【連載】インカレ直前対談『be champion be challenger』第3回 倉橋直暉×鈴木義弘×石川和歩×服部陸太

ヨット

 第3回に登場するのは、倉橋直暉(スポ4=福岡・中村学園三陽)、鈴木義弘(スポ4=山口・光)、石川和歩(スポ3=香川・高松商業)、服部陸太(スポ2=神奈川・鎌倉学園)の4人。全員が10年以上のヨット歴を誇り、早大が全日本インカレ優勝を果たす暁には大活躍が見られるであろうスキッパーたちだ。幼少期から面識もあるという彼らだが、この対談の中では改めてお互いへの印象やチームのことについてお話を伺った。

「このヨット部で日本一を取ると決めて入ってきた」(服部)

対談に臨む服部

――自己紹介を簡単にお願いします

鈴木 4年の鈴木義弘です。スナイプ級に乗っています。

服部 同じくスナイプ級のスキッパーをやっています、スポーツ科学部2年の服部陸太です。よろしくお願いします。

倉橋 470級のリーダーをやらせていただいています、スポーツ科学部4年の倉橋直暉です。よろしくお願いします

石川 同じく470級のスキッパーをやっています、スポーツ科学部3年の石川です。よろしくお願いします

――お互いの印象について教えてください

鈴木 この二人(倉橋と石川)は無口で寡黙な人間だという印象でした(笑)。でも、話していると二人とも寡黙ではなくて、意外とうるさい一面もあるので、すごく可愛いです。服部とは昔からの仲なのですが、大学生になってからは意外と大人という印象を持っています。

――どういうところが大人なのですか

鈴木 ちゃんと物事を考えてやっているので、いろいろなところで海の上でも陸の上でもミスが少ない人間です。

服部 直暉さんは、僕がジュニアのオプティミスト(OP)級の時から日本で一番速い選手で常に憧れの存在で、直暉さんの影響もあってこの大学を選んでこのヨット部で日本一を取ると決めて入ってきました。今もクラスは違いますが、470級で日本一を競う憧れの選手です。和歩さんは、この中で一番付き合いが短いのですが、僕が出たインターハイや国体で優勝されている選手で、その時はただヨットが速いことしか知りませんでした。この部活に入って直暉さんがいない時に、リーダーシップを発揮している一面が見れて尊敬している選手です。義弘さんは、オリンピックを目指している選手で、ヨットの部分では何も勝てない一番すごい選手だと思いますが、ユースの頃から仲良くしてもらっていてボーリングに行ったりご飯に行かせていただいたりと、よくしていただいている先輩です。

倉橋 陸太は昔から仲が良くて、かわいかったのですが、改めて大学に入ってみると大きくなっていて、いい育ち方をしているなと(笑)。今でもかわいいのですが見た目も心も大人になっていました。よっしー(鈴木)は、セーリング界では圧倒的な成績を残している選手で、最近スナイプ級に乗って戦っています。(自分は)470なので(スナイプ級の)細かい部分は分からないのですが、技術的なところが違うなと感じます。スタートを見ていても、いい意味で周りと違う動きをしているので、改めてすごい選手だと感じました。石川は、僕もジュニア時代は知らず、大学に入って初めて知った選手で最初はポーカーフェイスで無言というイメージだったのですが、実際接してみるといろいろなことを考えていて、後輩の世話などすごく気にかけているので、スポーツマンとして素晴らしい選手だと思います。

石川 義弘さんは・・・。いや、僕もジュニアからヨットをやっていたのですが、その頃から三人がすごく成績を残していて・・・。僕は高校生から本格的にやり出したのですが、昔も今も変わらずすごい人たちだなと思います。その中で一緒に競技をやれている自分は幸せかなと思います。

――お互いの意外な一面はありますか

鈴木 考えておけばよかった(笑)。(陸太が)料理大好きとかかな(笑)。

服部 作るのは好きですね。

――得意料理は

服部 小さい頃から木曜日は餃子と決まっていて、それをよく手伝っていたので、餃子は得意料理です。

服部 直暉さんの意外な一面か・・・。裏表がないので、意外な一面がないです(笑)。筋肉大好きという部分は意外な一面ではないので。

倉橋 僕は発している言葉通りのことしか考えてないです。

鈴木和歩は、後輩大好きですね。面倒見がいいと思います。普段は「あー」て感じなんですけど・・・(笑)。すごく部員のこと、特に後輩のことを気にかけてくれていて、周りが見える人だと思います。

