ラストを飾る第3回には、男子部から飯田健介(社2=福岡・南筑)、中野智博(スポ2=神奈川・桐蔭学園)、笠井雄太(スポ1=愛知・桜丘)、中島竜生(文構1=東京・早実)が登場。終始盛り上がった対談では柔道に限らず幅広くお話を伺い、次代の早大柔道部をけん引するであろう4選手の素顔に迫りました!
※この取材は11月3日に行われたものです。
他己紹介をしてください!
――まずは、同じ学年同士で他己紹介をお願いします
飯田 中野さんは、キャンパスをタンクトップで歩くくらい暑がりです。ちょっとおかしいですけど(笑)、落ち着いてますし、優しい人です。
中野 飯田くんは……身長が高いっすね。あとは柔道も強くて勉強もできて、バイトもできて、かっこよくて…
飯田 俺バイトしてないよ…(笑)。
中野 僕の…目標としてる人なんですよ。それで結構…。
笠井 誰の話してんの(笑)?
飯田 人変わりすぎじゃない?
一同 (笑)。
中野 結構いろんな人と話をして周りにも目を向けてて、例えるなら……プールの監視員みたいな存在です。
一同 ………………(笑)。
中野 ちょっと、滑る返しやめろよ……。
笠井 だって、プールの監視員って意味わかんないもん!もっとまともな返しあるでしょ(笑)!
一同 (笑)。
飯田 今日はちょっとふざけてますね(笑)。
笠井 竜生くんはチームのムードメーカー。うん、一言で言うならばムードメーカーで、
中島 おい、おーい…。
笠井 誰とでも話せて、いじったりいじられたりが盛んなので、親しみやすいのかなと思います。柔道も強くて勉強も多分できて、何でもできるオールラウンダーですね。
中島 笠井くんは、とにかく柔道が強いですね。1年生ですけど何度もレギュラーに入っていて、もうチームに欠かせない存在になって、練習中も存在感を発揮しています。でも柔道は強いんですけど、普段は優しくて全然イキっていないというか(笑)…。強いのにおごることなく、素晴らしいなと思います。
――学年を問わず、「この人と一緒にいることが多いな」という人はいますか
中島 自分は同じ高校出身で1年生の池田くん(尚悟、社1=東京・早実)ですね。帰り道とか最寄りの早稲田駅で一緒だったりするんで、練習後とか一緒に帰ったりご飯を食べたり、なにかとよく一緒にいます。
笠井 笠康かな。笠康介(スポ2=神奈川・東海大相模)っていう2年生の子がいるんですけど、買い物とかの趣味が合ったり、よくご飯とか行ったりするんで、一緒にいることが多いですね。
中野 …………誰といるっけ……。
飯田 康介とかじゃない?
中野 康介もう取られたじゃん。
飯田 取られたって…(笑)。被ってもいいでしょ。
中野 いや、でもこれでさ、こいつ(笠井)が俺を挙げてないのに、俺が康介挙げたらなんかおかしいじゃん!
