【連載】早慶レガッタ直前特集『起死回生』 第1回 B:木野田沙帆子女子主将 × 2:木下美奈女子副将

漕艇

 去年、早慶レガッタにおいてクォドルプルからエイトへの種目変更を受けても、変わらず圧倒的な強さを見せた女子部。その女子部をことし率いるのは木野田沙帆子女子主将(スポ4=青森)と木下美奈女子副将(スポ4=山梨・富士河口湖)だ。二回目のエイト種目を迎えるにあたってどのような思いを抱くのか、また主将、副将としての覚悟とは。その胸中を伺った。

※この取材は3月1日に行われたものです。

「周りをもっと押し上げられるように」(木下美)

木下美は人柄と視野の広さでチームメートの信頼を集める

――昨シーズンを振り返っていかがでしたか

木野田 去年のシーズンでは全日本大学選手権(インカレ)に関しては良いスタートを切れたかなと思っているんですけど、その勢いをなかなか全日本選手権(全日本)につなげることができなかったと思います。インカレではダブルだったのですが全日本でクォドルプルになって、人数が増えたときにいかにユニホーミティを上げるかというのが凄く大切だと痛感しました。早慶戦では8人に人数が増えるのでそれを生かしていけたらいいかなと思いました。

木下美 私は、昨シーズンは濃かったかなと思いました。インカレ前にケガをしてしまって、個人的に覚悟を決めて臨んだところもあったためインカレでは優勝することができたのですが全日本ではまだまだ奮わない点がありました。そういった意味でこの冬でもう少しレベルアップして来年度こそ(王座を)取りたいなという気持ちが強くあります。

――去年一年でご自身が一番成長したなと思われる点はどこでしょうか

木下美 立場が変わったというところです。3年生のときも後輩はいたんですけど4年生についていこうという気持ちが強かったです。今は最上級生になって副将も務めさせていただいて自覚といいますか、周りを見るようになれてきているのかなというふうには感じます。

木野田 私は後輩と乗る機会が増えたといいますか、去年までは先輩や同期とのクルーが多かったんですけど去年を振り返ると後輩と乗ることが多かったです。後輩は先輩に気を遣ってしまうので私も積極的に後輩にコミュニケーションをとることを意識して話すきっかけを作るように努力した結果、もう少し打ち解けたコミュニケーションができるようになったかなと思います。

――話すきっかけというのは具体的にどのようにつくられましたか

木野田 私はささいなことに突っ込むというか、例えば靴下が新しくなったら「靴下新しくなったね」とか、前髪を切ったら「前髪切ったね」みたいな。そこからだんだんボートに関係ないところで意識的に会話を広げていきましたね。

――一年を通して見つかった課題は何でしょうか

木下美 ボート面で言ったら、いざというときの勝負勘をもっと持っていきたいかなとこの一年では思いました。あとはボート以外の生活面でいうと、私もコミュニケーションをとることを個人的に気をつけていて、後輩ともたくさん話すようにしています。私は入部したときあまり自分から先輩に話しに行けなかったことがあったので今気を付けているのですが、まだまだもっと関わっていきたいなというのがあるので、今後課題というか、やっていけたらいいのかなと思っています。

木野田 ボート面で言うと、筋持久力といいますか有酸素摂取量がボート以外の場で計測するときに下級生の伸びが凄いなと感じていて、そこが負けていられないかな、と。オフシーズンの結果を見て、そこが自分の課題となってくる部分かなと思っています。あと去年の先輩は後輩を盛り上げてくれる先輩だったので去年の先輩のように下級生から盛り上げられるような漕艇部を作っていくことが主将としての課題かなと思います。 

――上級生からではなく下級生からということですね

木野田 はい。強い後輩がたくさんいるので強さを引き出すというのも私たちの仕事かなと思っています。

――オフシーズンはどのような練習をしていらっしゃいましたか

木下美 年間を通して水上も陸上トレー二ングもあるんですけど、やっぱり(漕ぐ)距離が長くなりました。今春休み期間なので川練習というのがあるのですが、川練習に行って、学校があるときよりも長く追い込んでいる感じがしますね。