――ご自身もそう感じていますか

石川 人に好かれたくはないですが、人に嫌われるのは嫌なので、無意識でうまくやっているのではないかなと思います。

倉橋 よっしーの意外な一面か・・・。何も隠してないです。意外か分かりませんが、結構広い年代と仲良くできるコミュニケーション能力が長けていると思います。何個年下でも、仲良くして慕われています。そんな小さな子でもよっしーは知ってるという感じで、みんな「よっしー」と呼んでいる印象ですね。

――小さい頃からそうして呼ばれることはありましたか

鈴木 逆に昔の僕はみんな知っていると思いますが、結構ツンツンしていて、遠ざかれる存在だったと自覚しているのですが(笑)。それが中学生ぐらいから性格が丸くなり、みんなと仲良くしたいなと思っていたら、今みたいになりました。寂しかったのだと思います(笑)。

一同 (笑)

「ヨットは大好きですね」(鈴木)

質問に答える鈴木

――みなさんジュニアからやられていると思いますが、最初にヨットを始めたきっかけを教えてください

鈴木 僕は父親が大学時代にヨット部に出会い、そこでヨットが好きになったみたいで・・・子供にもやらせたいということで、2個上の兄と地元のクラブに行ったのがきっかけです。

――その頃はどう思っていましたか

鈴木 小学校4年生頃までヨットは嫌々でやっていました。その頃は周りはポケモンにハマっていて、休日は友達の家に行ってゲームしてという生活がうらやましかったので、ヨットが好きではありませんでした。

――今はどうですか

鈴木 今はオリンピックの活動が精神的にも体力的にも苦痛が伴うのですが、それを抜きにして考えるとすごく好きです。オリンピックって入ってくるとどうしてもこうなっちゃうので辛いことばっかですけど、大学に来て初めてみんなと団体のヨットをやって、ヨットって面白いのだなと改めて思ったので・・・。ヨットは大好きですね。

服部 ほとんど一緒ですが、親がヨットをかじったことあるくらいなのですがやっていて。海の目の前に住んでいて、ヨットクラブの体験に行ったのがきっかけです。最初は海が怖くて、落ちるのが怖いという恐怖心でいっぱいで、僕は記憶にないんですけど親は怖くて泣いていたと言っていました。

倉橋 僕は親が共にやっておらず、実家が海に近い場所だったので、ヨット体験教室というのをやっていて、そこに行ってヨットに乗ってみたら面白いと思って始めました。

――どんなところが面白かったですか

倉橋 そこまでは覚えていないですね(笑)。ただなんとなくハマってやっていました。

石川 僕も両親や身内はヨットをやっておらず、知人がウインドサーフィンの競技を昔行っていた人で、地域のクラブで新しくクラブができるよという話があって。体験会に行ったことがきっかけで始めました。

――どうでしたか

石川 昔いろいろな習い事をしていて、週7で習い事に行っていたのですが、全部やらされているような感じで、自分から行きたいと言ったのはこのヨットという競技だったので。多分そこからヨットが楽しいから行ってやっているのではないかと思います。

――他の習い事はなんですか

石川 いろいろやっていたんですよ、本当に(笑)。和太鼓、書道教室、英会話教室、よく分からないですが家の横に教会があるのですが毎週日曜に通わされて歌わせられたりしました(笑)。あとはカヌーをやったり、トランポリン、体操みたいなことをいろいろやりながらでした。

――何か今に生きていることはありますか

石川 全くないです(笑)。でも強いて言うなら、字はさほど下手ではないと思います。

――色紙を書いていただく時に生きますね!