一同 確かに(笑)。
中野 あ、じゃあ篤希にします。長澤篤希(スポ1=静岡学園)ってのがいるんですけど、授業が被ってて一緒にいることが多いです。彼の人間性というか柔道は面白いなあと思います。
飯田 僕は高山康太さん(スポ4=神奈川・桐蔭学園)ですね。高山さんは野球が好きで超ヤクルトファンなんですけど、僕もホークスファンで野球が好きなので、試合後に野球の意見交換みたいなのをやっていますね。
「自分の柔道は『ウザ柔』です(中島)」
――次は、柔道に関してお聞きしていきたいと思います。ご自身の思う自分の柔道とはどのような柔道でしょうか。特徴やこれから目指すスタイルがあれば教えてください
飯田 僕の柔道スタイルは、「しぶとい」っていうのが一番当てはまる言葉かなと思います。相手の嫌がることを考えて実践する感じなので、多分僕の柔道は嫌われてますね(笑)。
中野 今年はあんまりいい試合はできていないですけど、多分僕の持ち味は攻撃力かなと思います。理想としては違うことをやりたいんですけど、今の僕の柔道スタイルで言えば、攻撃的なのが特徴です。
笠井 力っす。相手を潰して、好きなことをやるのが自分の柔道スタイルだと思います。
――それは目指すスタイルも力の柔道なのでしょうか
笠井 自分は掛けたい技とか固執するのが嫌で、一つの技というよりは、相手が想定していない技をいろいろ掛けていきたいって感じです。一つの技に固執しないことが理想ですね。
中島 自分は一言で言うなら「ウザ柔」ですね(笑)。うざい柔道というか、相手から嫌がられる柔道だと思います。あとは智博さん(中野)が攻撃だとしたら自分は守備の方だと思っていて、相手が投げづらいように組み手をやっている感じです。先輩たちから「投げづらい」って言ってもらえることも結構ありますね。でも、理想としては守るスタイルは自分に合っているのでこれは変えないで、パワーをつけてもっと攻撃と守備のメリハリをつけられたらなと思います。
「飛躍の年にできたかなと…(飯田)」
――ご自身の2022年シーズンを振り返ってみていかがでしょうか
中島 今年度は自分が高3の夏頃に一回引退してそれからやっていなかったので、初めの方は練習についていくので精一杯でした。でも徐々に体が慣れてきて、この間の尼崎の大会では足を引っ張ることない成績で終われたかなと思っているので、成長できた一年かなと思ってます。
――一度引退されてからもう一度柔道を続けようと思ったのはどうしてでしょうか
中島 本当に高校までで柔道を辞めようと考えていたんですけど、同級生の一人がここ(早大柔道部)の練習に来ていたんですね。その姿を見たり、自分も暇な時に柔道の動画を見たりしていたら、「やっぱり柔道がやりたいのかな」と思って。やらないで後悔するよりもやってみた方がいいかなと感じて、ここに入りました。
笠井 負けに負けて、今年は情けない一年でした。自分は10月の高校の国体がコロナで無くなってしまって、実質インターハイが終わってから引退だったんですけど、それから柔道を全然しないで筋トレとかも疎かにしていて、そのままここに入って来ちゃった感じでした。今年はほんとに筋力もスタミナも技もダメで、ダメダメな1年だったので、来年は頑張ろうと思います。
中野 今シーズンは怪我に悩まされた一年だったなと思います。今年はずっと試合が月に一回くらいあって、徐々に成績を残してはいけましたが、僕の中では「もうちょっとやれたかな」という感じです。練習をほとんどできていないので、もう少し練習をちゃんとやっていれば結果も変わってきたのかなと思うと、怪我に悩まされたなと思います。
飯田 僕は飛躍の年にできたかなと思いますね。元々僕は小中のときに智博と道場が一緒で、高校のときにシニアの方で智博が活躍していて、「すごいなあ、僕も同じ舞台に立って追いつけるようになりたいなあ」と思ってました。そしたら今年、彼は世界ジュニアで2位になって、その影響もあって、僕は全ジュニ(全日本ジュニア体重別選手権)で頑張りましたね。
――飯田選手から見て、中野選手は小中の頃から変わっていないのでしょうか
飯田 変わってないですね、このまんまです(笑)。
――では中野選手から見て、飯田選手はいかがでしょうか
