東京・大井埠頭周回コースにて全日本学生選手権クリテリウムが行われた。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から無観客試合として実施された今大会。早大からは、男子クリテリウムに細田悠太(スポ3=鹿児島・南大隅)、川村峻輝(スポ2=京都・北桑田)、美甘星次郎(スポ1=鳥取・倉吉総合産)、女子クリテリウムに石田唯(スポ1=京都・北桑田)が出走した。
チーム全体として、集団前方に位置することを意識していたという選手たち。レースの行方は、最後の集団スプリントに持ち込まれる。その中でもフィニッシュラインまでもがききったルーキー美甘が5位に食い込む結果となった。また、細田、川村の2選手も上位でフィニッシュした。また、女子クリテリウムに出場した石田は、得意の逃げに勝負を持ち込む展開を狙うもかなわず。しかし、集団スプリントで7番手に入った。
前を追う細田
「今回のレースの結果は満足できるものではなく、自分の得意としているスプリントが通用しない場面が多くありました」と語るのはチーム内最上位となった美甘。しかし、同時に「自らチャレンジをすることができたレース」と手応えも感じたようだ。今後控える全日本大学対校選手権などの重要なレースを見据えて、鍛錬を積む。
美甘はルーキーながら5位に食い込む走りをみせた
(記事 浅原道也、青山隼之介、写真 Kazutaka Inoue様提供)
結果
▽男子クリテリウム
コメント
細田悠太(スポ3=鹿児島・南大隅)
――どのような目的やねらいでこの大会に出場されましたか
インカレまでに調子を上げて行くために、出場しました。
――レース前の調子はいかがでしたか
レースが続いていましたが、良い調子を保つことができていたと思います。
――レースに臨むにあたって作戦やプランのようなものはありましたか
ポイントを取り、入賞が目標でした。
――チーム全員が上位でゴールしましたが、レース終盤はどのように立ち回りましたか
逃げを作れるように、集団前方に位置どりをしていました。
――結果を振り返っていかがですか
機材トラブルがあり、思うような結果を出すことができませんでした。
――レースの収穫や課題があればお願いします
自身の整備不良により順位を落としてしまったので、反省して次回に生かしたいと思います。
――今後の目標、意気込みをお願いします
チームタイムトライアルやインカレで良い順位を出せるように練習に励みたいと思います
川村峻輝(スポ2=京都・北桑田)
――どのような目的やねらいでこの大会に出場されましたか
今回2年ぶりにロードの大会に出ました。結果はそんなに気にせず、楽しめればいいと思ってこの大会に出場しました。
――レース前の調子はいかがでしたか
しっかり調整をしてきたのでコンディションはとても良かったです。
――レースに臨むにあたって作戦やプランのようなものはありましたか
自分の武器というのはスプリントであってラスト200mで集団のトップに立ち勝ち取るというのが作戦でした
――チーム全員が上位でゴールしましたが、レース終盤はどのように立ち回りましたか
一周ごとのポイント制でしたのでポイントに絡めるように前の位置で展開していました。
――結果を振り返っていかがですか
結果はそこまででしたが、久しぶりのロードレースに出場してとても楽しかったというのを得ました。
――今後の目標、意気込みをお願いします
日本一を目標に高校から自転車競技に打ち込んでいるので、必ず日本一になります。
美甘星次郎(スポ1=鳥取・倉吉総合産)
――どのような目的やねらいでこの大会に出場されましたか
全日本学生クリテリウムでは、自信をもってチャレンジし積極的にレースを展開することを目的にレースへ挑みました。
――レース前の調子はいかがでしたか
少し疲れはありましたが、自分の得意としているクリテリウムなのでモチベーションは高い状態で挑むことができました
――レースに臨むにあたって作戦やプランのようなものはありましたか
レースに挑むにあたり、集団内での位置取りに重点を置きました。しっかり集団内で休み、自分の得意としているスプリント勝負でチャレンジできるように、プランを練りました。
――チーム全員が上位でゴールしましたが、レース終盤はどのように立ち回りましたか
レース中はチームのメンバーとコミュニケーションをとり、勝負どころをみんなで共有して終盤を迎えました。レース終盤では、ひとりひとりが最後まで諦めずに走りきったことでチーム全員が上位でゴールできたのだと思います。
――結果を振り返っていかがですか
今回のレースの結果は満足できるものではありませんでした。自分の得意としているスプリントが通用しない場面が多くありました。これからのトレーニングで自分のスプリントを磨き、誰にも負けないスプリント力を付けたいと思います。
――レースの収穫や課題があればお願いします
今回のレースでは、自らチャレンジをすることができたレースでした。これからの課題としては、自分がしんどい状況でもチャレンジできるようにトレーニングに励んでいきたいです。
――今後の目標、意気込みをお願いします
どんなレースに出場してもチーム貢献できる選手になることです。
――早稲田に来た理由とどんな選手になりたいかをお願いします
早稲田に来た理由は自分の目標であるインカレ優勝という目標を叶えるためです。競技を通じてどんなことにも全力で取り組める選手になりたいと思います。
石田唯(スポ1=京都・北桑田)
――どのような目的やねらいでこの大会に出場されましたか
自分の中ではそれほど重要な位置付けの大会ではありませんでしたが、レース経験を積み、2ヵ月後の全日本ロードに良い形で繋げたいという思いで出場しました。もちろん優勝は狙っていました。
――レース前の調子はいかがでしたか
レース続きで少し疲れはありましたが、うまく調整して良いコンディションで迎えられたと思います。
――レースに臨むにあたって作戦やプランのようなものはありましたか
得意の逃げの展開に持ち込みたいと考えていました。もし逃げられなくてもスプリント勝負でどれだけ通用するのか試したいと思っていました。
――結果を振り返って
自分の理想の展開に持ち込むことができず、厳しいレースになってしまいました。結果が悪かったことよりも、前の大会でした失敗を繰り返してしまったことが悔しいです。
――レースの収穫や課題があればお願いします
積極的なレースができたことは良かったです。集団の動きなどをしっかりと見ることができていないことや、アタックのタイミングなど、戦術的な面での課題が見えました。自走力もまだまだ足りないので練習を頑張っていきたいと思います。
――今後の目標、意気込みをお願いします
まずは2か月後の全日本ロードに向けて調子を上げていきたいです。その後は少しトレーニング方法を見直して、インカレで優勝できるように準備したいと思います。
――早稲田に来た理由とどんな選手になりたいかをお願いします
伝統ある早稲田大学自転車部の一員として活動したいと思ったからです。スポーツ科学部で学ぶ内容とトレーニングをリンクさせることで強くなれると考えました。圧勝できる選手になりたいです。