関東大学春季大会3連勝と波に乗る早大は、石川で慶大と対戦。最終節に控える帝京大との一戦を前に弾みをつけようとこの試合に挑んだ。試合は序盤、ラインアウトからモールで連続トライを挙げるなど上々の滑り出しを見せる。3つのトライを奪い21-5で前半を折り返す。後半もWTB荻野岳志(先理4=神奈川・柏陽)の得点などで加点していく。しかし後半30分から連続失点を喫するなど集中力を欠く場面も見られ、40-22で勝利したものの課題を残す結果となった。
試合開始早々から今シーズン好調の攻撃陣が力を見せる。5分、相手のペナルティーで獲得したラインアウトからモールを組みフランカー吉田有輝(人4=大分舞鶴)がそのままトライ。続く9分にも再び同じ形で得点し、14-0と大きくリードし立ち上がりに成功する。このまま早大の流れになると思われたが、慶大の激しいタックルがさえ渡り、じわじわと押され始める。21分にスクラムから中央を突破され失点を喫し、苦しい時間帯が続いた。早大はノックオンなどミスが相次ぎリズムに乗り切ることができない。しかし終了間際にスクラムでターンオーバーを誘発すると、それを得点に結びつけて前半を21-5で終える。
モールから2トライを挙げた吉田
後半さらにリードを広げたい早大であったが、ノックオンを連発しなかなか得点することができない。それでも12分にSO小倉順平副将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)から荻野にパスが回りインゴールへ。追加点を奪うことに成功する。さらに22分にこの試合3つ目となるラインアウトモールでのトライを挙げ、30分までに40-5と大きく点差を広げる。このまま早大ペースで試合が終わると思われた。しかしここから慶大が反撃を開始。集中の途切れた早大はディフェンスのミスからそのままゴールラインを割られてしまう。さらにスクラムでもターンオーバーを喫し、終了間際に3連続失トライを許す。40-22での勝利となったものの、後味の悪い結果となってしまった。
的確なゲームメークでBKを引っ張る小倉副将
勝利を挙げたが、ペナルティーの多さ、ディフェンスなど課題が浮き彫りになった試合になった。一方でモールでのトライなど成長を見せた部分もあり、収穫も得ることができた。春シーズンも残りは帝京大との一戦のみ。白星をつかむためには、「帝京大はペナルティーをしたら簡単に自陣に入られてしまいますしモールも強いので、もっと意識してやっていかなくてはならないと思います。」(小倉)と語るように、課題の修正が不可欠だ。春シーズンの集大成を見せて勝利を。早大が絶対的王者に再び挑む。
(記事 東哲也 写真 大口穂菜美、藤巻晴帆)
関東大学春季大会 | ||||
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早大 | スコア | 慶大 | ||
前半 | 後半 | 得点 | 前半 | 後半 |
3 | 3 | T | 1 | 3 |
3 | 2 | G | 0 | 1 |
0 | 0 | P | 0 | 0 |
0 | 0 | D | 0 | 0 |
21 | 19 | 計 | 5 | 17 |
40 | 合計 | 22 | ||
【得点】▽トライ 光川、吉田2、小倉、飯野、荻野、千葉太 ▽ゴール 小倉(5G) | ||||
※得点者は早大のみ記載 |
早大メンバー | |||
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背番号 | 名前 | 学部学年 | 出身校 |
1 | 光川 広之 | スポ4 | 神奈川・公文国際学園 |
後半0分交代→18千葉太 | |||
2 | 貝塚 隼一郎 | 政経3 | 埼玉・早大本庄 |
後半0分交代→17清水 | |||
3 | 佐藤 勇人 | スポ4 | 秋田中央 |
後半16分交代→16高橋俊 | |||
4 | ◎大峯 功三 | スポ4 | 福岡・東筑 |
5 | 桑野 詠真 | スポ2 | 福岡・筑紫 |
6 | 吉田 有輝 | 人4 | 大分舞鶴 |
7 | 布巻 峻介 | スポ4 | 東福岡 |
後半0分交代→19仲元寺 | |||
8 | 山口 和慶 | スポ2 | 福岡 |
後半23分交代→20佐藤穣 | |||
