これまでの敗戦を糧にし、大きな収穫を得た。日体大、筑波大に敗れ、2連敗で迎えた関東大学春季大会(春季大会)第3戦。春季大会では前半から攻めきれない試合が続いていたが、きょうは前半で6トライを含む38点を奪って波に乗ると、中大を無失点に抑え、69−0でノーサイド。内容の充実した一戦となった。
今回の中大戦に臨むにあたって、チーム全体として掲げていたポイントが3つあった。ファーストプレー、エリアマネージメント、ディフェンスで前に上がることだ。前回の筑波戦を振り返っても、試合の立ち上がりで相手に主導権を奪われ、自陣でのプレーが目立っていた。そこをどう修正できるかがこの3つに表れていたといえよう。開始15分でCTB伊藤大貴(スポ4=愛知・春日丘)が2トライを決め先制に成功すると、前半22分、きょうはSOとして出場した岸岡智樹(教3=大阪・東海大仰星)のキックパスを受けたWTB安部勇佑(スポ2=東京・国学院久我山)が相手を弾きながらインゴール右隅へ飛び込み5点を追加。試合の入りで波に乗った早大はその後もアタックの手を緩めない。自陣22メートルでターンオーバーするとFB梅津友喜(スポ3=岩手・黒沢尻北)がゲインし、パスを受けた岸岡がそのままトライを挙げる。その後もWTB桑山聖生(スポ4=鹿児島実業)が2トライをねじ込み、38−0で試合を折り返す。
課題だった立ち上がりに2トライを奪った伊藤
続く後半は、12分に梅津のキックで一気に敵陣へ攻め込むと、モールで押し切りフッカー峨家直也(商4=兵庫・報徳学園)がトライ。その2分後にも、峨家がディフェンスのギャップを突いて抜け出すと、サポートについた岸岡がパスを受け、そのままインゴールを駆け抜け中大を突き放す。その後は雨の影響もあってか、パスミスなど双方のイージーミスが目立つ展開になる。両チームとも攻め切れない時間帯が続いたが、19分には岸岡が中大のパスをインターセプトしトライにつなげ局面を打開した。さらに、30分、桑山聖が敵陣までボールを運ぶと、右大外から抜け出したFB南徹哉(文2=福岡・修猷館)がAチーム初出場ながら初トライ。43分には岸岡がダメ押しのトライを鮮やかに決め、69−0で圧勝した。
Aチーム初出場初トライをマークした南
ディフェンスでは、タックルがしっかりと入り相手のゲインを阻む場面が多く見られた。一方、アタックではキックを多用することで敵陣でのプレーを増やし、自陣でプレーしていた筑波大戦からの成長を見せた。3つのポイントは達成できたといえよう。加えて、筑波大戦では目立っていたペナルティーもこの試合では減少した。反省を生かし、一歩前進した早大。多くの選手にとって実りある試合となったことは間違いないが、「きょう出来たことが相手が変わってできないのは基礎力が上がってない証拠になってしまう」(フランカー佐藤真吾主将、スポ4=東京・本郷)という言葉が全てだと言えるのかもしれない。来週の法大戦こそ、きょうの成果の真価が問われるだろう。
(記事 石名遥、写真 喜柳純平、小田真史)
☆PICK UP PLAYER
キックでも、ランでも魅せた。岸岡が描くさらなる成長曲線
筑波大戦ではエリアマネージメントができず、自陣でのプレーを強いられた早大。その反省を生かし、きょうは要所でキックを使いながらのゲーム展開となった。そこでタクトを振るっていたのが今季SOでは初スタメンとなった岸岡だ。「どういうキックで崩していけばいいかを考えていました」と振り返る通り、ある場面ではスクリューキックでエリアを稼いだり、また別の場面ではコンテストキックでボールの再獲得を狙うなど状況に応じてキックを使い分け、まさに『司令塔』として攻撃のタクトを振るった。岸岡のキックがこの試合で早大のエリアマネージメントが優位に進められた要因の1つだといえよう。さらに、前にスペースがあると見るや積極的にゲインする姿勢を見せ、この試合では1人で4トライをマークする活躍を見せた。1年時からSOとして攻撃のタクトを振るっていた岸岡だが、今季はFBにも挑戦し、前へ仕掛ける積極性がより一層高まった。さらなる成長を見せる早大の司令塔から目が離せない。
関東大学春季大会 | ||||
---|---|---|---|---|
早大 | スコア | 中大 | ||
前半 | 後半 | 得点 | 前半 | 後半 |
6 | 5 | T | 0 | 0 |
4 | 3 | G | 0 | 0 |
0 | 0 | P | 0 | 0 |
0 | 0 | D | 0 | 0 |
38 | 31 | 計 | 0 | 0 |
69 | 合計 | 0 | ||
