「新人戦で勝つ伝統をつくろう」(下司健太郎新人コーチ、平27教卒)。新人戦三冠を狙って、そして一昨年、昨年と同大会で予選敗退を喫してしまった先輩たちや自分たちに一からラクロスを教えてくれた学生コーチの思いも背負って、2年生が最後の新人戦であるあすなろカップに臨んだ。得失点差で立大を上回り予選を突破すると、続く準々決勝の中大戦、準決勝の国士舘大・独協大合同チーム戦は1-0で勝利を収める。決勝戦の東京理科大・成蹊大・千葉大合同チーム戦ではサマーステージ、ウィンターステージMVPのAT菊地智貴(政経2=東京・早大学院)の2得点で勝利。3年ぶりに同大会で優勝を飾り、新人戦三冠を達成した。
予選1試合目は8-0で圧勝。一方2試合目の立大戦は先制点を許し、その3分後に追いつくも前半残り1分で再びリードを許す展開に。しかし残り10秒でMF嶋田育巳人(スポ2=米国・ウェストブルームフィールド)からパスを受けた菊地がゴールを決め2-2で折り返す。後半はシュート精度を欠き得点は変わらずに試合終了。1勝1分で立大と並ぶが、得失点差で1点立大を上回り翌日の決勝トーナメント進出を決める。準々決勝・中大戦は後半2分にMF及川翔太郎(政経2=米国・ライネック)のシュートのこぼれ球をMF尾花一輝(国教2=東京・早実)がゴールに突き刺し先制。リードを守り切り準決勝進出へ駒を進めた。
中大戦で得点を決めた尾花
準決勝の相手は国士舘大・独協大合同チーム。ワセダは前半から菊地、尾花、MF後藤功輝学年キャプテン(政経2=東京・早実)らが果敢にシュートを放つも決め切れない。しかし前半残り2分にボールを奪ったMF森松達(国教2=東京・麻布)のシュートが決まり先制点を奪った。後半は相手の猛攻を受けるも終盤にG西谷光平(社2=東京・早実)のナイスセーブが光り、相手に得点を許さず。昨年、一つ上の学年が同大会予選で敗れた因縁の相手に雪辱を晴らし、決勝進出を決めた。そして迎えた決勝。「チームがまとまっていて、勝てる気しかしなかった」(後藤)。試合開始のフェイスオフは取られるも、DF陣が相手のパスミスを誘い、オフェンスに転じると菊地のシュートが決まり前半3分に先制。その後ワセダのファールにより相手にフリーシュートを与えるが、G小川知也(スポ2=埼玉・早大本庄)がセーブする。相手のファールにより、フリーシュートのチャンスを得て前半が終了した。後半開始のフリーシュートは菊地が確実に決める。その後ディフェンスの時間が続き、残り1分で1点を返され2-1とされるがリードを守り切り、優勝を決めた。
先制点を決めて喜ぶ菊地
悲願の新人戦三冠を達成し、目標としていた『最強世代』の称号を手に入れたワセダの戦士たち。一緒にラクロスを始め、日々高めあってきた同学年だけで戦う最後の大会を有終の美で締めくくり、喜びを分かち合う選手からは笑顔が満ちあふれていた。しかし、この三冠は本当のゴールではない。見据える先は『日本一』。選手たちはもう次なる戦いに目を向けている。今度は上級生と共に『日本一』への戦いに挑む。「もっとチームを引っ張っていく選手になりたい」(菊地)。グランドスラムの栄冠を手にした『最強世代』が全国の舞台に名をはせるべく、新たなステージへ最高のスタートを切った。
(記事 小川由梨香、写真 高橋弘樹、小川由梨香)
試合後の集合写真。後藤(前列右から8番目)が持つホワイトボードには、昨年度の学生コーチ・前野起輝氏(平28スポ卒)の下の名前、「たつき」が書かれている
☆森松が最優秀選手賞を受賞!