9 | 平野 航輝 | スポ4 | 長崎南山 |
後半0分交代→21岡田 | |||
10 | 小倉 順平 | スポ4 | 神奈川・桐蔭学園 |
11 | 深津 健吾 | スポ4 | 東京・国学院久我山 |
後半9分交代→23門田 | |||
12 | 飯野 恭史 | 商4 | 東京・早実 |
13 | 丹野 怜央 | 教4 | 北海道・札幌山の手 |
後半30分交代→22久富 | |||
14 | 荻野 岳志 | 先理4 | 神奈川・柏陽 |
15 | 滝沢 祐樹 | 基理3 | 福島 |
リザーブ | |||
16 | 高橋 俊太郎 | 社4 | 東京・早実 |
17 | 清水 新也 | スポ4 | 東京・早実 |
18 | 千葉 太一 | 教2 | 東京・早実 |
19 | 仲元寺 宏行 | 社3 | 広島・尾道 |
20 | 佐藤 穣司 | スポ3 | 山梨・日川 |
21 | 岡田 一平 | スポ3 | 大阪・常翔学園 |
22 | 久富 悠介 | 文構3 | 福岡・小倉 |
23 | 門田 成朗 | 法3 | 埼玉・早大本庄 |
※◎は主将、監督は後藤禎和(平2社卒=東京・日比谷) |
コメント
後藤禎和監督(平2社卒=東京・日比谷)
――試合の振り返りをお願いします
慶大の前に出てくるディフェンスの前に受けてしまいました。逆に慶大のディフェンスとは違って、早大のディフェンスは穴を空けてしまって最後の最後までその攻防を覆すことができませんでした。
――良いかたちでBKに展開する場面がつくれていないようにも感じましたがいかがですか
球が出ていなかったということではないですけど、相手のディフェンスの前にきれいにつなごうとしていたことはあると思います。こういった相手にこそ愚直に前に出ていくことが必要です。見た目が良くなくても前に前に出ていかないといけないです。最初から受けの姿勢になっていました。
――試合の序盤に2本モールでトライを奪うことができましたがその評価についてはいかがですか
地域の取り方がうまくいったのかと思います。だからそのところからいけるかなという気持ちになって、受けてしまったのかと思います。きれいにきれいにやっていくのではなくて、厳しくやっていかないといけないです。
――終盤の3連続失トライは外に人数が余ってしまいましたね
メンバーを大きく変えたところでの個人個人というところもあったと思います。個人個人のお粗末なプレーということが大きいですかね。
――試合後にはどのようなお話をされましたか
慶大はすごく強いチームで、我々があのように向かっていく気持ちを出さなければならないということを教えてもらいました。その部分を来週にぶつけていくということです。
――帝京大戦までにどのようにチームを持っていくのでしょうか
慶大とも比較してもことしの早大は一人一人の能力的に劣っていることもあるので、この試合のように受けてしまったら大敗すると思います。そこの部分をもう一度意識しなおして、チームとして勝つ徹底的に意識しなおします。あとは強い相手であるのでそれ相応の準備をします。
ロック大峯功三主将(スポ4=福岡・東筑)
――試合を振り返って感想をお願いします
後半最後の3失トライというところで慶大のものすごい気迫を感じた試合でした。
――慶大のタックルに攻めあぐねている印象でしたがいかがですか
強い相手になるとやっぱりゲインできない状態が続くので、そこを我慢して我慢して早い集散とセットを繰り返して、どこかで穴を見つけないといけないです。逆にあのような展開を楽しんでいかないといけなかったのかと思います。
――その部分がこの試合ではまだまだだったということでしょうか
そうですね。それでもトライにつながったところはモールとBKがアタックを継続したところだったので、自信を持って継続すれば必ずゲインできるんだというところの意識をもう一度統一していきたいです。
――モールで3本トライをとりましたがセットプレーの安定から好機につながったと思いますがいかがでしょうか
後半のスクラムが不安定だったので、全てのセットプレーが安定してきているとは言いがたいです。そこを反省して修正していければと思います。
――陣地をうまく取れた結果でもあると思いますがいかがですか
やはり相手のミスからのプレーだったので。自分たちがいいアタックを継続した結果反則を誘ったという風にも考えたいです。
