強豪・日体大を下し、リーグ戦白星スタート！

コメント

石渡祐介ヘッドコーチ（平１８商卒）

――いよいよリーグ戦が開幕しました。まずきょうの試合を振り返って一言いただけますか

とりあえず勝ってホッとしています。

――序盤はリードを許し、後半に逆転するという流れでしたが、きょうの試合展開についてはどのように感じられましたか

最初はみんな動きが硬くてミスも多かったので、そういった意味では入りはあまり良くなかったと思います。

――後半にだんだんと調子が上がっていったということでしょうか

そうですね。緊張もほぐれて、後半の第３Ｑからは動けるようになったかなと思います。

――きょうは同じ人が多く点を決めるのではなく、たくさんの選手が点を決められていましたね

そうですね。２年生も得点をしてくれましたので、色々な選手が活躍してくれたと思います。

――選手のコンディションはいかがでしょうか

けが人が少しいるので、心配な部分はあります。数人欠けた状態ですが、総力戦で勝ちます。

――目標である全日本選手権優勝に向けて、きょうの試合で改善していきたいと感じた点はありますか

試合全体で言うと、開幕戦という舞台だったからかもしれませんが入りのところでまだ緊張があったので、気持ちの持ち方を少し変えていきたいです。あと細かい戦術の修正は必要なので、そこもしっかりやっていきたいと思います。

――次戦・明大戦への意気込みを聞かせてください

一週間もないので、ここでしっかり詰めて気持ちを切らさないようにやっていきたいと思います。

ＤＦ矢野博主将（商４＝神奈川・逗子開成）

――リーグ戦初戦となるきょうの試合にはどのような意気込みで臨まれましたか

去年（全日本大学選手権を）優勝しているチームですし、開幕戦にということで今後のリーグ戦の結果を占うような大事な試合だと思っていたので、形ではなくとにかく結果にこだわって、第４Ｑが終わった時点で１点でも多く取れるようにやっていこうと言っていました。

――きょうは７―６での勝利となりましたが、実際に試合を終えてみた感想を聞かせてください

早慶戦と似たような形で、最後２点差で勝っていて相手に１点決められてしまった時には一瞬マズイなという気持ちはあったんですけど、今までその（早慶戦の）悔しさを糧に練習してきましたし、仲間を信じてやれば大丈夫だというのを自分にもみんなにも言い聞かせてやることができたので、仲間を信じてやれたことが１番良かったかなと思います。

――序盤はリードされる展開でしたが、緊張はありましたか

そうですね。相手も緊張していたと思うんですけど、やっぱり若干みんな動きが硬くてポンポンと点を決められてしまったんですけど、逆にそれで落ち着いたというか。がっつりやられているという感じではなかったので、失点はしたんですけど、普段通りにやれば勝てるなというのをみんなが感じてプレーできたのは良かったかなと思います。

――後半で逆転に成功しました。何かきっかけとなるシーンがあったというよりかは、だんだんと自分たちの調子が上がっていったということになるのでしょうか

それもあると思うんですけど、やっぱり佐藤大（ＭＦ、スポ４＝東京・調布北）がエキストラマンオフェンスで決めてくれたのが大きかったかなと。彼は早慶戦の後でけがをしていて最近復帰したのですが、練習試合でもなかなか調子が上がってこなくて点も全然決めていない中で、この開幕戦という舞台で彼が点を決めたことでベンチも盛り上がりましたし、チームもそのまま流れに乗って点を決めることができたので、大が点を決めたのは大きかったと思います。

――きょうのご自身のプレーについてはいかがでしたか

ＦＯについては向こうがあまり力を入れてこなかったのでグラボ勝負かなと思っていました。途中で対策されたシーンもあったんですけど、何とか半分以上は取れたので、ＦＯに関しては良かったかなと思います。ただ失点の場面では自分のミスで失点したシーンもあったので、そこは自分自身しっかり修正しないといけないと思いますし、ボトムの他の二人、丸山（将史、ＤＦ、政経３＝東京・早大学院）と黒瀬（聡志、ＤＦ、政経３＝東京・錦城）が良くやってくれたと思います。

――きょうの試合を通して、日本一を目指すに向けて立て直していきたいと感じた点はありますか

きょうは何とか勝つことができたんですけど、１Ｑで点を取られてしまったり、最後勝っているシーンで点を取られたりといったメンタルや試合運びの面は修正していかなければいけないと思いますし、もっと個人個人で辛い状況を打破できるようにしていかないと、この先同じようなことが起きた時に勝てるチームになっていかないと思うので、個々人の武器をもっと強化していかなければいけないと思います。

