本記事には関東大学春季大会を終えた選手のコメントを掲載しています。
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※最終節の日大戦記事にも春季振り返りインタビューを掲載しておりますので、併せてご一読ください。
「強くなって戻ってくる」
ロック鏡鈴之介副将(法4=東京・早大学院)
――オフは何をして過ごしましたか
WAPで函館ラサール(高校)に行って、ラグビーを教えに行きました。
――春シーズンを振り返っていかがですか
チームとしては、『Touch Choice』というところと要求しあうということにフォーカスしてやってきた中で、課題は山積みでしたが、一試合ごとに自分たちで目標を立てて、それに向けて全員でコミットしてその結果がアタックの部分で出てきていたので、全員で一つの方向に向かってできたという点は良かったのかなと思います。個人としては、春季大会は2試合出て、こだわろうと思っていた接点の部分は、できた部分はありました。ケガはしてしまいましたが、また強くなって戻ってこれるように頑張っていきます。
――チームとしての課題は
チームとしての課題は、まだそこまで手を付けられていないディフェンスの部分に甘いところがあるので、まだまだこれからだなと思っています。これからも一貫してコンタクトの部分などに全員がこだわっていけるように声かけをしていきたいです。
――ケガで試合に出られなかった時期に副将として意識していたことは
何ができるかなってすごく考えたのですが、あまり思いつかなくて。それでもケガ人として時間はあったので、下のチームの練習まで全部のユニット練習を見て、フィードバックすることは心がけてやっていました。
――春シーズンで成長のカギとなった出来事はありましたか
2月から新体制が始まって、そこからやると決めていた週5回のパンプと練習後に必ず体を当てる、タックル練習するというところを池本(大喜、文構3=東京・早実)と一緒にやっていました。そこにこだわった成果が一貫したプレーにつながったのかなと思います。
――夏合宿と秋シーズンに向けてチームとして、個人としての意気込みを!
チームとしては帝京大をはじめとして(春季大会で)負けたチームには必ず勝てるように土台を作っていくことです。またチーム一丸となって頑張っていきたいです。個人としては、ケガを早く直して、前より強くなって戻ってくるということと、副将としてケガ人としてもできることを常に考えながらみんなのお手本になるような人間像を見せていけたらなと思います!
「しっかりと体を張って前で止める」
プロップ川﨑太雅(スポ3=東福岡)
――オフはどのように過ごされましたか
実家に帰省して、家族団らんを過ごしました。たまに軽く走ったりして自主トレとかも色々していました。
――日大戦で早明戦以来のスタメンとなりましたが、ご自身のプレーを振り返っていかがですか
日大戦は、個人としてはセットプレーのスクラムの部分で、相手をしっかり押してペナルティを取ったり、押し切ることを目標に挑んだのですが、スクラムで相手にプレッシャーをかけられる場面があったりして、こちらからプレッシャーをかけられなかったところはとても反省点だなと思いました。
――春シーズン全体を振り返って
春一番初めの早明戦で1番としてスタメンで試合に出て、ちょっと緊張していたのですが、明治とやって、トレーニングしてきたところを出すことができたので少しスクラムに自信が持てたかなと思います。
――春シーズン特にこだわってきた部分は
FWはやっぱりセットプレーのスクラムで、相手にしっかりと勝つというところにこだわりを持ってやってきました。
――そのスクラムの仕上がりに関して手応えはありましたか
去年の数値とかと比べると良くなってきているんじゃないかという感じはしました。もっと練習しなければならないのですが、選手たちの実感の中でも良くなってきているとも思います。
――良くなってきたというのはどういった部分に
しっかりと8人で組むスクラムというのを目標にしてやっているので、そこは選手の意識を高く持って出来始めているかなと思います。
――反対に課題点は
明治であったり帝京であったりとか、FWが強いチームと戦った時に、セットプレーでプレッシャーをかけられてしまっているので、そこで対応できるようにもっと体を張ってやっていかないといけないというのは課題です。
――春シーズン印象に残っている試合はありますか
新人早明戦です。試合に出ている一人一人が前に出て、体を張って、自分たちよりでかい相手をしっかり前で止めてるというところと、モール、スクラムというチーム全体として取り組んでいるところに関しても、相手もモールが強いですが、そこでしっかり勝てて良い試合ができていたので、とても印象に残っています。
――個人的に夏に向けて強化していきたい部分は
個人としてもスクラムがもっと強くならなければいけないし、フロントローは結構専門的な部分もあるので、そういったところで色々な場面においても相手に組みかけるようなスクラムを組めるようにもっともっと練習していかなければならないと思いました。あとはディフェンスで自分より体がでかい相手にもしっかりと体を張って前で止めるというところをやっていきたいです。
――最後に夏、秋に向けた個人の意気込みを!
夏の試合に向けて、スクラムで自信を持てるようにもっと練習していきたいと思います!