――川練習というのはどこに行って練習するのでしょうか

木下美 荒川でします。ここ(戸田)のコースでだと他大の選手がたくさんいたり、片道もあまり距離がないんです。

木野田 コースだと片道1.5キロ、とれても2キロなんですけど川だと片道9キロとか取れたりするので時間がある春休みは川に行って休まずに長い距離をずっと漕いでいます。あとはシーズン中よりも陸上トレーニングでウエイトトレーニングでの筋肥大だったりバイクでの筋持久力だったりとそういうところを高めています。シーズン中ですと技術的なところにどうしてもフォーカスしすぎなので、オフシーズンは技術というよりは基礎的な部分を今中心にやっています。

――やはり戸田のコースでやるのと川で練習するのとでは全然違いますか

木下美 全然違いますね。川に行くと追い込めた感がありますね。

木野田 1.5キロずつで返していくと休憩の時間も長くなってしまいますし、コースにいると他大学が沢山いるので揺れた状態でボートを漕いでいると集中できなくなってしまいます。川に行って静かな状況の中で長い距離長い時間漕いでいるとボートに向かっていけるかなと思います。

――お二人が主将、副将に任命されたのはどのような経緯があったのでしょうか

木下美 おそらく監督・コーチ陣や一個上の4年生の話し合いの場で適任ということで選んでいただけたんじゃないかと思います。

――それでは主将、副将になった今の心境はいかがでしょうか

木野田 自分はどちらかというと全体を巻き込む力とかそういうのは周りに比べると少ないのかなと感じていて、自分の強みはリーダーシップや引っ張る力だと思っています。任命されたからには自分の強みを生かして女子をまとめたりみんなを引っ張っていったりということが自分の今の課題だと思っていますし、更にはその弱点である部分を副将である木下とか他の同期とともに埋め合わせて、また自分も改善していってさらにより良い女子部を作っていけたらいいかなと思っています。

木下美 私も任命されたときの心境は選ばれたからには覚悟を持ってこの一年間やり切りたいなという思いが凄くあります。やっぱり今思うのは(木野田)沙帆子はしっかりしているので結構引っ張っていくという力があると思うんですけど、私は逆に周りをもっと押し上げていけるように周りを巻き込んでいけたらいいと思います。幹部は男子含めて何人かいるんですけど、それぞれの役割があると思うので自分にできる役割というのを最後までしっかりやっていけたらいいのかなと思います。

――新体制となりましたが今の女子部の雰囲気はいかがでしょうか

木下美 来年度も8人の新入生が入ってくるなど人数が増えてきてだいぶ競争率的にも上がってきているのかなとは思っています。良い刺激を今後更に受けるのかなとヒヤヒヤしていますけど(笑)。

木野田 この間も女子部会を開いてみんなでご飯を持ち寄ってやったりしたんですけど、そういうイベントを通じて学年関係なく和気あいあいとやろうとしているんですけど…どうなんですかね(笑)。

木下美 コミュニケーションは多い方だとは思います。

木野田 楽しくやっていると思います、私は(笑)。

――女子部会というのは艇庫で皆さんで料理を持ち寄ってという形でしょうか

木野田 今までピザを頼むなどしていたんですけど、ことしはみんなでご当地のものを持ち寄ろうということで。

木下美 (部員が)いろんなところから来ているのでいろんな人の手作り料理とかを食べました。

――凄く楽しそうですね

木野田 そういうのがあると話題にもつながるかなと思って。普通にピザを食べるよりは「なんでこの料理なの」みたいな(笑)。

木下美 女子は男子と比べて一人暮らしなので積極的にそういう場を作るのも凄く大切なのかなとは思いますね。

――そこでの面白いエピソードがあれば教えてください

木野田 みんな家で作って持ち寄ってきたんですけど、同期の3年の石上(璃奈、スポ4=長野・下諏訪向陽)はできたてを食べて欲しかったみたいでおやきを厨房で作って焼いていました。みんなは作って持ち寄ってきているので6時開始と言ったら6時には食べる準備ができていたんですけど、石上だけまだ焼いていたので彼女はスタートできなかったという(笑)。

