東京都学生連盟リーグ戦 10月5日 東京・慶大正己弓道場
東京都学生連盟リーグ戦(リーグ戦)の最終戦は法大との一戦となった。早大はこの試合で勝たなければ順位決定戦に進むことなく入替戦が決定する。しかし1立目から4本のリードを許し、最終的に128中-133中で敗北。早大は男女共に1部残留をかけた入替戦に臨むことが決定した。また、今試合で佐藤蒼(教2=東京・早大学院)が皆中賞を獲得した。
先攻の早大は1立目、壱ノ立は10中と振るわない。一方弐ノ立では中村輝斗(商1=東京・早大学院)と佐藤蒼が皆中するなど14中し、32射24中。対する法大は合計28中にまとめ4本差をつけられるスタートとなった。続く2立目では25中と1本伸ばすも、ここでさらに3本引き離される。少しでも差を詰めていきたい3立目、弐ノ立の中村、河野誠也副将(人4=埼玉・県立浦和)、佐藤蒼が皆中し梅島陸斗(文2=東京・早大学院)が3中と圧巻の15中。的中差を4本に戻し前半を終えた。

弐ノ立の弐的で弓を引く梅島
4立目では壱ノ立の弐的に寺門日向人(文構2=茨城・県立水戸第一)を投入。3人が皆中し14中にまとめる。一方法大の弐ノ立は10中と伸び悩み、最終立を前に的中差を2本に縮めることに成功した。早大は1本でも多く詰めたいところであったが、合計26中。法大は壱ノ立がここにきて15中と強さを見せ、29中にまとめる。最後にさらに3本突き放され128中―133中の5本差で敗れた。

皆中賞を獲得した佐藤蒼
負ければ入替戦確定の今試合で敗れた早大。3週間後に行われる入替戦の相手は2部1位の日大だ。日大は最終戦で今季リーグ戦の全試合で最高的中数となる148中を叩き出している。強敵相手に勝ち星を挙げ、1部残留を決めたいところだ。
(記事 河野紗矢、写真 上杉美結)
結果
【壱ノ立】
大前 家田 20射17中
弐的 繁田 12射7中
寺門 8射7中
落前 浅井 20射14中
落 市橋 20射15中
【弐ノ立】
大前 中村 20射18中
弐的 梅島 20射14中
落前 河野 20射16中
落 佐藤蒼 20射20中
●早大128中―法大133中
コメント
河野誠也副将(人4=埼玉・県立浦和)
――今日の試合の振り返りをお願いします
不甲斐なかったかなと思います。
――リーグ4戦全体を通していかがでしたか
自分で決めたことの中で、やり通すことができたこともあったのですが、なかなか惜しいところの1本、というところで当てられなかった矢というのがかなりあるので、そこは反省したいかなと思います。
――入替戦に向けての意気込みをお願いします
3週間後でもう入替戦しか目標はないので、個人としては自分が決めたことをいかにやり切るのか、というところに集中して取り組みたいと思っています。チームとしても、135中は絶対に安定して出せるような練習をしていきたいというところで、1部残留を決めたいと思います。
佐藤蒼(教2=東京・早大学院)
――皆中賞おめでとうございます。手応えはいかがでしたか
ありがとうございます。第1週目から練習の手応えは感じていて、全部の試合で20本詰めるつもりで引いてたので、ようやく最後の週で詰められたのは嬉しいと思います。
――これまで19中が続いていましたが、最終戦であと1本を詰め切れた理由はありますか
そうですね。毎週毎週違う理由で1本ずつ外してきていました。その理由を1つずつ潰して、もう次こそは悔しい気持ちをしないっていうところだけ考えて日々練習していたことが20本詰められた理由かなと思います。
――入替戦に向けて意気込みをお願いします
負けたらもう2部落ち確定なので。そこはしっかりと現実を見て、自分が中ててチームが勝てるようにあと3週間練習したいと思います。