【連載】全日本インカレ直前特集『Make the “Second” Legend』 第1回 深田龍介×岩月大空×三宅功輔

ヨット

 卒業しチームから抜ける選手がいれば、新たにレギュラーに抜てきされる選手がいる。深田龍介(政経3=東京・早大学院)、岩月大空(スポ2=愛知・碧南工)、三宅功輔(商2=東京・早大学院)の三人は、初めてレギュラーとして、全日本インカレに挑む。全日本インカレ連覇中、常勝軍団を築きつつある早大の名を背負うプレッシャーは、果たしてどれほどのものなのだろうか。

※この取材は10月20日に行われたものです。

「刻々と迫っている感じ」(三宅)

三宅は『カップル専用アプリ』の記念日を全日本インカレ初日に設定している

――全日本学生選手権(全日本インカレ)まで2週間となりました。いまの心境はいかがですか

深田 他大学は、(全日本インカレの会場である)蒲郡にもう入っていて、その中で僕らは1週間のみの蒲郡入りを選んだので、おそらくここ最近の蒲郡を他大学は知ることができる環境にあるんですけど、その中で僕らができることは全部葉山でやって、全日本インカレを迎えたいと思います。

岩月 こんなことを言ったら主将に怒られるかもしれないんですけど、緊張しています。特に自分は最近メンタルメンタル言われているので。練習ではだいぶついていけるようになっているので、後は心の持ちようだけだと思っています。

三宅 刻々と迫っている感じがしています。僕は携帯に『カップル専用アプリ』を入れていて、記念日までの日数が表示されるんですけど、僕はこれをインカレのレース初日に設定しています。それを150日くらい前から設定していて、ついにこのパッチの数が14になりました。毎日この数字が減っていくので、刻々と迫っているなと(笑)。

深田 プレッシャーだな(笑)。

――今季のここまでの手応えは

深田 自分の艇で言えば、(ワセダの)470級は1、2番艇が飛び抜けている中で、中風域以下で他大とのアドバンテージ、ワセダの1、2番艇とのアドバンテージをつけられるかがカギになってくると思います。部全体で言えば、ケイオーはスナイプが強いですし、ワセダは470級が強いので、そういう意味で、お互いのクラスで足りない部分を埋めていくことができればいいと思っていますし、それはここ最近の大会でできていることだと思うので、そこは考え方をぶらさずに、全日本インカレでも戦えればいいのかなと思います。

岩月 去年470級からスナイプ級にコンバートして、ここ1年やってきたんですけど、最初から比べるとだいぶ、主観的にも客観的にも成長できているのかなと思っています。けれど、(インターネットの)サイトとかでも書かれるように、ワセダは1番艇、2番艇が安定している中で、3番艇次第だ、という書かれ方をされていて、いままでのレースを見てもそういう結果が出ているので、さっきも言ったんですけど、気持ち次第だなと思っています。実際、社会人とのレースでも、何度か良い順位が取れているので、用意はできています。走り自体は問題ないです。あとはメンタルです。

三宅 ペアを組んで一緒に乗ってる4年生の平川さん(竜也主将、スポ4=神奈川・逗子開成)に、ここ1ヶ月くらいでようやくペアとして認めていただけたのかなという思いはあります。4月にシーズンが始まって最初のインカレ(関東春季学生選手権)とかは、僕のせいで足を引っ張ることが多くて、本来スキッパーがしなくていいことをスキッパーにさせてしまっていました。本来は僕の仕事なのに、平川さんにさせてしまって、気を回させてしまっている部分が、シーズン最初は目立っていたんですけど、秋インカレ(関東学生選手権)が終わってからは、やっとできるようになったかなと思います。

――深田さんは高校のときにされていたボート競技をやめてヨットを始められましたが、その理由は

深田 ボート競技は、国内ではそれなりに成績を出して、高校3年間本気でやって、自分の中では結構やり切ったなという感じがあって、大学では別のスポーツをやりたかったというのが一つです。もう一つは、大学を卒業した後も、生涯スポーツとしてヨットを楽しんでいけたらなと思って、大学の内からヨットをやるのもいいかなと思って、ヨットを始めました。本当に迷ったんですけど(笑)。

