新入生インタビュー、第4回目に登場するのは山田琉伸(人通1=埼玉栄)。競技歴や今シーズンの目標などスケートに関する話のほか、人間科学部通信課程での大学生活についても話を伺った。
※この取材は6月10日にリモートで行われたものです。
ポーズをする山田
競技について
――スケートを始めた時期ときっかけを教えてください
小学校3年生の終わりから本格的にスケートを始めました。その前は幼稚園の頃から教室にちょっとだけ行っていました。スケートを始めたきっかけは、母がスケートが好きで連れていってもらって楽しかったからです。
――沖縄出身で現在は埼玉を拠点にされていますが、その経緯は
中学の終わりのときに、沖縄で習っていた先生に関東の高校を受けてと言われ、先生は東京に移動するという予定だったのですが、結局その移動がなくなって。 僕は埼玉の高校に受かったので、練習拠点を移しました。
――競技の魅力は何だと思いますか
あまり考えたことはないのですが(笑)。繊細なスポーツだと思うのですが、フィギュアスケートはスポーツという人もいれば芸術という人もいるんです。そういうところは魅力的というか、色々な観点から見れる面白いスポーツだなと思います。
――ご自身の強みは何ですか
ジャンプを試合の前に安定させて、安定した点数を出すことができるのが自分の強みだと思います。ですが、ジャンプを失敗してしまうと点数が出なくなってしまうので、ジャンプ以外のところで点数を取れるようにするのが課題だと思います。
――早稲田のスケート部に入部した理由は何ですか
高校1年の冬に大学を迷っていて、WASEDA ON ICEを見に行って、自分も早稲田のスケート部に入りたいなと思って入りました。
――憧れの早稲田の選手はいますか
羽生選手(結弦、令2人通卒)、島田高志郎選手(人通4=岡山・就実)、西山真瑚選手(人通4=東京・目黒日大)です。
――島田選手と西山選手とは交流はありますか
西山選手とは、部練の方で何回か一緒に滑らせていただいて、お話させていただきました。島田選手はまだお話したことはないです。
――入部して、フィギュア部門への印象はいかがですか
楽しい部活だなという印象です。楽しい中で、みんなで協力して上手くなっていける、良い環境だなと思います。
大学生活について
――大学生活は慣れましたか
あまり慣れていないです(笑)。
――高校生活との違いはどんなところですか
単位制というものに慣れていないと思って。高校の時は基本的には卒業できるし、そのまま進級できるのですが、大学は留年とかも平気でしちゃうこともあるかなと思うので、ちょっと今はまだ慣れていないです。
――普段はどんなことを勉強していますか
すごく幅広い分野を学ぶ学部なので、なんでもありみたいな感じで。英語もありますし。でも科学系がやっぱり多いのかなと思います。人間科学に関係したものなどが多いです。
――理系寄りの授業も多いのですか
基本的に理系っぽいことですね。
――印象に残っている授業はありますか
建築人間工学という授業があって、聞いていて面白いなと思います。
――どのような内容の授業ですか
建築に関する授業で、バリアフリーや、どのような家の作りが良いのかなどの話を聞けます。
――大変だなと思う授業はありますか
数学系が大変だなと思っています。理系に行こうと思っていたのですが、(高校の)スポーツクラスは理系がないということで文系に行ったので、高校数学の範囲外のわからない部分が出てきてしまって大変です。
――通信だとスケジュール管理などが大変なイメージですが、学業と部活の両立はいかがですか
あまりできていなくて、難しいなと思っています。
――スケート以外で、大学生活4年間の中でやってみたいことはありますか
お金関係の勉強を自分でしてみたいなと思っています。将来起業したいなと思っているので、それに向けて簿記などを勉強してみようかなと思っています。
今後の目標
――今シーズンの目標を教えてください
今練習している3回転アクセルと4回転ジャンプを降りられるようになることと、昨年は行けなかった全日本ジュニアに出場して上位に入って、(シニアの)全日本選手権に出場することです。
――今シーズンは基本的にジュニアの大会に出場ということですか
はい、そうです。
――大学4年間での目標を教えてください
大学4年間のうちに、1回は国際大会に出れるようになりたいなと思っています。
――ありがとうございました!
(取材・編集 吉本朱里)
◆山田琉伸(やまだ・りゅうしん)
埼玉栄高出身。人間科学部通信課程1年。所持級はシングル7級。