【連載】インカレ直前特集『One for All』 第2回 足立一真×谷口雄太郎

自転車

 全日本大学対抗選手権(インカレ)に向け、合宿を終えたばかりの自転車部。チーム一丸となって総合上位を目指すべく日々練習に励んでいる。今回お話を伺ったのは、ロード専門の足立一真(文4=東京・早稲田)と副将としてトラック班を率いる谷口雄太郎(スポ4=東京・昭和一学園)。それぞれの立場から部を支えるお二人に、今季の振り返りとインカレへ向けた思いを語ってもらった。

※この取材は8月16日に行われたものです。

「思うような練習ができなかった」(足立)

質問に分かりやすく答える足立(左)

――まず、先日まで行われた合宿はいかがでしたか

谷口 雨でした(笑)。トラック班は前半に団体競技メインで練習をしていて、今回の合宿は伊豆ベロドロームとは乗り味が違うので、練習の強化をメインにやっていこうと思っていました。その中で僕がチーム・パーシュート(団抜き)とチーム・スプリントの2つの団体競技に出るので前半後半で分けて、前半はロード班から勇輔(佐々木勇輔主将、教4=埼玉・早大本庄)と塩田(航平、スポ1=埼玉・栄北)に来てもらって練習したのですが、後半は雨でチーム・スプリントがあまりできなかったので反省しています。

――ロード班はどうでしたか

足立 ロード班は主将がメニューを全部決めていて、僕らはそれに従ってやるという形でした。きょねんと比べて1年生の人数が多くて、今までこんな大人数でロードの練習をしていなかったので雰囲気は良かったと思います。やはり雨で後半の練習量が落ちてしまったのが気がかりですが、全体的にはよかったです。

――佐々木主将から「合宿は追い込みたい」というお話を聞いていたのですが、具体的にはどのようなメニューをこなしたのでしょうか

足立 周回コースでずっと練習をしていました。独走のタイムトライアルのような練習から、全員で1着を争うための走りなど強度の高い練習まで幅広くやっていきました。

――シーズン前半が終わりましたが、これまでを振り返っていかがですか

足立 今シーズンはいろいろなことがありました。まずは就職活動がシーズンの初めにありましてそこで手間取ってしまい、練習に割ける時間が少なくなってしまったことがシーズン全体に一番響きましたね。やはり春先の乗り込みが足りなかったこともありシーズン最初の方のレースは全然結果が出ず、6月に入ってからは膝を痛めてしまい、思うような練習をこれまでできなかったかなと思います。

谷口 自分も就活であまり乗っていなかったというのと、単位がやばいんで(笑)、授業に集中していたということで、思うように練習ができず自分がイメージしていたものとは違う感じになったかなと思います。

――ご自身がイメージしていたものとは

谷口 短距離(の力)が足りない部分があったので、そこを重点的にやろうと思っていたのですが、それに近づけなかったですかね。

――前期で印象に残った大会はありますか

谷口 全日本学生選手権トラック(個人戦トラック)はインカレと同じ会場でレースできるものだったので、そこで結果を出して弾みをつけたかったのですが、1kmタイムトライアル(1km)があまり良くなくて…。いい流れを自分の中で作れなかったのは悔しいですね。

足立 自分も個人戦トラックが前半で一番印象深い大会です。きょねんは予選を勝ち上がるのも精一杯だったのですが、ことしはけっこう余裕をもって予選を上がれて決勝もある程度しっかり走れて入賞できるような走りをしたんですけれど、最後に降格を取られてしまい、せっかく出せる結果も出せないというようなことがありました。(しっかり)走れたといううれしさもありますし、降格を受けてショックだったといういろいろなことを感じた大会でした。

――足立選手は主にロードで走られていますが、今季トラックでも結果を出していきたいとお考えだったのですか

足立 はい。ロード選手でもトラックが大嫌いという選手もいれば、トラックも走りたいという選手もいて、自分はロードだけでなくトラック競技も好きです。弱いのでインカレでは何も出場しないのですが…。ロード選手なんですけれど、自分の中では個人戦トラックの比重は結構大きかったです。

――もともと競技を始めた当初はロードから始めたのでしょうか

足立 始めた当初はロードからでしたね。自分がやはりトラックの才能が全然ないので、ロードに専念したほうがいいということでロードメインでやってきました。

――谷口選手は最初からトラックに比重を置いていたのですか

谷口 高校の時はどちらにも比重は置いていないです。昭和一学園高では両方だったので。一応結果を出せていたのがトラックで大学はトラックで入ったので、大学のスタートはトラックでしたね。

