全日本選手権
2月1日 東京・国立競技場
| Team | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 早稲田大学 | 2 | 0 | 0 | 2 | 4 |
| KAWASAKI FALCONS | 3 | 1 | 2 | 4 | 10 |
得点者
1Q
吉田宗一郎、山崎柚貴
2Q
なし
3Q
なし
4Q
三戸優也、花井コルトンヘイズ
全日本選手権は、学生日本一と社会人日本一が激突する日本ラクロス界最高峰の戦いだ。この試合をもって、真の王者が決まる。異なるカテゴリーで激戦を勝ち抜き、そのトップまで登り詰めてきた両チーム。豊富な経験値と圧倒的な組織力を武器とするKAWASAKI FALCONSに対し、早大は自分たちの代名詞であるフルフィールドオフェンスを掲げる。多くの観客が見守る中、国立競技場を舞台に野澤組のラストゲームが幕を開けた。

固いディフェンスを見せるMF吉原
第1Q(クオーター)は序盤から2点を先行され、追う展開に。苦しい状況となるも、その流れを断ち切ったのがAT吉田宗一郎(教3=東京・早実)だ。ゴール裏から巧みに回り込み、豪快なジャンプシュートを決めてみせた。FO富田隼平(商3=神奈川・大和)も持ち味の強いフェイスオフを見せるが、相手にボールを奪われ、追加点を許す。再び点差が開いたところで、AT山崎柚貴(人4=東京大学教育付属中教育)がフェイクから冷静にショットを沈め、2-3と1点差まで詰め寄る。
続く第2Qでも、相手の攻撃は手を緩めることなく襲いかかってくる。一方の早大も守護神G長田謙伸(政経3=埼玉・大宮開成)が必死に食らいつき、ゴール前を何度も守る。しかし相手も一瞬の隙を見逃さず、正確なパスワークから得点を奪う。早大はこのクオーターで一点を献上し、2-4で前半を折り返した。

プレーで会場を沸かせるAT花井
迎えた第3Q。これ以上の失点を許したくない早大は、体を張ったプレーで対抗する。MF吉原悠真(スポ3=神奈川・桐蔭学園)が相手にうまくついて、ロングシュートを阻止。全員が一丸となって、G長田を懸命にサポートした。しかし、巧みな相手の攻撃はなかなか崩れない。上からも正面からもショットを決められ、リードは4点にまで広げられた。
相手ペースで試合が進む中、第4QでMF三戸優也(商3=東京・早実)が圧巻のプレーを見せる。スピードを活かして一気にボールをゴール前まで運ぶと、狙い澄ました一打で追加点を挙げた。スコアは3-6。反撃の糸口をつかみたいところだったが、社会人王者の壁は厚い。だが点差を5点にまで広げられたところで、AT花井コルトンヘイズ(国教4=アメリカ・マッキントッシュ)がうまくボールをねじ込み、一点を返す。終盤もゴールを狙い続けたが相手に追いつくことはできず、結果は4-10。野澤組は全日本選手権準優勝という結果で、今シーズンに幕を下ろした。

笑顔で記念写真を撮る選手たち
野澤組の今季は、多くの功績に彩られた一年だった。関東学生リーグ戦では準優勝。その悔しさを糧に、全日本大学選手権では頂点に立ち、学生日本一の座を掴み取った。全日本選手権は準優勝という結果に終わったが、選手らの表情には清々しい笑顔が浮かんでいた。4年生にとっては、この試合がラストゲーム。全てを出し切り、次世代へのバトンをつなぐ熱い試合を見せてくれたことだろう。そして、その背中を追い、これからの早稲田ラクロスを築いていく後輩たち。先輩たちが作り上げた最高の結末をここで終わらせないために。来季、早大がどんな進化を遂げるのか。その歩みに、期待は高まるばかりだ。
(記事 高津文音 写真 男子ラクロス部提供、石澤直幸、土橋俊介、永吉梨々子、小畑萌、大竹瞭)
※コメントは後日まとめて掲載いたします。