MVPを獲得した森松
攻守どちらでも存在感を発揮した森松が見事に同大会MVPを受賞。「チームの勝利に貢献できるようなプレーをしたいと強く思っていました」。素早いクリアや抜群のキープ力で度々チャンスをつくり、チームを支えた。これからどんな活躍を見せてくれるのか、期待が高まる。
結果
▽予選ブロックA
1試合目
○8-0日大・電通大・専大・淑徳大合同チーム(得点者:尾花、後藤、奥町、及川、安東、前田、森松、太田)
2試合目
△2-2立大(得点者:後藤、菊地)
▽準々決勝
○1-0中大(得点者:尾花)
▽準決勝
○1-0国士舘大・独協大合同チーム(得点者:森松)
▽決勝
○2-1東京理科大・成蹊大・千葉大合同チーム(得点者:菊地2)
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コメント
予選(5月4日)
下司健太郎新人コーチ(平27教卒)
――このあすなろカップはどのような意気込みで臨まれましたか
昨年、一昨年と予選で負けてしまっているので、もう一度優勝して、ワセダの新人戦で勝つ伝統というのをつくろうと思っています。必ず優勝しようという強い意気込みで臨んでいます。
――1試合目は完封勝ちでした
1試合目は試合の入りの部分で100パーセントテンションを上げていこうとみんなに言っていました。その通りに選手もやってくれて点も入りましたし、自分たちのオフェンスのペースをつくって、試合の流れを握ることができました。ディフェンス時間も短かったですし、なので、8-0という大差で勝てたと思います。
――一方立大戦は引き分けとなりましたが
2試合目は1試合目と比べて厳しくなるとは言っていたので、目の前の1プレーに集中やろうと。あくまでも1試合目とやることは変わりません。自分たちの強みである、1on1やグラウンドボールなどをきちんと出していこうというように、展開がどうなってもやることは変わらないということを伝えていました。
――なかなかシュートが決まらなかったりと厳しい展開になりましたが、選手たちに焦りはなかったですか
試合前に目の前の1プレーに集中することで焦りは減ると思うから、変に焦る必要はないと、100パーセントの力を出していこうと言っていました。なので、1試合目と比べると少し焦りはあったかもしれませんが、それなりにプレーしていたので、こちらから見た分にはあまり焦りというのは感じなかったです。
――結果的に同点という結果になりましたが、その点については
予選だったので、同点でも首の皮が一枚つながったという印象でまだ大丈夫だったのですが、決勝トーナメントだとフリーシュート対決になって多少運に左右されてしまう点があるので、予選でまだ良かったなと思っています。ただ、内容としては、課題はたくさんあるのですが、攻め切るところは攻められていました。あとは細かい部分、出てきた反省移転をしっかり反省して、あしたの試合に臨みたいと思います。
――特に反省すべき点というのは
特にシュートです。たくさんシュートを打ってはいましたが、1パターンといいますか、同じようなシュートを打って同じように止められたというのが何回か見られたので、そこはバリエーションを増やせたらいいなと思います。あとはディフェンスの部分だと、相手のオフェンスをフリーにさせてしまった場面もあったので、簡単にフリーにさせないというところをもう少し詰めていきたいです。
――あすの決勝トーナメントへの意気込みをお願いします
あとはもうどんな内容でも結果を出すだけです。多少あしたも良い部分悪い部分あると思いますが、とにかく勝ちにつなげられるようにコーチとしてやっていきたいと思います。
MF後藤功輝学年キャプテン(政経2=東京・早実)
――きょうの2試合を振り返って
1試合目の入りはすごく良かったんですけど、2試合目の入りで1試合目みたいにうまくいかずに、相手の雰囲気に飲まれてしまって自分達のラクロスができずすごく焦ってしまって、結果的にも勝てなかったんですけど、決勝トーナメントに進出できて安心しています。
――2試合目に、立大に先制点を奪われた後、どのようにチームを立て直そうとしたか
1点目とられたときは、0-0のつもりで、ここからどんどん攻めていって、最終的に突き放そうというつもりで、オフェンスは縮こまらないでいこうという感じで、そんなにすごく悪い空気というわけではなくがつがついこうと決めまました。
