神奈川県立スポーツセンターで関東ボクシングトーナメント戦(トーナメント)の2日目が行われた。ライトウェルター級の川西響(スポ2=長崎・長崎東)とウェルター級の宮田万輝(スポ3=群馬・前橋育英)がトーナメント初出場。川西はRSC勝ちで準決勝出場を決めるも、宮田はRSC負けを喫することとなった。
昨年の早慶戦から安定した実力を発揮してきた川西。試合開始すぐにクリーンヒットを決める。力強くリングを踏み切り、正面を貫くパンチで相手の反撃を許さない。左ストレートでスタンディングダウンを奪うと、そのまま1RでRSC勝ちとなった。試合後の取材では開口一番に「優勝目指してやっています。」と語った。確かな技術とパワーを武器に進む快進撃に注目が集まる。
構える川西
文京区大会で勝利を収めた宮田。1R前半、両者譲らぬ殴り合いを見せたが、2度のスタンディングダウンを取られる。毅然としたファイティングポーズで試合続行の意志を示すも無念の結果となった。体力面を強化し早慶戦に向けて精進したいと語る。次なる舞台での活躍に期待だ。
試合に挑む宮田
トーナメントにおける現在までの結果は、5人中2人が準決勝進出となった。7月17日に行われる決勝の舞台に向け、川西と吉田知暉(政経4=神奈川・浅野)は負けられない一戦に挑む。
(記事 永留琴子、写真 永留琴子)
結果
▽ライトウェルター級
○川西響 RSC (1R1分37秒) ●東京大
▽ウェルター級
●宮田万輝 RSC (1R1分07秒) ○朝鮮大
川西響(スポ2=長崎・長崎東)
――本日の試合を振り返っていかがですか
ライバルである大東文化大ではなかったので、勝つのは当然という気持ちで、どれだけ早く終わらせるかということや内容にこだわって試合をできたと思います。
――今回の試合で得た課題と収穫を教えてください
試しながら頭で考えてプレーをしようと思ったんですけど、考える前に終わってしまったのでなんとなくやるうちに終わってしまったことです。早く勝つことができたのはよかったです。
――次戦への意気込みをお願いします
次も絶対に勝ちます。
宮田万輝 (スポ3=群馬・前橋育英)
――本日の試合を振り返っていかがですか
組み合わせ的にも有利だった中で、初戦で負けてしまい申し訳ない気持ちです。
――今回の試合で得た課題と収穫を教えてください
日々の練習の積み重ねが試合の結果に直結するということを実感しました。練習を頑張りたいです。
――今後の意気込みをお願いします
体力をつけて次の早慶戦では頑張りたいです。自分たちの代まで残り半年しかないので、後輩たちにきちんとした姿を見せられるように精進します。