――接点での感触はどのようなものがありましたか
もうこの試合はセットプレーからの1次ディフェンスで抜かれている場面が多かったです。そこを無くしていければもっと良い試合になったのかと思います。
――ゲインをされないためには何が必要ですか
まずはセットプレーの絶対的安定と一人一人が前に出るディフェンスを徹底することです。そこでゲインをされてしまうとどうしても苦しい展開になってしまうので、そこから修正していきます。
――終盤の3連続失点についてはいかがですか
慶大が地面を這ってでも前に出るアタックをしてきて、そこで受けてしまったのが外で余った原因だと思います。
――試合後にチームで話し合ったことはありますか
この試合で慶大が本当に気迫を見せてくれてそれを受けてしまいました。来週の帝京大戦に向けて、僕たちこそがそういう気持ちをもっと出していかないといけないということをチーム全体で話して、慶大の気迫というのを自分たちにプラスして考えていくということです。
――帝京大戦に向けて一言お願いします
春にやってきたことを信じて、この一週間反省していけば必ず面白いゲームになると思います。頑張ります。
フランカー布巻峻介副将(スポ4=東福岡)
――試合を振り返って、率直な感想をお願いします
試合を通じて慶大の低いタックルやディフェンスに対してゲインできず、もう蹴ってくれよという感じで心が折れそうになったんですけど、それでも踏ん張って攻め続けることができたかなと思います。
――最近の試合に比べるとなかなかペースがつかめず、自陣でのプレーを強いられる時間も多かったですが、要因は何でしょうか
相手のレベルが高くなって、ディフェンスのタイプも違うので。レベルの高いディフェンスを体験できたという意味ではプラスになったと思います。
――慶大と体を当ててみていかがでしたか
ヒットしてからの1歩2歩であったり、倒れてからも前に出てくるような気迫を感じましたね。
――ハーフタイムにはどのようなことを話し合いましたか
まずはディフェンスで相手のSHに走られるシーンがあったので、そこを修正するということと、アタックですぐに倒れていたシーンであと一歩早く立って、味方のサポートを待つというところくらいですかね。
――BKが抜かれ気味の印象でしたが、どのようにご覧になりましたか
相手のキープレーヤーがBKにいたので、ちょっと個人の力で上回られたというのと、システム的にも問題があったので、そこから修正して、個人は個人でしっかり課題を持ってくれればなと思います。
――具体的にどのような反省点が挙げられますか
ディフェンスの小さなミスをなくしていくのと、アタックだったらあと1歩立っておくだけで全然違うということであったり、チームとしてはこうしたら良くなるよというのを共有してプラスの方向にしていければいいかなと思います。
――来週迎える帝京大戦に向け、意気込みをお願いします
本気で勝つつもりで行きますし、春の集大成でもあるので、帝京大戦が終わった時に春シーズンにできるようになったことを自分たちが自信を持って言えるように終わりたいと思います。
――そのために特に準備していきたい点を教えてください
練習のスケジュールは変わらないので、まずはいままで何をやってきたのかということを頭で整理して、やってきたことを出し切るということですね。
SO小倉順平副将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)
――試合の振り返りをお願いします
また入りが少し悪くて、終盤もまた悪くて、課題は変わらないという感じです。
――立ち上がりに2トライ取りましたがその点に関してはどう思われていますか
一番最初のワンプレーで、この試合は僕がキックをチャージされたのですが、そこをどうにかしたいですね。
――ペナルティーが多かったことに関してはどう考えていますか
ペナルティーしないように練習でやってきたのですが、ペナルティーしているのが現状です。もっと我慢するようにしないといけないと思います。帝京大はペナルティーをしたら簡単に自陣に入られてしまいますしモールも強いので、もっと意識してやっていかなくてはならないと思います。
――相手ディフェンスにはどういう印象を持ちましたか
すごく前に出てくるディフェンスで外側をどんどん被せてきたのですが、それに気付くのが前半の最後で、遅かったです。気付くのが遅くて相手のやりたいことをやらせてしまいました。