――三宅さんは、ヨットを始めた理由はなんですか

岩月 お前なんでなの、そういえば(笑)。

三宅 俺はね、学院(早大学院高)でヨット部に入ったのは友達に誘われたからなんですけど、部活紹介の冊子に、活動日が書いてあって、僕バイトもしたかったので、活動日が多いのは嫌だなと思ってたので、活動日が4日以上あるところは消していって、残った内のいくつかがヨット部でした。それで、見学行って入ろうと。

――では、大学で続けようと思った理由は

三宅 大学で続けようと思ったのは、単純にヨットが好きすぎて入ったみたいな感じなんですけど、学院のヨット部は弱くエンジョイセーリングみたいな感じで、競技としてのヨットの楽しさを知りたくて、新しい扉を開けてみようかな、と。あとは、僕は高3の冬に、大学ヨット部の合宿に参加したんですけど、合宿が嫌すぎて1回入るの辞めちゃって(笑)。大学入学してから4年生の清原さん(駿、創理3=東京・早大学院)に説得されて入ったという感じですね。

――岩月さんは、昨年の対談で、「全日本インカレに出るには大学に入るしかない」と思い、入学を決めたとおっしゃっていましたが、全日本インカレに向けた特別な思いはありますか

岩月 就職してしまえば社会人の全日本選手権に出られるんですけど、大学に来なければ全日本インカレに挑む権利がそもそもないという部分で、こっちで戦ってみたいと思いました。大学を出てから実業団に入ることもできるので、まずは大学で全日本インカレを戦いたいなと思いました。

「うまく調和が取れているんじゃないですか(笑)」(深田)

深田は3年にしてレギュラーを掴み取った

――皆さん、お互いのイメージは

三宅 僕が岩月に初めて会った時は、ファーストインプレッションなんだっけ?

岩月 その話する?(笑)。

三宅 俺に初めて会った時は、「なんだこのヤンキーみたいな奴は」って思ったんでしょ?

岩月 あ、そう、髪染めてて、服装意味わかんねえし、「何だコイツ!」と思ってて、結構距離あったよね(笑)。(三宅と)お互いで認識してるのは、絶対クラスで一緒にいても友達にならないな、ということです(笑)。

三宅 コイツとだけは友達にならんだろっていう。

深田 今は?(笑)。

三宅 今はもうマブダチっすよね。最初に会ったときは、「何だこのイモっぽい奴は」みたいな。田舎の高校生みたいな奴がいるって(笑)。

岩月 だって田舎の高校生だったもん(笑)。絶対に友達にならないだろうなって思ってました、お互いに(笑)。

――深田さんは二人の印象はいかがですか

深田 この二人というよりも、この2年生の代は、いい子が多くて、僕らの代は不思議なキャラがいっぱいいて、個性派が多いと思うんですけど(笑)。この1個下の代はみんないい子というか、いい奴が多いです。岩月は、僕が2年生の頃に一緒に乗っていたので、いまスナイプ級で活躍するようになっても応援しています。三宅は、入ってきた当初は、こいつちょっと熱が強すぎてややこしくなる奴かな、と思ってたんですけど(笑)。意外に普通で、僕らの代の堀田(芽ノ世、法3=東京・早大学院)とかの方がよっぽど熱が強いです。

岩月、三宅 (笑)。

深田 そういう意味で、いい人が多い代だと思っています、2年生は。

――2年生のお二人は、深田さんのイメージは

三宅 「でかっ!」って(笑)。さっき会ったときも「でかっ!」って(笑)。

深田 3年生の中では、僕とか坂上(宗輝、政経3=東京・早大学院)とかのイメージは出てきにくいのかな。あの同期の中にいるとめっちゃ普通型なんで(笑)。

岩月 1個上の代の中では喋りやすい方というか、温厚というか、『過激派』じゃないっていう(笑)。

――皆さん、オフの日は何をされていますか

三宅 彼(岩月)は、皆オフには帰るんですけど、彼だけはずっと合宿所に泊まってました。

岩月 2カ月間いましたね。8月の頭から、後期の授業1週目まで、ずっと泊まり込んでました。合宿所で洗濯して、飯食ってって感じで。

――どこかに出かけられたりはされませんでしたか

岩月 そうですね(笑)。出かけても近くのカフェに行ったり、海岸に行ったりとかで、2カ月間ヨットしかやってませんでした。

深田 僕は休みの日は動画サイトをひたすらサーフィンしてるか、映画を借りてくるか、友達と映画館へ行くか…。この間も岩井(俊樹、基理3=東京・早大学院)と、『君の名は。』を見てきました(笑)。堀田も一緒に連れて行ったんですけど、あいつは千葉の奥地が実家なので、終電がなくなって泣いてました(笑)。僕の同期は映画好きが多いので、オフの日に気楽に誘って見にいくことも多いです。

