第4回に登場するのは、大久保優輝(創理4=東京・早実)、金子俊輔(商4=埼玉・早大本庄)、根本優樹(社4=東京・早大学院)、田中丸武(商3=早稲田佐賀)の4人。全員が早大の付属校、系属校出身ということでお互いの母校についての話をきっかけに終始和やかな雰囲気での対談となった。チームの面白い話やプライベートに関する話も含めて、チームの中心であるセーラーたちを掘り下げた。
「佐賀の校歌って『都の西北』じゃないでしょ?」(根本)
対談を終えて、みたらし団子を口にする根本
ー-自己紹介と、皆さん内部校出身なので「内部あるある」をお願いします
大久保 早稲田実業出身の大久保優輝(創理4=東京・早実)と申します。4年生です。スナイプスキッパーをやってます。内部あるあるは、内部生や部活の人とつるみすぎて大学からの新しい友達ができないことです。
金子 本庄出身の4年の金子俊輔と申します。470のクルーをやってます。内部あるあるは、大久保が今言ったのを言おうと思ってたんですけど、取られたので違うのを言うと・・・本庄出身というと「〇〇知ってる?」と聞かれますが、大体知らないっていう(笑)。
根本 早稲田大学高等学院出身の4年生の根本優樹と申します。スナイプ級のクルーをしています。内部あるあるは、高校以前の人脈を使って、テスト勉強をそんなにしなくても単位が取れる、だと思います。
金子 ・・・ふーん。取れてない・・・。
一同 (笑)
田中丸 早稲田佐賀高校出身の田中丸武です。470のクルーをしています。内部あるあるは、大学に入る前に、大学に入ってから内部生であることがバレるとと嫌われるんじゃないかと不安をもつことです。
ー-実際はいかがでしたか
田中丸 いや・・・特に。
一同 (笑)
ー-高校の時のお互いの学校のイメージどのようなものですか
田中丸 僕は早稲田佐賀という離れた土地にいたのでなんとも・・・(他の系列高校を)すごいなと思っていました。
根本 ここ(早大学院)だけ男子校だから、他は青春みたいな感じ。特に本庄は「リア充」みたいなイメージがめちゃめちゃあります。
金子 早実と学院は話に出ることはありますけど、佐賀のトークをした覚えはないですね。
一同 (笑)
田中丸 認知されてない!?
金子 認知はしてるけど(笑)。
根本 佐賀の校歌って『都の西北』じゃないでしょ?
田中丸 いや、そうですよ!『都の西北』ですよ。
一同 (笑)
金子 早実は?
大久保 早実違う。
一同 へー。
田中丸 一度、早稲田佐賀だけの校歌を作ろうみたいな・・・作って体育館で「これが新しい校歌です」って流したけどみんなから不評すぎてなかったことになりました(笑)。
一同 (笑)
大久保 特に無いけどなんか・・・学院は風変わりな人が多い印象があって。早実は校則が厳しかったのですが、本庄は校則が緩いと聞いていたので、そこはちょっと羨ましいなと思ってました。
金子 校則でいえば、(学院とは)あんま変わんない。
根本 うん。ここはめちゃめちゃ緩い。制服ないみたいな。大体さ、1年生の頭の(野球の)早慶戦で一緒に・・・行事で会うじゃん?
金子 あー野球のね。同じ日に・・・
大久保 ・・・行ってないんだよね。
根本 大体、学院はひょうきんなやつが本庄か実業の女の子に話しかけにいってLINEをもらえるかみたいなことで遊んでる(笑)。
金子 佐賀も来る?違う日だっけ?
田中丸 行きましたけど、同じ日だったか覚えてないですね・・・。
「試乗会に行ったらしゃぶしゃぶ食べ放題だというのに惹かれて」(根本)
楽しげに対談に臨む田中丸
ー-それではここから過去の話に入っていきます。それぞれのご自身の高校を選んだ理由はなんですか
田中丸 自分は長崎県に住んでいて、隣の県に早稲田に進学できる学校があるのを聞かされて、中学受験を受けさせられたって感じです。高校からも半分くらい入るんですけど、僕は中学受験をしました。
金子 僕は中学で海外の日本人学校に行ってたんですけど、その学校の先輩たちを見ていたら、早慶の付属校に行く人が多かったので、自分もそうなるんだろうなと漠然と思っていました。受験勉強をするってなった時に、付属校に入って高校生活を楽しみたいと思って受験しました。本庄の合格をもらったので、そのまま入りました。
大久保 僕は恥ずかしながら小学校から早稲田で。幼稚園の時に、早稲田に行きたいと言ったらしく・・・早稲田だけ受験をして受かったので入りました。物心ついたら早稲田にいました。
ー-そんな幼稚園生います!?
