今年度最初の個人戦 悔しい結果に終わる

日本拳法

 今年度、初の遠征公式戦なった全日本学生個人選手権。早稲田からは太田翔一朗主将(先理4=愛知・海陽中教高)、杉井政樹(スポ3=大阪・関大高)、金田空大(教1=大阪・明星)の3人が出場した。11月14日に控える全日本学生拳法選手権大会(府立大会)に向けて、勝って弾みをつけたかった日本拳法部だったが、杉井と金田は1回戦敗退、太田は2回戦敗退と悔しい結果になった。

 今大会は1試合3分間、2本先取で行われる。まず、1回戦に出場したのは金田。序盤より果敢に攻め込むものの、相手に攻撃が届かない。一本目を奪われ、立て続けに二本目を取られ、1回戦敗退という結果に終わった。続いて、杉井が1回戦に挑んだ。試合開始より、にらみ合いが続き、お互いに攻め込めない状況が続く。中盤で杉井は胴突きを繰り出したものの、一本を取ることはできない。試合が動いたのはその直後、場外ギリギリに追い込まれた杉井は一瞬の隙を突かれ、胴に一本を入れられる。最後は抑え込まれて、二本目を取られ、1回戦で敗退となった。

 主将の太田は1回戦、試合の終盤で獲得した一本を最後まで守り抜き、勝利を収めた。続く2回戦では、抑え込み突きによって、一本目を先取した太田。しかし、相手もすぐに一本を取り返す。相手の流れを断ち切れずに、二本目も取られてしまい、太田は2回戦で大会を後にした。

 悔しい結果に終わった今大会。今年度初の遠征となったため、慣れない状況ではあったが、その中で戦い抜いた経験は府立大会に向けて生きてくるだろう。11月までの残り少ない時間の中で、どのように課題を克服していくのかが重要になってくる。

(記事 湯口賢人)

※掲載が遅くなり大変申し訳ございません。