――三宅さんはいかがですか

三宅 僕はアニメを見るか、3年の川上先輩(健太、創理3=東京・早大学院)と遊びに行くことが多かったですね。

――インドアな方が多いような気がしますが…

三宅は もう陽射しは…(笑)。

深田 週6で毎日8時間も浴びてるので(笑)。

――部内で流行っていることはありますか

岩月 この部って流行りなくね?何にも流行んなくね?逆になんか聞きました?(笑)。

――流行りの音楽などは・・・

三宅 流行りというか、合宿所で音楽は唯一の娯楽なので(笑)。テレビもゲームも漫画もないし。合宿所生活を音楽で乗り切っている感じなので、流行りとかはないですね。

深田 外界とのつながりがないので、流行りを取り入れられないという(笑)。そこなんじゃないかなと。テレビもないから流行りが入ってこない。合宿の日程的にも、フリータイムが生まれるのが8時、9時とかなので、残りのフリータイムの2時間とかじゃ、自分を癒すので精一杯というところかなと(笑)。

――では、皆さん勉強の方はいかがですか

深田 まあ僕はそこそこ。悪くもないし飛び抜けて良くもないのかなと。体育会やってる割には・・・という程度ですね。

三宅 僕も4年間で卒業は可能ですね(笑)。

岩月 僕もちゃんとそれなりには、やってます。スポ科(スポーツ科学部)の中で、ぼちぼちかな。

――部内で成績が良いのは誰になりますか

岩月 宗輝さん(坂上)!

三宅 いや俺の中では鈴木奏太郎(商2=東京・早稲田)だな。GPAマスターだから。

深田 (笑)。予想数値はどれくらいなの?

三宅 3は超えてるんじゃないかと。

岩月 いやあいつはアップダウンしまくってるはず(笑)。だから俺の中では宗輝さん。あと真凜(大西、文1=茨城・並木中教校)が、A未満はないらしい。GPAは3以上。それが続くのであればすごいなと。

深田 やっぱり学年で言えば宗輝が良いのかなと思いますあとは礼(永松、スポ3=大分・別府青山)が、GPAで言えばナンバーワン。

――三宅さん、岩月さんから見た3年生の代の印象は

三宅 一番個性的な人が多い代だなと思います

岩月  個性派揃いすぎる。けっこう羨ましいです。俺らの代は個性なさすぎ?(笑)。どうですかその辺は?

深田 話振られた(笑)。でもヨット部に限らず、一年ごとに(似るということが)あるじゃないですか。どちらかっていうと平川さんの代とここ(二年生)の代っていうのが傾向は似てて。たぶん、僕らと卒業してしまった颯作さん(小泉颯作前主将、平28スポ卒=山口・光)の代は似てるというか。ここも平川さんの代も『人が良い』という人が多い代。逆にうちの代は岡田奎樹(スポ3=佐賀・唐津西)とか永松礼とか、ヨット競技において、成績で飛び抜けてる人が多い。例えば奎樹なんかはもう世界チャンピオンになったし。颯作さんの代は、颯作さんと島本さん(拓哉、平28スポ卒=千葉・磯辺)が飛び抜けて成績が良くて。というように、そういう意味で個性的になってしまう傾向にあると思います。だから一年ごとでうまく調和が取れているんじゃないですか(笑)。

――では1年生は個性的ですか

三宅 まだこの時期だから発揮してないと思います(笑)。

「平川さんに1回くらい勝っておきたい」(岩月)