中野 ほーんとに、なぁーんにも変わってないです。みんなのヒーローですよ、元から。小学校のときから柔道が強くて、全国大会2番で、ずっと強くて。彼はさっき僕がどうとか言ってましたけど、僕からしたら逆ですね。小学校のときからずっと追いつきたいと思ってて…。
飯田 上げまくってます、この人(笑)。
中野 そろそろ抜かれそうなので、気をつけないと。いや、なんならもう抜かれたかもですね。これからもお互い切磋琢磨して、頑張っていきたいなと思います。
――みなさんが柔道を始めたきっかけと年齢を教えてください
飯田 僕が柔道を始めたのは、お父さんが柔道をやっていて近くに道場があったことと、先に始めたお兄ちゃんについていったことがきっかけですね。多分、始めたのは5歳くらいかなと思います。
中野 僕は4歳から柔道を始めて、きっかけは僕のお母さんの親戚かどこかに道場の館長みたいな人がいたんですけど、僕が前は体が大きかったこともあって、「柔道やってみない?」みたいな感じで誘われたんですよ。それで散々やりたくないって駄々こねた挙げ句、結局やらされて今に至りますね。
飯田 練習休むときに、「勉強しすぎてお腹痛い」って言って休んでたんですよ。さぼってましたね。
一同 (笑)。
中野 それくらい練習嫌いだったんですよ。
――それはいつぐらいのお話でしょうか
飯田 小学3年生とかですね。そのぐらいの年であんなことを…(笑)。
――お二人は以前、試合をしたことはあるのでしょうか
中野 小学校のときは個人戦とかでありましたね。低学年のときはやってたんですけど、高学年になると体重も違うので、そこからは全然やってないです。中学も団体戦とかでは一緒にやってたんですけど、階級が違うので試合とかは全然やらないですね。
――今試合をしたらどちらが勝つと思いますか
中野 そりゃあ飯田さんでしょう!シニア5番ですよ!?
飯田 いやいやいや、相手になりません(笑)!
中野 え、5番ですよ!?勝てるわけがないじゃないですか!
飯田 ほんっとに相手になりません、絶対負けます(笑)。
中野 シニア5番に勝てたらもう、大快挙ですよ。
笠井 同じ理由で面白くないかもしんないんですけど、親が柔道をしていて興味がてら見学に行って、やってみようかなと思ったのがきっかけですね、やらされたとかではなく、道場の先生か何かをしていた父親についていって、気がついたら始めてた感じです。
中島 自分は結構珍しい方で、身近に柔道経験者はいないです。自分は小さい頃に体がめちゃくちゃ弱くて大きい病気にかかったりして、そのときに親が何かやらせないとって思ったみたいで。そのときに近くに柔道クラブがあって、自分の友達に県1位の子がいたこともあって始めたのがきっかけですね。大体5歳くらいに始めました。
――幼い頃から柔道を続けられてきて、「辞めよう」「辞めたい」と思った時期はなかったのでしょうか
中島 自分は2回くらいありました。中学に上がる前の小学6年生と、さっき言った高校3年生のときで、そのときは本当に辞めるか辞めないか迷いましたね。
中野 僕は小学校のときはずっと辞めようと思っていました。そう思ってたんですけど、お母さんに「もう少しだけ頑張ってみたら?」と言われてグダグダ続けていたら、楽しくなってきたって感じですね。
飯田 僕は中学生のときに辞めたいなと思ってました。全然勝てなくて、それで柔道を嫌いになってましたね。それなのに高校でも続けたのは…何でなんですかね(笑)。チームメイトも頑張ってるしというのもあったと思います。強豪校に行って頑張ってた同級生たちがいたので、それにつられて頑張ろうと思った感じですね。
笠井 俺はもう、今っす(笑)。まあ負けまくってるんですけど、ここで諦めたらダメなのかなとは思うので、頑張ろうと思います。あとは小学4年生くらいのときにバスケクラブに入って、そこでスラムダンクの影響もあって、ずっとバスケやりたいって駄々こねてましたね。
――これは昨年度の質問と重複するため、中野選手を除いたお三方にお聞きします。大学進学時にはさまざまな選択肢があったかと思いますが、どうして早大柔道部を選択されたのでしょうか
