【連載】インカレ直前特集『One for Oar』 第3回 4×+2:三浦彩朱佳

漕艇

 また一人、『女王ワセダ』の一員に名乗りを上げた1年生がいる。三浦彩朱佳(文1=青森)。長身と長い手足を生かした大きな漕ぎが評価され、初の全日本大学選手権(インカレ)で、花形種目の女子舵手付きクォドルプルのメンバーに選出された。入部から4カ月で託されたエンジのオールを、三浦はどんな思いで握るのか。

※この取材は書面により行われたものです。

「(入部動機は)日本一になりたかったから」

入部当初から早くもレースに出漕していた

――インカレメンバーに選出されたお気持ちを教えてください

  嬉しさと同時に不安を感じました。

――1年生ながらワセダのクォドに乗ることについてはどう感じていますか

 プレッシャーを感じています。

――クルーを組んでみての感触はいかがですか

 先輩方の漕ぎの凄さを改めて体感しました。

――現在、練習で最も苦労していることはなんですか

 先輩方の漕ぎについていくことです。

――ワセダの漕艇部を志した理由を教えてください

 日本一になりたかったからです。

――入部を決める直接のきっかけはありますか

 同じ出身校である木野田女子主将(スポ4=青森)に憧れたことです。

――入部から4カ月、改めて感じる部のイメージを教えてください

 楽しく過ごせて、落ち着ける場所だと感じます。

――高校時代と比べて異なると感じるポイントはどこにありますか

 練習の質と内容です。

――同期の1年生についてどう感じますか

 人数も多く個性の強い人の集まりだが、男女共に仲が良いと思います。

――具体的なエピソードは何かありますか

  たまに、同期会を開催します。

――先輩方と日々触れ合って感じることはありますか

 先輩方は志が高く、話をしていていろんな刺激を受けていると感じます。

――上京して、新鮮だと感じたことはありますか

 どこに行っても人がたくさんいることです。特に朝の通勤、通学ラッシュが大変です。

――息抜きをするときは、どのような過ごし方をしますか

 一日中ベットでゴロゴロしたり、近くに住んでいる姉とご飯を食べに行ったりします。

――大学生としてのキャンパスライフはいかがですか

 勉強は大変ですが、学部の友達とご飯を食べたり、話をしたりして楽しく過ごしています。

「負けない、という強い気持ちを持って挑みたい」

――ボートにおいて、ご自身の強みはどこにありますか

 長身を活かした、ワンストロークの長さです。

――現在の課題を教えてください

 細部まで、もっと(周りと漕ぎを)合わせていくことです。

――艇の中でのご自身の役割は

 艇を進めるために一生懸命漕ぐだけです。

――同じクルーの先輩方にはどのように接してもらっていますか

 優しく、可愛がってもらってます(笑)。

――三浦さんにとって初めての『全国決勝』という舞台に立つことが予想されます。どのような心持ちで挑もうと考えていますか

 負けない、という強い気持ちを持って挑みたいです。

――最後に、インカレへの意気込みを一言お願いします

 絶対優勝!

――ありがとうございました!

(取材・編集 喜田村廉人)

力強い漕ぎに期待です!

◆三浦彩朱佳(みうら・あすか)

1998年(平10)12月10日生まれ。177センチ。青森高出身。文学部1年。お忙しい中の書面取材にも迅速にご協力いただいた三浦選手。「憧れた」という木野田女子主将のように、いずれチームを引っ張る存在になるのでしょうか。期待大ですね!