アツい夏がやって来た。学生最高峰の大会・全日本学生選手権(インカレ)が福井で開催される。去年のインカレで良い思いをした人は誰もいない。だからこそ、ことしに懸ける思いは熱く、強い。ことしこそ、悲願の『団体3位』を――。決戦の日を間近に控えた11名の部員に、現在の心境と意気込みをうかがった。
【第0回】展望「インカレ出場メンバーをひとりひとり紹介してもいいですか?」(8/13)
早大は2002年に1部校に復帰して以降、『団体3位』を目標に掲げ、その大きな目標の前に何度も屈してきた。ことしは、全日本個人総合・種目別選手権の決勝に進めるほどの大物はいない。しかし、例年以上に雰囲気が明るいことが特徴であり、最大の武器だ。
互いに関西の高校出身である岸本邦秀副将(スポ4=兵庫・市尼崎)と、八木暁己(政経3=京都・洛南)。鉄棒を得意としていることも共通している二人の、鉄棒に懸ける思いとこだわりに迫る。また、4年生の岸本にとっては最後のインカレであり、競技人生最後の試合。『団体3位』という長年の目標達成に向けて、強い意気込みを語っていただいた。
互いに2度目の全日本学生選手権(インカレ)を迎える佐藤崇太(スポ2=福井・鯖江)と高橋一矢(スポ2=岐阜・中京)。1年前のインカレで何を思い、何を得たのか――。昨年から成長を遂げたであろう今、二人はどのような姿を見せてくれるのだろう。二人が胸に秘めている思いを伺った。
少数精鋭で戦う早大体操部。中でも女子部員は非常に少ない。今回登場するのは長沼園佳女子主将(スポ3=群馬・中央中教校)。昨年は全日本学生選手権(インカレ)への出場権を手にするも、直前に負傷し棄権となった。2年ぶりの大舞台を前にした長沼の心境に迫る。
第4回目は近藤宏紀(スポ3=福井・鯖江)、柏木寅冶(スポ1=千葉・市船橋)、南亜蘭(スポ1=大阪・太成学院大高)の「いつメン」組が登場。それぞれの演技に対するこだわりや、仲良しなプライベートに切り込んだ。この三人ならではの、息の合ったやりとりは必読!
選手のそばに寄り添い、共に戦う。トレーナーは選手が輝く上で欠かせない存在だ。学生トレーナーとして早大体操部を支え続けてきた孫シンリ―(スポ4=台湾・竹東)。台湾で生まれ育った孫が、早大に留学し体操部で学んだこととは。トレーナーをしていく上で、孫が大事にしていることは何だろうか。4年間の集大成である全日本学生選手権(インカレ)を前に話を伺った。
共にU-21代表経験のある浅野佑樹主将(スポ4=東京・明星)と竹中貴一(スポ3=福井・鯖江)。豊富な試合経験を生かし、インカレ(全日本学生選手権)の団体戦ではチームの中心となって試合をリードしていくであろう。そんなお二人に、ことしのチームの強みと課題を伺った。