4/4 | 3/3 | スクラム成功率 | 2/2 | 8/8 |
4/5 | 6/6 | ラインアウト成功率 | 4/4 | 5/7 |
【得点】▽トライ 岸岡4、伊藤2、桑山聖2、安部、峨家、南 ▽ゴール 梅津(5G)、武田誠(2G) | ||||
※得点者は早大のみ記載 |
早大登録メンバー | |||
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背番号 | 名前 | 学部学年 | 出身校 |
1 | 鶴川 達彦 | 文構4 | 神奈川・桐蔭学園中教校 |
後半0分交代→16小澤 | |||
2 | 峨家 直也 | 商4 | 兵庫・報徳学園 |
後半15分交代→17宮里 | |||
3 | 久保 優 | スポ2 | 福岡・筑紫 |
後半0分交代→18黒田 | |||
4 | 中山 匠 | 教3 | 東京・成城学園 |
5 | 三浦 駿平 | スポ3 | 秋田中央 |
後半32分交代→19松井 | |||
6 | ◎佐藤 真吾 | スポ4 | 東京・本郷 |
7 | 幸重 天 | 文構3 | 大分舞鶴 |
後半24分交代→20柴田 | |||
8 | 沖野 玄 | 商3 | 北海道・函館ラサール |
9 | 堀越 友太 | 社4 | 東京・早実 |
後半35分交代→21貝塚 | |||
10 | 岸岡 智樹 | 教3 | 大阪・東海大仰星 |
11 | 桑山 聖生 | スポ4 | 鹿児島実 |
12 | 松本 悠汰 | スポ3 | 大阪・天王寺 |
13 | 伊藤 大貴 | スポ4 | 愛知・春日丘 |
後半14分交代→22武田誠 | |||
14 | 安部 勇佑 | スポ2 | 東京・国学院久我山 |
15 | 梅津 友喜 | スポ3 | 岩手・黒沢尻北 |
後半21分交代→23南 | |||
リザーブ | |||
16 | 小澤 祐仁 | 法4 | 東京・早大学院 |
17 | 宮里 侑樹 | スポ4 | 沖縄・名護商工 |
18 | 黒田 瑛大 | 社2 | 埼玉・早大本庄 |
19 | 松井 丈典 | スポ4 | 愛知・旭野 |
20 | 柴田 徹 | 社3 | 神奈川・桐蔭学園 |
21 | 貝塚 陸 | スポ4 | 東京・本郷 |
22 | 武田 誠太郎 | 社3 | 島根・石見智翠館 |
23 | 南 徹哉 | 文2 | 福岡・修猷館 |
※◎はゲームキャプテン、監督は相良南海夫(平4政経卒=東京・早大学院) |
コメント
相良南海夫監督(平4政経卒=東京・早大学院)
――関東大学春季大会初勝利となりました
先週の筑波大戦で1対1や、ブレイクダウンで受けてしまっていたので、そこを今週一週間で修正しました。それが試合の中では表現できて結果に結びついたことは、一つ階段を上がれたかなと思います。
――課題となった試合の入りでも改善の兆しが見えてきました
そうですね、キャプテンの佐藤真以下、ファーストということは今週のテーマに掲げていたのでそれが試合の中で出たのはよかったなと思います。
――ちなみにブレイクダウンでの修正点はどのような点を修正されたのでしょうか
一人一人のボールキャリアーがより一歩、二歩前に出るとか、ディフェンスだったらポジディブなディフェンスができるように前に出るとかの部分です。
――マインドの部分ということでしょうか
いや、スキルを見直さなければならなかったので、その辺の練習や意識づけを練習の中でやってきました。
――あと、きょうのゲームではキックを多用した印象がありました。監督の中で何か意図があったのでしょうか
いや、ことしキックを使わないとかそういうことではなくて、これも先週の筑波大戦でエリアの陣取りで負けてる部分があったので、空いている相手のスペースをしっかり見ていこうということで、きょうはSOが岸岡になりましたけど、そういうチョイスを選手たちがして、ゲームの中で実行したということです。
――選手たちで判断した結果なのですね
エリアの取り方を考えようということで、ブレイクダウンとか1対1とか今週練習した部分で、エリア取りも今週はやってきたので、そこが練習したことがゲームの中で出ましたし、そういうプレー選択を選手たちがしたということです。
――ただ、チームとして後半の運動量が落ちた印象がありました
ことし目指しているラグビーだとそういう部分がまだ足りないんだと思います。そこはまた考えていかないといけないかなと思います。
――来週の法大戦でフォーカスする部分はどこになるのでしょうか
