前半は善戦するも、後半に突き放され敗戦

女子バスケットボール

 第1Qの出だしF細貝野乃花副将(スポ4=愛媛・聖カタリナ女)のスリーポイントで得点を重ねる。またF澁谷咲月(スポ4=大阪薫英女学院)やC中田珠未(スポ4=東京・明星学園)も確実に点数を決め、拓大に食らいついていった。前半は効果的なディフェンスが決まっていた。背が高い相手のセンターに対して簡単にボールを入れない。第1線のボールマンチェックがしっかりできていた。そのため、第1Qを15ー16、第2Qを34ー39と粘り強く戦えた。

ミドルシュートを狙う澁谷

 第3Qに入っても5点差以内で試合を進めていく早大。5点差だとチャンスがくればいつでも逆転可能な点差だ。しかし、第3Qラスト3分から早大ディフェンスが崩れ始めた。「オフェンスで得点を奪えなかった時に、ディフェンスで我慢できなかった」(船生)。得点を奪えなかった後のディフェンスでは、簡単にスリーポイントを打たせてしまう場面が目立った。前半ではできていたボールマンへのチェックが遅くなった結果、インサイドでもアウトサイドでも相手は攻めやすくなった。第4Qで大きく離された要因はそこにあるだろう。

声を掛け合う選手たち

 早大の最大の弱点はリバウンドだ。リバウンドが取れるか取れないかで試合の流れは大きく変わる。リバウンド保有率が上がればスリーポイントももっと打ちやすくなる。リーグトップでここまで44本のスリーポイントを決めている細貝が大爆発すれば、次の白鴎大戦でもいい戦いができるはずだ。リーグ戦最後の2連戦。インカレに向け、次につながる試合をしていきたい。

第69回関東大学女子リーグ戦 10月22日(vs拓大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

15 19 22 14 70
拓大 16 23 27 26 92
◇早大スターティングメンバー◇
F#37 内山未悠主将(社4=愛知・桜花学園)
F#5 細貝野乃花副将(スポ4=愛媛・聖カタリナ女)
C#25 中村美羽(社4=千葉・昭和学院)
C#33 中田珠未(スポ4=東京・明星学園)
G#26 船生晴香(スポ3=新潟・開志国際)
コメント

G船生晴香(スポ3=新潟・開志国際)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

この間の拓大との試合ですごい点差で負けてしまいましたし、自分たちのバスケットができなかったので、もう一回この3連戦は自分たちのバスケットをして悔いなく終わろうという話をしていました。でもきょうもこういった負け方をしてしまって…。自分がもっと声を出したり、プレーで引っ張ったりしていく部分が足りなかったと思います。そこが勝敗につながってしまいました。

――第3Q後半で点差を離されてしまった要因は何でしょうか

オフェンスで得点を奪えなかった時に、ディフェンスで我慢できなかったところですね。簡単にスリーポイントを打たれたりしてディフェンスで我慢しきれなかったです。自分がもっと流れが悪い時にディフェンスを組み立てなきゃいけないのに、その役割ができなかったなと思います。そこがやっぱりダメでした。

――最後のミーティングではどのような話がでましたか

いつもミーティングをしているのですが、きょうの反省を話し合っています。早稲田はいいプレーヤーがたくさんいるので、自分はもっとうまく回してゲームを作っていけるガードになっていかなきゃいけないと思います。今はすごくいい経験ができているので、あと2試合頑張っていこうという話をしました。

――次の白鴎大戦に向けてどのような対策をして臨んでいきたいですか

やることは変わらないのですが、どんな相手でも自分たちのバスケットを40分間やっていきたいです。あとは気持ちの問題だと思います。気持ちを強く持って自分たちらしくプレーできるように自分がもっと声を掛けたりできることをやっていきたいです。あと2連戦死ぬ気で勝っていきたいなと思います。