【男子ラクロス】Bリーグでも早大が躍動!チーム一体となって得点を量産し、FINAL進出を決めた!

男子ラクロス

関東学生ラクロスリーグ B LEAGE

10月5日 東京・早稲田大学東伏見キャンパス準硬式野球場

Team 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
早稲田大学 3 2 4 2 11
法政大学 0 2 0 1 3

得点者

1Q

地曳輝一、藤田壌、大橋陸人

2Q

須田直太、大橋陸人

3Q

長谷川颯良、若林響、井原幸輝、藤田壌

4Q

大橋陸人2

 関東学生リーグ戦も、FINAL4に出場する全4チームが確定。大学ラクロス界も大いに盛り上がりを見せる中、全12チームが参加するBリーグもいよいよ大詰めに差し掛かる。早大はここまで4勝1分。確かな歩みでFINAL4進出を決めた早大は、この日法大との一戦に臨んだ。試合開始と同時に、早大はスピード感のある攻撃を見せ、第1Q(クオーター)だけで3得点を奪う。続く第2Qで相手に一点を返されるも、MF須田直太(商2=東京・早大学院)、MF大橋陸人(商4=東京・早実)の得点でリードを確固たるものにする。5-2で迎えた第3Q。ここからさらに早大の攻撃が加速する。MF長谷川颯良(スポ3=三重・津)の得点を皮切りに一気に相手から4点を奪うと、10点試合が目前(もくぜん)に。とはいえ相手も激戦を勝ち上がってきたチームだ。立て直しの一点から早大に詰め寄ろうとするが、再度MF大橋がその流れを断ち切る。11点台に乗せる圧巻のプレーで、昨年果たせなかったFINAL進出を決定づけた。

走る小川耕平

  第1QはFO綿引匠(先理3=神奈川・横浜翠嵐)がフェイスオフに競り勝ついい滑り出し。攻撃を量産し、一瞬の隙をチーム全体で作り出すと、そこからMF地曳輝一(人2=東京・本郷)が真っ向勝負を仕掛ける。力いっぱいのボールから得点につなげると、それに続いてMF藤田壌(商4=東京・早実)も2得点目を決める。その後は俊足を活かしたDF福島颯太(社学2=東京・早実)のディフェンス、MF大橋の全力ショットが炸裂。3-0と序盤から相手を大きく引き離す。

 第2QではDF河西翔永(教3=愛知・名古屋)が相手選手に果敢に絡みに行き、攻撃陣へと流れを作り出す。法大が一点を返し3-2と差を縮めるが、MF須田がテクニカルなプレーで得点を追加。再度相手のショットが決まるも、MF大橋もやり返すかのような力強いボールで5-2と点差を3点に広げる。

相手ディフェンスを突破する若林

 第3Qは、開始早々MF長谷川が至近距離からのショットを決め切る。AT若林響(人3=東京・国分寺)も空中でもらったパスを素早く押し込み、一気に5点差に。さらにはMF井原幸輝(商3=東京・早大学院)、MF藤田もテンポよく得点を重ね、会場は大盛り上がり。9-2と10点ゲームを目の前にして、試合は勝負の第4Qに突入する。

 このままでは終われない相手も低い位置からのボールを素早く決め、点差をひとつ縮める。一方の早大は、残り7分でMF大橋がコース通りのショットを決め10点台に乗せる。得点に慢心せず、最後まで攻め続けたオフェンス陣。試合終了間際にもMF大橋がこの日4得点目を決め切り、11-3と圧倒的な強さでFINAL4の戦いを制してみせた。

抱き合う選手たち

 最後まで大健闘を見せた両チーム。FINALへの切符をかけた熱い戦いは、11-3で早大の圧勝に終わった。大差をつけたこの勝利の源は、リベンジへの強い想いだったに違いない。この想いをどこまでつなげることができるのか。残すところあと一試合。目指す優勝に向け、チーム一丸となって、全12校のトップへと駆け上がってほしい。

(記事 高津文音 写真 永吉梨々子)

試合後インタビュー

大橋陸人(商4=東京・早実)

――今日の試合を振り返ってみてどうでしたか

 去年、先輩たちがFINAL4で慶應相手に負けてしまいました。自分はBリーグの試合に出ていたのですが、FINAL4はAチームから人が降りてきたということなどで出られなくて、複雑な思いを抱えながら負けて、先輩方が泣きながら引退して、本当に悔しいなと思っていました。目標はAチームで活躍することではあったのですが、Bチームに落ちて、でもこのBチームのFINAL4で活躍できたというのは自分としてはすごい大きな意味があるかなと思っています。去年の雪辱も晴らしながら、自分が4ゴール1アシストと活躍できました。去年のBチームの先輩も今日配信見るよと言ってくださっていたのでかっこいい姿を見せられたかなというところですごく嬉しいです。

――相手のディフェンスはいかがでしたか

 強度などはすごい良かったのですが、自分たちがやりたいオフェンスも練習通りというか、すごく出来たので、上回ることはできたのかなという感じです。

――FINALまでの約3週間で修正していきたいところはありますか

 自分もシュートを何本か外したり、自分以外も決められるシュートを外したりしていました。今回の結果で慢心しないこと、そして全学優勝のために、そういった点を全部決めていかないといけないなと思います。

――FINALに向けた意気込みをお願いします

 FINALでは10点とります!

井原幸輝(商3=東京・早大学院)

――今日の試合を振り返って

 FINAL4で負けたら4年生引退という中で、去年も東伏見のサッカー場だったのですが、そのホームで引退している姿を僕もボックスで見ていたので、まずはFINAL4を突破することを一つの目標にしてやっていました。個人的には普段AにいてBに落ちて、Bに出させてもらっている感じだったので、なんとか結果を残したいなという思いでした。一応1ゴールできたのですが、もう少し得点に絡みたかったかなという気持ちもあります。しかし、まずはここで一勝できたので、FINAL4を控えるAチームに対してもいい流れを作れたかなと思います。

――相手チームの警戒していた部分はありますか

 法政はAチームが先週引退していたので、何人かAチームから降りてくることが予想されていました。しかし相手どうこうよりも自分たちがしっかり法政に向けて対策してきたことをやるだけだと思っていたので、特に相手の警戒よりかはしっかり自分たちがやってきたことをやろうというのを意識してプレーしました。

――これまでの試合を通して見つかった課題はありますか

 今日は10点取れたのですが、Bチームにはいろんな選手がいますし、1年生も何人かBチームに入っています。どんどん得点を増やして1年生をはじめとしていろんな人がBの日本一に向けた緊張感のある試合を経験できるよう、余裕のある試合をたくさんしたいかなと思います。

――FINALに向けた意気込みをお願いします

 ここまで同点はありましたが負けなしできてるので引き続き全勝して、2年ぶりの全学1位に向けて走っていきたいと思います。

河西翔永(教3=愛知・名古屋)

――今日の試合を振り返ってみていかがでしたか

 4年生の引退のかかった試合だったので、自分の中でもとても準備をして臨みました。それが十分に発揮できてよかったです。

――相手のオフェンスはどう感じましたか

 結構相手のショットが上手だったので、そこをどう守ろうか自分の中でも工夫していました。

――FINALに向けて修正していきたい点を教えてください

 ディフェンスとしてはグラウンドボールからのミスがあったりしたので、そこをまずは無くしていきたいです。全体ではファールやパスミスがあったので、そこの細かいミスをなくしていけたらと思います。

――FINALに向けた意気込みをお願いします

 次の対戦相手がどこになるかまだ分かりませんが、絶対勝って関東一になりたいと思います!