夏を越えてめきめきと力を伸ばした岩月

――インカレへの思いを教えてください

深田 僕らの代はインカレで全勝してきた代で。僕らが1年生の時に完全優勝して、二年生で総合優勝したんですけど。ことし、三連覇できるかっていうのが来年、再来年の4連覇、5連覇と続く土台を築いていくのに、すごく重要だと思ってます。そもそも一年間、ここまでおそらく他大の中でも一番練習量が多くて、練習量の少ない大学に負けちゃうっていうのは、やっぱりやり切れない。自分たちがやってきた努力が結果として優勝というかたちで手に入らないと、自分たちがやってきた意味がないので、ここは優勝して3連覇につなげたいと思っています。

岩月 負けられないですね。勝ちたいですし勝たなければいけないと自分は思ってます。

三宅 今年のインカレには運命的なものを感じていまして。6年前にワセダが3連覇をしたときも蒲郡の地で3連覇して。その時に争っていた大学もケイオーで、まったく今回と一緒。なので運命的なものを感じます。6年前は確か序盤のワセダは厳しい戦いでした、3位か4位で。だったんですけど3日目くらいに盛り返して総合優勝を勝ち取った。今年も厳しいシリーズになると思うんですけど、最後にはワセダが3連覇できると信じています。

――ことし一番の成長の糧や、教訓になったと思うレースや練習の瞬間などはありますか

深田 僕は全日本個人選手権だと思ってて。あれで、それまで葉山でしか練習してなくて。全日本クラスの他大学の人と戦う場が(全日本)インカレぶりなんですけど、そこに行った時に、「自分たちよりも速い他大学の船がいっぱいいるわ」、と思ったあの感覚で、それまでよりも技術的にもメンタル的にもシビアにやっていかないといけないなと思った大会でした。あの大会に出て正解だったなと思います。あの大会に出たから劇的に成長したわけではなくて、470級しか行ってないんですけど、あの大会が自分や470級チームの中でそれまで以上に意識が変わった大会だったと思っています。

岩月 自分は綺麗事じゃないんですけど、毎レース毎レース成長できたなって実感があって。前のレースでできなかったことが今回できて、また今回できなかったことが増えたというような繰り返しだったので、成長がたくさんできた一年だったと思います。

三宅 僕は六大学戦(秋季六大学定期戦)と、早慶戦(早慶定期戦)で。この二つのシリーズではスナイプ級ではケイオーに対して後れをとっている。470級が点を稼いでいる、そんなシリーズで。470の方が先にスタートするので、毎回レースが先に終わるのが470級なんですけど、スナイプ級がフィニッシュして終わった時に、たびたび470級の岡田奎樹さんが励ましてくれて。スナイプ級が叩いても、崩しても、470級の奎樹さんたちが勝っているから大丈夫だとたびたび励ましてくれて。そんな時にチームで戦っているんだなと思いました。同じ海面ですけど普段あんまり練習も一緒にしないし、470チームとスナイプチームではあんまり接点はないですけど、2クラスで、6艇で助け合っているんだなと強く実感しました。だからインカレでもスナイプで自分の艇が崩すときがあると思うんですけど、きっと470級が戦ってくれている、自分がもし崩しても470級がカバーしてくれる、助けてくれると信じているので、冷静に戦えると思います。インカレでもチームで戦えたらなと。仲間を信じて戦います。

――ペアを組んでる相手は全員4年生ですが、どんな人ですか

岩月 服部さん(勇大、基理4=東京・早実)は真面目なのか真面目じゃないのかわからないという不思議な人ですね。急にふざけるし、急に真剣になるし。海の上でもそんな感じなので。見てて面白いです(笑)

――具体的なエピソードはありますか

岩月 坊主に突然なったのは引きました(笑)。でも坊主になった経緯について、ここでは何も言わないです(笑)。

――他の方は

三宅 (平川主将は)結構忘れっぽい。去年の平川さんのペアは服部さんで服部さんはしっかりしてるのでカバーできていたと思うんですけど、ことしは僕も忘れっぽくて二人とも忘れっぽいので、二人して船に積むものを忘れちゃうことがあって。ペアとして何とかしないとけないなと二人で思っています。お互い注意し合ってご飯とか積むのを忘れないようにしないと。