――ロードはお好きですか

谷口 練習は好きです。大会も好きですけれど、あの距離を見なければ好きです。長さ180kmとか見なければ(笑)。10kmのロードレースなら全然出ますよ(笑)。

――今シーズンからトラック班とロード班を明確に分け、新たに副将をつける動きがありましたが、実際にやってみていかがでしたか

谷口 一番大きな違いは普段の練習ですね。今までは一緒にやっていたことで、今日はバンク練習っていう時にロード班も全員行って一緒にやっていたり、ロード練習の日はトラック班も一緒に練習していたりしたので、そこでやりたいことができなかった選手もいたのかなと思います。(班を)分けたことでそれぞれの中で練習が細かくできるようになったのではないかと。トラック班としては、自分たちの練習ができるようになったかな。

――ではロード班から見てどうでしたか

足立 同じ学年の有我君(行人、スポ4=早稲田渋谷シンガポール校)がロード班を率いている形なので、自分は特に何も役職についていなかったのですが、やはり一部員としては分けたことで練習もしやすいですし、ロードで頑張ろうという雰囲気を作れていたと思うので、分けたのは良かったと思っています。

――人数が増えたことで変わったことも多いのでしょうか

谷口 逆に班を分けたので練習はそんなに変わらない雰囲気でやっています。変わったのは、大会の移動とかかな。レンタカーを借りたり、誰がいないのか分からなくなったり(笑)。練習の面ではそんなに変わらないですね。ロード班は変わった?

足立 悪いことはなかった。むしろロードだと人数が多くないと練習がしにくいから、人数が増えたことは本当によかったと思っています。

――ご自身で昨年と比べて成長したり変化したりした点はありますか

谷口 その辺は勇輔がいちばん話してくれるんじゃないかと(笑)。個人的には、種目もきょねんと変わらないので、やることはそんなに変化をつけなかったです。班を分けたことで(自分の中で)ロードの練習がトラックの方にちょっと傾いたかなと。昭和一学園高(の出身)なので立川(にある昭和一学園高)へ練習に行けたし、トラック練習に入る量がこれまでと比べて増えたと思います。

足立 自分は毎年冬の間の自主練期間が長いので、2年生くらいからやることを変えていました。ことしは成長したかと聞かれると、正直言って就職活動で外でしっかり距離を乗る練習ができなかったこともあって、思うような成長ができなかったと自分では思っています。自分は来シーズンは無いんですけれど、やはり外で春先に距離を乗るっていうのが重要なんだと改めて思いました。2年生の時はそれができて3年生で思うような走りができたので、ことし気づかされたことが多かったですね。

――やはり乗った量は影響してくるのですか

足立 ロードは特に影響してくると思います。

谷口 確かに。僕はさっき言ったようにロードは乗らなくなったので、きょうも(ロード練習に)行ってきたのですが、ちょっとの距離走るだけできつくなってしまいます。乗らないだけで走れなくなっちゃいますね。

足立 でも1kmのタイムは上がったんじゃない?

谷口 そうですね。やっぱりロードに乗らなかった分、1kmのタイムが上がったのでトラックに傾いている感じですね。その辺がね、両方強ければ良いんですけれど…。

――両方のベースアップは難しいんですね

足立 トラックで160kmとか走ったら両方の力がつくのかな(笑)。

谷口 やりたくないですね(笑)。

「自分以外の関係性を意識」(谷口)

ときおり冗談も交えつつ答える谷口

――4年生になりましたが、お互い1年生の時からの印象は変わりましたか

足立 変わらないと思います。良くも悪くも変わらない。いいところもそのまま4年生になって生きていますし、悪いところも残っているというのが、僕の中での印象ですね。

――と言われていますが谷口選手どうでしょう

谷口 自分じゃ分からないですね(笑)。変わっていないんだろうと思いますけれど。自分としては、3年生から4年生に上がったことで意識は変わったと思います。というか上級生になってしっかりしなくてはいけなくなったので、そこで少し意識の変化があったかな。

――谷口選手から見た足立選手の印象はいかがでしょうか

足立 どんと来いよ(笑)

谷口 いじられなくなったから、寂しそうだよね(笑)。いや、真面目に言うと、すごいたくましくなったと思います。競技でもですし、最初そんなに(自転車の)知識が無い状態で始めたところから、俺が教えたこと全部、自転車をいじったりとかできるようになったし、できるやつだなって思ってるよ。

足立 ありがとう(笑)。

谷口 性格的な面では良くも悪くも変わってないですね。

足立 自分の中では、3年生で主務とか経験したこともあったので、いろいろ変わったのかなと思っているんですけれど。自分自身だと分からないですね。

谷口 でも最近足立が冷たい(笑)。適当にあしらわれるんですよ。俺に慣れたのかな。

足立 そんなことない(笑)。

――足立選手はやはり主務の経験は大きかったですか

足立 そうですね。寮生活をしているので、主務は重要なポジションになってきますし。3年生の時にやって部全体のいろいろなことを見れたので、忙しかったですけれど成長もできたと思っています。

