第3回全日本大学新人戦 7月5日 東京・国立代々木競技場第二体育館
本格的な夏の暑さを迎えつつある7月5日、代々木第二体育館で第3回全日本大学新人戦(新人インカレ)が開かれた。昨年度の優勝校である早大はプレッシャーもかかる中試合に挑んだ。第1Q(クォーター)は序盤から猛攻を見せ着々と点差をつけていくが、第2Qでは相手に連続得点を許し得点できない時間が続き、前半を逆転される形で終えた。後半に入るとF清水瑠莉(人2=茨城・下妻第一)のプレーがチームを勢いづけ戦況をひっくり返す。最終Qでは関西学院大が追い上げを見せ早大はペースを作れず10点差をつけられ試合は終了した。

ドライブを仕掛ける清水
試合開始直後、関西学院大に先制点を奪われるも、F下田三希(スポ2=埼玉栄)がすぐ取返し早大の流れを作る。相手は思わずタイムアウトを取るが、早大の勢いは止まらず第1Qをダブルスコアで終えた。しかし第2Qに入ると、立ち上がりから関西学院大に連続得点を許してしまう。終始パスミスやターンオーバーといった早大側のミスが相次ぎ、なかなか自身のボールにつながることができない。開始4分で得点を抜かれてしまい前半は38-42という結果で試合終了となった。

シュートを狙う橋本
なんとか逆転にもっていきたい早大は第3Q立ち上がりから積極的に攻めていく。清水、下田を中心に着々と得点を重ねていき、途中点数を抜いたり抜かされたりしながらも6点差をつけ試合は最終Qへ。早大はこのまま逃げ切りたいところだが関西学院大の勢いと声援に押され同点に。お互いにゴールを決め拮抗した展開が続いたが残り3分を切った時点で早大は自身のペースに持っていくことができず、ファウルを重ねてしまい最終的には10点差をつけられ初戦は終了となった。

シュートを放つ下田
今試合の結果を受けて下田は、「チームではリバウンドやこぼれ球取りきるところまでやりきろうと話していた」と語った。試合全体を通してオフェンス面では早大が優勢となる場面が多く見られたが、高身長の選手が多い関西学院大にリバウンドを取られてしまうことが多くあったことも事実だ。初戦の反省を生かし、まだまだ諦めず決勝トーナメント進出へ向けて次の1試合に臨んでほしい。
(記事 永由結衣、写真 河野紗矢)
第3回全日本大学新人戦 7月5日(vs関西学院大)
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
早大 | 30 | 8 | 16 | 6 | 60 |
関西学院大 | 15 | 27 | 6 | 22 | 70 |
♦早大スターティングメンバー♦
F#6清水瑠莉(人2=茨城・下妻第一)
G#9橋本芽衣(スポ1=京都精華学園)
F#16下田三希(スポ2=埼玉栄)
G#27野呂田優花(基理2=東京・駒場)
F#88牧芙羽香(商2=埼玉・早大本庄)
コメント
F#16下田三希(スポ2=埼玉栄)
ーー今日の試合を振り返っていかがでしたか
1ピリは早稲田らしいバスケットを展開することができ、流れが来た時に全員が積極的にゴールに攻めていけていたことが良かったと思います。しかし、2ピリから相手のゾーンにハマり相手の思う壺になってしまったと思います。そのまま関西学院さんの流れを断ち切ることができず、追いつかれてしまい最後まで勝ち切れなかったと思います。
ーー苦しい状況でも積極的に攻めていましたが、ご自身で意識していたことはありますか
パスを探すのではなくゴールに行けと新人インカレの予選の時からずっと言われ続けてきたので、今日は特にゴールに攻めることを意識しました。
ーータイムアウト中、チームでどんなことを話していましたか
相手のゾーンにハマってしまうことがあったので、オフェンスのゾーンアタックとディフェンスはボックスアウトできていなくてリバウンドやこぼれ球を取り切れていなかったので、取り切るところまでやろうと全員で話しました。
ーー次の試合に向けての意気込みをお願いします
今日の反省を次の試合に繋げ、試合を楽しんで勝ちに行きたいと思います。