きょうのゲームを観てどうレビューするかですけど、フォーカスする部分は例えばブレイクダウンとか、1対1のクオリティーを上げていくことがテーマになってくるかと思います。
フランカー佐藤真吾主将(スポ4=東京・本郷)
――春季大会初勝利となりました
今週やりたいことが見えた試合かなと思います。今週からチームのマインドの部分を変えようとやってきたので。
―具体的にはどの部分でしょうか
思い切り前に出ることとか、ファーストの部分を意識するとか、エリアを取る部分とかですね。特に、ディフェンスのところですね。ディフェンスが最後前に上がれたので、それはよかったかなと思います。
――課題となっていた試合の入りの部分についてはいかがでしょうか
キックオフからマイボールになるまでの、そこの部分をフォーカスしてファーストとしてやっていたので、最初良い入りができてトライも奪えたのでよかったと思います。
――ブレイクダウンもターンオーバーする場面がいくつか見られました
そこは1人目のタックルがしっかり決まって、そこに二の矢、三の矢とどんどん入ってきてブレイクダウンもいい形だったので、よかったと思います。
――そこは今週の練習の成果ですね
そうですね、練習の成果だと思います。
――試合の運び方としてキックが多かったですが、この意図は何でしょうか
エリアを取ることですね。先週の筑波大戦で自陣でプレーしたシーンが目立ったので、そこで後手を踏んで流れが持っていけないシーンがあったので、そこは今回岸岡を中心にエリアをとっていこうと話していました。
――SOが岸岡選手になったことも影響したのですね
それもあると思います。みんなの意識も変わったのかなと思いますし、岸岡じゃなくて加藤(SO加藤皓己、創理3=北海道・函館ラサール)でも、キックの精度は違いますけどエリアを取ることに変わりはなかったので。
――来週の法大戦ではどこにフォーカスしていきたいですか
引き続ききょう出来たことが相手が変わってできないのは基礎力が上がってない証拠になってしまうので、今回の結果に満足せずにまだまだ基礎力は低いですし、帝京大や明大に比べればまだまだレベルが低いので、もっとこれから基礎を高めていって、法大戦ではより高いレベルで出したいと思います。
フッカー峨家直也(商4=兵庫・報徳学園)
――チーム全体でのこの試合の意気込みは何ですか
3つテーマがあって。ひとつ目がディフェンスで上がるってところと、あとは敵陣でプレーするってことと、ファーストで形をしっかり作るっていうのがあって、その辺をイメージしてやりました。
――その点で前半を振り返っていかがですか
しっかりエリア取って敵陣でプレーできたってのもありますし、ラックで前に出てターンオーバーっていうシーンもあったので、その辺は良かったと思います。
――前後半のセットプレーとブレイクダウンを振り返っていかがですか
スクラムでは前に出られましたし、ラインアウトは一本僕のミスがあったんですけど、取れたので。セットプレーのところは良かったかなと思います。ブレイクダウンのところはディフェンスのとこが判断して、入るところは入るし、入らないところは入らないでしっかり立つことができて。形を作れたのが良かったかなと思います。
――良かった点と悪かった点は
良かったのは自分がセットプレーの要なので、特にスクラムのところでコントロールできたかなっていうのはあります。悪かった点としてはディフェンスの接点とかでもう少し前に出られたかなっていう部分があるので、そこら辺を課題としてもって来週に向けてしっかりやっていきたいと思います。
――次戦に向けてのチームの課題は何でしょうか
まだまだこれがスタンダードでもっと上のレベルを目指していかなきゃダメなので、しっかり精度を上げて取り組んでいきたいと思います。
SH堀越友太(東京・早実)
――今回Aチームで初の試合でしたが、いかがでしたか
試合前はただただ緊張しました。試合の入りも自分のパスミスで始まってしまって・・・。最後まで緊張はとれなかったかなという感じでした。点数をつけるとしたらきょうの出来は10点か20点ですかね。
――良かった点は何ですか
自分個人はあまりなかったです。チーム全体でやろうとしていた早いサポートや、ディフェンス面では前に出ることがチーム全体としてしっかりとできていたこと。ターンオーバーしてトライを取れたりなどはチームとして良かったと思いますが、個人的にはあまりよくなかったですね。
――試合を振り返っていかがですか