木下美 「先始めるよー。」みたいな(笑)。あとビンゴ大会とかもしました。景品とかも一応ちゃんとやって盛り上がりましたね。

――ビンゴ大会での一番大きな景品は何だったのでしょうか

木下美 一番大きな景品は洗剤とかですね。他にもお菓子とかアイスとか。

木野田 一人暮らしに役立つものが多かったね。あとはハーゲンダッツもあったかな。そんな高価なものではないんですけど(笑)。

――お互いの主将、副将としての印象はいかがでしょうか

木下美 沙帆子の印象は、もともと学年の中でもいろいろ決めるとなったときにいつもリーダーシップを図ってくれていて、何かをやろうというときも前に出てくれる存在だったので、その沙帆子が主将として今やっているというのは、みんなついていこうという雰囲気も出て良いんじゃないかと思います。私に持っていないものを持っているといいますか、思ったこととかもしっかり意思表示ができるところだとか、あとは最近だと後輩にも上手くコミュニケーションを取っている姿を見ると女子部の顔だなという風に感じています。

木野田 私も木下は私にないものを持っていると思っていて、木下の優しい雰囲気と言いますか誰にもカベを作らないそんな人柄がいろんな人から慕われているのかなと思っています。やはり私が前に出ていろんなことをやっていく中で木下のフォローありきの自分と言いますか、木下が私の見落とした部分を支えてくれたり、私が引っ張っていく中でついていけない分野を木下がフォローしたりなど私が見えていない広い部分に対しての視野を持っていて、かつ人からの信頼があるので木下がいるからこそ自分のやりたいことをやりたいように思いっ切り動けているかなというのがあります。

――ご自身の部の中での役割は何だと思われますか

木野田 漕艇部では男子は寮生活で女子は一人暮らしをしています。そのように生活が違ってくる中で同じ目標に向かって頑張っている集団なので、その中で女子という団体をまとめつつ男子についていくというか女子と男子の意識をできるだけ同じポジションに持っていくのが女子というよりは漕艇部という一つの組織の中で女子の主将である私が果たしていく一つの役目なのかなと感じています。

木下美 私は人柄や性格もあるのかもしれないですけど上手くコミュニケーションを取って後輩たちがのびのびと意見とかも言いやすいような環境を作っていくのができることなのかなと最近感じています。そのため日常的なコミュニケーションであったり、気づいたことは後輩に働きかけたりして風通しの良い環境を作れたらいいのかなと思っています。

――オフの日や練習の息抜きにしていることはありますか

木下美 今までは本当にDVDが好きで…

木野田 今まで?(笑)。

木下美 最近見ていなくて(笑)。寝るのがもったいないなと思って平日とかあまり寝ないんですけど、最近はオフの日でもし何も予定がなかったら午前中はゆっくり寝たいなという思考に変わってきました。寝られるときは寝て、出かけているときはちょっと美味しいもの食べたりできたらいいかなと思っています。

木野田 私は寝たいなと思ってもどうしても起きてしまいます。まだお店も空いていない時間に起きてしまうと無駄な時間かなと感じてしまうので、そうなったら珍しく朝に凝った料理を作ったり、普段は時間がなくてできない部屋の掃除をしたりしています。1週間のうちに1日オフの日があるのでその1日で1週間溜まった生活ごみを1日できれいにするというサイクルですかね。

木下美 主婦だね(笑)。沙帆子の料理おいしいんですよ。絶賛しています。

木野田 木下も上手です。この間の持ち寄り会でみんながいかに料理が上手いのかというのが分かりました。

木下美 みんなで振る舞ったときに一人暮らしをしているとやっぱりみんな凄いなというのが分かります。

「勝つという意識についてくるのが28連覇」(木野田)

