「締まった試合になった」(河瀬)/インタビュー集

ラグビー男子

この記事には夏季オープン戦・帝京大A、B戦の選手コメントを掲載しています。

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チャンスを生かしきれず、帝京大Dに完敗/帝京大D戦

 

【帝京大A戦】

 

FB河瀬諒介 (スポ4=大阪・東海大仰星)

――試合を振り返っていかがですか

 チームとしてコンタクトにこだわって臨んだ試合で、コンタクトにこだわれたので良かったと思います。アタック、ディフェンスともに集中力高く80分間行えたと思うので、締まった試合になったかなと思います。

――2本トライを決められましたが、それぞれトライを振り返っていかがですか

 1本目のトライは、FWの選手がゲインをしてくれて、オフロードでつないでくれたので、チャンスにボールをもらえた感じですね。2本目は、相手がノックオンをしてのカウンターで、(パスを)もらったときに、相手との距離もスペースもあったので、自分で勝負をしようと思いました。目の前の選手がFWの選手ということもあって思い切ってプレーできたと思います。

――2本目のトライでの喜ぶ姿が印象的でしたが、この試合にどういう気持ちで臨んだのか教えてください

 前日にC、Dチームが帝京と戦って良い結果が得られなかったので、A、Bの試合が重要になることはチームとして話していました。早稲田大学がどういうラグビーをするのかをしっかり示すというところは、監督からの話もあったし、自分自身でも思っていました。

――BK陣の連携が光った試合でしたが、意識したことや、周りの選手に対して声をかけたことは何かありますか

 コミュニケーションを意識して取ろうということは試合前から思っていました。帝京大学さんは特に外側のディフェンスを詰めてくると思っていたので、相手のディフェンスを見ながら、どういうアタックをするのかというところを意識していました。

――次戦の意気込みをお願いします

 明治大学は、夏合宿の3試合目で最終戦ということで、どういうかたちで試合を終えるかということが、対抗戦を迎えるにあたって重要になってくると思うので、チームとしてやるべきこと、やりたいことをしっかり遂行できるように頑張りたいです。

フランカー植野智也(法3=東京・早実)

――試合を振り返っていかがですか

 初めてAチームのスタメンで、とても緊張していました。また、帝京が相手だったので、とても大きくて強いと感じました。しかし、率直な感想は勝ててホッとしたというか、Aチームで初めてスタメンで出られて、自分が出ていた試合でちゃんと勝ち切れたということがとてもうれしかったです。

――ディフェンス面について振り返っていかがですか

 チーム全体として体を当てることができており、とても良いディフェンスができていたと思います。個人としては、まだまだ外されてしまうところや力で負けてしまうところがあるので、そこは自分の中で課題だと思っています。

――自分を評価できる点はありますか

 全体的に見て、昨日の試合での僕のプレーはあまり良くありませんでした。しかし、ブレイクダウンのところで人がキャリーする際に良いハンマーができたとは思います。

――セットプレーについて振り返っていただけますか

 最初のスクラムで帝京さんに押されてしまって、試合の入りとしてはそこまで良くなかったと思います。しかし、フロントローの3枚が試合の中で修正して、要所要所では良いスクラムが組めたとも思います。この先は一貫性を持って、8人でまとまって良いスクラムが組めたら良いです。ラインアウトに関してはファイブメンに僕は入っていないのですが、入っているメンバーがすごく良いラインアウトと良いスローをしてくれて、そこではボールをキープできていたので良かったなと思っています。

――次戦への意気込みを教えてください

 次戦は明治さんで、テンポの速いアタックになると思います。そこで自分たちの寝て起き上がるスピードなど、テンポの部分で勝負をしていかないといけないと思っていますね。走り勝ちたいと思います。

CTB岡﨑颯馬(スポ2=長崎北陽台)

