春季リーグ戦閉幕 2年生コンビがベストナインを受賞/閉会式

準硬式野球

 この日、東京六大学春季リーグ戦(春季リーグ戦)の閉会式が行われ、約2カ月に渡る熱戦が幕を下ろした。早大は春季リーグ戦を2位で終え、優勝した法大とともに6月に行われる全日本出場校選出予選会(全日予選)への出場権を獲得した。また、春季リーグ戦の表彰も同時に行われ、久保嶋真也(社2=神奈川・桐蔭学園)が三塁手部門、岡田和也(スポ2=東京・国学院久我山)が外野手部門でベストナインを受賞した。

集合写真に納まる選手たち

 ▽最終結果
2位 早大 8勝4敗 勝ち点3

ベストナイン(三塁手部門) 受賞 久保嶋真也(社2=神奈川・桐蔭学園)

ベストナイン(外野手部門) 受賞 岡田和也(スポ2=東京・国学院久我山)

ベストナインを受賞した久保嶋

ベストナインを受賞した岡田

★全日予選とは

 関東地区大学準硬式野球連盟に所属する東京六大学、東都、神奈川、新関東、北関東の各リーグ戦の成績上位チームから全日本大学選手権(全日)に出場する6校、清瀬杯全日本大学選抜(清瀬杯)に出場する4校を選抜する予選会。初めに上記5リーグの優勝校に関東地区大学選手権準優勝校を加えた6校が3ブロックに分かれて1次トーナメントを行い、勝者は全日出場となる。次に、1次トーナメントで敗れた3校と上記5リーグで2位になった5校が各4校ずつの2ブロックに分かれて2次トーナメントを行い、優勝した2校は全日出場、準優勝した2校は清瀬杯出場となる。さらに、各ブロックの初戦で敗れた4校による敗者復活戦を行い、勝利した2校が清瀬杯出場となる。東京六大学リーグ2位の早大は2次トーナメントからの出場となり、ここで連勝すれば全日出場となる。

(記事、写真 渡邊悠太)

コメント

新井健太主将(商4=東京・早大学院)

――慶大の結果により、東京六大学春季リーグ戦(春季リーグ戦)は2位となりましたが、いかがですか

 最後の最後は他の大学の結果待ちというかたちだったので、僕たちにできることはなく待っているだけ、という状況でしたが、法大が最後『完全優勝』を決めて、その結果ウチも2位ということになり、良かったと思います。

――3年ぶりの全日本出場校選出予選会(全日予選)出場となりましたが、そこに向けて準備はしていますか

 短い時間ですが、全日予選に向けて春季リーグ戦を通して出てきた課題をつぶすというところで準備をしています。

――春季リーグ戦を通してのMVPを挙げるとしたらどなたを挙げますか

 大沢(龍登、文構2=埼玉・星野)かなと思います。初めてリーグ戦を通してフルで投げてもらったのですが、各カードの第1戦の先発としてそれなりの成績も残してくれたので、彼がいなければこの結果(2位)はなかったかなと思います。

――全日予選に向けての意気込みをお願いします

 全日(全日本大学選手権)に向けて負けられない試合になるので、チーム全員で力を合わせて、必ず全日の出場権を獲得したいと思います。

久保嶋真也(社2=神奈川・桐蔭学園)

――ベストナインを受賞しての感想はいかがですか

 素直に「うれしいな」という気持ちが一番です。

――個人として、チームとして今春のリーグ戦はいかがでしたか

 慶大と立大、東大には2連勝できたのですが、法大戦や明大戦は3回戦までもつれるなど、苦しい試合も多かったのかな、とは思います。個人としては、(第1週の)明大戦の途中から山浦さん(秀斗、スポ4=埼玉・早大本庄)の代わりとしてサードで出場してきましたが、山浦さんのチーム内での役割を自分がカバーするように、一戦一戦集中して試合に臨んでいました。

――春季リーグ戦で印象に残っている試合はありますか

 印象に残っている試合はやはり法大1回戦です。法大1回戦はかなりの接戦で、僅差の試合だったのですが、最終回、9回2死三塁の場面で僕のところにサードゴロが来て、それをアウトにしたことでサヨナラのピンチを脱した、という試合でもありましたし、同点タイムリーも打った試合だったので、自分としては一番印象に残っている試合だと思います。

――ベストナインを受賞できた要因は

 まずは自分の役割を果たすことしか考えていなかったので、特に変えたことはなかったのですが、チームの勝ちに向けて1打席ずつ、守備でも一球ずつ丁寧な野球をしていたことが結果的にうまい方向につながって、ベストナインに選ばれるような活躍ができたのかな、と思っています。

――今後、全日予選などがありますが、そちらに向けての意気込みをお願いします

 これまでと同様で、自分の役割を果たしつつ、勝利に少しでも貢献できるようなプレーをできたらな、と思います。

岡田和也(スポ2=東京・国学院久我山)

――ベストナインを受賞しての感想はいかがですか

 目標にしてきたことなので、素直にうれしい気持ちでいっぱいです。

――個人として、チームとして、この春季リーグ戦はどういったリーグ戦でしたか

 個人としてもチームとしても「全員で勝つ」ということをモットーに、バントであったり貢献打だったりを意識して、チーム全体が同じ方向、一つの勝利に向かって試合をできたと思います。

――ベストナインを獲得できた要因は

 野球以外の日常生活でもごみを拾ったりですとか、当たり前のことをしっかりと徹底して、打席に入ったときに「当たり前のことをやってきたからこの場面では打てるだろう」といったかたちで験担ぎのようなことをして春季リーグ戦に挑んで、結果が良かったので、今後も続けていきたいと思います。

――春季リーグ戦で印象に残っている試合はありますか

 法大1回戦で、絶体絶命のピンチを(隣にいる)久保嶋(真也、社2=神奈川・桐蔭学園)も含めてチーム全員で何度も切り抜けて、個人的なところでも延長戦でダメ押しのホームランを打てましたし、本当にチーム全員でつかみ取った1勝だったと思います。

――今後、全日予選などが続いていきますが、意気込みをお願いします

 (全日予選では)なんとしても2連勝して全日本選手権の切符を手にして、チームの目標である『日本一』、『昇覇』を達成していけたらと思います。