東海大に惜敗、昨季のリベンジ果たせず 

ラグビー男子

 流通経大、法大相手に2連勝し迎えた関東大学春季大会3戦目。相手は12月の全国大学選手権で敗れた因縁の相手・東海大だった。何としてでも昨季のリベンジを果たしたい早大は開始10分で先制点を奪う。しかし、その後は東海大に流れを持っていかれると4連続トライを許し7-24で試合を折り返した。後半は自陣での攻防が続くも、簡単にはゴールラインを割らせない早大。巡ってきたチャンスをものにし、点数を重ねていく。後半は3トライを挙げ互角以上の戦いを見せたが惜しくも及ばす、28-36で敗戦を喫した。

 前半、立ち上がりは早大のペースだった。積極的なディフェンスで相手のミスを誘い、敵陣22メートルライン近くからの連続攻撃を繰り広げる。最後はCTB盛田志(スポ4=広島・尾道)がインゴールど真ん中に飛び込んだ。先制点を挙げこのまま勢いに乗りたかったが、14分に早大のキック処理のミスからピンチを招くと、そこから左右に攻撃を重ねられ失点。その後もFWに近場を攻め込まれるなど、ディフェンスが上手く機能せず立て続けにトライを献上。逆転を試みマイボールをキープするも敵陣でのパスミスでターンオーバーされ、なかなか得点につなげることができない。前半終了間際には自陣でのスクラム反則からさらにリードを広げられ、7-24で前半を終えた。

2試合続けて先発SOを務めた横山。攻撃の中心を担った

 17点のビハインドを背負って後半に入った早大。開始早々3分にCTB岡田一平主将(スポ4=大阪・常翔学園)がスクラムから相手のパスをインターセプト。そのまま独走トライを決めるが、その後は耐える時間が続いた。東海大のパス回しに翻弄(ほんろう)され、ゴールライン手前で危うい場面が続く。インゴールこそ死守したものの敵陣に足を踏み入れることは許されなかった。試合が動いたのは20分。「キャプテン(岡田主将)のビッグタックルから流れが変わった」(WTB本田宗詩、スポ3=福岡)。ここから早大の攻撃が始まった。23分に相手のペナルティーから陣地を挽回すると、WTB門田成明(法4=埼玉・早大本庄)が相手のタックルをかわし一気に攻め込む。7点を追加して3点差まで詰め寄った。しかし、自陣でのペナルティーから失点が続きまたも点差を広げられる。40分にロック仲元寺宏行(社4=広島・尾道)が1トライを返すも、逆転はかなわなかった。

この日も積極的な攻撃を見せ、存在感が日に日に増している仲元寺

 「チームの状態はだんだんよくなってきている」(仲元寺)。スクラムでの反則などが目立ったが、これまで課題を残してきた後半も息のあったディフェンスで何度もピンチをしのいできた。アタックを継続することで、攻撃面でも強さを見せた。得点こそ負けたものの、この黒星は早大にとっては進化の一部である。次戦は王者・帝京大。「自分たちの限界やパワー以上を相手にぶつける」(岡田主将)と話すよう、勝利をつかむための意気込みは十分だ。闘志に燃える早大が絶対王者を迎え撃つ。

(記事 田々楽智咲、写真 八木瑛莉佳、進藤翔太、東哲也)

☆PICK UP PLAYER

CTBとして出場を果たし、活躍を見せた岡田主将

 SHとして不動の地位を築いた岡田一平主将(スポ4=大阪・常翔学園)のCTB起用――。コンタクトの強さやブレイクダウンの激しさを買われての出場に、「少し驚いたが、全く考えなかったことではない」と本人は笑顔で話したが、多くのファンへ驚きを与えたに違いない。だが、試合が始まると岡田はこの起用が間違いでないことを証明した。開始早々に自身のディフェンスから反則を誘発すると、その後も期待通りブレイクダウンで激しいプレーを披露。相手選手が起き上がれなくなるほど力強いタックルもさく裂した。
 高校2年時以来というCTBとしての出場。コンビを組んだCTB盛田志(スポ4=広島・尾道)も「良くやってくれていた」と岡田のプレーを高く評価した。それでも「バインドやボールに絡むしつこさはまだまだ突き詰める部分がある」と決して満足していない。CTBとしての出場が濃厚な次週の帝京大戦では、この日以上のパフォーマンスを見せることを誓った。ポジションがどこであろうと、プレーでも声でもチームをけん引する男の背中は、どこまでも頼もしい。

