1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 | ||||||
早大 | 1 | 0 | 3 | 1 | 5 | |||||
法大 | 2 | 3 | 1 | 2 | 8 | |||||
▽得点者 永岡2、筒井、中山、花井 |
---|
日が沈む中で、東京六大学交流戦(六大学交流戦)の第2戦が行われた。相手は、昨年関東学生リーグ1部に昇格した古豪、法大。今年の六大学交流戦では、東大、慶大といった名だたる強豪を撃破し勢いに乗っていた。一方、早大も初戦の慶大戦を勝利で飾り、優勝に向けて両校譲れない試合となった。まずは法大に第1Q(クオーター)で先制点を許したが、早大もすぐさま点を取り返す。しかし、ここから法大の勢いが止まらない。5連続得点を許し、第3Q途中時点で1―6と一方的なスコアに。その後、早大も4連続得点を挙げ食い下がるも、終盤にダメ押しの2点を立て続けに決められ、5―8で悔しい敗戦となった。
ボールを運ぶMF長谷川靖眞副将(創理4=東京・早大学院)
第1Qは序盤から、法大にボールを持たれる展開に。早大陣内でボールを回されると、ゴール裏から出てきた、法大の選手がフリーな状態でロングパスを受けとる。難なくゴールを決められ、先制点を献上してしまった。しかし、早大も反撃にかかる。法大ゴール前での混戦を制し抜け出したAT永岡秀斗(創理3=東京・早実)が、得点を挙げ試合を振り出しに戻した。そこから、膠着(こうちゃく)しかけたように見えたが、法大の選手が体制を崩しながら打ったシュートが、ゴールに吸い込まれ早大痛恨の失点となった。この得点を境に試合の流れは一気に法大に傾く。第2Qは、法大の流れるようなカウンターがことごとくはまり、2点を失った。また終盤には、早大DFの寄せが甘いなかでロングシュートが決まってしまった。
得点を挙げ喜ぶ選手たち
第3Q序盤、またしても法大の強烈なカウンターが突き刺さる。この時点で点差は5点差に開き、大勢は決したように思えた。しかし、MF筒井大雅(創理4=埼玉・早大本庄)のゴール下を狙った鋭いロングシュートでの得点を皮切りに、早大も反撃の狼煙(のろし)をあげる。その後、ゴール前でフリーとなった、MF中山紘(人科4=東京・早実)がバウンドシュートを決めた。続いて、AT花井コルトンヘイズ(国教2=アメリカ・マッキントッシュ)が相手DFを交わし、2点差に詰め寄るロングシュートを放った。更に第4Qの序盤には、法大Gが飛び出したすきにAT永岡が無人のゴールに流し込み、1点差に。しかし、早大の反撃はここまで。逆転を狙う早大が前がかりになったことに付け込まれ、法大得意のカウンターが炸裂(さくれつ)。立て続けに2点を失い、5―8で試合を終えた。
試合を終え挨拶をする選手たち
優勝を狙っていたなかで、手痛い敗戦となった早大。自力での優勝は消滅したものの、勝利を狙い続けることには変わりはない。まずは、次戦の明大戦、昨年の関東学生リーグ戦ファイナル4でのリベンジを果たすことを期待したい。
(記事 飯田諒、写真 近藤翔太)
コメント
AT山﨑大暉主将 (政経4=神奈川・鎌倉学園)
―今日の結果を振り返っていかがですか
相手カウンターが特にハマっていて、自分たちの普段の練習から詰めることができなかったのが全てなのかなと思います。自分たちのやりたいことができず、相手のやりたい形にもっていかれました。
―序盤はなかなか点が入らない中で、中盤連続得点を挙げることに成功していました。何か変えたことはありますか
オフェンス自体は悪くはなかったので、続けていけば点は入るだろうなとは全体で話していました。後半になるにつれて、ポゼッションをすることができてうまく点が入ったと思います。意識していたことは、焦らず自分たちのかたちを作ることです。
―終盤の失点についてはいかがですか
1点が欲しい中で前がかりになった結果、相手のカウンターがまた決まったという感じです。
―次戦の意気込みをお願いします
次戦の相手の明大は去年関東学生リーグ戦ファイナル4で負けた相手なので、リベンジできるように頑張ります!