――ご自身のゴールシーンについては
2試合目の1得点目は、その前に自分のディフェンスで相手に点をとられていて、自分が決めてやろうという気持ちでいたので、決められてよかったです。
――予選2試合を終えて、チームの印象は
サマーステージ、ウインターステージも含めて、予選で自分たちのラクロスができなくなるという試合を1試合経験したことはいい意味でも悪い意味でも重いことなので、いい方向に持っていけたらなと思います。
――明日に向けての課題は
試合に出ている人たちがもっともっと責任感を持って一つ一つのグラウンドボールを一生懸命がむしゃらに取りにいけば勝てると思うので、責任感を持って、チーム一丸となって頑張りたいと思います。
DF高野智史(教2=東京・錦城)
――今大会は最後の新人戦となりますが、どのような意気込みで臨まれましたか
ここ2大会優勝できていないので、自分たちの代でグランドスラムを獲ってこのあとにある早慶戦にいい流れで持ち込みたいという気持ちで臨みました。
――1試合目は危なげなく圧勝しましたが、2試合目は手に汗を握るような展開でしたね。予選2試合を終えての感想を聞かせていただけますか
グラボの寄りだったりグラボを取り切るところだったり、意識すれば変えられるところをOF陣もDF陣もできなかったので、そういうところを詰めていかなければやばいなと思いました。
――明日に向けてはそのような基本基礎のところを見直していきたいということでしょうか
そうですね。
――2試合目の立大戦は開始早々に先制点を許してしまいましたが、どのような形で点を取られてしまったか覚えていらっしゃいますか
基本的なディフェンスのところというか、共有事項をしっかり共有できていなくて、にいたので、そういうところも変えられると思うのでしっかり意識して詰めていきたいです。
――立大戦は点を取られては追いつきという展開でしたが、そのような中でDFとしてはどのようにプレーをしていこうと考えていましたか
グラボを取り切れていないので、なおかつオフェンス時間もしっかり長くしなければいけないので、前に行くディフェンスをしたかったんですけど、相手のオフェンスに合わせてしまって、それで自分たちのディフェンスができないでいたので、次はそこも修正していきたいです。
――では明日はどのようなプレーをしていきたいですか
きょうの反省点をおのおのしっかり見直して、この代でやる最後の新人戦なので悔いのないように戦いたいです。
――明日は三冠がかかっていて、かつ新人戦の集大成になりますが、明日への意気込みを聞かせてください
上級生だったり新人コーチだったりマネジャーだったり今までお世話になった人がたくさんいるのでそういう人たちの分もしっかり優勝したいです。
決勝トーナメント(5月5日)
MF後藤功輝学年キャプテン(政経2=東京・早実)
――優勝おめでとうございます。いまのお気持ちを教えてください
チーム全員でグランドスラムを獲ったので、すごいうれしいです。
――決勝トーナメントは接戦が続きました
特に決勝は負ける気がしませんでした。チームがまとまっていて、勝てる気しかしなかったので、決勝は安心してできました。予選の立大戦が一番ひやっとしたので、決勝トーナメントは接戦でしたが勝てるなと思っていました。
――決勝トーナメントではチームは勢いに乗っていたのですね
そうですね。国士舘大の試合で1点差でぎりぎり勝ち切ったというのが大きくて、そこで波に乗って、決勝までいけたと思います。
――今大会ご自身のプレーを振り返っていかがですか
自分のサマーステージ、ウインターステージの活躍と比べると、あすなろカップは全然活躍していなくて、個人的には足を引っ張ったかなと思います。チームとしては100点くらいをつけたいのですが、個人的には全然駄目だったので、あしたからしっかり練習したいと思います。
――今回で学年での試合が最後になりました
学生コーチに感謝の気持ちを伝えたいです。ずっとαチームのコーチをしていただいていた前野起輝さん(平28スポ卒)が仕事の関係で来られなくてすごく残念でしたが、コーチが教えてくれた分を感謝の気持ちで返せるように頑張りました。
