健闘するも早明定期戦敗北

弓道男子

令和7年度早明定期戦 3月27日 早大弓道場

 3月27日、早大は今年も伝統の早明定期戦に臨んだ。早明定期戦は通常の試合とは異なり、3通りの形式で勝負し先に2勝した方が勝利となる。1戦目の源平戦では的中差を広げられながらもくらいついたが、最後は引き離され153中−161中で敗北した。続く2戦目の紅白戦。先鋒の浅井啓真(法2=東京・早大学院)が5人抜きし早大が勝機を得たかと思われたが、明大の大将の個人技に圧倒され敗れる。3戦目に進むことなく、0勝2敗で敗北し早明定期戦を終えた。

 1戦目に行われるのは源平戦。通常の団体戦は同じチームの選手が同じ立で行射を行う。源平戦は通常の団体戦とは異なり、各校壱ノ立と弐ノ立を用意して早大の選手と明大の選手が同時に行射し、計200射の的中数を争う形式だ。早大の1立目の壱ノ立は、田中怜熙(創理2=東京・早実)、市橋健成(教3=早稲田佐賀)、河野誠也(人4=埼玉・県立浦和)が皆中し18中、幸先良いスタートを切る。しかし2立目で弐ノ立が12中と崩れ、一方の明大は3立目の弐ノ立で19中と好的中。6中差を追いかける展開となった。4立目で4中差に縮めたものの及ばず、最終的に153中-161中の8中差で源平戦を終えた。

源平戦、壱ノ立で18中した家田

 続いて2戦目に行われたのは紅白戦。各チーム10人の選手を用意し1対1で対戦する。的中数が多かったチームは選手を交代せず、少なかったチームは次の選手に交代、同中の場合は両チーム選手を交代する。そして相手の大将が敗北した時点で勝利が決まる。早大の先鋒を務め、流れを作ったのは浅井だった。浅井が5人抜きを達成し、早大はこの日一番の高揚感に包まれた。続く市橋は見事皆中を決めるも相手も同じく皆中を決め相殺。三鋒の繁田舟蔵(基理2=東京・早大学院)が3人抜きし早くも明大の大将を出すことに成功した。しかし明大の大将が圧巻の強さを見せる。早大の四鋒から大将まで7人が敗れ、早明定期戦の敗北が決まった。

紅白戦、先鋒で5人抜きした浅井

 伝統の早明定期戦、早大は勝利を逃し続けている。山田蓮主将(政経4=東京・早大学院)は、源平戦を振り返って「明治との差を再び痛感した」と語る。一方で「紅白戦の内容はとても良かった」とも語るように、実りある試合になったようだ。課題と成果を手に今季も早大弓道部は「日本一」に向け進んでいく。

(記事・写真 河野紗矢)

結果

▽源平戦
【壱ノ立】
大前 家田 20射18中
弐的 田中 20射13中
中  寺門 16射9中
   李  4射3中
落前 市橋 20射17中
落  河野 20射16中

【弐ノ立】
大前 寺師 20射14中
弐的 浅井 20射16中
中  内田 20射15中
落前 繁田 20射14中
落  佐藤 20射18中

▽紅白戦
浅井○2-0
  ○2-1
  ○3-1
  ○3-1
  △3-3
市橋△4-4
繁田○3-1
  ○4-3
  △4-4
内田●1-3
佐藤●2-3x
太田●3-4x
寺師△4-4
河野●1-3x
李 ●1-2x
家田●2-4

 

コメント

山田蓮主将(政経4=東京・早大学院)

――長丁場となりましたが全体を振り返っていかがですか
練習の的中よりはるかに下がってしまったことは大きな反省点だと思います。試合が久しぶりということもあって、思うようにいかない選手が多かったです。加えて最近うまくいっていない選手が多い中勝ちにいかなければなりませんでした。射の安定感だとかも崩れてしまって最終的に負けにつながってしまったのかなと思います。

――これまでの早明定期戦と比べていかがでしたか
源平戦に関しては例年通りの10中弱差をつけられて負けてしまいました。やはり明治との差を再び痛感しました。ただ次の紅白戦は、前の選手たちが非常に頑張ってくれました。最後負けてしまったのは完全に個人的な実力によるものなので、紅白戦の内容に関してはとても良かったと思います。

――声かけなど意識したことはありますか
下級生が多いチームなので、安心して責任を感じすぎずに普段通り引いてもらえるように声をかけていました。頭の中でどれだけ中るイメージができているかということも毎回確認していました。

――今季の目標と意気込みをお願いします
今季は上級生だけでなく下級生の層も厚くなってきています。今年こそ王座(学生弓道王座決定戦)で優勝したいです。それに向けて全関(全関東学生弓道選手権大会)から選抜(全国大学弓道選抜大会)、インカレ(全日本学生弓道選手権大会)で結果を残してリーグ戦優勝に向けて頑張っていきます。

 

内田将太(教1=東京・早大学院)

――早稲田での弓道の雰囲気はいかがですか
内部進学で知り合いが多いので、とてもやりやすい雰囲気の中で練習させてもらっています。初めて試合に出たのですが、みなさんすごいので安心感があります。

――ご自身の射を振り返っていかがですか
良いものは少なかったと思います。ただ、最低限中てるということに関しては、先輩方の足を引っ張らずにできたと思います。元々緊張から試合でうまくいかないことが多かったのですが、今回は練習と同じくらいの的中を出せました。内容はともかく中てることができた点は良かったです。

――今後につなげていきたい点はみつかりましたか
両校の的中がかなり高く緊張感のある状況で、どういうメンタルで引けばいいのかとても勉強になりました。

――最後に今季の意気込みをお願いします
先輩方がみなさんうまいのでどれだけ試合に出られるかわからないです。それでも自分自身の課題を克服して、結果的に試合に出て活躍できるようになりたいと思っています。