――平川さんと組むと決まったのはいつですか

三宅 一緒に乗り始めたのは3月とか、そこからは平川さんと固定で乗るようになりました。

――実績のある平川さんと乗ることに対してプレッシャーはありましたか

三宅 最初、4月に乗り始めたときは平川さんが成績を残せてないことが自分のせいだというのはありました。

――打ち解けてきたのは最近艇の調子が上がってきたからですか

三宅 大いにあると思います(笑)。

――深田さんのペアである市川夏未(社4=埼玉・早大本庄)さんはいかがですか

深田 彼女自身は全日本女子委員長とかやってて、普通に多忙で。海の上でも忙しそうで。陸でも忙しそうで。アップアップしているときもあるなと思ってて(笑)。そんな中でもやっぱり落ち着いてヨットに乗れるように心がけてやってます。あとは細かいので、そこそんなに気にする?みたいなことも気になっちゃうので(笑)。あまり気にならないように波長を合わせています。去年とは違った配艇になったと思うんですけど、配艇が変わった意味を考えながら僕も夏未さんも乗っていると思うので、一応それなりにうまくはいっているんじゃないんですか。

岩月 (市川選手は)須賀さんが好きなイメージです(笑)。

深田 須賀みたいな意味の分からないことをしてる方が案外、波長が合うんですよ(笑)。あれもこれもやろうと言われてやるよりも、須賀みたいに「適当でいいじゃないですか!」とか言ってる方が波長が合うのかなと。

――須賀さんと市川さんが一緒に乗ることはあるんですか

深田 須賀は軽いので、1、2番艇は、コース取りで前を走れるんですけど。夏未さんの場合はそこでミスってしまうと這い上がれないっていうのが、今までの大会を通じてわかっていたことだったので。じゃあボートスピードは上げようということで。(深田と須賀の)二人体制で行こうかなと。前は岡田奎樹に、須賀乗っけようとか。須賀と岩井で。そうすると岡田奎樹が、毎回5位以内に入ってくれれば助かるし、ということだったんですけど、それよりもやっぱり3番艇の強化という意味でも乗ったりはしてますね。

――最後にインカレへの目標と意気込みをお願いします

三宅 伝説を再び!6年前の3連覇がワセダヨット部の伝説で。再び同じ地で!伝説を再び。

一同 おお~。

深田 かっこいい系でいこうか(笑)。

岩月 お前(三宅)がハードル上げちゃったからそういうの欲しくなるよね。かっこいいのが思いつかないな…(笑)。でも、平川さんと戦えるのは最後になるので、ぜひここで1回くらいは勝っておきたいです。

深田 目標は、総合優勝で。意気込みは、部員全員で勝ち取れるように頑張ります。

――ありがとうございました!

(取材・編集 菖蒲貴司、喜田村廉人、平松史帆)

ニューフェイスの三人に期待です!

◆深田龍介(ふかだ・りゅうすけ)(※写真右)

1996年(平8)3月30日生まれ。身長181センチ、体重76キロ。東京・早大学院高出身。政治経済学部3年。470級クルー。大柄な身体を持ちながらも学年で1、2を争う温厚さを持つ深田選手。実は高校時代に所属していたボート部でも、国民体育大会優勝という素晴らしい実績を持ちます。色紙にはかっこいい一言を、ということで『凌駕』と書いてくれました!

◆岩月大空(いわつき・おおぞら)(※写真左)

1997年(平9)2月9日生まれ。身長169センチ、体重66キロ。愛知・碧南工高出身。スポーツ科学部2年。スナイプ級スキッパー。スナイプ級に転向して1年でレギュラーの座をつかんだ岩月選手。全日本インカレ制覇に向け、残された課題はメンタルだけとのこと・・・!色紙には、課題のメンタル部分を克服するために必要不可欠な『精神力』としたためてくれました。

◆三宅功輔(みやけ・こうすけ)(※写真中央)

1996年(平8)7月11日生まれ。身長172センチ、体重67キロ。東京・早大学院高出身。商学部2年。スナイプ級クルー。2年生ながら平川主将のクルーに抜てきされた三宅選手。最近では発言もやや平川主将に似てきたとかきてないとか。色紙には、全日本インカレへの意気込みと同じく、『伝説を再び』。6年前に3連覇を達成した蒲郡の地で、伝説の再来を目指します!