中島 自分は早稲田実業で内部進学なんですけど、中3のときに早稲田を選んだ理由としては、柔道で成功するしないに関わらず、早稲田なら将来の幅が広がるかなと思って選びました。
笠井 元々勉強はできないんですけど、文武両道ができている大学に行こうと思っていました。いろいろ選択肢はあったんですけど、一番柔道と勉強のバランスが取れるというか、両方高い水準をキープできるのは早稲田しかないかなと思ってここに決めました。
飯田 一番は将来のことを考えたときに、いっぱいお金をもらえる会社に就職したいなと思ったからですかね(笑)。あとは柔道も強くて、文武両道で頑張れると感じたので、早稲田に進学しました。
――今までの柔道人生の中で、柔道に対する考え方などが変わったターニングポイントはあったのでしょうか
中島 自分は小2のときに一回柔道を真面目にやろうと思った転機があって、その頃は滋賀県にいました。それで滋賀の大会で、さっき言った県1位の友達に試合で勝って、自分はただただ「勝って嬉しいな〜」と思ったんですけど、その負けた友達が泣いて悔しがってるのをみて、戦いの厳しさを感じました。そこで本格的にやってみようかなと思った感じですね。
笠井 自分は2回あって、1回目は小学6年生から中1にかけてです。県でも上に上がれるだろうと思ってたのにその前に負けちゃって、めちゃくちゃ悔しい思いをして、中学から練習環境のいい私学で本格的にやろうと思いました。2回目は中1、中2のときで、結構強くなって順当に行けば県で優勝して、全中(全国中学校柔道大会)でも上位に入れるだろうと思ったんですけど、3年生の全中につながる試合で一個下の子に負けちゃって。そこで悔しくて、「変わらないとな」と思いました。この2回が柔道に関しての価値観というか、自分の中の意識が変わったポイントですね。
飯田 高校のとき、僕の一つ上の階級に全国1位の人がいて、自分は高1のときと高2のインターハイ予選まで地区大会で負けてたんですけど、その人が引退した後の2年の10月の新人戦で、初めて県大会で優勝できて。そのときに「頑張ってれば結果が出るんだな」と気がついて意識が少し変わったので、その優勝がターニングポイントですね。
――続いては中野選手にお聞きしたいと思います。国際大会にも何度か出場されていますが、柔道における外国人選手と日本人選手の違いはなんでしょうか
中野 やっぱり外国人は、何をするかわからないというのが一番怖かったですね。日本人は、ここを持ったらここを持って…みたいな型があるんですけど、外国人はそんなものは何も無いので。何をしてくるのか、そもそも何利きなのかっていう情報も無いですし、そこは違いだなとは思いますね。ですが結局は、自分の柔道をすることに変わりはないので、国際大会でも相手がどうであれ、やることは自分の柔道をすることだと徹底してやってました。
――海外遠征のときは、食事はどうされたのでしょうか
中野 減量とかもあるので、ほとんどの人は日本から持って行ってましたけど、僕はそこまで減量もなかったし、海外のご飯も食べてみたいっていう興味本位なとこもありました。普通に美味しかったと思いますね。
――海外の料理でも問題はありませんでしたか
中野 そうですね、僕は結構食べられました。あんまり僕はご飯が美味しくないと思うことはないんですよね。今年は2回海外に行ったんですけど、1回目のオーストリアのときはみんな美味しいって言ってました。でも、2回目の南米のエクアドルのときは、味付けがパセリ?セロリ?みたいなやつでめちゃめちゃ苦いみたいで…。
笠井 それパクチーじゃない(笑)?
中野 それだ!パクチーだ、パクチーです。それが、ほとんどみんな食べられない感じでした。でも自分は嫌いとかないので、「美味しくね?」って言いながら一人で勝手に食べてましたね。
――続いては飯田選手にお聞きします。慶大にお兄さんがいらっしゃるとのことですが、お会いすることはあるのでしょうか
飯田 はい、会いますね。最近だと1週間前の日曜日で、講道館杯にお兄ちゃんも応援しに来てくれていたので、その後に家族でお酒を嗜(たしな)みました(笑)。
――ちなみにお酒はお強いのでしょうか
飯田 どうなんですかね…。どう?僕強いですか?