関東大学春季大会
早大 スコア 東海大
前半 後半 得点 前半 後半
21 24 12
28 合計 36
【得点】▽トライ 仲元寺、岡田、盛田、門田 ▽ゴール 横山(4G)
※得点者は早大のみ記載

 

早大メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
佐田 涼祐 社3 東京・早実
  後半28分交代→16石倉    
貝塚 隼一郎 政経4 埼玉・早大本庄
千葉 太一 教3 東京・早実
  後半28分交代→18渡瀬    
仲元寺 宏行 社4 広島・尾道
河野 秀明 創理4 東京・早実
宮里 侑樹 スポ1 沖縄・名護商工
池本 翔一 スポ4 愛知・千種
佐藤 穣司 スポ4 山梨・日川
吉岡 航太郎 スポ2 国学院栃木
10 横山 陽介 スポ2 神奈川・桐蔭学園
11 勝浦 秋 スポ3 愛知・千種
  後半12分交代→22門田    
12 ◎岡田 一平 スポ4 大阪・常翔学園
  後半20分交代→23久富    
13 盛田 志 スポ4 広島・尾道
14 本田 宗詩 スポ3 福岡
15 黒木 健人 教2 宮崎・高鍋
リザーブ
16 石倉 庸平 人4 山梨・日川
17 周藤 直也 社3 東京・早大学院
18 渡瀬 完太 商4 東京・早大学院
19 沢登 直也 法3 神奈川・鎌倉学園
20 水野 孟 基理2 東京・早実
21 杉本 頼亮 スポ2 京都・桂
22 門田 成朗 法4 埼玉・早大本庄
23 久富 悠介 文構4 福岡・小倉
※◎は主将、監督は後藤禎和(平2社卒=東京・日比谷)
関東大学春季大会グループA星取表(5月30日現在)
  帝京大 早大 明大 流通経大 東海大 法大
帝京大 6/7 13:00

早大G
6/14 14:00

草薙
○67-12 ○59-19 ○121-0
早大 6/7 13:00

早大G
6/21 13:00

盛岡南
○35-34 ●28-36 ○45-14
明大 6/14 14:00

草薙
6/21 13:00

盛岡南

●24-33 ●26-50 ○76-17
流通経大 ●12-67 ●34-35 ○33-24 6/21 13:00

成田市中台
○59-21
東海大 ●19-59 ○36-28 ○50-26 6/21 13:00

成田市中台
6/14 13:00

東海大G
法大 ●0-121 ●14-45 ●17-76 ●21-59 6/14 13:00

東海大G
※早大Gは早稲田大学上井草グラウンド、草薙は静岡県草薙総合運動場、盛岡南は盛岡南公園球技場、成田市中台は成田市中台陸上競技場、東海大Gは東海大学湘南校舎ラグビー場。
関東大学春季大会グループA順位表(5月31日現在)
チーム 勝点 試合 得点 失点 得失 トライ
帝京大 18 247 31 216 39
流通経大 14 138 147 -9 22
早大 13 108 84 24 16
東海大 12 105 113 -8 17
明大 126 100 26 20
法大 52 301 -249 8
勝ち点制を採用し、勝ち5点、負け0点、引き分け2点を与える。またボーナス点として、勝敗に関係なく4トライ以上獲得したチームに勝ち点1を、7点差以内の敗戦のチームに勝ち点1をそれぞれ与える。全試合終了時に勝ち点で並んだ場合、得失点差により順位を決定する。
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コメント

CTB岡田一平主将(スポ4=大阪・常翔学園)

――チームとしてどのようなことを意識して挑まれましたか

新しく就任された村上(貴弘)コーチとのストレングス&コンディショ二ングのところで、体を大きくしています。なので、ぶつかり合いのところで、相手に対し引かずにやることを目的として試合をしました。その後レビューをしっかりしたいと思っています。

――東海大は大柄な選手が多いですが、体を当てた感触はいかがですか

僕自身も含め前に出てタックルした時はいい場面がありました。ただ、ディフェンスセットの部分で遅れたりノミネートミスがあったりしたところで後手に回って攻め込まれ、タックルの際に受けてしまうことがあったので、そのようなところを突き詰めていかないと来週の帝京大にはもっとやられてしまいます。この試合以上のコンタクトスキルが求められるのかなと思います。