大久保 小さい頃のちょっと年上の知り合いの人が早稲田に行ったらしくて・・・でも、あんまり覚えていないです。
田中丸 その頃の方が意識高いんじゃないですか(笑)。
一同 (笑)
大久保 その頃が一番頭良かったって言われる。
根本 僕は高校から学院なんですけど、最終的な理由はそこしか受からなかったから、で。そもそも早稲田だと学院以外の付属を受験していなくて。他だと慶応の日吉とか学芸大付属とかを受けていて、早慶以上の付属校か進学校に行きたいと思って、いくつか受けた中で学院だけ受かったので学院に行きました。
ー-皆さんがヨットを始めたきっかけを教えてください
大久保 僕は父に連れて行かれて、小学校2年生の時に始めたんですけど、その時は海が怖くてすぐに辞めてしまって。もう一回、中2の時にヨットを初めて今に至るって感じです。
ー-それは部活とかではなくてですか?
大久保 そうですね。江ノ島のヨットクラブジュニアで始めて。部員の服部(陸太、スポ2=神奈川・鎌倉学園)とか桔川(翔太郎、政経1=英国・ACSインターナショナルスクールヒリンドン)と同じクラブで始めました。
根本 僕は、高校の部活動からで。高校でなんの部活動に入るかを悩んでいた時に、試乗会に行ったらしゃぶしゃぶ食べ放題だというのに惹かれて、行ってみて雰囲気が良いなと感じたのでヨット部に入りました。
金子 自分は大学から始めたんですけど、高校時代の部活の先輩がこのヨット部に所属していたということもあって。体育会の部活に入りたいなと思っていたところ、その先輩から声をかけていただいたので、試乗会に行きました。試乗会が楽しかったので、入部を決意しました。
ー-高校の時は何部でしたか
金子 ラグビー部でした。
ー-陸と海で違いますが、怖くなかったですか
金子 怖さは・・・100キロぐらいの人がぶつかってくる(ラグビー)の方が怖かったので、そんなになかったです(笑)。
一同 (笑)
田中丸 自分は大学入って、最初の頃はコロナの影響で大学にも行けなくてサークルもあんまりやってない中で、高校からの友達の青柳(建佑、法3=早稲田佐賀)が先にヨット部に入って。それで自分のことを誘ってくれて、それで試乗会に来て、いいな、かっこいいなと思って入りました。
ー-ヨットの他にやっていたスポーツはありますか
田中丸 テニスを中学から高校3年生までしてました。
大久保 小学校ではバスケをしていて、中学校ではテニス部でした。
田中丸 へー。
金子 初耳! テニスは知ってたけどバスケは初耳だった。
田中丸 なんか・・・どっちもできなさそう(笑)。
根本 昔から背高かったの?
大久保 そうだよ。テニスはまる(田中丸)よりはできる。
田中丸 えー?
大久保 分かんない(笑)。
根本 小学校の頃は野球と水泳をやっていて、中学は陸上部でした。
ー-スナイプと470はどちらにするかはどのように決めているのですか
大久保 スキッパーに関しては、体重が重い人は470には乗れないので、フィジカルがある人はスナイプのスキッパーになることが傾向が強いです。あとは大学に入る前に420という470に似ている種目があるんですけど、大学から入ってくる前にこれをしていた人は、そのまま470に乗ることが多いです。
根本 クルーは基本は希望制だよね。
金子 多分、僕だけ特殊だったんですけど・・・元々は、2〜3カ月くらいですけど、スナイプのクルーを肩書きとしてもっていました。1年生だったので、乗ってはないんですけど、サポートに徹していて。一応肩書きとしてはスナイプクルーだったんですけど、同期の47(470)クルーをしていた子が数名辞めてしまって、47クルーに誰か行かなきゃいけないとなった時に、僕に白羽の矢が立ったというか(笑)。そういうかたちで僕は470のクルーに移行することになりました。
田中丸 自分は試乗会でも470に乗せてもらって、470のクルーがかっこいいなと思って希望しました。
根本 僕は、高校で420のクルーもやっていたので、大学では違ったタイプの船に乗ってみたいなと思ったのと、高校時代の先輩がすでに47チームにいたので、その人と同じ大会に出るためには、スナイプの方出れるかなと思ってスナイプを選びました。本当は、金子が移動になるタイミングで、体格の関係的には自分が47に呼ばれるかなと思っていたんですけど・・・
金子 なぜか(笑)。
根本 そう(笑)。
金子 なぜか僕だったんですけど。当時はスナイプクルーをしていましたが・・・
大久保 乗ったことあったっけ?