――試合を振り返っていかがですか

 夏合宿の2戦目ということで、一戦一戦準備してきたものを出そうという中でしっかり照準を合わせて良い準備ができて、それを出せた試合だったと思います。

――ディフェンスで意識したことを教えてください

 接点でまず引かないということと、横とコミュニケーションを取り続けて、絶対にビックゲインをされないように、トライを取られないようにというのはこだわってやっていました。

――アタックに関してはいかがですか

 外にスペースがあるというのはわかっていたんですが、その中で自分がディフェンスに詰められてしまって、良いボールが運べなかったシーンもあったので、そこはまた次に向けての改善点かなと思います。

――BK陣がほとんど上級生の中で岡﨑選手は2年生ですが、コミュニケーションの面で意識していることはありますか

 まず先輩方の意見を試合中も聞くことを大事にして、その中でもわからないことだったり、自分が思ったことを発言するようにしています。

――最後に次戦の意気込みをお願いします

 次戦は夏合宿の3戦目で、ここまで良い流れできているので、しっかりと試合開始から自分たちが春シーズンを通してやってきたこと、この夏やってきたことをすべて出したいと思います。

 

フッカー川﨑太雅(スポ2=東福岡)

――試合を振り返っていかがですか

 一番は勝てたことが本当にうれしかったです。その中でFWとしては、スクラムという大きな課題が見えたので、そこを対抗戦までに修正していきたいなと思いました。

――帝京のスクラムに対して、どんな対策をして試合に臨みましたか

 春から8人で組むというところをやってきたので、試合でもそこを出そうとしました。

――スクラムを課題に挙げられていましたが、具体的にどこを修正していきたいですか

 8人で固まる意識を8人で共有できていないところと、僕も含めてひとりひとりのスクラムの技術が向上しきれていないのかなと思いました。

――ラインアウトのご自身の評価を教えてください

 キックが多くなり、ラインアウトが多くなった中で、しっかり集中して(ボールを)投げることができたのかなと思います。ゴール前で2本ラインアウトミスをしてしまったのは、自分としては重く捉えていて、もっと練習しないといけないなと思いました。

――ご自身のプレーを振りかえって全体的な評価をお願いします

 ディフェンスをフォーカスしてやってきたので、前に出て体を当てるということができたので良かったと思います。あとはセットプレーのところを練習していかなければいけないなと思います。

――最後に次戦の意気込みをお願いします

 次の明治はスクラムもフィールドも強いのですが、そこで圧倒できるようにスクラムを組みたいなと思います。

 

【帝京大B戦】

SH河村謙尚(社4=大阪・常翔学園)

――試合を勝利で終えた感想を教えてください

 チームとしてゲームテーマである『リアクション』というところを意識しました。また、帝京大学さんはフィジカルが強いという印象が自分たちの中であったのですが、自分たちもフィジカル強化のところは力を入れているので、コンタクトのところで勝負をしようという話はしていました。それができた結果、あのような試合ができたと思います。

――ゲームキャプテンとして意識していたことを教えてください

 先ほどもお話したのですが、試合前にはゲームテーマの『リクション』のところや、フィジカルのコンタクトの部分についてみんなに声をかけていました。「絶対に引くな」ということを常に言っていましたね。ゲーム中は、ゲームキャプテンだったので、試合の中で起きた問題やうまくいっていないところをしっかりみんなで話し合うということを意識してやっていました。

――ハーフタイムではどのような声かけをしていましたか

 チーム全体の修正点について話をして、前半もフィジカルの部分で負けてはいなかったですし、内容的には悪くなかったと思っていたので、継続してやっていこうという話をしていました。

――ディフェンスに関してはどのように評価されていますか

 少し崩れた場面もあったのですが、そこを立て直してしっかりと体を張るということはできていたので良かったと思います。

――ご自身の夏合宿の意気込みを教えてください

 最終学年にもなりましたし、自分のプレーについてだけではなくチームをまとめる存在にならなければいけないと思っています。昨年は自分自身としても、個人としても悔しい結果に終わってしまいました。その雪辱を果たせるように、9番を着て、日本一になるという目標が自分の中にあるので、それを達成できるように成長していきたいと思います。