――ディフェンスを振り返ってみていかがですか
スクラムからも一発で抜かれたりとか、普通の攻撃でも結構外をいかれたりしてしまいました。練習からそうなのですが、BKが話していないというかフィーリングでやってしまっているところがあるので、もう少し話すように自分も含めてやっていかなければならないと思います。
――終盤に3連続でトライを取られてしまいましたがなぜでしょうか
疲れていたのか、一個一個受けてしまってそうなったのかは分からないですが、小さいことが全て負の連鎖で回ってしまっていたので、修正すべきだと思います。
――評価できる点はありましたか
モールをしっかり取れたという部分は評価できますが、いままで0点で抑えられる試合が続いていたので、0点で抑えられなかったというのはあります。帝京大戦では簡単にトライは取れないし、簡単にトライ取られたら負けてしまうので。
――帝京大戦までに修正すべき点はどこですか
ビデオ見てからですけれど、ペナルティーをしないというのが第一ですね。
――帝京大戦で意識したいことはありますか
帝京大戦だからというのは特にないです。いつも通りしっかりやっていきたいと思います。
フッカー貝塚隼一郎(政経3=埼玉・早大本庄)
――試合を振り返っていかがですか
チームとしてはノーペナルティー、ブレイクダウンというテーマがあったのですけど、個人的にディフェンスの面で全くだめなところが多く出てきてしまったので、次の試合に向けて修正していきたいと思います。
――ディフェンスは具体的にどのような部分が良くなかったですか
タックルミスですね。飛び込んでしまって、そういう形になってしまいました。
――序盤、ラインアウトからモールで2つのトライを奪いましたが、あの場面を振り返っていかがですか
ラインアウトモールは最近いつも練習しているので、そこが強みになっていければと思います。
――その後は押し込まれる場面が続きましたがいかがですか
ディフェンスの我慢という面ではチームとしてはそれなりに良かったと思いますけど、個人的にタックルミスで抜かれてしまった部分が結構あったので、それをまた来週の練習で修正したいです。
――スクラムはターンオーバーを奪う場面もありましたが、スクラムについてはいかがですか
いままでにないような組み方をしてくる相手に対して、こっちがもっと早く修正できれば良かったのですけど、大きくは改善できなかったので、そういう修正能力も磨いていければなと思います。
――ノックオンを犯す場面も多く見受けられましたがいかがですか
やはりミスが起きるっていうのはあると思うので、そのミスをミスにしない心掛けというのをチームでやっているので、そういう面ではミスが起こるのはよくないことですけど、ミスをミスにしないでつけ込まれないっていうところでは良かったと思います。
――慶大の印象はいかがでしたか
気合というか、相手の気迫に結構やられてしまった部分はあったので、そういう相手にも動じないメンタルを培っていきたいです。
――次戦は帝京大との試合ですが、帝京大はどのような相手ですか
強くて、大きくて、速くて、そういう相手に対して泥くさく戦っていければなと思います。
――来週の試合に向けて抱負をお願いします
今週だめだったディフェンスの面で修正していければなと思います。
ロック桑野詠真(スポ2=福岡・筑紫)
――この試合はどういった意気込みで臨まれましたか
相手の慶大は早大が相手ということで、絶対にいままで以上の気迫で臨んでくると思っていました。なので自分たちはそれ以上に死ぬ気でいこうとしていたんですけど全然その気持ちが足りなくて、後半はそういったところが出てしまったかなと思います。
――後半終盤の連続失点について、原因は何ですか
まだ細かいところはこれから確認するんですけど、全体的にプレーが受け身になってしまったところだと思います。
――最終的にスコアは40-22となりましたが、この点数についてはいかがでしょうか
もっと失点を減らさないと帝京大には勝てないと思うので、一人一人がタックルの精度などを上げていくことが重要だと思います。
――前半後半、それぞれを振り返っていかがでしたか
前半は何本か良い感じにボールをもらえる場面もあったんですけど、後半は体が少し動いてなくてタックルのミスもあったので、厳しい時間帯でも自分のやりたいプレーをできるようにしたいです。
