フィギュア部門新体制特集 【第1回】新入生インタビュー 斉藤彩花

フィギュアスケート

 今年度、早大スケート部フィギュア部門には5人の新入生が入部した。そこで、新しい環境でスケートに励む選手たちに話を伺った。今回登場するのは斉藤彩花(国教1=岡山学芸館)。競技のバックグラウンドや大学生活、今後の目標やビジョンについて語っていただいた。

※この取材は6月5日にリモートで行われたものです。

笑顔でポーズをする斉藤

競技について

――スケートを始めた時期ときっかけを教えてください

 スケートを始めたのは6歳のときです。たまたま幼稚園の友達に誘われて行ったときにすごく楽しかったので、始めました。

――競技の魅力は何だと思いますか

 小さい頃だったのであまりはっきり覚えていないのですが、スケートって特殊なスポーツじゃないですか。氷の上でジャンプをしたり回ったりというのをちょっとずつできるようになっていくのがすごく楽しかった覚えがあります。とにかく好きでずっと(スケートを)続けていたのかなと思います。

――ご自身の強みは何ですか

 私は全国レベルの選手ではないのですが、ジャンプなどの技術点ではない表現力やスケーティングの方が得意かなと思っています。

――フィギュア部門のインスタグラムには、シングル6級以外にブロンズ(アイスダンスの級)も所持されていると書かれていましたが、アイスダンスもされるのですか

 スケートはシングルでやっていたのですが、ケガをしてジャンプの練習ができなかったときに、「アイスダンスやってみない?」と声を掛けていただきました。そこで一応ブロンズまで取りました。

――アイスダンスはいつ頃されていたのですか

 中学校2年生から3年生の間です。ちょっとした大会などにも出場していました。

――今後アイスダンスに挑戦する予定はないということですか

 そうですね、あまり考えてはいないです。機会があればという感じですね。

――早稲田のスケート部に入部した理由は何ですか

 やっぱり早稲田のスケート部には長い歴史があって、有名な方も多いですし、憧れがありました。あと、WASEDA ON ICEを見に行ったときに、「すごく楽しそう、私も出たいな」と思い、入部しました。

――早稲田大学の選手で、憧れの方はいますか

 島田高志郎くん(人通4=岡山・就実)です。私は岡山出身なのですが、もともと小さい頃に同じ環境で練習していて、ずっと憧れでした。また部活で一緒になれて嬉しいです。

大学生活について

――大学生活には慣れましたか

 ちょっとずつ慣れてきたと思います。

――授業はもうほとんど対面ですよね

 そうですね、ちゃんと思い描いた通りの大学生活を送れていると思います。

――高校時代と比べて大変なところはありますか

 やっぱりスケジュール管理の部分です。(予定の)オーバーブッキングなどをすると誰かに迷惑をかけてしまうと思うので、そこに気をつけながら予定を立てています。そこが大変です。

――大学ではどのようなことを学んでいますか

 社会言語学や倫理を学んでいて、面白いです。あとは社会学などを学んでいます。社会科学部の英語版のような授業も取っています。

――大変だと感じる授業はありますか

 他の国際教養学部の子と比べるとまだ私は楽な方だと思うのですが、統計学がちょっと大変です。毎週小テストがありますし、私は数学が苦手なので一番の天敵かなと思っています(笑)。

――学業とスケートの両立はいかがですか

 私はまだスケートをゆるゆるでやっていて、ほぼ自主練習で一般滑走で滑っているので、まだ楽しめる範囲でできています。いい感じに両立できているなと思います。

――スケート以外のことで、大学4年間でやってみたいことはありますか

 私は早稲田祭の運営スタッフのサークルに入りました。そちらの方でも楽しく頑張っているので、チームのメンバーと一緒に早稲田祭を盛り上げていくのがすごく楽しみです。

今後の目標

――今シーズンの目標を教えてください

 私は高校時代、受験やケガで思うようにスケートを滑れていなかったので、まずはちゃんと試合に出られるくらいまでコンディションを整えて、戻すことを目標に頑張りたいです。(本格的にシーズンが始まる)秋学期には試合に出られたらいいなと思います。

――大学4年間を通しての目標やビジョンを教えてください

 私はまず、WASEDA ON ICEを盛り上げたいです。あとは、自分が納得できる演技を最後にできたらいいなと思います。

――ありがとうございました!

(取材・編集 吉本朱里)

◆斉藤 彩花(さいとう・さやか)

岡山学芸館高出身。国際教養学部1年。所持級はシングル6級、ブロンズ。