この記事には関東大学春季大会を終えた選手のコメントを掲載しています。
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※最終節の日大戦記事にも春季振り返りインタビューを掲載しておりますので、併せてご一読ください。
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「80分間走り切れる選手に」
プロップ亀山昇太郎(スポ2=茨城・茗渓学園)
――オフはどのように過ごされましたか
岡山の実家に帰って、ずっと猫とダラダラ寝てたり、遊んでいました(笑)。
――全試合3番として出場されましたが、春を終えてみてご自身のコンディションはいかがですか
筋トレとかを特に練習後にもう一度やるというのをやっていて、体が若干前よりもがっしりした感じはしています。でもプレーとかにおいてもからだが重くなったというところが大きく受けているので、もっと80分間走り切れるような選手になりたいなと思います。
――この春、主に意識していた点は
昨年から出場させてもらっていて、昨年は出さしてもらっているという感覚だったのですが、今年は自分の実力を見て出させてもらっているというところで、自分自身が前線で体を張って前に出なければチームは進まないので、そういう自分が体を張るというところは特に意識していました。
――春に取り組んできたフィジカル強化の手ごたえは
佐藤くん(佐藤健次、スポ2=神奈川・桐蔭学園)がフッカーに来たということもあるのですが、去年よりスクラムは安定してしてきているのかなと感じています。
――個人が成長した点と課題点は
個人的には昨年よりはボールを持つ回数が増えたり、ディフェンスの成功率が上がっていたりなどと、セットプレーだけでなくフィールドプレーの部分でプレーに参加する場面が増えているなと感じていて、そこは継続していきたいと思っています。課題としては、体重が増えてきて去年よりも走れなくなっているので、しっかりと走りこんだりして自分の中で調整していきたいと思います。
――夏にフォーカスしていきたい点は
春シーズンに負けた帝京大学さんに焦点を置いて、セットプレーでもフィールドプレーでもしっかりと勝てるように頑張りたいです。
――夏、秋に向けた個人の目標を聞かせてください
僕の目標としては、全てのスクラムをしっかり押して、BKにフリーな状態できれいなボールを出したいというところと、自分の中ではスクラムでトライを取り切りたいというのがあって、そこは自分の持ち味でもあるので伸ばしていきたいと思います。
「常に自分らしく」
ロック前田知暉(社4=東海大大阪仰星)
――オフはどのように過ごされましたか
実家に帰って猫と遊びました!
――4番として全試合出場しましたが、ご自身の強みはいかがでしたか
この春は体重が増えてフィジカルの部分で強化ができたという部分で昨年とは違った強みができたので、そこは生かすことができたのは良かったかなと思います。
――具体的に強みとは
アタックのボールキャリーですかね。ゲインメーカーやディフェンスのラインブレイクの回数ではチームの中でもトップレベルのところにいると思うので、そこは自分の強みかなと思います。
――チームとして春シーズン全体を振り返って
特にアタック面においてグラウンドを大きく使うというように、常に15人が動き回って全員がボールをもらいにいってアタックに参加するという去年とは大きく変わった部分があります。春シーズン序盤はあまりうまくいかない部分もあったのですが、徐々に機能していったのかなと思います。
――反対に課題点はいかがですか
FWは、セットプレーは去年の課題として大きくあって、スクラムやモールで負けた試合が多かったので、今年もその部分で課題となってくるのかなと思います。
――ご自身のボールキャリーでチャンスを生んだ機会も見られましたが実際にプレーしてみて個人の評価はいかがですか
個人の良かった点としては帝京や明治、東海など大学選手権でもトップレベルのチームに対しても通用するというのを感じたので、そういったところはこの春の収穫かなと思います。反対に悪かったところは、チャンスは作れてもボールを落とすなどとチャンスを潰してしまうということがあったので、そういったところを減らしていきたいなと思います。