下級生の成長の早さに、木野田も舌を巻いたという

――それでは早慶レガッタについてお伺いします。女子の選考はどういった形でしたか

木野田  今怪我人がいまして、そもそも漕げる人数が9人ほどしかいなくて。本来であれば9人全員で選考してシングルスカルで乗って上から速い人8人になるんですが、一番速い米川(志保、スポ3=愛知・旭丘)が、U23日本代表の合宿と早慶戦が被る部分が多くあって、彼女は将来有望選手というか日本でもトップクラスの選手なので、たしかに早慶戦も大学の大きなイベントで彼女自身も目標にしていた部分もあるんですけど、やっぱり彼女にはもっと大きな舞台に行ってもらいたい気持ちがあったので、彼女とも相談して日本代表の合宿に専念してもらってその他の8人で早慶戦には出場しようということになりました。

――クルーの印象はいかがですか

木下美  去年も同じくらいの期間で組んだと思うんですけど、乗りはじめでの完成度が高くて結構印象は良いです。バランスも良いですし、土台ができている中で進められている感じです。経験者が多いというのと、1年生二人もセンスが良くて、もうすでになじんで上級生と同じくらい漕げていますね。

木野田  今は8人での練習があまりなくて、みんなで集まっての練習がなかなかできていない状態なので…

木下美  練習したときにいかに短い期間で完成度を上げていけるかというところかなと思います。

木野田  私も去年初めてエイトに乗ったんですけど、その時より今の1年生の方が上達するのが早いというかうまいです。

――人に合わせる漕ぎがうまいということですか

木野田  そうですね、あとはそもそも普段乗っているのはスカルで両方漕ぎなんですけど、エイトになると一本漕ぎになるのでその動きの違いへの対応が早いというのもありますね。

木下美  私は最初乗りはじめに結構苦労したんですけど、(今の1年生は)そのスパンが短くて、もう普通に漕いでいるという感じです(笑) 。

木野田  後輩が優秀なのであまり苦労していないです(笑)。

――早慶レガッタに向けてどのような練習をされていますか

木下美  これから本格的に始めると思うんですが、U23の選考があったりとかして絡んでくる人が3名ほどいるので4人はばらしてスカルに乗って、1年生を含む残りの4名がフォアのほうでスイープ練習の強化をしています。週末はエイトに乗れるときは乗っているんですけど、再来週にU23(選考レース)を控えているのでその後に練習が入ってくるのかなという感じです。

――去年に引き続き2回目の隅田川でのエイトですが、去年はどのように感じられましたか

木下美  何が起こるかわからないのが早慶戦かなという風には思いますね。コースで普段漕げていても、波とかもそうですし、コースであれば例えばネジが外れてしまってもすぐに対応できるんですけど、早慶戦では1回出てしまうと1.5キロとか戻らなくてはいけないので時間を無駄にしたりするので。何が起こってもいいように対策をすることが大事かなと思います。

木野田  私は去年初めてエイトに乗って7番で漕がせていただいたんですけど、7番は片方のサイドの1番前にもなるので、ストロークに合わせつつ片方のサイドをリードしていかなくてはならないんですけど、川とかで練習しているよりも不規則な波が来るので、私たちがレースするところは男子に比べたらどうってことないところなんですけどそれでも対応しきれない波が来ることもあって、出場してみて改めて隅田川は荒れるんだなと実感しました。

木下美  男子はいつもより距離も長いので本当にすごいと思います、尊敬します。 

木野田  あ、あと隅田川は漕いでいて気持ちいいというか、波があって漕ぎにくいんですけど、あれだけ人が集まることが普段ないので…応援部の皆さんもたくさん来てくださったり、観客の方も橋を埋め尽くすくらい来てくださったりする中で漕げるのが、隅田川で漕ぐ一つの意味ですかね。

木下美  普段感じられないような意味のある大会なんだなと思います。慶大と早大のためにこんなに多くの人が関わってこれだけの人が来てくれるんだなとすごく感動して、そこで漕げていることに誇りを持てますね。

――ことしに生かしたい部分はありますか

木野田  去年はエイトのストロークが田口(えり花、商4=埼玉・浦和一女)だったんですけど、田口のオールを固定する部品が途中で折れてしまったんです。その時に冷静に対応できたのは当時4年生だった先輩が冷静に対応してくださって、何があるかわからない早慶戦だからこそ、どんなことにも対応できるような冷静な目線を上級生が持っている必要があるかなと感じます。

