先週と同じ埼玉県加須市+羽生市利根川上流河川敷特設コースで行われた全日本学生選手権個人ロード・タイムトライアル。早大からは金子智哉(商3=神奈川・相模原)、塩田航平(スポ2=埼玉・栄北)、孫﨑大樹(スポ1=京都・北桑田)の3名が出場した。吹き付ける風に苦しむ選手も多かったが、その中でも金子はペースを落とさず、10位で入賞。1週間後の全日本学生選手権個人ロードレースに向け、弾みをつける結果となった。
片道約15kmのコースを往復するタイムを競う今大会。平坦な道のりだが、合計約30kmと個人のタイムトライアルにしては長めの距離である。金子は「アベレージ43km/h台だと大体10位以内には入れる」ときょねんの入賞者のタイムを参考にペース配分を構想し、レースに挑んだ。行きは追い風であったが、帰りは向かい風が吹きすさぶ河川敷。帰りに足取りの重くなる選手が大多数だった。しかし、それをしり目に金子は踏み続けた。その甲斐あってか、10位のタイムでゴール。目標だった上位入賞を果たすことができた。
10位で入賞し、表彰される金子
「進歩したなと思います」(金子)。昨年と比べて成長を実感することができた今回のレース。考えていたプラン通りに走り、目標としていた結果を出せたことは、今後自信になるに違いない。来週には6位以上に入ると日本自転車競技連盟強化指定選手に選考される、全日本学生個人ロードレースが待っている。「6位以内を目指して頑張ります」(金子)と全日本学生個人ロードレースへ向け金子は気合十分だ。納得のいく走りを見せることができるか。さらなる躍進に期待が懸かる。
(記事、写真 佐藤諒)
結果
▽普及レース
田中 24位
▽選手権
金子 10位、孫﨑 31位、塩田 48位
コメント
金子智哉(商3=神奈川・相模原)
――きょうはどのようなペース配分で試合に臨みましたか
10位以内に入るとクラス1に上がれるっていう情報があったので、きょねんのを見たりして、アベレージ43km/h台だと大体10位以内には入れる感じだったので、それを目指して頑張りました。
――目標は果たせたということですか
はい。
――クラス1の昇格できるのですか
まだ分からないですけど、多分上がれると思います。
――きょねんこの大会に出ていますか。また、出ていたら、成績はいかほどでしたか
出ていました。クラス2で9位とかで全然でした。進歩したなと思います。
――成長したということですが、どのような点が良かったですか
前半はペース早めにいっても、後半向かい風で他の人たちがどんどんペースが落ちていく中、自分はそこまでだれずにいけたので、そこが良かったです。
――次の試合である全日本学生個人ロードに向けて
6位以内を目指して頑張ります。
孫﨑大樹(スポ1=京都・北桑田)
――きょうはどのようなペース配分で走りましたか
30kmという長いTTは個人としては初めてだったので、前半は7、8割でいって、後半しっかり上げられるようにっていうことを意識してやりました。
――きょうの成績をどのように考えていますか
全然だめですね。きょうは思ったよりも調子が良くなかったです。しかも僕のときが追い風が無くて急に向かい風が吹いてきたのできついなと思いました。
――次の試合に向けての意気込みをお願いします
来週の個人戦も学生選手権大会という名目なので、トップ10には絶対入っていきたいです。個人としてはロードレースが得意なので表彰台を狙っていけるような走りができたらなと思います。