――試合では早々に先制トライを挙げました。振り返ってみていかがですか

何度も攻めているところで相手が反則をしてくれたこともあるのですが、ちょっとバタバタしたところもあったので、そういう場面で自分たちの形を整理して作れればもっと落ち着いて得点できたかなと思います。

――アタックが継続できているように見えましたが、どう感じていますか

継続ということは今季のプレーにあたり大切にしていることです。ただ継続した上で相手を接点にどれだけ巻き込むか、どれだけ接点への人数にかけさせるか、そして前でブレイクダウンを作れるかが大事だと思います。翌週は帝京大の激しいプレッシャーがかかるなかで、どれだけいいブレイクダウンを作れるかが問題なので、これをもっと続けていきたいと思います。

――前半は連続して4トライ失いましたが、原因はどのようなところにありますか

コミュニケーションミスであったり、ちょっとした隙を突かれそのまま走られたりですね。そこももちろん修正しないといけないのですが、ビッグゲインされたあとのリアクションやFWの動きだったり、BKがいかに冷静に処理するかだったりが大事だと思うので、すぐ切り替えてFWがセットしたいです。また、ゴールラインを背にしてもすぐにトライ取られないよう粘り強く、「ここでトライを取られない」という気持ちを持っていけたらと思います。

――後半は自陣にくぎ付けされても失点は許しませんでしたが、そのことはハーフタイムにお話しされましたか

ハーフタイムでも自陣にくぎ付けになることはあるけど、簡単にゴールラインを割らせるなというところで、後藤さん(禎和監督、平2社卒=東京・日比谷)からも話がありましたし、自分からも色々なことを話しました。チームが強くなっていく上では、粘り強さが大切になると思います。

――この試合ではSHではなくCTBでの出場でしたが、転向されたのでしょうか

これからどうなるかは分かりませんが、一時的にですね。チームの現状を含め自分の持ち味を生かせるところを考えると、CTBとして前で体を張って、ブレイクダウンでプレッシャーをかける方がいいのではないかということで、CTBをやりました。

――首脳陣からの打診ということでしょうか

そうですね、ヘッドコーチ(銘苅信吾ヘッドコーチ、国際武道大卒)からです。

――SHへ未練やCTBへの抵抗はありましたか

いや、特には。言われた時には「え?」というよりは「お!」という感じですね(笑)。少し驚きはしましたが、全く考えなかったことではないですね。

――これまでにCTBの経験はありましたか

高校2年の時の花園予選はCTBをやっていました。

――では、そこまで目新しいことではないのですね

そうですね。高校時代を含め色々なポジションをやってきた身なので、あまり抵抗とかはなかったです。

――CTBとしてディフェンスで激しいプレーが光りましたが、自己評価はいかがですか

前に出て体をぶつけるところは自分としても出来たと感じますが、バインドやボールに絡むしつこさはまだまだ突き詰める部分があります。

――翌週は帝京大戦です。どのような試合をしたいですか

この試合でコンタクトの部分で引かないことを目標にして、ある程度は前に出ていいタックルやコンタクトをできたと思います。それでもこれ以上に強く激しいものを求めていかないと成長はないです。やっぱり普通にラグビーをやっていてもワセダは勝てないと思うので、普通以上のものを、自分たちの限界や最大のパワー以上を相手にぶつけないとだめなので、それを試合で発揮できるよう、今週しっかり準備していきます。

プロップ千葉太一(教3=東京・早実)

――どのようなテーマを掲げて試合に臨みましたか

『80分間ボディーランゲージ』、相手に弱い姿勢を見せないことをテーマにしていました。

――この試合では体現できましたか

先週までは後半にチームの勢いが落ちる感じだったのですが、一人一人がボディーランゲージとコールしたりして盛り立てたので、後半がいい試合になりました。

――後半は点数として勝っていましたが、前半は立て続けに失点がありました。原因は何でしょうか

セットプレーからの簡単なミスですね。

――スクラムでフリーキックを取られた場面では不可解な表情をされていました

こっちのアーリーエンゲージの部分でしたが、レフリーとのコミュニケーションが上手く取れていませんでした。

――強じんなフィジカルを持つ東海大に対し体を当てた印象を聞かせてください

自分たちが強くなったこともあるかもしれませんが、思っていたよりは戦えました。

――来週は帝京大戦ですが、どのような試合をしたいですか

東海大よりも必ず強いので、セットプレーの部分を安定した球をBKに供給して、自分たちのやってきたラグビーやシステムがどこまで通用するかチャレンジしたいと思います。

ロック仲元寺宏行(社4=広島・尾道)

