春季リーグ第2戦 攻守ともに粘り強いプレーで勝利

女子ハンドボール

関東学生春季リーグ 4月27日 茨城・水海道総合体育館

 春リーグ第3戦、日体大との試合を迎えた早大。昨年の秋リーグ(関東学生秋季リーグ)では惜しくも敗北を喫した相手との一戦となった。試合は、早大が前半の立ち上がりから連続得点で流れを引き寄せ、リードを広げていく。攻守ともに堂々としたプレーで前半を14―7で折り返す。7点リードで迎えた後半、相手に主導権を握られる時間帯が続き、2点差まで縮められる。それでも粘り強いプレーを見せ、26―23で勝利を飾った。

試合前にハイタッチをする選手たち

 試合開始早々相手のパスをカットし、速攻に持ち込むことに成功。そのまま倉持愛泉(スポ1=千葉・昭和学院)がシュートを決め先制点を得る。3連続得点で流れを引き寄せたように思われたが、相手がタイムアウトを要求し、そこから相手にシュートを決められじわじわと点差を縮められる。ここで相手の流れを断ち切ったのがGK作本夕莉(スポ3=福岡・明光学園)。一時6つのシュートのうち5本を止めるという好セーブを見せ、早大の流れに引き戻した。5点リードで迎えた前半22分には井橋萌奈(スポ3=東京・白梅学園)から山野紗由副将(スポ4=北海道・釧路江南)へのパスが繋がり得点。前半18分から相手に得点を与えず14―7で前半を折り返す。

シュートを決める大野

 後半開始20秒、相手にシュートを決められ、さらにパスをカットされるとそのまま速攻に持ち込まれ2点を先取される。それでもゴールを狙い続け、前半2分に大野蒔絵(スポ3=埼玉・市立浦和)がサイドシュートを決めこの日自身初得点。一進一退の攻撃が続く中、早大の反則により、相手にペナルティースローが与えられる。しかし作本が再び好セーブを見せゴールを守り切る。このまま勢いに乗ろうと果敢にシュートを狙うも得点に繋がらず、日体大に7点を連取され、リードを2点に縮められる。それでも後半20分、井橋のパスが山田梨央副将(スポ4=千葉・昭和学院)につながり得点。さらに山野がこの日9得点目のシュートを決める。ラストプレーで大野が得点し、26―23で日体大に勝利した。

 後半に自分たちでリズムを崩してしまったと、試合後選手は語った。今回出た課題を昨年春秋と負けが続いている強豪・東海大との試合に向けて修正し、着実に勝ち切っていきたい。

(記事 林朋亜、写真 片山和香 大村谷芳 佐野真悠子)

結果

早大26ー23日体大

前半

早大14ー7日体大

後半

早大12ー6日体大

スタメン

GK作本夕莉(スポ3=福岡・明光学園)

LW大野蒔絵(スポ3=埼玉・市立浦和) 

LB山野紗由副将(スポ4=北海道・釧路江南) 

PV杉浦亜優主将(スポ4=愛知・名経大市邨)

CB倉持愛泉(スポ1=千葉・昭和学院)

RB井橋萌奈(スポ3=東京・白梅学園) 

RW山田梨央副将(スポ4=千葉・昭和学院) 

 

コメント

作本夕莉(スポ3=福岡・明光学園)

一一今日の試合を振り返って

 勝てて安心しました。割と自分の中では調子がいいなと思ったのですが後半上手くいかないかもと感じたこともありましたが立て直すことができたので良かったかなと思います。

一一後ろから見ていてチームのディフェンス面はいかがでしたか

 アウトに持っていく徹底はできていかなと思います。ミドルを打たれるときに枝を見間違えていたり枝の逆を動いていたりしたのでそういうのは練習で直して次の試合に向けてやっていきたいと思います。

一一次戦への意気込みをお願いします

 次も勝てるように頑張ります。

 

山田梨央副将(スポ4=千葉・昭和学院)

一一今日の試合を振り返って

 チームとしては前半の立ち上がりを意識しようと話していて、最初にディフェンスで守ってから速攻という流れを作れたのはすごく良かったのですが、後半に行くにつれて自分たちでリズムを崩してしまって相手に流れを渡してしまったという感じだったのでそこが次への課題かなと思います。

一一どのようなことを意識して試合に入りましたか

 ディフェンスで相手のプレーでクロスやサイドシュートが強力というのは分かっていたので相手の攻め所をしっかり抑えて最終的にはアウトカットで勝負しようということを意識していました。また、先週の2試合で自分たちで中に中にと狭くなって攻め手が少なくなるということが多かったので、アウトカットインとサイドシュートまで持っていこうというのを意識していました。

一一次戦の東海戦への意気込みをお願いします

 自分が入部してから一度も勝てていないので勝ちたいという気持ちがあるので自分たちのやるべきことをやってディフェンスからの速攻で流れを掴めるように頑張ります。