石川 それは・・・(笑)。もう今は書けないですね(笑)。

――大学に入ってからみなさんが忘れられなかったレースは何ですか

倉橋 僕は2週間前の秋インカレ(関東秋季学生選手権)です。最終で逆転したレースで、僕と石川がワンツーで回って、飯田(澪、スポ2=山口・光)が最初悪かったのですがしっかりと上げてくれて日大に逆転できたというレースです。ずっと負けていてやっと勝てたので、すごくうれしかったですし、一番いいレースでした。

服部 近々で言うと、僕も同じ2週間前の秋インカレのレースです。今まで昨年までだったら優秀なメンバーがそろったチームでも実力的にも勝てなかったチームにも今年勝てたということはすごくうれしかったです。

鈴木 僕は今年の7月の中旬に行われた東日本スナイプ選手権という大会ですね。それまでずっと東京オリンピックを目指してやり、オリンピックが終わるまで代表選手のパートナーをやるというような、部活とは違う活動をさせてもらっていて。その中でこういう機会を与えてもらって部員として参加した初めてのレースでだったのですが、そこで2年生の大野(誠真、社2=東京・国学院久我山)と出ました。1日目はあまり調子がよくなく、2日目に後輩から「今日は1位を獲りましょう」と言ってもらって。その直後のレースで理想に近いかたちでレース展開をしながら1位でフィニッシュして、後輩とハイタッチをしたことが今でも忘れられないです。気持ちよかったですね。

石川 僕は大学に入って1年半ぐらいチームとして戦ってきたのですが、それまでは完全に一人乗りのヨットをやっていて、個人戦にかける思いは人一倍強かったです。ただその中で、そう思っていた自分が昨年の団体戦の全日本インカレ(全日本学生選手権)で勝った時にチームで戦う良さを肌で感じて。自分もこういうチームを作りたいと思ったので、昨年の全日本インカレが一番記憶に残っている大会です。

「今日本一いい状態にいる」(倉橋)

回答を考える倉橋

――現在のスナイプチームと470チームの雰囲気を教えてください

倉橋 470チームでいうと後輩がすごく元気で、その元気を僕ももらって、その雰囲気が全体にも伝わってみんなモチベーション高くやれている印象です。それにプラスして、2週間前の大会で優勝してすごく勢いづいている状態なので、今日本一いい状態にいると思います。日本一の状態でインカレに臨めると思いますし、とにかく後輩がすごく元気で助かってます。

鈴木 スナイプチームは楽しそうじゃない? すごく元気で・・・悪く言えばうるさいのですが(笑)。先輩後輩の壁がいい意味で薄いというか、会場でのコミュニケーションも多いですし、全員が全員をライバルとしてみている感覚があるので、練習の質も高いなと感じています。

――鈴木選手が7月に入って参加し始めたと思いますが、その前後での違いはありますか

服部 (鈴木が)驚異的な武器を持っているので、そこはチーム全体がそれに衝撃を受けて、より一層練習が刺激的になった気がします。

――他大学と比べて早稲田のヨット部のすごさはどこにありますか

鈴木 僕がいろいろな大学と仲がいいので、いろいろ見ていると、早稲田大学の圧倒的な違いはみんな地頭がいいので、会話の質が全く違うなと。ミーティングで話している内容も違いますし、他の大学と比べて、早稲田大学の学生は一回アドバイスしたことを自分で考えてすぐに行動に移せるというのがあった。それは才能というか・・・ヨットに限らず、言われたことをすぐに実行できる人は成功できる人だと思いますが、そうした人たちが桁違いに多いなというのは間違いないなと思います。

倉橋 他大との違いは早稲田は初心者が多いということです。協調性があるチームだからこそ積極的にアドバイスをし合いますし、お互いに気を使って自らアドバイスしに行くという環境が整っている思うので、協調性という部分は他大よりも圧倒的にあって、成長しやすい環境がそろっていると思います。また、早稲田は練習量にこだわっているので、その大学よりも練習量を大事にしていることも強みの一つだと思います。

――4年生のお二人に質問させていただきます。早稲田大学での4年間を振り返っていかがですか

倉橋 振り返ると1年生の頃は生意気な後輩だったんですよね。それは今すごく反省しているのですが、過去の自分を殴りたいというか(笑)。反省すべきだなと思います。また、コロナウイルスが2年生の時に流行ってしまって、それで部活ができなくなったり、授業もオンラインになってしまったので、正直大学の授業に対する思い入れがほとんどなくて。友達もできなかったですし、そこはすごく残念だと思います。部活動の中では他大に友達ができたり、チーム内にも一緒に戦う仲間がいっぱいいたので。一番の思い出は部活で、日本一を目指して頑張れたことがやっぱり今後もずっと思い出として残るのではないかと思います。