――多くの先輩やチームメイトが応援に駆けつけてくれましたが、応援は力になりましたか
半分くらい野次が入ってる気がするんですけど(笑)、ああやって先輩方が応援してくれる中でプレーする機会はなかなかないと思います。本当に力になって、すごくうれしかったですね。
――今後の目標を教えてください
五月祭や早慶定期戦でしっかりワセダの勝利に貢献できるように、頑張りたいと思います。
MF森松達(国教2=東京・麻布)
――優勝おめでとうございます。今の率直な気持ちを聞かせていただけますか
1年生のときから前野起輝さん(平28スポ卒)をはじめとした学生コーチに教えていただいて、自分たちの代で戦える最後の大会なので、その方たちに恩返ししたいという気持ちでみんなで一丸となって戦った結果、優勝できたのですごくうれしいです。
――サマーステージ・ウィンターステージを優勝されて三冠を狙う立場ということでプレッシャーを感じる部分もありましたか
そういう重圧もあったと思うんですけど、試合に出られないメンバーも鼓舞してくれてチームが一丸となって戦えて良かったです。
――見事に今回MVPを獲得されましたね
サマーとウィンターでは自分はMVPに選ばれるような活躍をしていなかったので、あすなろではチームの勝利に貢献できるようなプレーをしたいと強く思っていました。
――今大会を総括するとどのような大会だったと思いますか
自分たちの代が3年ぶりにグランドスラムを達成できて『最強世代』に向けて準備が整ってきたと思うので、矢野組で『日本一』を取れるように自分たちの代も『日本一』を目指してやっていきたいと思います。
――準々決勝や準決勝は1-0での勝利になるなど、普段はあまりライバル視していないような相手との戦いで厳しい場面もありましたか
合同チームは各校の上手い選手が出てきて手ごわかったので、そういう相手にワセダが1校で勝てたのはすごくうれしいです。
――3つの新人戦を戦い終えられましたが、新人戦を通して得られたことは何かありますか
他のスポーツだと1年生から公式戦に出られるということはあまりないと思うんですけど、ラクロスというスポーツは新人戦を用意してくれて、大会を通して自分たちがすごく成長できたと思うので、この3大会は勝てたというのもあるんですけど、とても意義のあるものだと思います。
――1年以上この学年で戦ってきて、自分たちの学年の強みは何か見つかりましたか
スーパースターみたいなプレーヤーはいないんですけど、一人一人が自覚を持って自分が出て自分が勝利に貢献するというのを思っている選手がすごく多いチームで。それぞれの個の力が集結していいチームになっているのかなと思います。
――次のご自身の目標はもう決まっていらっしゃいますか
すごく近い目標なんですけど、早慶戦で勝利に貢献することが1番近い目標で、最終的には後藤組で日本一を取りたいのでそれに向けてがんばっていきたいと思います。
――具体的にどのようなプレーをしていきたいというイメージはありますか
やっぱりワセダの強さは1対1の強さだと思うので、苦しい場面で一人で打開して点を取れるようなプレーヤーに最終的にはなりたいなと思います。
――早慶戦への意気込みを聞かせてください
早慶戦は3年連続引き分けて、去年ようやく勝って。ことしも絶対ワセダの方が強いというのを証明しなければいけないと思うので、自分は2年生なので周りにサポートしていただけるので先輩たちを信じて精いっぱいやるしかないんですけど、自分なりに頑張っていきたいと思います。
AT菊地智貴(政経2=東京・早大学院)
――優勝、そして3冠達成おめでとうございます
ありがとうございます。
――今の心境はいかがですか
この1年間、48人で頑張ってきてここに達することができて本当にうれしいです。
――決勝でのチームの雰囲気、自身のメンタル面はどうでしたか
チームの雰囲気は絶対優勝するぞっていう感じでした。サマー、ウィンターと勝ってきたのでその当時の同じ雰囲気でやれたのかなと思います。メンタル面ではATというポジションで3人いるのですがサマー、ウィンターは1人だったので今回は3人ということで仲間の力が力強く、1人で戦っているんじゃないなと思い、仲間にも助けられて緊張は全然なかったです。
――決勝では2ゴールの活躍でした。プレーを振り返っていかがですか
