山梨学院大相手にペースをつかめず敗北 次戦は順位決定戦へ

女子バスケットボール

第59回関東大学女子選手権 5月2日 千葉・キッコーマンアリーナ

 関東大学女子選手権(スプリングトーナメント)も準々決勝を迎えた。順調に駒を進めていた早大は、強豪・山梨学院大と対戦。序盤から相手のペースで試合が進み得点できない時間が続いた。第4Q (クオーター)で追い上げをみせるが、最後までリードすることなく61-86で敗北。翌日の順位決定戦へ回ることとなった。

ドリブルでかわそうとする中村

 試合開始直後、早大はペースをつかめず序盤から山梨学院大に10点リードを許す。第1Qの中盤からF阿部心愛(スポ1=愛知・桜花学園)のシュートをきっかけに、徐々に得点を重ねていく。しかし相手の堅い守備とリバウンドに阻まれ思うように早大の流れをつかめなかった。続く第2Qは、G中村真都(教3=長崎西)がコートに入り連続で得点を決めるなど、チームを勢いづけるプレーをみせる。このまま点差を縮めたい早大だが、パスミスや相手のパスカットに苦しみ、20点差をつけられ26-50で試合前半が終了した。

レイアップシュートを決める衣川

 迎えた後半戦も山梨学院大のペースで試合が進んでいく。第3Q、早大はなんとか得点を重ねたい早大だったが開始から5分間シュートが決まらない時間が続いた。それでも早大は粘り強く攻撃を仕掛け、フリースローのチャンスを獲得し確実にシュートを決めていく。第4Qに入るとF菊地実蘭(スポ3=愛知・桜花学園)が意地を見せ積極的に得点をもぎ取っていった。阿部やF衣川璃来(スポ3=埼玉栄)も活躍し追い上げようとするが、点数は及ばず61-86で試合は終了。スプリングトーナメント初の黒星となった。

ボールを運ぶ菊池

 終始山梨学院大にリードを許してしまい、準々決勝で敗退となった早大。今回の試合ではオフェンスリバウンドを取られてしまったり、パスミスをしたりという場面が見られた。次戦は松蔭大学と対戦する。チームの良さを生かし、早大らしいバスケットで順位決定戦に望んでほしい。


(記事 永由結衣、写真 三浦佑亮、河野紗矢)

第59回関東大学女子選手権 5月2日(vs山梨学院大)

  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
早大 14 12 13 22 61
山梨学院大 22 28 13 23 86

♦早大スターティングメンバー♦

F#1菊地実蘭(スポ3=愛知・桜花学園)

C#8福王伶奈(スポ2=愛知・桜花学園)

F#12阿部心愛(スポ1=愛知・桜花学園)

P#13山宮好葉(スポ3=東京成徳大)

F#35衣川璃来(スポ3=埼玉栄)