ラグビー蹴球部は19日、2018年に控える創部100周年に向けた取り組みなどに関する決意表明会見を行った。会見には、アシックスの尾山基代表取締役社長CEOをはじめとした各パートナー企業の代表者やラグビー蹴球部のスタッフなどが出席。その冒頭で山下大悟監督(平15人卒=神奈川・桐蔭学園)は今季のラグビー蹴球部が掲げる理念やビジョンを熱弁し、「ワセダが大学ラグビーを引っ張っていく存在にならなければいけない」と決意を新たにした。さらに、新ジャージーのデザインを手がけた『デザインオフィスnendo』の佐藤オオキ代表が新ジャージーを発表した。
実際に新ジャージーを着用した桑山聖(左)と加藤
島田陽一ラグビー蹴球部長のあいさつからはじまったこの会見。その後は山下監督による今季のラグビー蹴球部の理念やビジョンの表明、パートナー企業を代表して尾山社長からラグビー蹴球部に対する支援についての説明と続いた。その中で山下監督は理念として『早稲田のラグビーを通じて世の中の人に夢と希望と感動を与える』ということを掲げ、尾山社長は「(アシックスがサポートしている)ラグビー南アフリカ代表やオーストラリア代表に対してのものと同等の支援を誓う」と語った。さらには新ジャージーのデザインをはじめ、ラグビー蹴球部のブランディング強化に携わっている佐藤代表が新ジャージーを発表。実際に選手たちが着用して登場した。新ジャージーは5月8日の高麗大戦から使用される予定だ。
新ジャージーを紹介する佐藤代表
このほかにも、共立メンテナンスが寮での食事を、クラウドファンディングのパイオニアであるミュージックセキュリティーズが強化資金の収集を支援するなど、今季からさらに多くの企業のサポートを受けることとなったラグビー蹴球部。8年間もの長きにわたって大学日本一の座から遠ざかっているだけでなく、2018年には創部100周年を控えているだけに、部の強化は急務だ。このような強力なバックアップをどう結果に結び付けていけるか。まずは来月から始まる関東大学春季大会に注目したい。
(記事 進藤翔太、写真 桝田大暉)
出席者による集合写真