フッカー原朋輝(スポ4=神奈川・桐蔭学園)

――試合を振り返っていかがですか

 昨日の試合は『リアクション』をテーマに掲げていて、そこの『リアクション』のスピードはこだわっていました。特にFWとしては、相手の強みがスクラムやラインアウト、コンタクトなどFWのところだったので、FWで戦おうということは話していましたね。それが80分間通してできたことが勝利につながったのだと思います。

――後半途中からスクラムが劣勢になった印象ですが、スクラムについての評価を教えてください

 前半から後半の途中までは自分たちの思うようにスクラムが組めていましたが、後半になって相手のフロントローの選手が代わって組み方が少し変わりました。それにうまく対応できなかったことが課題として挙げられます。

――個人としてはどのような気持ちで試合に臨まれましたか

 自分はフッカーなので、スクラムやラインアウトのセットプレーを安定させることを意識しました。加えて、相手は留学生の選手も何人かいてコンタクトの部分も強いと思っていたので、そこでは絶対に引かないということを考えていましたね。

――実際に試合を終えて、ご自身のプレーをどのように評価していますか

 マイボールラインアウトの成功率は100%でしたし、スクラムを押すことができて、コンタクトの部分も自分の強みであるタックルやフィールドプレーができました。昨日の試合は良かったのかなと思います。

――この試合の勝利にはどんな意味があると思いますか

 前日にCチームとDチームが帝京さんと対戦したのですが、どちらの試合も帝京さんに圧倒されてしまいました。その結果も踏まえてAもBも、早稲田のこだわっているところを出して勝とうということは話していたので、その中でこの試合を僅差で勝利することができたのは、チームに大きな影響を与えられたのではないかと思います。

――ご自身の夏合宿の意気込みを教えてください

 明治戦が来週ありますが、今まで積み上げてきたものを、ラインアウトやスクラム、コンタクトの部分で出してアピールしたいと思います。

WTB今駒有喜(文3=東京・早実)

――試合を振り返っての感想をお願いします

 前日にC、D戦があって、そこでは大敗してしまったので、今回のA、B戦では勝とうということを目標にしていました。なので、そこで勝利という結果が出せたのは良いことかなと思います。

――前半のご自身のトライシーンを振り返っていかがですか

 なかなか点が入らない拮抗(きっこう)した状況で点を取れて、チームの流れを変えることができたと思います。

――試合を振り返って、ご自身で見つけた課題はどこにあると考えていますか

 Aチームでも数分出させていただいたのですが、そこでデイフェンスでのコミュニケーションミスやコネクトが甘い部分があったので、そこは課題だと思います。

――次戦の意気込みをお願いします

 次の相手は明治大学ということで、明治大学は当然、一番のライバルなので、そこで内容も結果もしっかりと出したうえで勝ち切ることを目標に頑張りたいと思います。

――この夏合宿を通してのご自身の目標を教えてください

 試合が残り1試合しかないので、普段の練習から結果を出して、合宿が終わるころまでにはAチームに上がれたらいいなと思っています。

 

 

SO久富連太郎(政経2=島根・石見智翠館)

――試合を振り返っての感想をお願いします

 勝ててうれしかったですね。結構痺れる試合でした。

――ご自身のキックから攻めるシーンが何度かあったと思いますが

 敵陣でプレーするというのがゲームプランにあって、キックが多めになるということはみんな共通認識でありました。みんなが良いチェイスをしてくれて敵陣でプレーできました。

――ゲームメイクの評価はいかがですか

 10段階で言うと8くらいですね。結構うまくいったと思います。

――具体的にどのようなところが良かったと思いますか

 エリアマネジメントの部分と、全部キックを決められたところ、得点のマネジメントがうまくいったところですね。

――逆に課題はありますか

 相手のゴール前で継続してアタックできなかったところ、点が取れなかったところです。

――最後に夏合宿の意気込みをお願いします

 次の明治戦にまず勝って、良いかたちでシーズンを迎えられるようにしたいと思います。