準決勝でゴールを決めることができず仲間のゴールに助けられたところがあったので自分が決めてやろうと思っていましたし、仲間を助けようと思っていました。優勝につながるゴールを決めることができてすごくうれしいです。
――ゴールを決めた瞬間は見ていて鳥肌が立ちました
ありがとうございます。でもあのゴールも自分1人で決めたゴールというよりは、パスがきて、パスから思いが伝わったというか、アイコンタクトでずっとやってきた連携がしっかりできていたからだと思います。
――試合終了の瞬間はどうでしたか
最高でしたね。サマーやウィンターよりも最高でした。サマー、ウィンターではα、βとチームが分かれていたので今大会が初めて全員で戦ったので、試合中からみんなの思いが伝わってきていたので、すごいうれしかったですし、本当に最高でした。
――15日には早慶戦も控えています。早慶戦での意気込みをお願いします
この勢いそのままに早慶戦でも勝ってリーグ戦につなげたいですし、勝ちきりたいと思います。
――今後もチームを引っ張っていく立場になると思います。今後の目標は
まだまだ力不足ですしもっとチームを引っ張っていく選手になりたいと同時に、結果の面でもやはりゴールが大事だと思うので結果にもこだわってやっていきたいと思います。
MF嶋田育巳人(スポ2=米国・ウェストブルームフィールド)
――優勝おめでとうございます。グランドスラムを達成された今のお気持ちを聞かせてください
サマーを優勝したときから三冠を獲るのを狙っていたので、目標を達成したという意味ではすごく充実した1年間で、これからのラクロス人生のいい経験になりました。
――フェイスオファーとしてチームを支えてこられましたが、フェイスオフで何か気を付けていたことはありますか
フェイスオフは試合の始めやゴールの後に行われるんですけど、そこで相手の流れを断ち切ったりすることもできればむしろ自分に流れを持って来させることもできるので、試合の最初はすごく緊張するんですけど、そこを僕ががんばらなきゃチームに流れが来ないと思ったので、結果として今までのラクロス生活をフェイスオフに懸けてきて、大会を通して(フェイスオフの奪取率が)9割は超えていたと思うので、練習が実ったという面では実践が詰めた大会でした。
――今大会のフェイスオフはご自身で振り返ってみて満足のいくものでしたか
最後の決勝戦で1本目を取られてしまって、そこはすごく悔しくて。相手は成蹊大の駒井君ってもともと知っている子で、結構意識していたんですけどちょっと速さで負けてしまったところが1番悔しいんですけど、全体を通して貢献できたのではないかと振り返って思います。
――準々決勝や準決勝は1-0というロースコアな試合でしたが、そのような試合でもご自身のフェイスオフでチームを盛り上げていこうという意識でいらっしゃいましたか
得点をした後のフェイスオフはすごく大事で、そこを取られてしまうと流れも断ち切られてしまうので、自分のポゼッションをするというのはすごく意識をしました。結果的にそうすることができたので練習が実ってとても良かったと思います。
――3つの新人戦を戦い終えられましたが、新人戦を通してご自身で何か得られたことはありますか
先輩にも言われたことなんですけど。サマー・ウィンター・あすなろで三冠をすることは4年生になったときに自信になるって言われていて。確かに自分の自信になりましたし、これからのラクロス人生のキーポイントというか、自分の達成したグランドスラムが自分の中ではすごく大きいと思うので、(三冠を達成できたことは)すごく良かったと思います。
――ご自身の次の目標は何か決まっていらっしゃいますか
フェイスオファーとしてはAチームにいるのですが、早慶戦の出場がことしの目標でした。実際には早慶戦のメンバーに入ることはできなかったんですけどそこはしょうがないって切り替えて、フェイスオフだけでなくフィールドのことも意識したいんですけど、まずはフェイスという武器を強くしてワセダラクロス全体の、Aチームの方に貢献していきたいと思います。
――今後への意気込みを聞かせていただけますか
今後の目標としてはAチームでの出場が大事で、僕個人としてはまだ関東ユースとかに選ばれたいという面もありますし、そういう意味ではU22が来年控えているので、そこで自分をアピールしてぜひ選ばれたいと思います。