38得点で法大を圧倒、リーグ戦3連勝!

男子ハンドボール

 関東学生秋季リーグ(秋季リーグ)2連勝で迎えるは法大。ここで勝ってさらに勢いをつけたい早大は、前半からチーム一丸となって積極的に点数を奪いにいき、どのポジションからもバランスよく点数を取ることができた。中盤には法大にペナルティスローを与えてしまうも早大は攻撃の手を休めることなく、そのまま攻め続け圧倒する。後半は下級生の活躍でリードを伸ばし、最終スコアは38-23と、順調にまた1つ勝ち星を挙げた。

 早大は前半からうまく試合を運ぶことができた。「先週の課題だったスタートの部分が、非常にワセダらしいスタートが切れたのでよかったと思います」と桐生和紀(人4=群馬・富岡)が語るように、序盤からディフェンスからの速攻という理想形で奪った3点を含め、開始10分で9-4と大きく差を開くことに成功。ディフェンスでは、法大の1年生キーパー柿崎雅俊の好セーブで何本かシュートを阻まれ、そこから法大の速攻という形で何本か決められるものの、セットプレーによる失点を最小限に抑え、堅守を見せつけた。そのまま点差を縮められることは無く、前半を19-13の6点リードで折り返す。

ディフェンスでチームを支える稲垣

 後半も法大に流れを持っていかれることはなく、オフェンス、ディフェンス共に早大が圧倒した。立ち上がりでは、桐生正崇(人2=群馬・富岡)が後半最初の1点目を決めると、それを皮切りに4連続得点に成功する。終盤になると齋藤凌(スポ1=岩手・不来方)、川島悠太郎(スポ1=福井商業)、戸部大悟(教1=大阪・桃山学院)の下級生らを投入、彼らを中心に攻め立てる。その後、法大のポストに早大ディフェンスの裏を取られてポストプレーを何度か許してしまうが、早大の勢いは止まらず、そのまま点数を重ねていき法大に一度もリードを許さないまま試合は終了、スコアは38-23と快勝だった。

公式戦初のスタメン起用となった齊藤

 桐生正が秋季リーグ初戦からの1週間で修正してきた点について「練習から前半の開始20分を想定してゲームをしてきました」と語ったが、これは確かに効果を発揮し、その結果この点差につながったと言えるだろう。このように試合をするごとに生まれる課題点を確実に修正していき、一試合一試合進めるたびにチームをより万全の状態へと仕上げて、このままリーグ戦を勝ち抜いてほしい。

(記事 佐藤凌輔、写真 細川香衣)

関東学生秋季リーグ
早大 38 19-13

19-10
23 法大
スタメン
GK 岩下祐太(スポ4=熊本・千原台)

CP 山田隼也(スポ4=沖縄・興南)

CP 桐生和紀(人4=群馬・富岡)

CP 森田啓亮(スポ3=岩手・不来方)

CP 東江雄斗(スポ2=沖縄・興南)

CP 桐生正崇(人2=群馬・富岡)

CP 齊藤凌(スポ1=岩手・不来方)
コメント

桐生和紀(人4=群馬・富岡)

――きょうの試合を振り返って

先週の課題だったスタートの部分が、非常にワセダらしいスタートが切れたのでよかったと思います。

――チーム全体としてのオフェンス、ディフェンスはどう感じましたか

点数を離せた時が、ディフェンスを5回くらい連続で止めて守ってそれを全て得点に繋げることができたので、そこで点数を離せたことがよかったと思います。

――試合後、大城コーチからどのようなお話がありましたか

スタートはよかったって評価はいただけたんですけど、やっぱりメンバーが変わった時にAチームと同じようなことができていなかったことが課題として挙げられて、チーム全体として共通の意識を持ってワセダらしいハンドボールをしようと言われました。

――あすの国士舘大戦への意気込みを

チームが一つになってワセダらしい試合ができたら勝てると思うのでしっかり自分達のやるべきことをやっていきたいと思います。

桐生正崇(人2=群馬・富岡)

――きょうの試合を振り返って

前半の滑り出しが先週よりもよくて、後半の始めで点差を離せたのでいい試合だったかなと思います。

――秋季リーグ初戦からの1週間で修正してきた点はありますか

やっぱり前半の出だしが悪かったので、練習から前半の開始20分を想定してゲームをしてきました。

――試合後、大城コーチからどのようなお話がありましたか

主にオフェンスの面でいろいろ指示されて、しっかり選手と選手が大きく動いてディフェンスを揺さぶるようにと言われました。

――あすの国士舘大戦への意気込みをお願いします

ワセダらしい試合をして、しっかり勝てるように頑張りたいです。