春季オープン戦 5月16日 対東海大BC戦 早大・上井草グラウンド

梅雨入り前の過ごしやすい晴天の中、早大BCが迎える相手は緑のジャージーを身に纏った東海大BCであった。先制得点を相手に与え、いきなり不利な状況に立たされた早大BC。必死のディフェンスも及ばず、留学生のパワフルなランスキルに圧倒され、差は開いていく一方であった。それでも38分には、FB佐藤世那(スポ2=神奈川・桐蔭学園)が渾身のグラウンディングに成功。早大BCは悪い流れを断ち切り、なんとか7ー31で試合を折り返した。しかし後半に入っても、東海大BCは決して手を緩めない。上手く攻めることができない早大BCは、立て続けに2トライを奪われた。終盤にCTB吉廻温真(スポ1=早稲⽥佐賀)やFB髙野恵次郎(スポ1=福岡・⼩倉)の得点で追い上げるも、前半の差は埋まらず、21ー45と大敗した。

カウンターを仕掛けるFB髙野
試合は早大BCのミスから始まった。キックオフとともに素早い出足でプレッシャーをかけにいくも、その過程でノックフォワードをしてしまう。そこから、東海大BCの好キックで自陣侵入を許し、そのまま先制得点を与えてしまった。これを機に主導権を東海大BCに握られ、苦しい時間が続く。8分にターンオーバーされ、攻撃のチャンスを失うと、留学生の圧倒的な個人技でライン際を独走される。これが東海大BCのトライに繋がった。これ以上の失点を避けたい早大BCはスティールや間一髪のトライセービングなど、ゴール前で粘り強いディフェンスを見せる。それでも東海大BCの猛攻は防ぎきれず、徐々に差が広がっていった。ようやく光が見え始めたのは、38分。CTB松本桂太(スポ2=神奈川・桐蔭学園)のゲインを含むアグレッシブなアタックが功を奏し、相手からペナルティを獲得。ラインアウトモールをずらして組み、アドバンテージを奪う。その勢いに乗った佐藤がバックドアでボールを受け取ると、最後は意地で体を伸ばしてグラウンディングに成功。コンバージョンキックも決まり、早大BCは息を吹き返す。その後1トライを献上するも、なんとか7ー31で前半を終えた。

ディフェンスを翻弄するCTB松本
メンバーを一新して、後半に臨んだ早大BC。前半の差を少しでも縮めたいところであったが、東海大BCは決してそれを許さない。5分に、相手の安定感のあるラインアウトモールに屈し、後半最初の得点を許した早大BC。必死に攻撃し、トライラインまで迫ったとしても、些細なミスで一気に自陣まで押し戻される困難な局面。防戦一方の早大BCは徐々に勢いを落としていった。しかし、ここで終わらない。この悪い雰囲気を打破したのは、新進気鋭の1年生らであった。28分に、相手ボールスクラムからペナルティを奪い、FWがチャンスを持ってくる。すると、吉廻の力強いランがトライに繋がり、チームを盛り上げた。その後も、何度ミスをしても諦めずに攻め続ける早大BC。やがてCTB東佑太(スポ1=東海⼤⼤阪仰星)の鋭い走り込みで、敵陣奥深くに侵入した。仕上げは、髙野が素早い判断でタップキックをし、トライラインを割る。SO古瀬荘(スポ2=静岡聖光学園)もコンバージョンキックをしっかりと成功させ、今試合のキックはSO寺田結(スポ3=広島・尾道)と合わせてパーフェクトとなった。終盤にかけて立て直しを見せた早大BCであったが、最終的なスコアは21ー45と東海大BCに完敗した。

鋭いヒットをみせるCTB東
今シーズンの全試合の中でも、一段と悔しい結果を味わった早大BC。留学生を含む東海大BCのスピードとパワーを兼ね備えた猛攻を食い止めることができなかった。それでも、東は「自分のアシストの部分でトライに繋がったっていうのは、すごく自信になった」と振り返る。さらに、東だけでなく吉廻、髙野ら1年生のプレーは直接得点に繋がり、チームに活気を与えた。今試合で苦い敗北を味わった早大BCであったが、未来は明るい。
(記事:池田健晟 写真:飯塚咲、市川快晴、岸本咲彩、木田翔子、吉田明日香)
コメント
◆LO⿓康之助(⽂構3=東京・早⼤学院)

ーー今日の試合のコンセプトを教えてください
闘争をテーマに掲げて試合に臨みました。1vs1の戦いで勝ち続けることを意識しました。
ーーアタックやディフェンスで体を張った献身的な活躍が見られましたが、個人のパフォーマンスはいかがでしたか
LOの役割はセットプレーを安定させることなので、その役割を果たせなかったことは課題が残ります。ですが、フィールドプレーでは80分を通して試合に出続けることができたのでよかったと思います。
ーーチームとしてセットプレーはいかがでしたか
相手の圧力がある中で、上井草で培ってきたスキルを練習試合に関わらず出し続けることが重要だと思いますが、今回はそれができたなかったのが課題です。これからのシーズンはこの一貫性を意識していきたいと思います。
ーー今後の意気込みをお願いします
頑張ります!
◆CTB東佑太(スポ1=東海大大阪仰星)

ーー今試合の個人的なコンセプトを教えてください
個人的にはコンタクトバトルのところで、しっかりと引かずに前に出続けようっていうことをテーマとしてやっていたので、その部分を全面的に出し続けようという思いでやっていました。
ーー途中出場でチームに勢いづけたいという気持ちはありましたか
自分は1年生ということで、アグレッシブにチャレンジしながら、ミスを恐れずに一回やっていこうと思って、出場しました。
ーー個人のパフォーマンスはいかがでしたか
よかった場面もあったのですが、ディフェンスの場面でもまだまだ抜かれた場面とかも多々あったので、そこをしっかりと練習で修正して調整していきたいなと思います。
ーートライに繋がるプレーがありましたが、いかがですか
自分がトライを取りに行くというよりかは、結構アシストの部分に自信があるので、そこをしっかり味方が走り込んできてくれたのもそうですし、自分のアシストの部分で繋がったっていうのはすごく自信になりました。
ーー最後に今後の意気込みをお願いします
まだまだ未熟な部分もたくさんあるので、しっかりと成長して、今後多くの試合に出れるようにしていきたいです。
◆CTB松本桂太(スポ2=神奈川・桐蔭学園)

ーー今試合の個人的なコンセプトを教えてください
自分はCTBだから前に出てチームが良い形でアタック出来るように意識していました。
ーー個人のパフォーマンスについて振り返ってください
今日はあまりアタックができなかったです。ディフェンスの面で課題が残り、タックルだったり、FWとの連携だったりがあまりできなかったので次はそこを意識したいです。
ーー何度もラインをブレイクするシーンがありましたがいかがですか
自分の強みであるボールキャリーの部分を見せようと思っていたので良かったです。
ーーなかなか得点につながらない時間が長かったように思いますが、いかがですか
チームで粘ろうとしてやっていましたが、そこでのミスが多かったので修正していきたいです。
ーー最後に今後の意気込みをお願いします
春から試合を重ねるごとに調整をして、最後は『赤黒』に携わりたいです。
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