金子 昼休みとかのレベルだったけど、3年くらいた経った今、振り返ってみると470のクルーでよかったなと思っていて、ネガティブな感情は無いです。どっちに乗っていてもそう思ってたと思いますけど。
「ここではやらないですよ?(笑)」(金子)
真剣に対談に答える金子
ー-ここまでのヨット部生活で印象に残っていることはなんですか
金子 僕は、2年生の時の全日本インカレ(全日本学生選手権)の最終日の最終レースで先輩と乗らせてもらって、1位を取れた時のトップホーンを鳴らした時の瞬間は今でも覚えています。あの音は忘れられないです。
田中丸 自分は、去年の全日本インカレの2日目で先輩と交互に乗せてもらって。風が強い時は自分で弱い時は先輩がというかたちで乗っていたのですが、一番大きな大会で風が強い時に乗るってなって緊張したんですけど、でも、僕が一番最初に乗ったレースの結果は4番だったのですけど、1上マークで1番だったので、その時はよかったです。
大久保 僕は去年の全日本個人選(全日本学生個人選手権)で、早稲田で1、2、3位をとったことが印象的です。入部当時から尊敬して追いかけていた先輩と同じ表彰台に登れたので、めっちゃうれしかったです。その次の週にインカレがあって、その勢いをつけて優勝できたので、印象に残っています。
根本 今年の、全日本個人選の最終レースです。(そのレース自体の)結果は4番だったんですけど。前日まで3番だったのが、最後レースで逆転できて優勝できました。けれど、すぐにはその優勝に気がつけなくてあたふたしてしまったのですが、結果が出せたこともあって、記憶に残っています。
金子 あの時って、ゴールした時なんて思っていたの?
根本 1上に行く時点で4番で、このまま行けば優勝だぞとペアで話していたけど、最後の3マーク回る直前で陸太が「あれ?これ勝ってないんじゃない」と言い出して。自分は勝ってるつもりでいたんだけどちょっと分からなくなっちゃって。その時はそのまま行ったら負けると思っていて、3番の京大に審問出せる状態だったから、もう審問で勝つしかないねってフィニッシュしたら同志社がめっちゃ喜んでいて。で、監督の方行ったら「お前ら勝ったぞ」って言われて、あれ?みたいな(笑)。
ー-部活動の生活の中で面白かったことはありますか
根本 1年生の頃に、ご飯の当番の時にドライカレーを作り終えて2階から1階に運ぶ時にひっくり返してしまって。あたふたしてしまった時に、たまたまその場にいた金子が嫌な顔せずに片付けを手伝ってくれました。そのおかげでなんとか人数分のご飯も用意できて、時間にも間に合ってっていうことがあって、それは印象に残ってます。・・・覚えてる?
金子 僕は印象に残ってない(笑)。
ー-最近あった面白いことなどでも
田中丸 うーん・・・ないな・・・。
根本 えー? 俺、全員の話出せるよ(笑)。まるは・・・去年の実技でこの合宿所に初めてみんなで来た日に、現在の3年生(当時2年生)の中から1人実技メンバーを削らなくてはいけないという話がありました。その時に、真っ先土下座をして「どうか僕を外さないでください」と頭を下げてきたのが・・・
田中丸 そんなこと言いました!?
根本 動画か写真も残ってるよ!
田中丸 えー!
金子 俺のは?
根本 金子は・・・同志社戦の芸出しで一番笑い取ってた。何やってたか覚えてる? 教習所でよく流れてるビデオに出てくる佐藤さんのモノマネって言ってやって、同期の中で一番笑い取ってた。
一同 (笑)
金子 ここではやらないですよ?(笑)
田中丸 えーちょっと今度やってもらおう。
根本 大久保は早慶戦でラコステってやったの覚えてる?