――次戦の明大戦への意気込みを聞かせてください

メイジは去年リーグ戦で負けている相手なので、絶対に敵を討ちたいと思います。

ＭＦ佐藤大副将（スポ４＝東京・調布北）

――リーグ戦の開幕戦ということで、どのような気持ちで臨まれましたか

６月辺りに脚を骨折してしまい、試合に出ることができるか分からない状況で、そこからけがを治して出ることができ、うれしい気持ちが一番大きかったです。

――今日の試合を振り返っての感想をお願いします

日体大は昨年学生日本一になっている強豪であり、また自分たちのチームも開幕戦ということで緊張もあり、難しい試合だったと感じました。

――チームとしては全日本選手権優勝を目標として掲げていると思うのですが、佐藤選手個人としての目標を教えて下さい

そうですね。個人的には４年生でチームを引っ張る立場なので、今日のような苦しい場面で点を取って、チームを勝利に導けるようになっていきたいです。

――今日の試合、ご自身で２得点決められて、１得点目が同点に追いつくゴールでしたが、どのような気持ちでシュートを打たれましたか

前半、チームが緊張しているのを僕自身感じていて、そこで頼りになるのは４年生だと思っていたので、チームに勢いをつけるためにも積極的に攻めていきました。

――２得点目は勝ち越しを決めた得点だったのですが、決めた時のお気持ちを聞かせて下さい

前半ビハインドで折り返して、そこから追いつき、もし日体大に逆に点数を決められていたら流れが向こうにいっていたと思うので、流れをつかむためには点を取って相手を離す必要があると感じていました。自分で上手く積極的にいって点が取れ、チームに流れを引き寄せることができたと思います。

――次戦の明大戦に向けての意気込みをお願いします。

去年のリーグ戦ではメイジに負けており、早大にとってリベンジの気持ちが強いので、ただ勝つだけではなく圧勝して、次につながるような試合にしていきたいです。

ＡＴ篠崎大雅（スポ４＝栃木）

――きょうの日体大戦は初戦にしてヤマ場でしたが、どのような気持ちで臨まれましたか

開幕戦ということで、昨年も日体大が初戦だったんですけど、そこで勝ったことがすごく印象に残っていて。これからは本当に負けられない戦いで、負けたら引退という思いでやっていかなければならないので、この試合は絶対に勝つ、負けられない、という思いでした。

――４年生になって試合に臨む気持ちに変化があったということでしょうか

そうですね。昨年ももちろん負けられないという気持ちで臨んではいましたが、やはり自分がもう引退するとなると、心境的にも違うものがあります。

――きょうの試合を全体的に振り返っていかがでしたか

最初はすごく苦しくてオフェンスもバタバタしてしまったのですが、第３、４Ｑで盛り返すことができたのがすごく大きかったです。チームの成長かなと。

――チームの目標は全日本選手権の優勝だと思いますが、個人としての目標はありますか

タイトルというよりは、チームが苦しいときに点を取る、チームに貢献できる選手になりたいです。

――そのお言葉通りきょうは２点目を決められましたが、どのようなお気持ちでしたか

結構得意な形だったのでとりあえず１点を取ってチームに貢献することができたのですが、やはり自分は目標として３点取りたいというのがあって、それには遠く及ばなかったので、これから練習して頑張りたいなと思います。

――４年生から見て、チームの雰囲気はいかがでしょうか

合宿を乗り越えて開幕戦に向けてみんな上がってきていると思います。それが少し空回りして最初はうまくいかなかったのですが、最後勝ち切れたというのは気持ちの強さというか、チームとしても成長しているのではないかなと思います。

――では最後に、次の明大戦への意気込みをお聞かせください

日体大戦の次にヤマ場になるのが明大だと思うので、これをしっかり勝ち切ってファイナル４に向けて弾みをつけられるように、大勝できるように頑張りたいと思います。

ＭＦ後藤功輝（政経２＝東京・早実）

――昨季学生日本一の日体大相手でしたが、どのような意気込みで臨まれましたか

２年生としてチャンスをもらっているので、何が何でも１点を取ろうと臨みました。

――実際に戦ってみていかがでしたか

やはり強かったのです。自分の緊張やプレッシャーで最初は崩れてしまっていたので、相手よりも自分のプレーをやることが良い展開につながるのだなと思いました。

――チームとしての立ち上がりはいかがでしたか

第１Ｑで２点取られて、０－２になってしまって、みんなガチガチでした。チームの雰囲気としてはあまり良くなかったです。

――ご自身にとってリーグ戦初得点を決められました

スカウティングで相手のゴーリーの弱点を分かっていたので、それを意識して、何が何でも取るんだという気持ちでやりました。すごくうれしかったです。

――後半からワセダのペースがつかめたと思いますが、ハーフタイムでお話はありましたか

主将（矢野博、商４＝神奈川・逗子開成）が「ここから、ここから」とすごく鼓舞してくれました。それによって雰囲気も良くなったと思います。第３Ｑで佐藤大さん（スポ４＝東京・調布北）が得点を決めたのが大きかったと思います。

――最後１点差まで迫られる場面もありました

早慶戦で残り１分くらいで逆転されたことがあったので、それが一瞬よぎりましたが、ディフェンス陣を信じて祈っていました。

――リーグ戦直前の合宿はどうでしたか

結構大変でしたが、何としても開幕戦に勝たないとファイナル４進出が難しくなってしまいます。疲労もありましたが、チームにとって良い練習ができたと思います。

――次回の明大戦に向けて意気込みをお願いします

次の試合も絶対１点を取って、チームに貢献したいと思います。