笠井 めっちゃくちゃ強いです。もうみんななぎ倒します(笑)。僕らは1年生なのでソフトドリンクしか飲めないんですけど、先輩たちと飲み比べているのを見ると、もう無双してますね。
中野 僕もまだ20歳超えてないんで、ソフトドリンクしか飲めないんですけど…。
飯田 あ、そーなんだ!20歳なってないんだ!
中野 そうなんすよ、まだ19歳なんですよ。だから飯田くんとか他の同期たちがどんどん飲んでるのを見ると、「体強いんだなあ…」と痛感してますね。
――反対に、あまり強くない方は
笠井 みーくん!
飯田 みーくん、かっこ中島瑞貴(スポ2=福岡・西日本短大附)でお願いします(笑)。
笠井 酔うと結構面白いですね。ギャップですよね、普段はクール系なのに、いきなりなんかこう…(身振り手振り)。
一同 (笑)。
――飯田選手はお兄さんと勝負されることはあったのでしょうか
飯田 練習ではありました。最近だと、今年の夏に勝負しましたね。結果は引き分けでしたけど、今やったら勝ちます(笑)。
一同 (笑)。
――続いて、1年生のお二人にお聞きします。早大柔道部に入って、高校までとは「ここが違うな」と感じる部分はありますか
笠井 自分の時間が増えたなと感じますね。高校までは授業とかであんまり自分のこととかを考える自由な時間がなかったので、それと比べたら自分の趣味とか柔道について向き合う時間が増えて、自分の中では楽しめてるなと思いますね。
飯田 彼はゴールドジム会員なんですよ。暇さえあればジム行ってます。書いといてください。
中島 高校では監督やコーチが言ったメニューを強制されてやってた感じがあるんですけど、大学では先輩たちがウエイトやトレーニングを自主的に行っていて、自分で強くなろうとしないと強くなれない環境なのかなと一番入って思いましたね。
「健介さんは自分の兄貴みたい(笠井)」
――先ほど他己紹介をしていただきましたが、こちらの飯田選手と中野選手はどんな先輩でしょうか
中島 まず飯田先輩は、打ち込みのパートナーをしていただいていて、そのときも試行錯誤しながらやる技を変えていたり、練習後に自主的にウエイトをしたりしているので、すごくお手本になる先輩だなと思います。
飯田 いやあ、嬉しいですね…(笑)。
中島 中野先輩も普段から自主的にトレーニングをしたり、鏡の前でフォームを確認したりされています。練習では誰が相手でも手を抜かずに乱取りされていますし、同じく見習いたいなと思う先輩ですね。
中野 照れちゃいますね…。
笠井 健介さんは自分の兄貴みたいな感じで、困ったときにもそれを言いやすい人ですし、暇でちょっかいをかけたときにはちゃんと返信をくれます。あとは自主的に筋トレとかもやってますし、強くなるために必要なことを忠実にやっている方だなあと思います。
笠井 智くんは私生活はちゃんとしてるんですけど、結構シャイなのでかわいいなと思う一面があります(笑)。あと練習になると目つきが変わるので、そこの切り替えがちゃんとしているのはすごいなと思いますね。自主的に走りに行っていますし、いろいろ学ばせてもらえることが多いですね。
飯田 かわいいよな。
笠井 かわいい、かわいい。女の子(笑)。
――ここからはまたお一人ずつお聞きしたいと思います。ご自身の趣味や、オフの日の過ごし方を教えてください
飯田 映画見ることですかね。ネトフリ、アマプラ、ユーネク、ディズニープラス…制覇してます。
笠井 すっご(笑)。
飯田 ディズニー系は最近よく見ますね。最近はスターウォーズを3周くらいしました。
中野 最近は、多分ゲームしてますね。本格的なのは持っていないので、スマホで簡単にできるやつです。なんだろう…、モンストとか誰でもできるやつですかね。
笠井・飯田 かーわいい…。
笠井 趣味か…。俺に趣味を語らせたら、30行くらいになっちゃうけどいいっすか。
飯田 逆に大丈夫なの(笑)?