――この試合で見えたチームの課題は何でしょうか
先ほども言ったように相手に気迫負けしてしまった精神面、それと後半の終わりに受けに回ってしまったことです。
――次の帝京大戦に向けて意気込みを教えてください
春のターゲットということで絶対に勝たなくてはいけない相手だと思いますし、この試合での自分のプレーも帝京大を倒せるレベルではなかったので、一週間しっかり準備して打倒・帝京大に向けて頑張ろうと思います。
NO・8佐藤穣司(スポ3=山梨・日川)
――試合を振り返っていかがですか
アタック面では良い場面がたくさんあったのですが、ディフェンスで受けてしまった部分がありました。どんどんガツガツ攻めていないと、勢いに乗ることができず停滞してしまう部分があって、ディフェンスで受けに入ってしまってきつい展開になってしまうのかなと思いました。
――前半ベンチでご覧になっていて、何か気になった部分はありましたか
やはりディフェンスの部分ですかね。単純に1対1で前に出られてしまったりだとか、ノミネートミスがあったりなど、そのようなミスが目立ったかなと思います。
――後半からの出場でしたが、何か心掛けたことはありましたか
リザーブからの出場ということで、慣れていなかったのですが、出たらチームに良い流れを与えられるようにして、来週の帝京大戦につなげられるようにやっていこうと思っていました。
――ご自身に対する評価はいかがだったでしょうか
まだまだですね。具体的には、個人としては1対1のディフェンスの部分で、慶大よりも帝京大の方が格段に強いと思うので負けないようにすることと、タックルしたあとのリアクションですね。早大は『数で勝つ』ということをテーマにしていて、タックルしてそこで終わってしまうと人がどんどん減っていってしまうので、タックルしたあとすぐ立って次のプレーをして、人数が減らないように厚いディフェンスをしていきたいです。ブレイクダウンであったり、そういう部分をもっと精度高くやっていきたいです。
――帝京大戦を来週に控えていますが、チームの状況はいかがですか
今週の練習は結構良い雰囲気でできていたと思います。
――帝京大戦に向けてチーム全体で意識したいことはなんですか
早大はチャレンジャーだという気持ちを忘れないで、勢いや気持ち、気迫ももちろんそうですが、やってきたスキルの部分であったり、ずっとやってきたことを出せればと思います。
――FWに求められることはなんだと思いますか
セットプレーの安定ですね。100パーセントを目指したいです。競ったゲームのとき、FWが優位に立てればゲーム展開が楽になると思うので、FWにこだわってやっていきたいです。
――帝京大戦に向けた意気込みをお願いいたします
自分たちがやってきたことをぶつけて、絶対に勝ちにこだわってやっていきたいです。
SH岡田一平(スポ3=大阪・常翔学園)
――ご自身のプレーを振り返っていかがでしたか
後半自分が入って流れを変えようと思って、自分の思い切ったプレーを出して行こうとしたのですが、ちょっと空回りしてしまいました。結果的に自分の中では満足できない試合になりました。
――試合全体を振り返っていかがでしたか
相手が慶大ということで、やはり早慶戦というのは厳しい試合になることは分かっていたのですが、そこでの後半の我慢、ディフェンスのところで穴がいくつかできていたので、そこはチームの課題としてディフェンス面を強化していきたいと思います。
――攻撃の時どういったことを意識されていましたか
自分が流れを変えて自分の持ち味しっかり体で示して、自分が強く勝負するというのもそうですし、いま課題であるパスの精度もどんどん上げていきたいなと思ったのですが、結果的にあまり自分の持ち味は出せずに試合は終了してしまったので反省して次につなげたいと思います。
――チームのディフェンスの反省点としてあげられるものは
1人1人のタックル、バインドであったりスピードであったりそこのコンタクトの部分で1対1は相手より負けていたかなと感じたので、継続して1対1の強さ、1人じゃなくて2人で相手を必ず倒すということを課題に挙げていきたいと思います。
――帝京大戦に向けての意気込みは
もし自分が出ることがあるなら必ずチームを勝利に導けるように貢献したいと思っています。