級の部で優勝 練習の成果をいかんなく発揮する

日本拳法

矢野杯争奪日本拳法第35回東日本学生個人選手権が6月12日に中央大学多摩キャンパス第1体育館アリーナで行われた。早大からは級の部に11名、女子の部に1名、段の部に6名、総勢17名が出場し、橋口将平2級(人2=鹿児島中央)が級の部で優勝を果たした。

   

間合いを取りながら相手の出方を伺うところから、橋口の優勝決定戦は始まった。序盤は相手の積極的な攻めに苦しみ、顔面に数発突きをもらう場面もあったが、攻撃をうまくかわし、決定的な一打は食らわない。負けずと突きを繰り出すも、立て続けによけられ、お互い一本も取ることができないまま、試合は延長戦に突入する。橋口はコートを上手に使い、相手をじりじりと追い詰め、すきを伺った。相手の蹴りをを間一髪でかわすと、相手が体勢を崩し背中を向けた。その瞬間を橋口は逃すことなく、すぐさま相手の右頬に左ストレートを当て、見事に一本。相手のミスをものにする理想的な勝ち方で優勝を決めた。

 

華麗に相手の蹴りをかわしたことで生まれた一瞬の好機を活かした橋口。1級の選手たちが数多くいる中、それらの選手を押しのけて優勝を勝ち取った。そして、まだ2年生でありながらも、冷静に相手を捉えるその姿は、彼の今後のさらなる成長を感じさせるものであった。

(記事 大日結貴 湯口賢人)

結果

段外の部(男子)

橋口翔平(2年) 優勝

石垣裕基(4年) ベスト8

河口陽(3年) ベスト8

駒形佳大(3年) ベスト16

大宅優太郎(3年) 2回戦敗退

石田貴輝(3年) 2回戦敗退

藤田広太郎(3年) 3回戦敗退

能藤雅智(2年) 2回戦敗退

大野航輝(4年) 2回戦敗退

松木義一(2年) 1回戦敗退

 

有段の部(男子)

押村星舟(3年) 2回戦敗退

矢原寛人(4年) 1回戦敗退

金田空大(2年) 1回戦敗退

 

女子の部

松井唯奈(3年) 2回戦敗退