「良い質でなおかつ正確に、丁寧に」
SH宮尾昌典(スポ2=京都成章)
――オフはどのように過ごされましたか
オフはラグビーを全くしてなくて、ラグビーに全く触れないように過ごしていました(笑)。遊びだったりやりたいことを結構やりました。
――春シーズンに意識していたことやこだわってきたところは
春シーズンというか今年こだわりたいこととしては、丁寧にプレーをすることです。昨年の(全国大学選手権の)早明戦で、僕が最後にボールを落としてしまって、それは忘れることはないので。それを踏まえて、昨年のプレーの質を落とさずに、もっと良い質でなおかつ正確に、丁寧にというところを心がけてやりました。
――春シーズンをチームとして、個人として振り返って
チームとしては少し課題の出たシーズンでした。具体的には基本的な気持ちの部分や、チームとしてシーンによってプレーの選択をする上で全員が同じマインドをもってアタックできているのかというところをもう少し突き留めるというところがこれから、重要になってくるポイントなのかなと思います。個人としては昨年よりは成長できたと感じました。丁寧さであったり、ミスを減らしたりというところで昨年と比べて、分析の方が出してくれるデータを見るとミスが減っているので。プレーの選択のミスが減ってるという部分で成長を感じました。
――今のチームの良い点と課題は
何かをやろうとなったときにみんながそれに対してフォーカスして取り組めているのですが、今回の試合でできたことを次の試合でも継続的にやるというところはできていないのかなと思っています。
――夏合宿でこだわっていきたいところ
チームとしてもっと完成度を出せるようにしていきたいです。まだ自分たちのアタックの完成形が見えていないので。夏合宿は秋シーズンに向けて重要になってくると思うので、そこでしっかりと『自分たちがこういう戦い方をする』という同じマインドを全員が持てるようになればいいのかなと思っています。
――個人としてはありますか
今年一年を通して、手堅いプレーというか、あまりミスをしないというところはこだわりたいところです。
「自分の得意なプレーを」
WTB西浦剛臣(社2=ニュージーランド・ハミルトン・ボーイズ・スクール)
――オフはどのように過ごしましたか
守屋(大誠、政経2=東京・早実)の家に泊まりに行きました。その後は北海道に行きました。春の早明戦で(北海道が)初めてだったのですが、観光とかができていなかったので、今回は美味しいものを食べてきました!
――春シーズンAチームで初めて出場した明大戦はいかがでしたか
最初はすごく緊張していたのですが、自分らしいプレーでもやっていけるんだなというのは少し感じたのですが、他の部分ですごく課題があるなと正直思いました。まだまだチームのレベルではないなと思いました。
――どういったところに課題が見えましたか
自分から自分の得意な状況に持っていけないというのもありますし、コミュニケーション不足というのもありました。ディフェンスではミスしてしまったので、キャリーの回数も少なかったですし、そういう部分が課題だったと思います。
――ご自身のアピールポイントはいかがですか
強いボールキャリーが自分の中では得意プレーなので、そういうプレーができるように自分から仲間を呼んで頑張りたいと思います。
――これから定位置を確保していくためにはどういう点を磨いていかないと課題に感じている部分はありますか
まずはディフェンスの面で、一対一のタックルが弱いのでそこを磨いていかないといけないと感じています。
――それではどんな目標を立てて夏に臨みたいですか
今は基礎の部分であったり、タックルの精度を上達させていかなければいけないと思います。体づくりを大きくして自分の得意なプレーをより生かせるようにしたいなと思います。
――夏、秋に向けての意気込みをお願いします!
今年はAチームでプレーできるようになったので、定着できるように課題をしっか見直して頑張っていきたいと思います!
細かいところへのこだわり
CTB岡﨑颯馬(スポ3=長崎北陽台)
――オフはどのように過ごされたのですか
地元に帰って、早稲田佐賀高校にいって高校生たちと交流しました。地元では久しぶりに家族とゆっくり過ごしました!
――春シーズン全体を振り返って自身のプレーの総評は
あんまり納得のいくシーズンではなかったです。自分の強みであるパスの部分で、パスの受け手がやりずらそうにプレーしていたのが僕としてはすごく反省しているところです。その中でパスが上手くいかない分、他のところを頑張ろうと思っていたのですが、全部が中途半端だったので、悔しいシーズンでした。
――以前、明大戦が春季大会のポイントになるというお話がありましたが、明大戦を振り返って
春シーズン初戦ということで今年の(早大の)立ち位置がどうなるかなと思っていました。自分たちらしいアタックをすれば勝てるという感触を持てたのでその部分は良かったと思います。ですが負けてしまいましたし、細かいところがこだわりきれていなくて、春シーズンの良いスタートが切れなかったのが、それからの春シーズンも良い流れに乗れなかったのかなと思っています。
――ポジション争いが激しいCTBの定位置を確保するために、どういった部分の強化をしていきたいですか
自分の強みとして80分間同じクオリティー(のパフォーマンス)が出せることがあります。その部分で春シーズンでは時間帯によってムラができてしまったので、そこはしっかりと練習中から意識してやっていくということです。あとは、ハンドリングの部分で外のスペースを上手く攻略することが大事だと思っていて、昨年のシーズン終わりではその部分が課題となっていたので、もっとレベルアップしていきたいと思っています。
――チームとして個人としてどんな夏合宿にしたいか
個人としてはケガなく乗りきることと、すべての分野において一回りも二回りも成長できるように頑張りたいです。チームとしては、夏合宿で全勝できるように。帝京大学さんとの試合から(夏合宿で)3連勝して、対抗戦(関東大学対抗戦)に向けて良いスタートを切れればいいなと思っています。