神奈川県立スポーツセンターで開催された関東大学ボクシングトーナメントの準決勝。早大からは森嶋春輝(法2=兵庫・雲雀丘学園)と高橋美波(スポ2=埼玉・花咲徳栄)の2人が出場。ミニマム級に出場した森嶋は2R2分19秒でRSC負けを喫したが、高橋は判定勝ちを収め、見事決勝進出を決めた。
果敢に攻める高橋
ライトウェルター級に出場した高橋は、「この大会でまずは1勝することを目標にしていた」と1Rから果敢に攻める。重心が高く相手のパンチを受けやすかったと言うが、攻撃の手を緩めることはない。自分の攻撃もうまく相手に当てることができたと言い、終わってみれば3対0で判定勝ち。「自分が練習してきたことを少しは出せた」と試合後は笑顔で語った。
今日の試合では収穫もあった一方で、「練習した技が単発になって、自分のペースに持ち込めなかった」と課題も見つかった。次戦は7月に行われる決勝の舞台。「去年は1勝もできなくて悔しかったので、今までやってきたことを全部出し切って優勝したい」と高橋。常に強い気持ちで立ち向かう高橋の決勝戦からも目が離せない。
(記事、写真 加藤志保)
結果
▽ミニマム級
●森嶋春輝 RSC (2R、2分19秒)
▽ライトウェルター級
◯高橋美波 3ー0
コメント
高橋美波(スポ2=埼玉・花咲徳栄)
――今日の目標を教えてください
まず今年の目標として全日本(全日本選手権)で去年の相手に勝ってリベンジしたいというのがあって、そのためにまずこの大会で1勝するということをステップとして考えていたので、ひとまずは勝てて良かったなと思います。
――今日の試合を振り返っていかがですか
そうですね、今日の試合は自分がちょっと練習してきた動きとかは少しは出せたのですが、どうしても練習した技が単発になってしまって、流れをうまく作れなかったというか、自分のペースにうまく持ち込めなかったというふうに思っています。なので、次の試合では練習した技をしっかり今度はコンビネーションでつなげて自分のペースを作って、もっと相手を攻め込めたらいいなと考えています。
――今日の試合で得られた収穫と課題を教えてください
ちょっと今日は重心が高かったなというふうに思っていて、どうしても相手の攻撃を、重心が高いからもらってしまうことが多かったので、自分の攻撃もうまく当てられたいたのですが、その反面重心が高いせいで相手の攻撃ももらいやすかったなと思っているので、もう少し相手の攻撃をしっかりブロックしながら先ほども言ったように自分のペースを作ってもっと自分の攻撃を当て込めていけたらなと思います。
――最後に次戦に向けた意気込みをお願いします!
去年は本当に1勝もできなくてすごく悔しい思いをしたので、今までの練習の成果を全部出して、今日まで試合とか練習とかで得てきたことを全部出し切ってトーナメント戦優勝したいなと思います。