3月22日 東京・大井ホッケー競技場メインピッチ
| Team | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 早稲田大学 | 0 | 4 | 2 | 1 | 7 |
| 立教大学 | 3 | 0 | 0 | 2 | 5 |
得点者
1Q
なし
2Q
進藤洸翔、井原幸輝、吉原悠真、吉田宗一郎
3Q
長田謙伸、進藤洸翔
4Q
吉田宗一郎
昨季は5年ぶりに学生王者の称号を勝ち取ったラクロス部男子。井原幸輝主将(商4=東京・早大学院)が率いる新体制が始動し、今年度は「全日本選手権優勝」というさらなる高みを目指す。その初陣となった六大学交流戦。迎えた初戦の相手は立大だ。第1クオーター(Q)こそ3点を先行される苦しい立ち上がりとなったが、第2Qで一挙4得点を挙げ逆転に成功。前半を4ー3で折り返すと、後半も一進一退の攻防を制し7-5で試合を終え、早大が勝利を収めた。

試合終了後の選手たち
第1Q最初のフェイスオフは立大が勝ち切ると、試合開始数秒で立大に先制点を決められてしまう。早大はマンダウンののち2点目を奪われるとその後も相手の攻撃に翻弄され、立大が試合の主導権を握る展開が続く。早大はグラウンドボールをすくい取れず、ポゼッションを安定させることができない。相手の勢いに押され、0-3で第1Qを終える。第2Qに入り、最初のフェイスオフから主導権を握り直すと、AT吉田宗一郎(教育4=東京・早実)のパスを受けたAT進藤洸翔(国教4=東京都市大附属)がゴールネットを揺らし1点を返す。続いてMF井原主将が追加点を挙げると、主将の一撃に観客席はこの日1番の盛り上がりを見せ、試合の流れを一気に引き寄せる。勢いに乗る早大はAT吉田の得点で同点に追いつくと、自陣から敵陣まで駆け抜けたSSDM成瀬壮真(商3=東京・早実)のフィードを受けたMF吉原悠真(スポ4=神奈川・桐蔭学園)が勝ち越しのゴールを決め、1点のリードで前半を折り返す。

ボールを保持するAT吉田
勢いを保ちたい第3Q。最初のフェイスオフでFO大津志響(法3=埼玉・早大本庄)が競り勝つと、即座に敵陣に攻め込む。早大の猛攻は一度阻まれ攻撃権は立大に移るが、G長田謙伸(政経4=埼玉・大宮開成)がグラウンドの中央付近からロングシュートを放ち、ボールはそのままゴールに吸い込まれる。守護神が見せた意表を突くプレーで、再び早大が試合の主導権を引き寄せた。その後は攻守が激しく入れ替わる展開となるも、G長田やDF河西翔永(教育4=愛知・名古屋)をはじめとする堅い守りで相手の反撃を許さない。さらに、AT進藤がこの日2点目となるゴールを決め、リードを広げたまま最終Qへ繋げた。
第4Qも第3Qと同様に攻守が激しく入れ替わる展開が続く。立大にゴールを許し1点を返されるも、すぐさまAT吉田がゴール左から相手の隙を突くショットを突き刺し試合の主導権を渡さない。その後再び2点差に迫られるが、観客席の応援もさらに熱を帯びる。その声に後押しされるようにチーム一丸となってリードを死守し、立大の反撃を振り切った。早大は7-5で接戦に終止符を打ち、新体制の初陣を白星で飾った。

G長田の得点に喜ぶ選手たち
序盤の劣勢を跳ね返し、逆転で勝利を収めたこの一戦。一時は3点のリードを許す苦しい展開となったが、勝負を分けたのは、相手の隙を見逃さず着実に点を積み重ねる粘り強さだった。フルフィールドオフェンスを掲げるチームにとって、ポジションに関係なく全員でボールを運び逆転へとつなげた試合展開は、理想とするスタイルに限りなく近い。苦しい展開を全員で跳ね返して掴んだこの白星は、井原組の底力とこれからの飛躍を予感させる。
(記事 小畑萌 写真 高津文音)
試合後インタビュー

井原幸輝(商4=東京・早大学院)
――試合全体を振り返っていかがでしたか
今年も去年と変わらず「10対4で勝つ」というラクロスを目指していく中で、前半いきなり3点のビハインドを取られてしまいました。それでもやるべきことは絶対に点を取ることだというのをタイムアウト中にみんなで話して、しっかり着実に1点ずつ取って逆転することができたので全体としては良かったと思います。オフェンスとディフェンスでそれぞれ反省点がたくさん出たので、次の試合に向けてそこを改善していきたいなと思います。
―― 2点目のゴールを決めた心境を教えてください
1月中旬に骨折してしまってずっとプレーできなかったんですけど、この前復帰してみんながすごく応援してくれる中でなんとか1点決めることができて安心しました。
――今日の収穫はありましたか
フルフィールドオフェンスを目指す中で今日はディフェンスとゴーリーも1点決めましたし、全員がゴールに向かうという姿勢を六大戦で発揮できたことは一つの収穫かなと思います。
――次の試合に向けた意気込みをお願いします
対戦相手の慶應とは5月に早慶戦を控えていますし、意識する相手ではありますね。特に慶應だからといって気負わず、やるべきことをやるだけだと思うので、今日出た課題をしっかり修正してより良い戦い方ができるように頑張ります。

進藤洸翔(国教4=東京都市大附属)
――試合全体を振り返っていかがでしたか
自分たちは初戦だったので緊張して固くなっちゃうかなっていう想定はしていたんですけど、実際に第1Qが始まって3点ビハインドになってしまって、そこでやっぱり初戦の難しさを実感しました。
――相手のディフェンスに対して意識したことはありますか
スカウティングは行っていなかったんですけど、1Qで一人の人がホットを飛ばしてくる(ボールを空中に飛ばして相手に攻撃を与える)っていうのがわかったので、しっかりそこを飛ばしてきた時に相手の下にパスを出すというのは徹底しました。
――3点取られた後にチーム初得点を決めた時の心境を教えてください
スタメンじゃなかったのがとても悔しかったです。3点ビハインドだった時に自分が出て絶対点を取ってやるっていう強い気持ちを持っていたので、決められてホッとしました。
――次の試合に向けての意気込みをお願いします
次は慶應さんだと思うので早慶戦の前哨戦だと思って、自分たちがこれまでやってきたラクロスをしっかりとぶつけて勝てればいいなと思います。