笠井 俺か、俺がね(笑)。えーと、自分は趣味が多岐に渡ってて、先輩とご飯に行ったり服を買いに行ったりする日もあれば、中学からの友達とオンラインゲームとかをやったり、あとはアニメを見たりする日もあります。
飯田 ずっとラーメン行ってますよ。暇さえあれば、先輩誘って行ってます。
笠井 そうっすね、週8か週9くらい。一日に2回食べる日もありますね。自分で結構パスタ作るんですけど、麺類はそんくらい食べてます。
中島 自分はオフは休みに充てている感じですね。大学の柔道部はレベルが高くて練習についていくだけで体力を使うので、休みの日はしっかり休養に充ててます。でもゲームとかもやりますね。今はプロスピにすごくハマっている時期で、スタミナが満タンにならないように5時間ごとにやったりしています(笑)。
――続いて学年を問わず、「この人変わってるなあ」「キャラ濃いなあ」という選手はいらっしゃいますか。ちなみに、上級生対談ではここで飯田選手と中野選手のお名前が挙がりました
飯田 いや、こわ。
中野 まじすか。
――飯田さんについては、「自分の時間で動いている」「マイペース」との声が寄せられていましたが、みなさんから見ていかがでしょうか
笠井 え、めちゃめちゃしっかりしてません?
中野 いや、結構マイペースですよ。………嘘です、冗談っす。
一同 (笑)。
笠井 一見マイペースかと思いきや、めちゃくちゃしっかりしてると思いますけどね。
飯田 いや、もう素晴らしい(拍手)。その回答を待ってた。
一同 (笑)。
中島 渋田くん(凱、スポ1=福岡・嘉穂)かなあ〜(笑)。同じ1年生の渋田くんという人がいるのですが、結構変わっているというか…。
笠井 イカれてますね(笑)。自分は中学のときから長澤くんと仲良くて、自分が上京したタイミングで渋谷にご飯行こうって言ってたんですけど、そのときに篤希が柔道部の新しいメンツを引き連れてたんですよ。で、そのときに「変だな、なんか一人ついて来るなあ…」って思ってて。
飯田 違うでしょ、「嬉しいな」でしょ。
笠井 あ、そうそう(笑)。他にも二人か三人いたんですけど、それは全員名前を聞いたことがあって。それで篤希に聞いたら、「柔道部の同期だよ」って言われて「ええー!」ってなったのが初対面です。まあ段違いに変わってますけど、彼は勉強できますし、面白くて愛嬌のあるキャラクターですね。
中野 ……渋田ですかね。なんか彼独特のワールドがあるというか、人の意見を全然聞かないんですよ。この前の計量でやってしまったんですけど、もう全員から「お前大丈夫なの!?」ってずっと言われてたんですよ。でも、「いや、大丈夫っす。」って言ってて。計量は失敗したんですけど、そのときはみんなで大爆笑しましたね。
笠井 一番笑ってたじゃん。上から数字見て、一番表情緩めてたよ(笑)。
中野 あれは面白いだろ…。
中島 まあ、計量に失敗して笑われるようなキャラってことですね。普通はみんな真剣なので、失敗したら誰も触れられないんですよ。そこで笑われるような人柄ってことです。
中野 そうそう、いいキャラですよ。
――飯田選手はいかがでしょうか
飯田 僕も一緒ですね。
中島 おお、満場一致。
笠井 4人一緒ってある(笑)?
飯田 あ、でもキャラが濃いっていう点では、笠井雄太!
――それはどうしてですか
飯田 なんか練習にとにかく真面目で、練習中とかの顔がガチなんですよ。普段はいつもニコニコしてるので、練習中でもちょっとにこやかにやるんじゃないかと思いきや、ガチの顔で練習してます。そのギャップがすごいですね。
笠井 照れちゃいますね。
飯田 僕はずっと思ってましたね、これ。「練習中顔ガチだなあ…」って一人で思ってたっす。あ、でもわざとそういう顔をつくってるのかもしれないですね。
笠井 そうですね、みんなから真面目と思われるような顔を…。嘘っす!嘘です(笑)。
一同 (笑)。
笠井 練習くらいは真剣にやらないとなとは思ってますね。相手の時間をもらっているというのもありますし、抜いたり適当にやったりするのは、相手に敬意を払えていないのかなと思うので、練習だけは真剣にやるスタンスです。
「今年の早慶戦は絶対に…(中野)」
――それでは最後に、早慶戦への意気込みをお願いします!