鈴木 僕が大学1、2,3年生の頃は、本当に1カ月に1回ここに来るかどうかの幽霊部員だったのですが、それでも各代に、最後の全日本インカレでそれぞれドラマがあり、それは各代に思い入れがあって優しくしていただきましたし、今年4年生で参加して3カ月ぐらいですけど。今年が一番長くいるのですが、共通して言えるのはこんな身勝手な自分でも家族のように接してくださる部員の方が多くて、それは本当に感謝しています。今年の全日本インカレはなんとしても勝って終わりたいと思います。

――鈴木選手は部としての活動にそこまで関わらずも、ヨットに携わってきたと思いますが、1年生の頃と4年生の頃と比較してチームの変化で感じる部分はありますか

鈴木 一番は470チームが今年に入って圧倒的に明るくなりました。急に。今まではスナイプチームだけが馬鹿みたいにお祭り騒ぎをしてて、こちら(470)はお通夜みたいな(笑)。 去年あたりから徐々に明るくなってきたと思うのですが、特に1年、2年の頃は怖いなと思うぐらい毎日がお通夜ムードだったので。そういった意味で僕がドンドン学年が上がっていくにつれて先輩後輩の縦の関係は大事ですけど、いい意味でコミュニケーションの質が上がったからこそ違いが出てきたのかなと思います。

倉橋 確かに僕が1年の頃は470チームは全く元気がなく、結構ワンマンチームだったんですよね。4年生にエースを務める女子選手がいたのでその人がひたすらいろいろレクチャーしてという環境だったのですが、下級生が自ら考えるような環境ではなかったと思います。2年時もそれが続いてしまったのですが、去年あたりから元気が出てきて、今年は元気な後輩がたくさん入ってきてくれたので、その影響もあってすごく元気のあるチームになりましたね。過去よりは絶対に元気があると思います。

――今シーズンの調子はいかがですか

服部 去年まで全く前を走れるような技術を持っていませんでしたが、今年に入って徐々に自分のいいところだったり悪いところだったりが顕著に現れ始めて・・・。自分はいい時もあるんですけど、大事な時に何かをやらかす面もあって。結構昔から悪い呪いで、「2」がつく数字は自分にとって不吉で、ヨットで言うと2レグ目、2レース目、2日目などよくやらかすので、インカレではそれがないように結構気をつけようと思ってます。

倉橋 悪くはないと思いますが隙は絶対あって。僕も周りが見えない時もあるので。インカレは72艇いて、スタートやレースの中の前半の方はいろいろな船が密集していると思うので、そういった時に周りが見られるかどうかが鍵になってくるかなと思います。そこで周りを見られれば前を走れるのではないかと思います。

石川 僕はあんまりここ1カ月、本格的に(調子が)いいなとは思わないのですが、直近の大会でも、半年、1年を通して見ると、そこそこの成績は残せていると思うので、今まで積み上げてきたものを信じてインカレに臨みます。

鈴木 チームの調子としては抜群にいいなと思ってます。この前の秋インカレでも成績が示している通りなので、このまま順当にいけば、というかたちなんですけど、結局は選手の心で・・・。日本人というか、この大学アマチュアスポーツの結果って、実力とかスキルとかよりもメンタルの部分で全て変わってくると思っているので。そこを、部員全員がしっかりとやるべきことはやるというマインドを全8レース持ち続けられれば、必ず勝てると思います。鍵はスキルではなく、メンタルの問題だと思います。

「チームが勝てるような取り組みをしていきたい」(石川)

質問に耳を傾ける石川

――琵琶湖という風のない会場だと思いますが、どういった印象をお持ちですか

鈴木 僕も行ったことがありますが、本当に10メートル離れているだけで違う風が吹いていたりするので、必ず、全大学、全員がレースの展開が荒れちゃうんですね。僕たちも含めて全大学、各クラスの144艇で誰も正解が分からず琵琶湖に行って、正解が分からないままレースが始まってしまう中で、レース中に失敗をしながらもメンタルの浮き沈みをせずにできるかが琵琶湖で勝てる選手の必須条件だと思ってます。