――ラストイヤーとなりますが、最上級生として何か意識されていることありますか
常に自分らしくやろうということは意識していて、4年生だからというような自分の中で加勢をつくるのではなくて、常に自分らしく練習でも試合でも、チームの中でも出していって、「この人いつも自分を貫いているな」というようなことを後輩が思ってくれたらいいなと思います。
――この春印象に残っている試合はありますか
東海大戦ですね。高校が付属の高校なので、東海大学に行っての試合だったのですが、知っている後輩や同期がたくさんいて、その中で試合できたことが嬉しかったので印象に残っています。
――チーム、個人としてそれぞれ夏、秋に向けた目標を聞かせてください
チームとしては夏合宿に三試合あるので、そこでしっかり勝ち切りたいなと思います。そこで夏に出た課題を秋に向けて克服していって、最終的には大学選手権優勝を果たしたいと思います。個人としてはスタメンに居続ける、4番などのスタートの番号を背負って試合に出続けられるようにしていきたいと思います。
最後までこだわって成長する
フランカー村田陣悟(スポ3=京都成章)
――オフはどのように過ごされましたか
地元の中学にラグビーを教えに行ったり、蓄積した疲労を落とすために友達と遊んで、ラグビーから離れて過ごしたりもしました。
――チーム、個人としてそれぞれ春を振り返っていただけますか
チームとしては、これから秋に向けて頑張っていく中で、個々の主張が足りないかなと思っていて、自分的にもそこが当てはまっているなと思っています。チーム全体が個々の主張を出すともっといいんじゃないのかと思います。もっとチームの中でリーダーシップをとることができる人が増えたらと思いますね。
――その中でご自身の立ち位置はいかがですか
僕はあまり言葉が上手ではないので、細かいことは言えないですが、チームをプレーで引っ張るという立ち位置なのかなと思います。
――積極的なボールキャリーが目立ちましたがこの春、個人的に意識されていたこと、フォーカスして練習されてきたことは
ボールキャリーの面では監督とも話してサイドステップを使って相手をずらすということやボールのもらい方などを意識しました。まだまだ課題が多かったので、そこをもっと秋にのばせるように練習を重ねていきたいと思います。
――セットプレーの仕上がりはいかがですか
ラインアウトはシンプルに自分たちのTQBというのを掲げて、シンプルなサインで取れて。最近では新しいサインを試していて、ラインアウトでは獲得率も高いのですが、それをこれ以降の秋シーズンに生かせればと。スクラムでは、フロントローが下級生とか、新しいポジションになった選手が多くて、そこでまだまだ横とのコネクトなどの個々の課題があると思うので、バックファイブの押しが、膝を曲げて前進力ですとか、細かいところ最後までこだわれていないなと思いました。フロントロー、バックファイブもあわせてそういうところを夏にやっていきたいと思います。
――個人として成長した点や課題点は
成長できた点は、場面場面で直感だけでなく一つ一つ考えられる選手になったかなという実感は自分の中であります。課題としては、「ポテンシャルはある」とコーチからよく言われるのですが、まだまだスキル面、この状況の時にこのプレーが一番合っているとか、スクラムも最後までこだわれていないというのが現状ですね。そこを考えられることができる、そして最後までこだわることができたら、個人としてももっと成長できるかなと思います。
――自分自身にとってどんな夏にしたいですか
今年はめちゃくちゃ暑いのでそこは気を付けつつ、もっと下級生の見本になれるような上級生になりたいなと思っています。誰よりもきついことをする、しんどいことをするというところにもこだわっていきたいです。あとは3年生なので、そろそろ自分的にももっと飛躍しなければならないと思います。
――夏、秋に向けて意気込みをお願いします
夏はきつい場面とか色々あると思いますが、今足りないのは、個々としてのスキル、チーム力のまとまりが一番大事だと思っていて、そこを夏でしっかりまとまって、同時に自分自身も成長してこれからの秋シーズンに臨んでいきたいと思います!
