10月29日、東京大学御殿下記念館にて第34回関東体重別大会が開催された。早大からは男子5名、女子3名が出場。男子-75kg級ではブロムリージェス(留学生=オーストラリア・Christ Church Grammar School)が5位入賞を果たし、女子-61kg級では藤平梨沙(スポ3=埼玉・花咲徳栄)が3位入賞となった。
男子個人組手には-67kg級に澤祐太郎(教3=東京・世田谷学園)、臼井健一郎(人1=東京・本郷)が、-75kg級に池田倖紀(スポ3=北海道・恵庭南)、ブロムリーが、-84kg級には時田隼門(社3=滋賀・玉川)が出場。澤は様々な技を合わせ攻撃を仕掛けるも得点が入らず、臼井も蹴りを中心に積極的な動きを見せるが初戦敗退となった。池田は先取点を獲得するも相手選手が得点を重ね初戦敗退。時田は初戦で勝利をおさめるが、2回戦では相手選手の得点を追う展開となり、1点及ばず敗れる。ブロムリーは初戦から鋭い上段突きを主に武器とし勝ち進んでいく。準々決勝でも持ち前の攻撃を仕掛けていくが、相手選手の精度の高いカウンターが続けて入り敗退。ベスト8入賞となった。
男子個人組手に出場した選手 左から池田、ブロムリー
女子個人組手には-55kg級に天本菜月主将(スポ4=宮崎・宮崎第一)が、-61kg級には原田栞里(教4=東京・大泉)、藤平が出場。初戦で天本主将は相手選手と互いに見合う時間が多く、両者共に得点が入らず判定に持ち越しとなったが、1-4の判定負けを喫した。原田は強豪校の選手を相手とし、相手選手の隙の無い突きや蹴りを入れられ初戦敗退となった。藤平は初戦を相手選手の反則により勝利し、2回戦も不戦勝とした。3回戦では序盤に上段蹴りを決め点差を縮められることなく勝利し、4回戦では残り17秒で先取点を獲得し逃げ切る。準決勝ではまたも藤平が先取点を獲得するも、残り36秒で相手選手に3点を奪われ敗北。ベスト4入賞を果たした。
準決勝で戦う藤平
男女ともに入賞者を出すといった結果を残したものの、今大会では多くの主力メンバーが序盤で姿を消すことになった。短期間ではあるが、ここで得た収穫や課題を全日本大学選手権や早慶戦に向けて活かしていくだろう。
(記事 宇野結子)
コメント
藤平梨沙(スポ3=埼玉・花咲徳栄)
――今大会の目標は何でしたか
特に目標等は設定せず一つ一つの試合に集中しようと考えていました。
――今大会のコンディションはいかがでしたか
10月の関東団体から調子は悪くなく、維持して今大会まで持ってくることができたと思います。どちらかといえば良い、といった感覚でした。
――試合内容を振り返っていかがですか
全体的に課題が残るなと感じています。勝った試合も負けた試合も少し後手で対応することが多かったため、少し修正しようと思います。
――結果にはどのような感想を抱いていますか
今まで学連の試合で個人で結果を残すことが少なかったという点で、少しホッとしています。ただ、いつもあと数試合を勝ちきれないので、「またか」と少し悔しさが残っています。
――今後重点的に取り組みたい練習はありますか
前記にある通り、より積極的な試合運びは練習の中から心がけたいと思っています。
――今後の目標をお願いします
全日本団体、早慶戦、全日本選手権とまだまだ試合はたくさんあるので一つ一つで自分のプレーを最大限発揮できるようにしたいです。