――慶大の印象はいかがですか

木下美  コースでスイープにすごく乗っている印象です。

木野田  エイトを乗っている姿は見ないんですけど、スイープ慣れしているというか、乗り慣れている感じはありますね。

木下美  スイープをすごく強化している感じがします。一回水で突っかえてしまったりすると止まったりしてしまうんですけど、そういうことへの対策として慶大さんもスイープを強化していると思うので侮れないと思います。

――28連覇がかかっていますがプレッシャーはありますか

木野田  あまりプレッシャーに感じることはないですかね。

木下美  隅田川で漕げるのが結構楽しみです。でもつながってきたものはしっかりと来年度以降にもつなげたいので、そこはしっかり責任をもって漕いでいきたいなと思います。

木野田  どの代でも早慶戦で勝つというのが一つの目標でその思いがつながってきての28連覇目なので、私たちも28連覇という意識はしないですけど、勝つという意識についてくるのが28連覇かなと思います。

木下美  かっこいい(笑)。

――ご自身のシートの役割は何だとお考えですか

木下美  とりあえず今のところでは私たちが後ろ2人で一番声の通りやすいところなので、声出して盛り上げていきたいです。 

木下美  後ろからどんどん煽っていこうかなと思っています(笑)。

――レースプランはもう決まっていますか

木野田  いや、まだ決まっていないんですけど、個人的には私がいつも…これ言っていいのかな(笑)。 

木下美  戦略的なところなんで(笑)。

木野田  後ろにいるので、ここぞという盛り上げるところで二人で盛り上げていけたらいいかなとは考えています。普段のレースは2000メートルなのでそれに比べたら短いんですけど、短いからこそ出せる力も大きいと思うのでいざというときに二人で声を出していきたいです。そこがどこなのかは…ご想像にお任せします(笑)。 

木下美  まとまるときに8人でまとまれたら進んでいくと思うので、そういったときは次の1本から反応していけたらいいかなと思います。

――最後の早慶レガッタに向けて改めて意気込みをお願いします

木下美  私は早慶戦に出るのが3回目ということで、隅田川の厳しさといいますか波の大変さとかも経験してきて、やっぱり1年生とかはそういうのが分からないと思うんですよ。初めて隅田練習に行ったときは結構波がすごくて怖いと思ってしまうことが多いと思うんですけど、そういった意味で伝えられることは後輩たちにしっかり伝えて、あとは後ろで、私が2番で後ろに沙帆子もいるので主将と副将で盛り上げて、完全優勝に向けて最後の1本まで漕ぎたいと思います。

木野田  色んな大学に対校レースがあると思うんですけど、隅田川には早慶戦しかないので、普段のレース以上に多くの人が関わってくるこのようなレースをするのは今回が最後になると思うともっと漕ぎたいなという思いがあるので、だからこそ今年最後の1本まで男子も含めてみんなで楽しく終えられるようなレースができたらいいかなと思います。

――ありがとうございました!

(取材・編集 石塚ひなの、茂呂紗英香)

◆木野田沙帆子(きのた・さほこ)(※写真右)

1995(平7)年4月4日生まれ。163センチ。青森高出身。スポーツ科学部4年。ポジションはエイトのバウ。料理が得意だという木野田選手。木下美選手からも絶賛されるほどの腕前の持ち主で、皮からギョーザを作ることもあるほどの凝り具合とのこと。ことし一年、リーダーシップを発揮して女子部を率いる姿に注目です。

◆木下美奈(きのした・みな)(※写真左)

1995(平7)年11月2日生まれ。165センチ。山梨・富士河口湖高出身。スポーツ科学部4年。ポジションはエイトの2番。オフの日にすることはDVD鑑賞と語り、スマートホンのメモにびっしりと並んだ映画のリストとレビューを見せてくださいました。レース当日も、持ち前の情報収集力と分析力でクルーを完全優勝へと押し上げてくれるでしょう!