SHとしてコミュニケーションを取ろうとはしましたが、あまりうまく噛み合いませんでした。試合中のことは全く覚えてません(笑)。しかし、自分のパスが高かったりすることでFWが求めているところに投げれなかったなという思いはあります。
――次戦に向けての意気込みをお願いします
技術面に関しては雨とか関係なく毎回90点以上のパスを投げれるように。SOやFWの胸に取りやすいボールを常に供給するということです。次戦もし出れたらパスミスは0で。あとは僕の強みがディフェンスなのでしっかりディフェンスで絡んでいきたいなと思います。
SO岸岡智樹(教3=大阪・東海大仰星)
――きょうの試合でポイントとしていたところはどこですか
1つ前の筑波大戦で課題となっていたところを中心に1週間取り組んで、それだけをきょうはしっかり出していこうと。そういう内容の濃いゲームにしようと話していました。
――その課題というのは何でしょうか
課題は2つあって、チームの根底として『Moving』と『1対1』っていうのを掲げているんですけど、それを前面に出すっていうのを当たり前にして、それからさらにやろうと。
まず1対1のところで、ディフェンスで前に出る中で、一人目が倒せなかったときなどに早くサポートについて、二人目が仕事をするのかしないのか、ディフェンスに立つのか後衛に行くのかっていうところの判断の質を上げようというところがあって。それが前に出るディフェンスにつながるので。きょうは結構前に出られたと思うので、そこはこの1週間でしっかりやろうと言っていたところがディフェンスの部分では出たのかなと思っています。
二つ目はエリアマネージメントのところです。筑波戦で前半風上だったにもかかわらずしんどい試合をしてしまったのですが、きょうはエリアマネージメントは良かったんじゃないかなと思います。
――前半の立ち上がりの部分についてはいかがですか
前半は逆に風下だったんですけど、風下なりのキックが蹴れないわけではないので。ただ、ただ蹴り合いをしたら負けてしまいますが、キックの種類とかをうまく使って、ちょっと競れるくらいのちょうどいいキックをコントロールしてくれました。ボールは手放してしまいますが、そこからのディフェンスがさっきも言ったドックにつながるのでそこをしっかりやろうということで。前半は良かったんじゃないかなと思っています。
――今回はキックを多用していた印象ですが、何か意図があったのでしょうか
ただただきょうのテーマに素早いサポートと前に出る部分とエリアマネージメントファーストっていうのがあって。そのエリアマネージメントは、僕に託されていたじゃないですけど、そのために僕が出ていたようなものなので、そこだけはしっかり徹底してやろうと思っていました。風下だったので、前半はしっかりキックを蹴りました。ただ蹴ればいいというものではなく、きょうは相手の裏をしっかり見て、どういうキックで崩していけばいいかなというのを前半は特に考えていました。
――今後に向けて一言お願いします
きょうもミスが多かったりとか色々課題が見つかりましたが、失点がなかったというのが一番大きな部分でした。前に出るディフェンスからターンオーバーにつながって、それがトライにつながったっていうのは自分たちの強みとしてあるんですけど、イージーミスが重なってしまいました。他にもビデオを見てから色々と出てくると思うので。きょうは先週の試合の反省をしっかりと出そうという試合だったので、それを積み上げていければいいチームになれるのかなと思います。
CTB伊藤大貴(スポ4=愛知・春日丘)
――中大戦はどのような位置づけのゲームでしたか
チームとして3つ今週の試合に向けてテーマがありました。1つ目はディフェンスで前にあげるという意識。そして、その回数を増やすこと。2つ目はしっかりキックで敵陣に入ってプレーをする。3つ目にファーストプレーという最初のプレーを決めて、試合の流れを自分達に引き寄せるというテーマで臨みました。
――それは前回の筑波大戦の反省からですか
そうですね。最初の週の頭のミーティングで今週の中大戦はそこにフォーカスしてやりましょうと、チームで全体としてのフォーカスポイントを挙げました。そこを今回全うしてできたことがすごい成長につながったと思います。
――試合の入りはいかがでしたか
ファーストプレーはしっかりイメージ通りで、先制点も取ることができて、流れも呼び寄せることができたのかなと思います。
――前半の良かった点はありますか
前半は全員がディフェンスだったりアタックもそうですが、前に出る意識があってアタックでもしっかりエリアを取れたこととディフェンスでは前に出る意識が全員強くかったです。そこで、ターンオーバーが出来てトライにつなげられたことも良かったです。