――お二人とも寮生活は大学に入って初めての経験ですか

谷口 そうですね。僕は親元を離れて半一人暮らしみたいになるのが楽しみだったので、わくわくした状態で入りました。先輩たちが厳しかったのもあって、しっかりしなきゃなという感じで生活してはいたんですけれど、慣れ始めたら楽しくて。リビングに出ればみんながいて、僕はしゃべることが好きなので楽しいです。

足立 自分も寮生活が楽しみだったんですけれど、1年生の時自分が問題児だったこともあって怒られたこともありました。逆にそこでいつも怒ってくれる人がいるということで成長できたかなと思います。自分はがさつなところとかあったので(笑)。

――最上級生になったことで後輩への接し方も変わりましたか

谷口 4年生になって変わったのは、自分と後輩の関係だけじゃなくて、後輩と後輩の関係を意識するようになったことですね。自分以外の関係性も意識するようになりました。次につなげていく上で、部が良い方向に動くためにどうしたらいいのかは以前より考えるようになりました。

足立 自分は役職がなくて後輩に影響力のあるポジションではなかったんですが、当たり前ですけれど一番上の学年になると下を指導しなくてはいけなくて。でもやはり下を指導するには上がしっかりしていなくてはいけなくて、一番上で練習とか遅刻したら後輩にも怒れないので、そういうところは気をつけるようにしていました。一番上の学年が一番しっかりしていなくてはいけないんだなということを身を持って感じましたね。

――後輩の印象は

谷口 一つ下は人数が少ないですね。ここも個性が強い。だめか、そんな簡単な言葉で片付けちゃ…。

足立 学年でくくりづらいですね。寮で一緒にいるので、1人1人がはっきり見えてしまって。そのせいかは分からないんですけれど、あまり学年でくくることができないですね。逆に言うと、1人1人をしっかり見れているとは思います。1年生が仲良いのはぶれないですけれどね。

――オフの日は何をするんですか

足立 自転車選手は、というか特に僕なんですけれど、歩くと次の日に響いてくるのであまり出かけるのは好きじゃなくて…。オフの日は映画観たりとか、静かにしている方が多いですね。

――やはり歩くのは良くないのですか

谷口 え、歩くのやめたほうがいいの?

足立 お前はいいんじゃない。でも自転車のサドルの上って結局座っているので、立ってない、歩いていないのと同じで、6時間自転車の上にいたからって走ることや歩くことが鍛えられるかというとそういうわけではないので、大会の前とかは歩きたくないなっていうのが本音ですね。逆に、谷口は活動的だよね。

谷口 僕は部屋にこもっているのが嫌いなので、誰か誘って出かけに行ったりだとか、違う大学のやつとか誘ったり、地元が近いので遊びに行ったりします。そういう時も全然歩いたりしますね。僕は自転車ばっかりになっちゃうより違う動きもした方がいいかなと思うので、授業とかで体育もとっていますし。

――何をとっているんですか

谷口 前期はバレーとアルティメットとゴルフかな。あとは地元のクラブチームにたまに行ったり…。

足立 行ったことないわ。

谷口 お前、結構俺の誘い断るもんな(笑)。

足立 俺は次の日練習あるとそれでナーバスになるんだよ。そこが全然違うところですね。谷口はそういうところ関係なく遊ぶ人なんですけれど、僕はもう明日の準備しなきゃって感じで、きょうは温存しようみたいな。

谷口 僕は全然気にしないです。動くのが好きなので。

『チーム』として全てを出し切る

――では改めて今月末に控えるインカレに向けて、仕上がり具合はいかがでしょうか

谷口 僕は合宿やここ数日の練習を見て、いい感じに仕上がってきたなと思います。練習でもなかなかいい走りができていますし、モチベーションは高いですね。この後は伊豆ベロドロームでしか分からない感覚をチームで調整する日は設けました。

――一番力を入れていきたいのは

谷口 一番っていうのは作っていないです。個人はもちろんですけれど、団体競技も力を入れていきたいですし。団体競技はみんなで一緒にできるので手は抜きたくないし全力でやりたいですね。

――やはり団体競技はお好きですか

谷口 好きですね。僕はみんなと仲良くしゃべっていたいので、団体で走ると競技面でもコミュニケーションがとれるから。自転車だとあまり無いですし、一緒に走ることは好きです。

足立 でも団抜きって見た目以上に下準備とかがシビアで、ただ4人強いからいいタイムが出るかっていうと全然違って…。

谷口 そうですね。練習があってからの本番のレースなので、能力よりも合わせた精度の方が重要で、それでタイムも伸びますし自分たちが走っていても気持ち良いですね。

――東日本学生選手権トラック(東日本トラック)の時はやはり調整不足だったのですか

谷口 そうですね。あまり調整もできていなくて個人(の力)で走ったところがあるんですけれど、それからこの間の全日本学生TRS第3戦は合わせながらやってきたので、ちょっと仕上がったかなと。で、合宿でさらに仕上がってきたと思うので、インカレはタイムはどうなるか分からないですけれど、東日本トラックに比べたら走りやすいと思います。

