【男子ハンドボール】 日体大に敗戦 巧みなシュートで得点重ねるもペースつかめず 

男子ハンドボール

関東学生秋季リーグ 8月31日 東京・明治大学和泉体育館

 昨日の敗戦から一夜明け、迎えた関東学生秋季リーグ(秋季リーグ)第2戦。日体大との試合に臨んだ。試合開始直後、ペナルティスローを獲得するも得点ならず、流れをつかめないまま15ー21で前半を折り返す。後半、巧みなシュートで巻き返しを図るも、日体大の好セーブや連続得点に苦しみ36ー46で試合終了。勝利は次戦にお預けとなった。

シュートを決めた後の所

 前半オフェンススタートの早大は、立ち上がり日体大の反則でペナルティスローを3本獲得する場面が生まれるも、好セーブに阻まれ得点ならず。しかし結城颯太(スポ3=千葉・昭和学院)の体格を生かしたポストシュート、そして所真大(社3=岡山・総社)や今西央登(スポ2=奈良・郡山)の両サイドからの鮮やかなサイドシュートで点を重ねる。一方、日体大は立ち上がりから好セーブや連続5得点でリズムを作り、一気に流れは日体大に。前半21分に早大は今試合初めてのタイムアウトを取り、その後河原龍成(スポ2=福井・北陸)がミドルシュートを決め、巻き返しを図る。しかし日体大のペースは乱れず、15ー21で前半を折り返す。

ゴールを狙う外種子田

 後半、ディフェンスから始まった早大は、日体大に2連続得点を許すも、今西や豊田創志(スポ3=千葉・市川)の連続サイドシュートで得点。その後GK大武蓮(社4=神奈川・川和)の好セーブを見せるも、早大は得点が奪えない時間が続く。その間点を決める日体大との得点差が開き、17ー26となった後半4分、早大がタイムアウト。その後、所や結城、今西、外種子田崚汰副将(スポ4=鹿児島・国分)のシュートを見せるも、日体大は鋭いシュートを連発し、ペースを落とさない。最後は36ー46と突き放され、試合終了となった。

 試合後のインタビューで、守屋雄司主将(スポ4=神奈川・法政二)は「最初から最後までうまくいかなかった」と悔しさをあらわにした。「準備していたことが出し切れなかった」と語るも、まだ秋季リーグの序盤。来週の東海大戦に向けて気持ちを切り替えて、初勝利をつかみたい。

(記事 佐野真悠子、写真 片山和香)

関東学生秋季リーグ
早大 36―46 日体大

15―21
21―25

スタメン

GK 大武蓮(社4=神奈川・川和)
LW 所真大(社3=岡山・総社)
LB 鍋島弘樹(スポ3=福井・北陸)
PV 結城颯太(スポ3=千葉・昭和学院)
CB 河原龍成(スポ2=福井・北陸)
RB 外種子田崚汰副将(スポ4=鹿児島・国分)
RW 今西央登(スポ2=奈良・郡山)

コメント

守屋雄司主将(スポ4=神奈川・法政二)

――試合前のチームの雰囲気はいかがでしたか

 雰囲気は良かったと思います。昨日の試合はいい内容で入れたのですが勝ち切れなかったという試合だったので、今日は勝とうという気持ちでみんなまとまることができていたのかなと思います。

――今日の試合を振り返って

 最初から最後までうまくいかなかったです。ディフェンスもオフェンスも準備していたことが出し切れなかったのかなと思います。

――オフェンスではどのような対策をされてきましたか

 相手ディフェンスの真ん中で積極的に勝負していくということと、(相手の日体大は)ポストチェックでミスが見られることがあったのでそこを狙っていこうということを話して準備していました。

――関東学生秋季リーグ開幕から2試合で見えた修正点は

 まずはシュートを決め切るということと、自分たちの流れを持ってくることが勝つためには大前提になってくると思います。

――次戦、東海大戦に向けて意気込みをお願いします

 勝ちます。

所真大(社3=岡山・総社)

――チーム全体を振り返っていかがですか

 昨日初戦で負けてスタートしたので、今日は絶対勝とうという気持ちで入ったんですけど、スタートは僕もそうですし、ペナルティー3本外して、雰囲気は重かったです。でもその後何とか粘っていけてはいたんですけど、36点取った中で46失点、ディフェンスの部分で課題が浮き彫りになったかなと思います。

――ご自身のプレーを振り返っていかがですか

 昨日のサイドシュートが個人的にあまり良くなかったので、今日はしっかり決めようという感じで入って比較的決定率も悪くはなかったんですけど、大事な場面、追い上げの場面、前半ラストのシュートとかで決めきることができなかったので個人的には結構後悔が残っているかなと思います。

――今日の日体大との試合に向けてどのような準備をしてきましたか

 相手の2番の渡邉雄大さんが得点源で、春(関東学生春季リーグ)も12点取られていて、そこをしっかり守っていこうという話にはなっていたんですけど、3枚目の、合宿まで一緒に中心としてやってきていた小柴(創、スポ3=千葉・昭和学院)が抜けた部分もあってそこが全然守れていなくて結局13点取られてしまって、そこの部分で対策通りにはいかなかったかなと思います。

――次回の東海大戦に向けてどのように準備していきますか

 東海大の3年生が中心にあがるので、すごく力のあるチームで良いチームだと思うので、そこはしっかり対策して絶対落とせない1戦になると思うので、チーム全体で来週1週間士気を上げて練習に取り組んでいきたいなと思います。