――前半で30点差以上をつけました
前半の入りが良ければ、そのぐらいはいけるかなと個人的に思いましたが、今回は春の前回の筑波戦とは違ってしっかりファーストプレーで勢いづけることができたので、良かったのかなと思います。
――修正点はありますか
ディフェンスで前に出ようという中でも個人的に仕留めきれなかったところも数本あったので、そこは練習のときに感覚が渋っていたのかなと思います。
――2つのトライを決めました
春シーズン3試合を振り返って、誰かが抜けた時に周りの選手がサポートに行けていませんでした。トライを取りきれなかった所が反省で上がったので、きょうは自分がしっかり誰かが抜けたらサポートするという意識を持って臨みました。その結果最初のトライが取れたのかなと思います。
――次戦への意気込みを教えてください
チームとしてまた新しくテーマがあると思うので、それを遂行できるようにやるのと、個人としてはしっかり強みであるディフェンスでもっとアグレッシブに前に出て、ターンオーバーを狙えるようにしたいです。
WTB安倍勇佑(スポ2=東京・國學院久我山)
―― トライシーンの振り返りをお願いします
敵陣ゴール前で、相手にペナルティが出ていたのでアドバンテージもらってて、チャレンジできるところだったので、外でコール出してキックパスもらってつながったという感じです。
――試合の入りはいかがでしたか
チームとしてファーストということで最近試合の入りが悪かったので、そこを1週間意識してやってきて、まずまず良かったかなと思います。
――試合全体を振り返って感じたことは何ですか
前回の試合を踏まえて1週間やってきたことが出せたかなと思います。
――具体的にどのような部分が良かったですか
ディフェンスをアグレッシブにするというのと、2人目が速くディフェンスもアタックも寄っていくことですね。
――逆に見つめ直す必要のある部分はありますか
雨の影響もあったんですけど、1人目のボールキャリーのところがちょっとミスが多かったのでそこを修正したいです。チームとしても帝京大に勝つためにやっているので、そこはスタンダードに上げていきたいです。
FB梅津友喜(スポ3=岩手・黒沢尻北)
――きょうはコンバージョンキッカーとしてプレーされていました
前回の筑波大戦でもそうだったんですけどまだ全然キッカーが定まってなくて、誰にしようかということで前回の筑波戦から蹴っていて、筑波戦の時にも3分の3だったので、できるだけミスを少なくいこうと、やりました。
――キックの感触はいかがでしたか
やっぱり点数を重ねていくにあたって、キックが大事になってくると思うので、最初のうちに2本入ったのは良かったんですけど、途中2本連続で外してそこでまた波に乗りきれなかったので、もっと入るようにしたいです。15メートル内のキックは全部入ったので良かったんですけど、15メートルより外のキックの成功率が低かったので、そこをもう少し練習していきたいなと思います。
――FBとWTBではどちらの方がやりやすいですか
希望としてはFBの方がやりたいんですけど、与えられたポジションをしっかりやっていきたいなというところです。
――チームとしてきょうの試合振り返っていただいていかがですか
今週やってきたディフェンスで前に出るっていうところで、どんどん相手のアタックからしっかりターンオーバーして、トライにつなげることができたので、その辺はチームとして良かった点だと思います。でも個人個人での反省とかいろいろあると思うので、そこを修正して、他のもっと強いところを見据えて、これからも頑張っていきたいと思います。
――ご自身のプレー振り返っていかがですか
エリア取りの部分でチームとしては意識する中で個人的にはそういうところを意識していたんですけど、エリア取りも上手くいって自分たちのペースをつかむことができましたし、ラインブレイクも何本ができたんですけど、ラインブレイクに関しては上手くいった形もあったんですけど、悪い形が2、3本あって、中でも雨が降ってきてハンドリングがっていうのや、天候によってチームとしてコミュニケーションが少し取りづらくなっていて、自分のミスとかで流れを悪くしてしまったところはあったので、修正していきたいなと思います。
――次戦への意気込みをお願いします
次戦もFBかWTBか分からないですけど、しっかり自分のできるプレーを、トライで魅せるっていうのもそうですけど、エリア取りとかチームにしっかり貢献できるように頑張っていきたいと思います。