足立 自分は今シーズンの準備不足は否めないんですけれど、シーズンの中で一番いい調子になってきているとは思います。合宿直前の白馬のクリテリウムも調子は悪くなかったので、もう後はベストを尽くすしかないです。自分自身のコンディションは悪くはないと思っています。

――ロードは人数も増えチームの走りを意識したものになっているのですか

足立 練習となると、あまりそういう練習はできないんですけれど、やはり年の初めからシーズンを通して主将が、「インカレは個がばらばらで走るのではなくて、チームで走って総合順位を上げていく」ということを言っていたので、まとまってチームのために走ることは意識として心の中には染みついていますね。

――お二人にとってはことしが最後のインカレとなりますが

足立 一番重点を置いている大会というのはもちろんですし、特にことしは、主将から最低限やらなくてはいけないことを言われているので、それをしっかり実行できたらいいなと思っています。それができるかどうかという緊張もあるんですけれど、頑張りたいです。

谷口 最後だっていう感じがまだあんまり自分の中でしないんですが…。このチームでどれだけできるかっていうのが、むしろ楽しみですね。4年生で最後ですし、もしかしたら競技人生の最後になるかもしれないので、今まで高校から培ってきたものを出し切るっていう意味でも、自分の能力を試せる楽しみかなと思っています。

――ちなみに緊張はするんでしょうか

足立 それも人それぞれで、自分はすごいするんですよ。谷口は…。

谷口 え、俺するよ?

足立 あんまりしない。する方かしない方かで言うとしない。

谷口 そうかな。やっぱり走ることが楽しいので。スタート前50秒とかは自分がどれだけできるか緊張するんですけれど、その前は走れるという楽しさの方が大きかったりするので、そういう面では緊張しないかもしれませんね。

足立 僕はどんな小さな大会でも、きょねん自分がしっかり走れた大会でも緊張します。

谷口 前日から雰囲気変わるもんな(笑)。

足立 クリテリウムですら前日からナーバスです。自転車競技は何が起こるか分からないので、駄目だったらどうしようとか駄目なんじゃないかとか、常に緊張はあります。

――谷口さんからも見てて分かるんですか

谷口 分かります。前日になって、ストレッチし出したくらいから、「お、意識してんな」と(笑)。

――インカレの目標を教えてください

谷口 個人としては、もしかしたら高校からやってきた自転車競技の最後になるかもしれないので、完全燃焼して出し切れるようにしたいです。チーム全体としては、1年間ですけれどトラック班をまとめてきたので、トラック班でロードに負けないくらいの結果を出せればなと思います。個人でもチームでも出し切って、両方で完全燃焼できればと思います。

足立 自分はロードは個人の目標は無くて、チームとして何人かポイント獲得者を出して総合上位に食い込むということが目標です。多分誰に聞いても個人の目標というのはあまりないと思います。チームで頑張って走るということが第一なので、そこを実行できるよう頑張っていきたいです。

――それでは最後にインカレへの意気込みをお願いします

足立 ロード競技は本番で力を出し切れることが重要なんですけれども、やはりそこに向けてコンディションを合わせることも重要になってきますので、あと2,3週間しっかり合わせていきたいですね。ここまできたら出し切れるか出し切れないかなので、最後に力を出し切って満足できる結果を出したいと思います。

谷口 3種目出場する予定で、1種目は個人の問題ですけれど、2種目はチームなので、違う競技をやったから足を引っ張るということがないように自分の中で完成度を高めて、いままで練習してきたものを出し切れるように頑張りたいです。なんか最後に締まってます(笑)?

足立 お前の4年間の締めだな。お前らしい(笑)。

——ありがとうございました!

(取材・編集 吉原もとこ、高柳龍太郎)

◆足立一真(あだち・かずま)(※写真左)

1992年4月27日生まれのA型。171センチ、56キロ。東京・早稲田高出身。文学部4年。専門はロード。優しい物腰でしっかりとした受け答えをしてくださった足立選手。1年生の時はがさつで問題児として先輩に怒られることも多かったというのは意外でした。最後のインカレでは全力を出し切るレースを期待しています!

◆谷口雄太郎(たにぐち・ゆうたろう)(※写真右)

1992年7月23日生まれのB型。169センチ、56キロ。東京・昭和一学園高出身。スポーツ科学部4年。専門はトラック短中距離。おしゃべり好きでオフの日は仲の良い有我選手などを誘いよく出かけるという谷口選手。人と同じになるのはあまり好きではないそうで、色紙に書く言葉が思い浮かんだ後もレイアウトをじっくり考えていました。