男子はベスト8、女子は4位で大会を終える。

日本拳法

 12月11日に大阪難波で全日本学生拳法選手権大会が行われ。男子は団体戦でベスト8の壁を破ることができなかった。女子は3位決定戦に負けてしまい、4位となった。

 

 2回戦で男子は大阪経済大学と当たった。先鋒の石垣は相手との間合いを上手く詰め、相手を組み伏せ一本を取ると、二本目は胴への突きをきめ勢いをつける。しかし次鋒で登場した杉井政樹(スポ4=大阪・関大高)は技ありの蹴りを入れ一本先取するも、カウンターを決められ逆転負け。次に登場した三峰駒形も初手で胴に蹴りを入れられると一気に勝負をつけにかかった相手に翻弄され、あっさり連取されてしまう。だが、中堅と務める金田が気迫を見せつけ相手を圧倒。相手に思うようにプレーをさせず流れを早大に引き寄せた。さらに三将の松崎滉生(法2=東京・早大学院)も闘志あふれるプレーで相手に付け入る隙を与えず、早大に貴重な一勝をもたらす。中盤での一本を守り切っての勝利だった。ここでゲームカウントは3-2となり逆転。この勝利で勢いをつけた早大は副将の矢原が終盤で出た一本を守り切り勝ち越しを決める。双方一本が出ず、持久戦となっていたが、相手の疲れが見え始めたところを逃さなかった。大将の押村星舟(政経3=東京・芝)は惜しくも引き分けとなってしまったが、早大は見事勝利、三回戦へコマを進めた。

相手の胴にきれいな蹴りを入れる松崎

 

 男女ともにお立ち台に立つことはできなかったが、早大の選手の戦い抜く姿勢に感動を覚えない者はいなかっただろう。最後まであきらめない勇姿から、早大日本拳法部の強さの秘訣を垣間見ることができた。

 

(記事 大日結貴、写真 大日結貴)

結果

▽男子団体戦

ベスト8

▽女子団体戦

4位