――この試合の結果をどのように捉えていますか

最近の同大、法大戦でチームの状態はよくなっているのですが、勝ちきるという部分で一平(岡田主将)や穣司(NO・8佐藤穣司副将、スポ4=山梨・日川)を含めたリーダーの引っ張りについていけていない部分があって、それが敗因だったと思います。

――試合のテーマは何でしたか

ロックということでセットプレーの安定の部分と、フィールドの部分ではディフェンスで止めきること。あとはアタックシェイプの中で、どう自分が崩せるかということを意識してやっていました。

――その達成度はいかがですか

まだまだですね。ディフェンスもタックルミスが多かったり、自分のせいでゲインされたりという部分があったので、細かいところを修正して、帝京大戦に向かいたいと思います。

――セットプレーとおっしゃっていましたが、スクラムを振り返っていかがでしたか

久しぶりにロックをやって考えることなく必死にやっていました。

――前半はペナルティーを取られる場面が多くありましたが

フロントとの兼ね合いもありますが、レフリーとどうコミュニケーションを取るかなど、次への課題となったかなと思います。

――レフリーの指摘は何でしたか

3番側がバインドの段階で前にかけ過ぎていていました。

――後半は相手にペナルティーがありましたが

フロントローがレフリーとしっかりコミュニケーションを取って修正してくれてしました。

――ブレイクダウンはいかがでしたか

(佐藤)穣司とかが率先して体を当てているのを見てまだまだだなと思いました。追いつけてないという部分が多いと思います。

――フィットネスの部分はいかがでしたか

フィットネスという部分で走ったりする練習はあまりなくて、ストレングスに時間を割いている部分はあります。またフィットネスの練習が入ってくると思うので、その時にまた考えたいと思います。

――最後にインターセプトからトライをされていましたが、振り返っていかがですか

たまたまボールが来たという感じで特に狙った訳ではないのですが、最後なので思いきりタックルに入ろうと当たったときに入ってきた感じです。

――その他ご自身のプレーを振り返っていかがですか

やはりディフェンスですね。どんどん前に出て体を当てていきたいと思います。

――最後に帝京大戦への意気込みをお願いします

チームの状態もだんだんよくなってきているので、リーダーを中心に周りがどう盛り上げていくかが課題になると思います。

フランカー宮里侑樹(スポ1=沖縄・名護商工)

――今回の試合を振り返っていかがでしたか

まだタックルが全然できなくて、存在感を出すことが出来ませんでした。80分フル出場するのは初めてだったのですが、走り切るフィットネスがなくて、リアクションが遅いのが今回の課題でした。前に出ることが今後一番の目標です。

――では反対に、自己評価されている点はありますか

早大はブレイクダウンを目標にしているのですが、今回は結構ブレイクダウンまで取れたかなと自分でも思っています。

――東海大はFWが強力でしたが、実際に体を当ててみた感想はありますか

やっぱり全然体がないので、ヒットが勝っていなかったと思います。これからはウエイトを頑張って、ヒットを強くしていきたいです。

――1年生で初のスタメン出場となりましたが、緊張などはされましたか

非常に緊張しました。ですがチームの雰囲気が良くて、『80分間ボディーランゲージ』という目標があり、先輩方もとても自分に声を掛けてくださったので、(グラウンドに)立った時はもう緊張はしませんでした。これはチャンスだと思っているので、遠慮せず自分で引っ張るくらいの気持ちで頑張りたいです。

――入学して2カ月ほど経過しましたが、部の生活には慣れましたか

はい。先輩方が優しいので、居心地良く過ごせています。

――来週には帝京大戦が控えていますが、どのようなプレーをしたいですか

とにかく(帝京大は)体が大きいと思います。体をしっかり前で止めて、逃げるタックルはしないで正面から戦っていきたいです。

SO横山陽介(スポ2=神奈川・桐蔭学園)

――本日のチームとして、そして個人としてのプレーを振り返って感想をお願いします

きつくなったときのディフェンスでタックルの成功率が低くなっていたので、次からはしっかりと踏み込んで改善していきたいです。一平さん(岡田主将)が復帰したというのも大きいと思うのですが、強い東海大のフィジカルにも対抗できて、この前よりも良いブレイクダウンができたので、練習でやっていた部分が生きたのかなと思います。

――試合を振り返ってどのような課題がありましたか

ミスで終わってしまうことが嫌でした。良いところでミスがあったような気がして、そこでボールを持ち続けることができたら良かったと思います。惜しいミスが多くて取り切れずにミスしてしまうことが多かったので、取り切ることができるようにすればもっとトライが取れたかなと思います。

