秋季東京六大学定期戦での華々しい勝利から1週間、関東秋季学生選手権(秋インカレ)が開催された。春は慶大に首位を譲るという悔しい結果になったが、その雪辱を晴らし、両クラス優勝、そして総合優勝の完全優勝を飾った。
470級は3レースを消化した初日を1位で終えるも、2日目に行われた4レースの結果で強豪・日大に逆転を許す。8ポイント差で最終日・残すラストレースに臨んだ。迎えた第8レース、石川和歩(スポ3=香川・高松商業)・田中丸武(商3=早稲田佐賀)組と倉橋直暉(スポ4=福岡・中村学園三陽)・松山大祐(創理1=神奈川・逗子開成)組がそれぞれ1位、2位を奪うと、飯田・金子組も5位に続き、再び逆転。2位の日大とは7ポイント差の153ポイントで優勝を果たした。
スナイプ級は470級とは正反対のレース展開となった。初日3レースを終えて、日大には30ポイント以上の差をつけられ2位。苦しい結果になると思われたが、ここから早大スナイプ勢は驚異の意地を見せる。第4レースで服部陸太(スポ2=神奈川・鎌倉学園)・河﨑元紀(スポ3=神奈川・鎌倉学園)組がトップフィニッシュを飾ると、第5レースでは鈴木義弘(スポ4=山口・光)・青柳健佑(法3=早稲田佐賀)組がトップに。2日目、7レース終了時点で2位・日大に74ポイントの差を広げる大逆転を遂げた。最終レースでも鈴木・根本優樹(社4=東京・早大学院)組が危なげなく1位を奪い、最終的には179ポイントでこちらも優勝を果たした。
3連覇を目標とする全日本学生選手権(全日本インカレ)での優勝に向けて、着実に成長を続ける早大勢。春のリベンジも成し遂げ、今大会の勝利によって名実ともに関東一のチームとなった。残すは全国で頂点に君臨するのみ。全日本インカレまでは1カ月を切った。残りの時間でどこまで勝利を呼び込めるか。
※掲載が遅くなり、申し訳ございません。
(記事 宮島真白)
結果
▽470級
石川/田中丸組 7-1-5-4-27-2-7-1 54pts
倉橋/高田・松山組 9-6-1-3-6-11-4-2 42pts
飯田/金子組 5-7-8-8-8-13-3-5 57pts
早稲田大学 153pts 1位
▽スナイプ級
服部/河﨑組 1-8-2-1-4-7-4-9 36pts
鈴木/鶴岡·根本組 6-15-3-2-1-8-1-1 37pts
白石・大久保/青柳・根本組 13-33-16-21-3-4-11-5 106pts
早稲田大学 179pts 1位
▽総合
早稲田大学 332pts 1位