服部 僕は琵琶湖の経験がなく、ジュニアの頃からこの江の島、相模湾でやっていて、そもそも湖でセーリングしたことがほとんどないのですが、行ったことのある人からも聞くように、風がなかったり変な風が吹いたり・・・。そういうことを聞いて少し不安はありますが、どんな海面でも速い人は速いので、チームの秋インで残した結果とか今までの結果を信じて関東初の優勝校になれるように頑張ります。

倉橋 僕は琵琶湖に3回ぐらい行ったことがありますが、正直あんまり記憶がなくて。みんなが言うように、風がないという中で僕が大事になると思うことは、よっしーとほとんど一緒ですが、ミスした時にいかに立て直せるかだと思います。陣が悪い時に空回りしてしまってどこかに言ってしまうような選手は安定していないコンディションの時は特にずっと悪い状態が続くと思っているので。どれだけ気持ちを切り替えて次の思考にいくかが鍵だと思うので、そこをチーム全体で徹底して関東勢初の優勝校になれたらと思います。

石川 僕も昔に少しくらいしか琵琶湖に行ったことがないので、琵琶湖がどういうところかっていう記憶が薄いので・・・周りから聞く話で思うのは、一個のミスで失うものがすごく大きなものになり得るので、まずはそういう大きなミスをしないことは必ず心がけようと思います。あとは今まで通りに簡単にレースを組み立てていけばそれなりの順位は取れるかなと思っています。

――最後に意気込みをお願いします

鈴木 僕は最初で最後の全日本インカレなので。それでも僕は大会出るたびにずっとモットーにしているのが「どんな地方大会でも大きな大会でも同じようなレースをする」というもので。それが高校時代からのモットーなので、淡々とヨットレースをしていきながらも早稲田大学が、チーム全員がどう勝つかを最優先事項として最後に校歌を歌えたら幸せだなと思います。

服部 僕は初めての琵琶湖で・・・結構不安もあって、かつスナイプで一番艇に乗らせていただいてて。去年とはまた違って、ポイントを取って帰ってこなければならないという役割にいるので、そこに集中して気持ちで負けないように最後まで頑張ります。

倉橋 僕は謙虚な姿勢を大事にしていて、どんな時でも初心の心を持って戦うことを大切にしているので、どんな状況でも全日本インカレでもその気持ちをもって落ち着いてレースをすることと、みんなで活動してみんなで協力してみんなで戦うことはおそらく最後なので周りにもしっかり感謝して、全員と一緒に戦っているという気持ちでレースしたいと思います。

石川 僕は難しく考えすぎず、自分のレースをしようと思います。チームとしてはコミュニケーションや情報共有を欠かさずにやって、チームが勝てるような取り組みをしていきたいと思います。

――ありがとうございました!

(取材 足立優大、落合俊、田島璃子 編集 足立優大、宮島真白、森田健介)

全日本インカレへの意気込みを書いていただきました!

◆石川和歩(いしかわ・かずほ)(※集合写真左)

2002(平成14)年1月13日生まれ。香川・高松商業出身。スポーツ科学部3年。470級スキッパー。数え切れないほど多くの習い事をしてきたという石川選手。中でも、ヨットは初めて自分からやりたいと思えたものだそうです!

◆倉橋直暉(くらはし・なおき)(※集合写真中央左)

2000(平成12)年10月10日生まれ。福岡・中村学園三陽出身。スポーツ科学部4年。470級スキッパー。470リーダーを務める倉橋選手。対談では「一面しかない」と言われ、裏表のない素直な人柄だと紹介されていました!

◆服部陸太(はっとり・りくた)(※集合写真右)

2002(平成14)年9月9日生まれ。神奈川・鎌倉学園出身。スポーツ科学部2年。スナイプ級スキッパー。意外(?)にも料理が得意だという服部選手。寮生活では生きそうな特技ですね!

◆鈴木義弘(すずき・よしひろ)

2000(平成12)年1月3日生まれ。山口・光出身。スポーツ科学部4年。スナイプ級スキッパー。早大の最終兵器、ワールドセーラーと称される鈴木選手。インカレでは琵琶湖の水上を疾走します!