2回戦で愛知学泉大に敗北。終盤に意地を見せるも及ばず

女子バスケットボール

 2日前の試合で今年初めて勝利した早大。この日は前回大会の3回戦で敗れた愛知学泉大との一戦に臨んだ。試合は序盤から点の取り合いとなる。しかし中盤以降は相手の組織的な攻撃を抑えきれず、リードを広げられた。第4Q(クォーター)にはF石井香帆主将(スポ4=岐阜女)がスリーポイントを沈め、ぎりぎりまで追い上げるが、逆転とはならず最終スコア71-83で敗戦。早大は2回戦で姿を消した。
  相手に先制こそ許したものの、早大は勝負どころで確実に得点し試合は点の取り合いとなる。そして、第1Q中盤にはG船生晴香副将(スポ4=新潟・開志国際)のスティールでターンオーバーに成功。船生からパスを受けたF今井美沙樹(商3=山梨・富士学苑)がスリーポイントを決め逆転した。さらにGフェスターガードヤヤ(スポ1=宮崎・小林)も得意のドライブでゴール下に切り込み追加点を得る。そのまま流れに乗りたい早大だったが、惜しくもリードを保てず20-23で第1Qを終えた。第2Q前半も拮抗した試合展開。今井と石井主将がスリーポイントを沈めると、F河村くるみ(教3=神奈川・座間)も連続得点するなど見せ場を作る。しかし相手も安定したシュートで加点。その後は早大のシュートがことごとくリングに嫌われ、トラベリングも多発し流れを断ち切ってしまう。徐々に点差を広げられ、試合を折り返した。

東京六大学対抗戦で、ドライブする船生

 第3Q開始早々、神山夢来(スポ3=埼玉栄)のスリーポイントが決まり幸先よく後半戦が始まった。しかし追い付こうとする気持ちが空回りしてしまう。前半では決められていたフリーでのスリーポイントを決めることができず、オフェンスリバウンドもことごとく奪われる。また、要所でのトラベリングもあり攻撃のリズムを作れなかった。一方、愛知学泉大はリバウンドからの速い展開と組織的攻撃で着実に得点を積み重ね、試合を支配する。なんとかして点差を縮めたい早大だったが、20点以上のリードを許したまま第3Qを終えた。迎えた最終Qは一転して早大ペース。石井主将のスリーポイントやG船生晴香(スポ4=新潟・開志国際)のロングミドルで11点差まで詰め寄る。その後もヤヤがスティールを決めるなど、最後まで気持ちのこもった攻撃を見せた。しかし中盤でのリードが重くのしかかり、最終スコア71-83で敗戦。早大は全日本大学選手権(インカレ)から2回戦で姿を消した。

東京六大学対抗戦で、シュートする今井

 敗戦とはなったが、課題として挙げてきた出だしの悪さディフェンスの部分で取り組みの成果が見られる試合内容だった。第1Qでは個人技で得点を積む相手に対し、早大は強みのスリーポイントやドライブで食らい付いた。そして第2Q前半には粘り強い守りから得点につながった場面があった。インカレが終わり、4年生が出場する試合は残り早慶定期戦のみ。困難を極めたシーズンだったが、最後は笑顔で終わりたい。

(記事、写真 永田悠人)

掲載が遅くなり、申し訳ございません。

全日本大学選手権 vs愛知学泉大
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

20 13 12 26 71
愛知学泉大 23 22   17 83
F#12 石井香帆主将(スポ4=岐阜女)
G#26 船生晴香副将(スポ4=新潟・開志国際)
G#11 神山夢来(スポ3=埼玉栄)
G#3 フェスターガードヤヤ(スポ1=宮崎・小林)
F#34 今井美沙樹(商3=山梨・富士学苑)

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