【女子ハンドボール】秋季リーグ第4戦 早大ペースで試合は進み9点リードで見事勝利!

女子ハンドボール

関東学生秋季リーグ 9月7日 東京・東女体大体育館

 秋季リーグ第4戦、昨年から勝ちが続いている法大との一戦に臨んだ早大。序盤から互いにシュートが決まらずクロスゲームとなる。しかし前試合で出た、立ち上がりから自分たちのペースに持ち込めなかったという反省点を改善し点差を広げ17―12で前半を折り返す。5点リードで迎えた後半、安定したプレーで点数を重ね33―24で勝利を飾った。

守備をする山野(左)と杉浦(右)

 ディフェンスから始まった今試合。試合開始からキーパーを下げ、7人で攻め込む法大に対し、素早い反応と堅い守備を見せ得点を阻止する。オフェンスではシュートを放つも枠をとらえられず、互いに得点が決まらない時間が続く。しかし前半2分、ここでついにゴールネットが揺れる。シュートを止めた堀内雪羽(スポ2=千葉・昭和学院)が前にボールを送り、大野薪絵(スポ3=埼玉・市立浦和)がサイドシュートを決め先制。次のプレーでは相手のミスを拾うと、杉浦亜優主将(スポ4=愛知・名経大市邨)が井橋萌奈(スポ3=東京・白梅学園)にパスを送りシュートを決め速攻に成功。早大が一足先に波に乗り始める。2点リードで迎えた前半14分、ここから法大のミスが目立つ。その間に早大はサイドやDFの間など、空いたスペースを駆使して攻め込み、10連続得点を決める。前半20分、山野紗由(スポ4=北海道・釧路江南)がワンバウンドで相手DFの足元を通し杉浦にパスを送る。そのままゴール正面でボールを押し込み得点。さらに前半24分、倉持愛泉(スポ1=千葉・昭和学院)が会場全体を惑わすフェイントでシュート。17―12で前半を折り返す。

試合後、挨拶をする選手たち

 リードを広げていきたい後半、山野の高いジャンプシュートで先制すると試合は早大ペースへと持ち込まれる。後半10分、山田梨央副将(スポ4=千葉・昭和学院)が法大のパスをカットするとそのままゴールへ運び速攻で得点。次のプレーでも山田のカットが大野へつながり得点。守備でも好調さを見せつけ8点リードの展開に。リードを絶やしたくない早大は後半20分、倉持がDFの間をバウンドさせ送ったボールを兼弘真生(スポ1=神奈川・横浜平沼)がサイドへ運び、シュートを決める。1年生同士息のあったプレーを見せた。さらに後半23分、倉持が法大のボールを奪うと、前に走り出していた小原彩理(スポ4=東京・成蹊)にパスを送り、速攻に成功。小原は秋季リーグ初得点を決める。1人1人がチャンスを無駄にせず積み上げた得点が大きな点差を生み出し、33―24の9点リードで試合終了。秋季リーグ3勝利目をあげた。

 試合後選手らは、前試合同様、立ち上がりに対しての反省を口にした。次の相手は春季リーグで接戦となった日体大だ。反省点を修正し、目標達成に向けて勝ち切ってほしい。

(記事 林朋亜 、 写真 山口愛結 安田直樹 本多鼓瑚)

結果

早大33ー24法大

前半

早大17ー12法大

後半

早大16ー12法大

スタメン

GK作本夕莉(スポ3=福岡・明光学園)

LW大野蒔絵(スポ3=埼玉・市立浦和) 

LB山野紗由(スポ4=北海道・釧路江南) 

PV杉浦亜優主将(スポ4=愛知・名経大市邨)

CB倉持愛泉(スポ1=千葉・昭和学院)

RB井橋萌奈(スポ3=東京・白梅学園) 

RW山田梨央副将(スポ4=千葉・昭和学院)

 

コメント

杉浦亜優主将(スポ4=愛知・名経大市邨)

一一今日の試合を振り返っていかがでしたか
 前半ズルズルと自分たちのペースに持っていけなかったので、昨日の反省だったんですけど、自分たちのやるべきことをやれるまでに15分ぐらいかかっちゃったっていう反省があって、今日はそれを改善して出だしからやろうねって言ってたんですけど、それが今日もできなかったので、立ち上がりから自分たちのやるべきことを全部出していきたいなと思います。

一一どのような気持ちで試合に臨みましたか
 相手に関わらず、一戦一戦戦っていくことが大事という風に話していたので、目の前の相手に勝利することを1番に考えて挑みました。

一一1週間どんなことを練習していきたいですか
 立ち上がりもそうなんですけど、自分たちはやれるのにできていないという部分があると思うので、そういったところも練習のうちから試合を想定して、練習始めから運動量を上げたり、声を出したり、盛り上げていけるように心がけていきたいです。

一一次戦、日体大戦への意気込みをお願いします
 春戦った時に、前半はうまくいったのですが、後半追いつかれてしまって、試合としてはあまりよくない流れになってしまったので、出だしはもちろん力を入れるのもそうですが、やはり1試合を通して早稲田の流れを持ってこられるように、やるべきこと1つ1つ徹底してやりたいと思います。

 

小原彩理(スポ4=東京・成蹊)

一一今日の試合を振り返っていかがでしたか
 ずっと出てる選手たちは、昨日厳しい試合だったし、疲労もあったし、負けちゃいけない、でもプレッシャーがすごくて、前半苦しい場面も多かったと思うのですが、それでも点を積み重ねていってくれたから勝てたと思います。

一一どのような気持ちでこの試合に出場しましたか
 これまで下級生の時は先輩方が下の選手にも回そうといった、そういう立場で出させてもらって、今年も結局その立場に変わりはないんですけど4年生として、学年順で出させていただいたところもあると思うので、与えていただいた数少ないチャンスをものにするという必死な気持ちでした。

一一得点を決めた時の気持ちを教えてください
 しっかり落ち着いて、愛泉(倉持)も梨央(山田)からも私に出してくれて、繋いでくれたことへの感謝と安堵です。

一一次戦、日体大との試合への意気込みをお願いします
 先程も試合を見ていて、スピード感も手強い相手だなと思ったので、良い練習をして臨めるように今週1週間努めたいと思います。

 

兼弘真生(スポ1=神奈川・横浜平沼)

一一今日の試合を振り返っていかがでしたか
 スタートメンバーの人たちが繋いでくれた点差で出ることができて、春リーグのレベルの高い中でやることができるのは、自分にとってすごくいい体験、貴重な体験になったので良かったです。

一一どのような気持ちで試合に臨みましたか
 出場する前に出るから準備しろって言われたのでそこからちょっと気持ちをちゃんと作って、前回の試合では出てすぐに退場しちゃったので、それだけはほんとにないようにと思って丁寧にプレーを1個ずつやろうという気持ちで入れたと思います。

一一サイドシュートが決まった時の気持ちを教えてください
  1本目はビビってキーパーにぶち当ててしまって、これは出ている身としてほんとに申し訳ない失礼なことだと思ったので、次からはちゃんと自分の打ちたいところ、ちゃんと自分が今まで練習してきた通りにやろうという気持ちでした。

一一次戦、日体大戦への意気込みをお願いします
まずはベンチの外からスタートだと思うんですけど、ちゃんと自分の外からでもできることやサポートなど、そういうことはしっかりやって試合に出させてもらう機会があったら、しっかり自分が今まで練習してきたことをしっかり出して、退場しないようにやりたいと思います。