中島 早慶戦は4年生最後の試合ということもありますし、自分は短い期間だったんですけど本当にお世話になったので、少しでもチームに貢献して勝てたらいいなと思います。
笠井 1年生にとっては短い期間でしたが、4年生には迷惑をかけたりいろいろ教えてもらったりと、一緒に濃い時間を過ごしたなと思います。早慶戦は引退試合になっちゃうので、そこで恩返ししたいですね。最低でも5人は…、いや、10人抜けるように頑張ります!
中野 僕も今年は自分勝手な行動ばっかして、いろんな人に迷惑をかけたなあというのは重々承知なので、そういうのもあって周りの人に反省と感謝の気持ちを伝えるべく、今年の早慶戦は「絶対に引き分ける」というのを…。
一同 (笑)。
中野 本当に怪我も試合も含めて、今年は自分勝手な行動ばかりしていて、今年の4年生には特に迷惑をかけたなという思いしかないです。なので、絶対に引き分けます。もう引き分け以上はしません。引き分け以下もありません。頑張ります!
飯田 ……………質問なんでしたっけ。
一同 (笑)。
――早慶戦への意気込みをお願いします(笑)
飯田 ああ、そうだそうだ(笑)。4年生に勝利を届けられるように頑張りたいですし、今キャプテン(長嶋勇斗主将、スポ4=山梨・東海大甲府)は指を怪我していておそらく万全ではないので、出場させないように頑張りたいなと思います。
――ありがとうございました!
終始活気にあふれていた4人
(取材・編集 湊紗希)
◆飯田健介(いいだ・けんすけ)(※写真後列左)
2002(平14)年6月8日生まれ。180センチ。福岡・南筑高出身。社会学部2年。全日本ジュニアで3位に入るなど、2022年を「飛躍の年」と振り返ってくれた飯田選手。今季存分に見せてくれた力強さとは裏腹に、対談では選手のプチ情報を細かく提供し、会話を盛り上げてくれました。昨年は勝利を挙げた早慶戦、今年もチームを勢い付ける白星に期待です!
◆中野智博(なかの・ともひろ)(※写真後列右)
2003(平15)年1月26日生まれ。170センチ。神奈川・桐蔭学園高出身。スポーツ科学部2年。8月にエクアドルで行われた世界ジュニア選手権で、見事2位に輝いた中野選手。先輩からも一目置かれる実力の持ち主ですが、他の選手たちによると、なんともかわいらしい一面もあるようです。初出場となる早慶戦ですが、慶大の流れを食い止める奮闘を私たちに見せてくれることでしょう!
◆笠井雄太(かさい・ゆうた)(※写真前列右)
2003(平15)年9月16日生まれ。183センチ。愛知・桜丘高出身。スポーツ科学部1年。対談中、終始笑顔で質問に答えてくれた笠井選手。上級生対談では、3年生の園田選手から早慶戦のキーマンとして名前が挙がっていました。迎える初の早慶戦、力強く意気込みを語ってくれた笠井選手の活躍が楽しみですね!
◆中島竜生(なかじま・りゅうき)(※写真前列左)
2004(平16)年2月18日生まれ。180センチ。東京・早実高出身。文化構想学部1年。現在、スマホゲームの「プロ野球スピリッツA」にハマっているという中島選手。対談後に色紙への文字をお願いすると、即座にご自身の柔道を示した「ウザ柔」と書いてくれました。初の早慶戦となりますが、自慢の「ウザ柔」で慶大の前に立ちはだかります!