秋季オープン戦 10月10日 対白鴎大B 早大・上井草グラウンド

時折吹く風が秋の訪れを感じさせる。関東大学対抗戦が進む中で早大DEと白鴎大Bの試合が幕を開けた。試合開始早々に敵陣でボールを奪い取った早大DEは、開始わずか30秒で電光石火の先制トライを奪う。その後も自陣からの鋭い展開やFWの力強いキャリーで着実に得点を重ね、ハットトリックを含むトライラッシュで試合の主導権を完全に握った。中盤、キックチャージからラインアウトの隙を突かれて失点を許したものの、すぐさま立て直して43ー5で前半を折り返す。後半も立ち上がりから攻勢を強め、相手ラインアウトのミスを逃さず追加点を挙げてリードを拡大。途中、アタックの停滞やスクラムのノーコンテスト化といった展開の変化もあったが、ハイボールへの猛プレッシャーから好機を作り出して引き離し、67ー10の大差でノーサイドを迎えた。

SO古瀬莊(スポ2=静岡聖光学院)のキックオフで試合の幕が開けると、早大DEはすぐさま白鴎大Bからボールをもぎ取りBKへ展開。CTB桑⼭和⽣(スポ1=⿅児島実業)に渡ると、パワフルなキャリーで相手をなぎ倒し、開始わずか30秒で先制に成功した。古瀬のゴールも決まり7ー0とする。5分には自陣マイボールスクラムからSH平塚英⼀朗(法4=東京・早実)と古瀬がラインに勢いをつけてボールを回すと、桑山が大きくゲイン。BKで起点を作り、最後はWTB早⼄⼥遼(⼈4=東京・国学院久我⼭)がゴールラインを駆け抜けた。9分には平塚の素早い球捌きからLO⼭﨑圭介(スポ1=早稲⽥佐賀)が力強い突進でゴール前まで攻め込んで起点を作ると、PR岩崎壮志(社1=東京・早実)、HO野⼝⼤雅(⽂構4=東京・早実)と繋いでそのままグラウンディング。19ー0とリードを広げる。17分にもNO・8齋藤俊太(教1=東京・早実)の重厚なキャリーで相手ゴールラインまで迫り、最後はCTB能町光(スポ3=神奈川・⽇⼤藤沢)が相手防御をこじ開けた。古瀬のゴールも決まり26ー0に。早大DEは自陣ゴールを背にするピンチの場面もあったが、セットプレーでのプレッシャーと鋭いタックルで白鴎大Bに得点を許さない。26分には古瀬からFB野村獅朗(スポ1=茨城・茗溪学園)と繋ぎ、最後は早乙女が本日2本目のトライを決めて31ー0。31分には早乙女がハットトリックを達成し、36ー0とした。しかし34分、早大DEのキックを白鴎大Bにチャージされ、自陣ゴールラインを背にしたラインアウトのピンチを迎える。ここでラインアウトが乱れて白鴎大Bボールとなると、そのまま大外まで展開されてこの日初めてのトライを許してしまう。それでも早大DEはすぐさま反撃に転じ、43ー5で前半を折り返した。

迎えた後半戦。早大DEは白鴎大Bのラインアウトでのミスボールに素早く反応し、大外まで展開する。後半開始早くも1分、能町が相手ディフェンダーを振り切り、そのままグラウンディング。古瀬のゴールも決まり、50ー5とする。9分には、早大DEボールのラインアウトから齋藤がゲインラインを突破すると、続けざまに能町が起点を作る。FWでラックを作り、最後はこの日持ち前のフィジカルが光った岩崎が相手ディフェンスを叩き割ってトライ。57ー5とする。22分にはWTB佐々⽊篤真(法4=福島)が得点し、62ー5とさらにリードを広げていく。大きく点差が開いたところで、スクラムはノーコンテストに。30分以降、早大DEのアタックは一時停滞してしまうが、SH佐藤隼成(法3=東京・早⼤学院)が蹴り上げたハイボールに対してNO・8國⽥泰裕(法2=東京・早⼤学院)が鋭いタックルを浴びせ、ボールを奪取する。勢いそのままにPR⽥中徹郎(スポ1=神奈川・桐蔭学園)がグラウンディングに成功し、67ー5。その後、1トライを返されたものの、67ー10でノーサイドの笛を迎えた。

今試合で特に目立ったのは、ハーフ団が見せたアタックラインのスピード感だ。平塚がテンポ良くボールを捌き、古瀬がラインスピードを上げながら次々とボールを展開してスペースへ運んでいく。今回の大量得点は、まさにこの2人のコンビネーションが生み出した成果とも言えるだろう。また、平塚はゲームキャプテンとして、そして最上級生としてチームを鼓舞する声かけでも存在感を放っていた。目立ったのは上級生の活躍だけではない。ルーキーの桑山もパワフルなキャリーで相手ディフェンスを何度も打破し、多くのチャンスを創出し、頼もしい躍動を見せた。季節が移り変わり、シーズンはいよいよ終盤戦へと突入する。上級生と下級生、それぞれの力が噛み合って生まれる化学反応が、今後の早大にどのような好影響をもたらすのだろうか。
(記事:大林祐太 写真:伊藤文音、吉田明日香)
コメント
◆SH平塚英⼀朗(法4=東京・早実)

――今日の試合のコンセプトを教えてください
試合を通じてドミネートするということで、全局面で相手を制圧することをコンセプトに試合に臨みました。
――SOの古瀬選手と一緒に早い球捌きからアタックラインに勢いをつけていましたがいかがですか
味方のゲインから、相手がセットする前に球を捌くことを心がけました。古瀬の要求もあり先手が取れた部分もありました。しかし、もうワンテンポ早く捌ける場面もあったので、改善します。
――後半からはアクシデントもありSOも務められましたがいかがでしたか
ゲームコントロールの部分で、なかなか敵陣に入れず迷惑をかけてしまいました。ゲームメイクはSHでも必要なスキルなのでフィードバックし改善します。
――最後の秋シーズンが始まりましたがどのような心境ですか
ラストシーズン、最終学年、そういったことも大事なんですけど、一貫性持って最後まで成長し続けることにフォーカスします。
――今後の意気込みをお願いします
チャンスをものにできるよう、日々最高の準備をし続けます。
◆NO・8齋藤俊太(教1=東京・早実)

――今日の試合のコンセプトを教えてください
最近なかなか試合にスタートで出れていない中での今日の試合だったので、とにかく接点で強く前に出ようとテーマを掲げて挑みました。
――ご自身のフィジカルを活かした力強いキャリーが目立っていましたがいかがですか
もちろん接点の部分でも拘っていましたが、相手の隙をついていくプレーを意識した結果ゲインに繋がったのかなと思います。
――チームとしてセットプレーはいかがでしたか
スクラムでは相手がどういう組み方をしてくるのかを試合の中で認識し、8人でいい方向に持って行けたのかなと思います。ラインアウトはメンバーが変わった時に同じクオリティーで出来ないところが課題としてはっきり出たのでこれからの練習で個人スキルを各々高めていかないといけないなと思いました。
――今後の意気込みをお願いします
もっと上のカテゴリーで出れるようにさらに高みを目指したいです。
メンバー表
