1年生のみで迎えた初めての新人戦は、慶大に破れ準々決勝敗退

女子ラクロス

新人戦サマーステージ

8月28日 江戸川区臨海球技場

予選第一試合

Team 1Q 2Q 合計
早稲田大学α 6 2 8
学習院大学

得点者

1Q

野田千裕、木田玲奈、勝沙和子

2Q

中西悠衣

予選第二試合

Team 1Q 2Q 合計
早稲田大学α 4 3 7
桜美林大学・東京外国語大学合同チーム 2 2 4

得点者

1Q

木田玲奈、中西悠衣、川瀬仁香

2Q

勝沙和子、中西悠衣

9月4日 フクダ電子フィールド

準々決勝

Team 1Q 2Q 合計
早稲田大学 1 3 4
慶應義塾大学 3 3 6

得点者

1Q

木田玲奈

2Q

野田千裕、川瀬仁香、木田玲奈

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

 関東大学リーグ戦(リーグ戦)が折り返し地点を迎えた8月末から9月上旬にかけて、新人戦サマーステージが開催された。この大会は、ラクロス部に入部したばかりの1年生だけで臨む初めての舞台である。3チーム総当たりで行われた予選では危なげなく連勝し、決勝トーナメントに出場したが、初戦で当たった慶大に惜敗し、初戦敗退に終わった。

 予選リーグで最初に対戦したのは、関東大学リーグ戦で同ブロックに所属する学習院大。開始早々に野田千裕(政経1=埼玉・早大本庄)のショットで1点を先制すると、木田玲奈(文構1=東京・東農大一)がゴール右横から回り込んでシュートを放ち、2点目を加える。その後はシュートを決めきれない時間も続いたが、勝沙和子(商1=東京・早実)が1on1から突破し、3点目を入れると、その後も木田、野田と立て続けに得点を量産。前半終了間際には、野田から木田へのロングパスを通し、早くも自身3点目を挙げた。相手に攻撃の隙を全く与えないまま前半が終了。後半も早大の勢いは止まらない。中西悠衣(商1=神奈川・湘南白百合学園)の高打点からのミドルシュート、続けて中西のまた抜きショットで8点目をあげると、DF陣も相手にシュートまで持ち込ませない守りを見せる。終了間際に1点を返されたが、8-1と快勝で初戦を終えた。

 良い流れで迎えた2戦目は、桜美林大・東京外国語大の合同チームを相手に始まった。フリーシュートで先制を許したが、木田のゴール正面からのショットですぐに追いつくと、中西のランクリアからそのままショットを決め切り逆転に成功。その後再び同点に追いつかれたが、川瀬仁香(法1=埼玉・早大本庄)、木田、勝がそれぞれ得点を決め3点差をつけると、勝の相手ゴーリーのパスカットからシュートを決め、最後は中西のフリーシュートでとどめを刺した。7-4でゲームセット。2連勝で決勝進出を決めた。

ライドに臨む木田

 迎えた決勝トーナメント、初戦の相手は優勝候補筆頭・慶大。悲願の優勝に向けて、いきなり大きな正念場が訪れた。開始早々、慶大のフリーシュートが決まり大事な先制点を許してしまう。さらに続けてゴールを奪われ主導権を握られた。追いつきたい早大はその直後、木田がゴール前に入り込みシュート。貴重な追撃ゴールを挙げた。しかし、前半終了間際にゴール裏からのパスを通され、突き放される。1ー3とビハインドの展開で試合を折り返した。勝負の後半。先手を取ったのは慶大だった。後半2分に追加点を献上して点差は3点に。だが、早大も追いすがり、野田のロングパスからのゴールで詰め寄る。続けて川瀬もシュートを決めて、ついに1点差に。再び2点差になった試合終了間際には、木田がこの日2得点目となるゴールを挙げる。しかし反撃及ばず、最後は突き放されて4ー6と強敵撃破はかなわなかった。

ボールを運ぶ川瀬

 初めての新人戦は少し苦い結果に終わった早大。しかし入部して数ヶ月と日が浅い中でも、積極的にグランドボールを取りに行く姿勢を見せたり、技ありのショットを決めるなど、成長を感じさせるプレーが多く見受けられた。新人戦はこれで終わりではなく、まだ12月と5月に残っている。今大会で見つけた成長点も課題も全て糧にして、これからさらに大きなチームになっていくことを期待したい。

(記事 長屋咲希、廣野一眞 写真 廣野一眞、芦刈れい)

試合後インタビュー

※予選終了時に行ったインタビューです

木田玲奈(文構1=東京・東農大一)

――1年生全員で迎える初めての大会でしたがいかがでしたか

 初めて1年生みんなで出られる試合だったので、すごく緊張していました。ただみんなでできたからこそ、だんだんと緊張もほぐれていって、いい試合ができたかなと思います。

――シュートシーンを振り返ってください

 シュートが決まったシーンは、ディフェンスなどもしっかり見られて、みんながいいパスをつないでくれて生まれたシュートが多かったので、チームとして勝てたなと思います。

――ここまで半年間ラクロスをやってきていかがですか

 何もできないところからのスタートだったので、毎日できることが多くなっていくのがすごく楽しくて。今も楽しみながら続けられているので、これから4年間ずっとやっていくのが楽しみだなと思います。

――憧れの先輩はいらっしゃいますか

 3年生の増田明香(法3=東京・国学院久我山)先輩です。MFの先輩で、自分もMFをやりたいと思っているので。

――決勝に向けて意気込みをお願いします

 今日と違って、一人一人の選手がすごく上手な相手と戦うことになるので、勝つのも大変な試合になると思います。自分は、今日出たちょっとしたミスをなくして、点もしっかり決めきれるようにして絶対に勝ちたいと思います。