U20日本代表がニュージーランド学生代表に勝利!/U20日本代表対ニュージーランド学生代表 試合後コメント集

ラグビー男子

U20日本代表に選出された早大メンバー

 強い日差しが照りつける東京・秩父宮ラグビー場にて、U20日本代表とニュージーランド学生代表の戦いが行われた。U20日本代表が日本国内で公式戦を実施するのは2013年以来。歴史的瞬間を一目見ようと会場には多くの観戦客が集まった。早大からは、CTB野中健吾(スポ2=東海大大阪仰星)、ロック栗田文介(スポ2=愛知・千種) 、WTB矢崎由高(スポ1=神奈川・桐蔭学園)が出場。終始盛り上がりを見せたゲームは、一時ニュージーランドがリードするものの、日本が最後まで粘り強く戦い52ー46で見事勝利をつかみとった。前半は、栗田が外国人選手を相手に果敢に低いタックルを決め攻撃を阻止。後半には、野中のビックゲインや、矢崎のトライシーンが見られるなど早大選手の活躍が光った。白熱した本試合を各選手に振り返ってもらい、今後の展望についても語ってもらった。

コメント

力強くゲインする野中

CTB野中健吾(スポ2=東海大大阪仰星)

――日本代表として試合に出場し、どのようなことを感じましたか

 いつも戦っている早稲田ではなくて、国を背負った緊張感というのがありました。それを背負いながらも、思い切ってプレーすることができたなと思います。

――キャリーで大きくゲインするなど、活躍していましたが、何を意識してこの試合に臨みましたか

 ゲインラインバトルというところで、一つでも前にということを意識していたので、その結果だと思います。

――U20日本代表になって、成長した部分はありますか

 周りを見る力が、前よりも成長したと思います。ボールに関わっていないところで、周りを見れる、相手の状況を見れるといったところが、前の自分よりレベルが上がったと思います。

――普段の練習に取り入れたいことや改善したい意識はありますか

 ラグビーにおける15人でプレーすることの重要性を学ぶことができたので、コミュニケーションや周りを見る力というのを持ち帰りたいと思います。

――今後の意気込みをお願いします

 この勝ちを次のワールドカップにつなげていかなければならないと思うので、これから少しずつでも成長できるよう頑張っていきたいと思います。

外国人選手相手に低いタックルを決める栗田

フランカー栗田文介(スポ2=愛知・千種)

――今日の試合の自己評価をお願いします

 ディフェンスの部分では、自分の強みである低いタックルをアピールできました。アタックに関しては、機会があまりなかったので、次戦の南アフリカ大会で選出されれば、強みのキャリーをアピールしていきたいと思います。

――ニュージーランドという海外の強豪FWと戦い、何を感じましたか

 本当にフィジカルが大きい相手なので、僕らの強みの低さと速さをさらに追求していかなければいけないと思いました。

――U20日本代表として、試合を行い、見えてきた課題などはありますか

 海外のチーム(ニュージーランド)は、オフロードパスが上手く、ゲインを許してしまったので、ダブルタックルでしっかりとボールを抑えることをさらに徹底したディフェンスをしなければならないと感じました。

――今後の意気込みをお願いします

 日本代表に選出されたら、ジャージーの重みを背負って自分の役割を全うしていきたいと思います。また、今まで通り、自分の強みであるコリジョンの部分と高いワークレートを意識して、しっかりアピールしていきたいです。早稲田では、もっと自分が引っ張っていける立場になっていきたいと思います。

巧みなグラバーキックとドリブルでトライを決めた矢崎

WTB矢崎由高(スポ1=神奈川・桐蔭学園)

――先週の東洋大戦から調子はいかがでしたか

 また違う環境に移ったので、早稲田とは違うラグビーで練習を積みました。コンディションの面で言えば、チームをきっちり管理してもらってるので、悪くないかなと思います。先週も状態は悪くなかったので、すごく現状の調子を維持できていました。

――合宿に参加してみて収穫点など得たか、感想をお願いします

 早稲田とは違う個性を持った選手がたくさんいて、違う経験ができているので、それがすごい自分の糧になっていると思います。

――同学年の選手がいない中ですが、やりにくさはないのでしょうか

 先輩方皆さんがフレンドリーに接してくれるので、やりにくさはなく、楽しんで参加できました。

――後半のトライシーンを振り返っていかがですか

 内側と良いコンタクトをして、健吾(野中)さんから良いパスをもらって、結果的に最後僕がトライにつなげることができました。あのようなプレーを今後増やしていけば、自分のアピールチャンスにもなりますし、チームの勝利にも貢献できるのかなと思います。

――ニュージーランドの選手たちと対戦してみての感覚はいかがですか

 大きくて、パワフルで、やる前はすごく強そうで緊張しました。しかし、試合に出る以上は、桜のジャージーを着る以上は、しっかり自分の持ってるものを出すべきだと思い、挑みました。新しい経験ができてよかったです。

――今後リーグ戦に向けて意気込みをお願いします

 今日の試合を通してボールタッチという部分でアピールチャンスがまだ少ないと思いました。なので、もっと自分の強みをアピールできるように頑張りたいと思います。

(取材・写真 川上璃々、長野恵冶)

 

U20日本代表ニュージーランド戦
日本 スコア ニュージーランド
前半 後半 得点 前半 後半
21 31 20 26
52 合計 46