金子 この文化、コロナでなくなっちゃって・・・
田中丸 来週(同志社定期戦)やります?芸出し。
「(パリは)めちゃくちゃ好きな街の一つ」(大久保)
はにかんだ笑顔を見せる大久保
ー-では、少し真面目な話に移ります。競技の中での強みはどこだと考えていますか
金子 捉え方によっては競技外みたいになってしまうかもしれないんですけど、レースの合間のスキッパーとのコミュニケーションで、そのレースが悪かったとしても冗談とか笑える話をして、いい空気を作るというのは自分の強みというか、ヨット競技を4年間やってきてそういうところも大切なのかなと思っています。そこは強みというか意識しているところですが、自分の特徴なのかなと思います。
田中丸 僕も同じようなことですが、何か嫌なことがあっても表に出さずにいつも通り過ごせるのは今後も続けていきたいなと思います。
金子 ペアだから言えるんじゃない? お互いの(笑)
大久保 お互いじゃなくていいでしょ(笑)。
根本 自分は競技中のスキルとかにあまり自信がない方なので、それ以外のところで他のクルーに負けないようにと思ってヨットの整備や準備には一応時間とこだわりを持ってやっているつもりです。
大久保 僕は追い上げ力かなと思っていて。高校まで何の実績もないまま日本一を獲って当たり前のようなスキッパーがいるところに飛び込んだんですけど、ずっと誰かを追いかけ続けて追い上げてきて、何とか帳尻を合わせてやってきたつもりなので、そういったところでは追い上げ力が自分の強みかなと思ってます。
ー-4年生の皆さんはインカレの後でやりたいことはありますか
田中丸 遊びまくる?
金子 夏季休暇とか冬季休暇とかの長期休みは合宿生活が長くて、海外とかも含めて旅行に行けてなかったので、時間ができる分そういうこともできる余裕があるかなと思って、旅行とか行ってみたいです。しっかり勉強して卒業しないといけないので(笑)。卒論の執筆や英語の勉強もしていきたいなと思ってます。
大久保 やっと自由な時間が手に入るので、今のところパリと南米に行く予定です。
ー-なぜその二つを選んだのですか
大久保 パリは小学校の時に家族と行って、めちゃくちゃ好きな街の一つなのでもう一回行きたいのと、南米はウユニ塩湖とかマチュピチュとか人生で一回は見とかなきゃいけないなと思って。社会人になったら行けないと思うので、この機会しかないということで選びました。
金子 パリが大好きな街はオシャレすぎる(笑)。
大久保 まじでパリいいよ。
田中丸 恥ずかしいっすよ(笑)。
一同 (笑)
根本 僕も旅行とか行きたいんですけど、土日の使い方も分からないし、今旅行の予定ないし、卒論もないので、今のところアルバイト以外にすることがない・・・。
田中丸 じゃあ部活に遊びに来てくれるってことで。
根本 部活から距離を置かせていただきたい・・・。
根本 しっかり働いてお金貯めて社会人の準備しようかなくらいしか思ってないです。
金子 真面目(笑)。
ー-早スポから見ていると部活動を引退すると金髪や赤髪にするなどがあるあるですが、髪を染めたいなどはないですか
田中丸 やめた方がいいですよ。誰も似合いそうな人がいない(笑)。
根本 全員ブリーチなんかしたら変なことになりそう。
田中丸 大久保さんは・・・染めたことありそう。
金子 染めたことある? 根本ありそう。
根本 茶髪はある。てか1年生の時は茶髪だったよ?
金子 そうだっけ?
根本 覚えてない?(笑)
大久保 金髪だったよね?・・・茶髪か。覚えてる覚えてる。やばいやついると思ったもん(笑)。
根本 そんなに評判も良くなかったし(笑)。
金子 引退してみないと分からないですね。
根本 パーマくらいなワンチャン・・・
田中丸 坊主がいいっすよ。
大久保 それまるだろ。一番坊主似合うよ。
田中丸 やんないっす。
ー-今後ヨットとはどのように関わっていきたいと考えていますか
金子 しばらくは距離を・・・置こうかなと・・・考えてます。
大久保 僕はヨットを続けている理由が速い船に乗ることだったんですけど、いつの間にかヨット種目の中で一番遅い船に乗っているので、引退したら速い船に乗りたいなと思ってます。あとは、金子と鈴木(義弘、スポ4=山口・光)とドラゴン級で世界一目指します。
根本 そんな話してたの?(笑)
金子 夢物語(笑)。
田中丸 それも別に速くないですけどね(笑)。
根本 僕も何らかのかたちで関わりたいなとは思っていたんですけど、ちょっと船酔いが激しい方なので大きいクルーザーとかには向いてないなと思っていて。ただ、かといってスナイプとかディンギーはもういいかなって思っているので、どうしよっかなと考え中です。
田中丸 ラバーで練習に出てもらって・・・。
根本 コーチングに興味がないので、やるとしたら・・・
大久保 ないんだ! めちゃめちゃありそうなのに。
金子 うまそう。
大久保、学生連盟に入っていたので、どちらかというと運営とかの方をやりそうなのかなとぼんやり思ってます。
田中丸 承知しました!