「チームを勝たせられる選手に」
SO守屋大誠(政経2=東京・早実)
――オフは何をされたのですか
オフは佐藤健次(スポ2=神奈川・桐蔭学園)が家に泊まりにきて、みんなでワチャワチャ過ごしました。
――春シーズン中盤からAチームで試合に出場されましたが、その時の心境は
昨年はAチームで試合に出る機会もなかったので。今シーズンに入ってAチームで出していただく機会をいただいて、高い強度やスピード感の中で試合をできたということは自分の中で良い経験になりました。
――Aチームでのプレーを振り返って
吉村紘さん(スポ4=東福岡)に引っ張ってもらっている部分もあって、まだまだゲームを作ったり、コントロールしたりするところが足りていないと思うので、そこはこれからの課題かなと思います。
――帝京大戦でのトライを振り返って
あのトライは、全員のオプションから生まれたトライだと思っています。チーム全員で先制トライができてうれしかったです。
――目標としているプレーやこういうプレーがしたいという気持ちはありますか
SOとしてチームを勝たせたいと思っているので、チームを勝たせられる選手になりたいなというのはあります。
――夏合宿で強化していきたい点は
フィジカルや体が強くないので、そこは秋に向けて鍛えていきたいと思ってます。あとはパスやキックなど、細かいプレーの精度とかをもう少し高めていければと思っています。
――夏と秋への意気込みを
夏合宿では春に負けてしまった帝京大との試合もありますし、秋には負けられない戦いが続くと思うので、まずはしっかりメンバー争いに絡んでいけるように。これからも精度の高いプレーを続けていきたいと思います。
「選手権につながるいい準備を」
WTB槇瑛人(スポ4=東京・国学院久我山)
――オフはどのように過ごされましたか
オフは同期の昌彦(相良、社4=東京・早実)とかと沖縄に行ってダイビングとかバナナボードに乗ったり、パラセーリングで飛んだりして沖縄ライフを楽しみました!
――春シーズンも槇選手のトライがたくさんありました。ご自身のプレーを評価いただけますか
トライを取るというところでいうと、回数的に結構とれたのかなということはあるのですが、大敗してしまった帝京大学戦でトライを取れなかったというのは、自分的に今後につなげていかなければならないなと思っています。
――昨季よりもひと回り体が大きくなったと思うのですが、この春ご自身で主に強化した点はありますか
個人的にいうと、チームとして体を大きくするというところは新体制が始まってすごく取り組んでいたところなのでそこの部分は効果が出たのではないのかなと思っています。
――具体的にその効果が出た部分を教えていただけますか
効果を感じた試合というか、自分の中でプレーしていて走れなかったというのは感じなかったので、体を大きくしながらもしっかり自分のランはこれまで通りできたかなと思います。
――チームとしての課題はどんなところにありましたか
チームとしての課題は一人目のタックルで外してしまったことが負けた試合は特に多かったので、体を大きくしてタックルの技術というのも練習でも一度見直して取り組んでいきたいと思います。
――4年生として何か意識されていること、心掛けていることはありますか
僕はどちらかというと口で引っ張ることが得意ではないので、自分のプレーでチームを勢いづけられるようにトライを取れるところは絶対取り切るとか、普段の練習から声を出して、練習に対する姿勢とかを下の学年にも見せていければと思っています。
――ラストとなる夏合宿ですが、どんな夏にしたいですか
最後の夏合宿なので、しっかり帝京大にもフォーカスして準備して、この合宿が対抗戦(関東大学対抗戦)、選手権(全日本大学選手権)につながるようにいい準備をしていきたいと思います。
――最後に、夏、秋に向けて意気込みをお願いします!
この春シーズンの帝京大戦でできなかったことや自分の強みをたくさん出していけるように、たくさん動いて積極的にアタックに参加して、しっかり自分のトライというかたちでチームに貢献できるように頑張っていきたいと思います!