく滑ることができて、しかもノーミスで、本当に嬉しいです。

――頭の飾りは蝶ですか

はい!蝶です。このプログラムは白雪姫の実写版に出てきた曲で、本当に白雪姫になった気持ちで滑り切れたと思います。白雪姫は森の中に迷い込むプリンセスなので、蝶がいっぱいついているカチューシャを選びました。

――今大会に向け特に力を入れてきたところを教えてください

1番こだわってきたのはスケーティングです。今回は新しい振り付けだったので、コレオとかに時間をかけて、スパイラルでも綺麗な姿勢を保てるように練習を重ねてきました。ジャンプもアメリカに帰省しているとき頑張りました。スピンだけは今回全てBVとかだったので、この先頑張らないとなと先生と話しました。

――全日本インカレに向けて

インカレに出られるというだけで嬉しいんですけど、次はもっと強い白雪姫を演じられるように頑張ります。

梅本優花(教1=東京・早実)

――今日の演技を振り返っていかがですか

2本目の2回転サルコウで転んでしまって、そこがすごく悔しいです。

――今大会に向けての力を入れてきた点は

最初の2本の2回転サルコウは絶対に決めようと思って練習してきました。

――プログラムの見どころを教えてください

今回使っているのがすごく柔らかい曲で、ピアノの曲調と自分の滑りで、柔らかさを表現できていたら良いなと思います。

――今回の演技を踏まえて、次回以降にどう活かしていきますか

技の精度を高めると同時に、1つミスをしても次にミスが響かないように自分の気持ちをコントロールするのは大切だと思いました。

――次の大会に向けて

次の大会ではジャンプとスピンの構成も上げて、ノーミスできるように頑張りたいです。

宮本明依(ス1=富山中部)

――今日の演技を振り返っていかがですか

全体的にまとまりはしたと思うんですけど、ジャンプの回転不足だったり、スピンの回転速度が落ちてしまったり、色々なミスが出て点数が伸びなかったのかなと思います。

――今大会に向けて特に力を入れてきたところはどこですか

夏休み中は帰省していて、その間はリンクがないのであまり練習できなかったのですが、こっちに戻ってきてからの1週間は詰めてやって、ジャンプを特に強化してきました。

――プログラムの注目ポイントを教えてください

コレオのスパイラルからの流れです。タイタニックの状況を表現できるようにやっているので、そこを見ていただきたいです。

――次の大会に向けて

次の大会では、ジャンプの回転不足を無くしたり、スピンのレベルを上げたり、スケーティング力を磨いて、基礎点が伸びるようにしたいです。

坂﨑愛介(基理3=東京・早大学院)

――今日の演技を振り返っていかがでしたか

練習ではもう少し上手いのができていたんですけど…。特にスピンを頑張るのを目標だったのですが、少し上手くいかなくて、悔しい結果になりました。

――特に力をいれて練習してきたところはどこですか

とにかくスピンですね。足換えシットスピンをレベル4取ろうとしていたんですけど、少しずれてしまってレベル1になってしまって。もしそこが取れていたら1位だったと思うので、そこの違いが出てしまったかなと思います。

――ジャンプはしっかり決まっていましたが

スケーティングも今回いつも以上に滑っていませんでしたし、ジャンプ以外の下地の部分が今回良くなかったかなと。大事故まではいかなかったですけど、悪い部分が出てしまったかなと思います。

――プログラムの注目ポイントを教えてください

最後のコレオが1番盛り上がるところです。イナバウワーとかイーグルで1番魅せられるところかなと。今回ブラケットでよろけて引かれてしまって、GOEが0点になってしまったので、ここでプラスが取れるように頑張ります。

――全日本インカレに向けて

秋季交流戦を挟んで全日本インカレだと思うので、今回みたいにジャンプが上手くいかなくても、他で稼げるようにスピン、ステップの下地を作っていきたいなと思います。

浅間百合子(商3=東京・東洋英和女学院高等学校)

――今日の演技振り返っていかがでしたか

今シーズンは全日本インカレに出場することを目標に決めていたので、練習では何度もノーミスしていましたし、ノーミスでやりたかったというのが正直なところです。予定とはジャンプの要素も変わってしまったので残念だったのですけど、なんとか耐えました。

――練習の調子は良かったということでしょうか

波もありましたけど、比較的練習の調子は良かったです。ただ1週間前に風邪をひいてしまって、足も少し痛めてしまったので、どうなることやらと思ったのですが。昨日の練習が1番良くできて、今日もと思ったんですけど…残念でした。

――今回のプログラムについて教えてください

今回の曲は、「ウェンズデー」という映画の中でも使われている『Paint It Black』という強めの曲です。去年の『lover』が柔らかいしっとりとした曲だったので、そこから変えたくて、強くてかっこいい、少しセクシーな女性を踊りたくて選びました。でも本番は思うように身体が動かなかったので、これからはそこをきちんと練習していきたいです。

――今日の演技を踏まえて、次回以降の大会にどう活かしていきますか

練習でやってきたことの半分しか出せなかったなとすごく思うので、これからスケーティングとスピンのレベルをきちんと練習して、恥じないような演技をしていきたいです。