金子 早稲田びいきの運営を(笑)。
根本 呼ばないでください!
――全日本インカレを戦う琵琶湖は海とは違った風などがあると思います。そこに対する不安や対策などはありますか
田中丸 寒くないように、暖かいウエット(スーツ)を持っていきたいです。
金子 全日本インカレ前に何回か琵琶湖で大会経験を積むことができるので、そこでしっかり船の走らせ方や風の傾向をみんなで話して早稲田全体でいい状態で全日本インカレに臨みたいなと思います。
大久保 琵琶湖の地で不確定要素のすごく高い中で行われるので、絶対何かが起こると思うので、最後まで集中力を切らさないことと、自分たちが想定しなかったことがあっても、ヨットは大会が一日で終わるわけではないので、みんな鼓舞しながら諦めずに戦って優勝したいと思います。
根本 普段起こらないことが起こるといろいろ聞いているので、そういった時にも物怖じしないような心構えだけはしていきたいなと思います。
――最後に全日本インカレへの意気込みをお願いします!
田中丸 自分は昨年まで先輩と乗らせていただいて、今年は同期の石川(和歩、スポ3=香川・高松商業)と乗っているんですけど、だんだん成績も安定してきて新しい船に乗せてもらっているので、琵琶湖でも自分たちの艇が大きく崩すことなく、みんなを盛り上げていけるような存在になれるように、成績という面でもメンタル的な面でも明るくいきたいなと思います。
根本 まずは絶対に総合優勝したいっていうのはもちろんですが、総合優勝して、その時の喜びを、今年のチームビジョンでもあるんですかけど、全員で分かち合いたいと思っているので、それが実現できるように残りの期間も最後まで全員で戦い抜けるように、自分にできることを精一杯やりたいなと思います。
金子 僕も上級生になってレースに出させていただく機会も増えたんですけど、僕がレースに出れているのはいろんな人の支えがあって、下級生の支えはすごい感じているので自分がレースに出させてもらう立場としてしっかり最後まで諦めずに戦って、下級生みんなと喜びを分かち合いたいなと思っています。
大久保 ヨット人生最後の学生の大会なので、結果にこだわって絶対優勝して、みんなでいい雰囲気の中、最後の大会を終えられればいいなと思います。
――ありがとうございました!
(取材 足立優大、落合俊、田島璃子 編集 鬼頭里歩、栗田優大、宮島真白)
全日本インカレの意気込みを書いた色紙を手に、琵琶湖で撮っていただきました!
◆田中丸武(たなかまる・たけし)(※集合写真左)
2001(平成13)年6月26日生まれ。早稲田佐賀出身。小学部3年。470級クルー。周りが4年生3人の中、唯一の3年生としての参加となりましたが、鋭いツッコミで場を盛り上げてくださいました!
◆根本優樹(ねもと・ゆうき)(※集合写真中央左)
2000(平成12)年12月10日生まれ。東京・早大学院出身。社会科学部4年。スナイプ級クルー。対談に参加した早スポ員からは「学院っぽい」と言われていた根本選手。2年ぶりのその言葉に心なしか悲しげな様子を見せていました・・・。
◆大久保優輝(おおくぼ・ゆうき)(※集合写真右)
2000(平成12)年4月30日生まれ。東京・早実出身。創造理工学部4年。スナイプ級スキッパー。対談ではとにかくいじられていた大久保選手ですが、忙しい建築学科に所属しながらスナイプリーダーも務めるタフさでチームを引っ張ります!
◆金子俊輔(かねこ・しゅんすけ)
2000(平成12)年5月14日生まれ。埼玉・早大本庄出身。商学部4年。470級クルー。爆笑必至というモノマネをもつ金子選手。対談中も多くの笑いを誘い、あたたかい空気をつくってくださいました!