――広範囲でパスを回し早く展開していくスタイルでしたが、試合ではどのような収穫がありましたか

良いタイミングで回したときは良いゲインができたと思います。

――東海大戦ということで意識されていたことはありますか

昨年の借りを返そうと思っていました。また試合をすることがあると思うので、次こそ絶対に勝ちたいです。

――次週には帝京大戦が控えていますが、チームとして課題をどのように改善されていきますか

本日の試合でできたこととできなかったことについて、もう一度ビデオで見て改善をしていきたいです。できたことは次もきちんとできるように、できなかったことをできるようにして良い1週間を過ごしたいと思います。

――個人として帝京大戦に向けて意気込みを教えてください

ディフェンスで負けないようにしたいです。そこが自分の課題だと思うので、勝ち切れるようにしていきたいです。

CTB盛田志(スポ4=広島・尾道)

――今回の試合全体を振り返っていかがでしたか

もともとFWが大変な試合になることは分かっていたので、そこでもっと僕たちBKが先導して、色々と具体的な指示を出すことができていれば、結果は違ったかなと思います。

――序盤で1トライを挙げましたが、ご自身のプレーについてはいかがでしたか

当たり負けなどもしなかったのでアタックに関しては調子が上がってきているかなと感じます。

――復帰戦2戦目となりましたが、ご自身の状態はいかがでしたか

だいぶ良いです。ただ、まだスタミナの方が追いついていないと思いました。

――岡田主将との初のCTBを組まれましたがいかがでしたか

良くやってくれました。僕がちょっとミスをした所もカバーしてくれて、良いコンビになるのではないかと思います。

――ディフェンスについてはいかがでしたか

僕も12番を久しぶりにやったので、まだ改善点があるとすごく感じました。

――東海大のBK陣は良い選手が揃っていたと思いますがいかがでしたか

確かに少しやられた部分もありましたが、僕たちもトライを取れましたし、あまり気にならずにできました。

――次戦の帝京大戦の抱負をお聞かせください

今回よりも全然強い相手なので、一歩二歩でも練習でレベルアップして勝ちに行きます。

WTB本田宗詩(スポ3=福岡)

――今回の試合を振り返っていかがでしたか

個人としてはノートライでチャンスはいくつかあったと思うのですけど、効果的なゲインができなくて不完全燃焼です。それでも同大、法大とチームの状態はよくなってきているので、来週は王者に対してどのぐらいできるかということを1週間しっかり準備して臨みたいです。

――相手は全国大学選手権で敗戦した東海大でしたが、何か意識しているところはありましたか

昨年はリザーブで1分も出られないという悔しい思いをしました。また対面の石井魁さん(東海大)は学生でもナンバーワンの11番だと思うので意識はしていました。

――対面の石井選手とのマッチアップの手応えはいかがでしたか

カウンターの時に一本タックルで刺さることができたのですけど、そこから早く立ち上がってターンオーバーとまではいきませんでした。逆に早大が余られているシーンなんかはしっかり声を出して2本トライを取られたので、そういうところを見習っていきたいと思います。

――15人制の試合では今季初めてノートライという結果に終わりましたが、アタックを振り返ってみていかがですか

東海大はこれまでの相手と違ってディフェンスで引いてくる相手で、内側からの圧力も強かったです。そういうところに対応できなかったのですが、帝京大はもっともっとすごいと思うので、そこを打開できるようにしていきたいです。

――前半と後半では後半の方が内容がよかったように感じましたが、後半変えたところはありますか

キャプテン(岡田主将)のビックタックルから流れが変わったと思うので、あれをキャプテンだけじゃなくて15人全員が前半からすればもっといい展開になったと思います。

――この試合の課題と収穫はありますか

課題は東海大という強い相手に対してもっともっとボールタッチを増やしてゲインしないといけないというところです。収穫はカウンターアタックに対し自分がいいタックルできたのですけど、その時に周りとコミュニケーションが取れていたので、周りとコミュニケーション取ればチームとしていいディフェンスができたというところです。

――次は大学王者の帝京大が相手になりますが、どういったところを意識して臨みたいですか

帝京大はラグビーも上手いのですが私生活とかもちゃんとしていて、隙が無いという感じです。ですが、帝京大を倒すのを早大しかないと思っているので、早大にしかできないということにフォーカスして準備したいです。