全日本大学選手権(インカレ)直前特集女子部最終回を飾るのは4年生。主将にふさわしくどんなときも先頭でチームをけん引してきたG高田静主将(スポ4=山形市立商)、そんな高田をサポートしながらチームを引っ張るG大西胡桃副将(スポ4=茨城・水戸第二)、コートで最高学年としてスティールやスリーポイントでチームの勝利に貢献するG長谷川玲子(社4=福井・足羽)、安定感のあるゴール下のプレーでチームの支柱を担う田中真美子(スポ4=東京成徳大)。ワセダでの4年間の集大成を表現するインカレについて話を伺った。
※この取材は11月20日に行われたものです。
「自分の役割を果たして楽しんで頑張る」(長谷川)
長谷川
――まずリーグ戦を振り返っていただきます。チームとしては優勝、個人では高田さんと田中さんが個人賞を獲得されましたがチーム、個人で振り返りをお願いします
高田 まずチームとしては、下位の方から当たっていくということで前半とかは結構勢いのあるバスケットができていたかなと思っていたんですけど、最初より最後の方に向かってどんどん強くなって良ければよかったんですけど、途中で点が伸び悩んだりとかいう風になってしまったので、そこは常に80点取れるバスケットをしたいなと思ったのと、まだまだ個人個人のスキルとかが足りていないなとリーグの後半で上位のチームと当たることによって思ったので、チームとして強くなるのはもちろん、しっかり個人個人でも課題に取り組んでいく必要があるなと思いました。私自身としてはリーグで私の役割としてはチャンスを作り出すことだと思うので、それがリーグを通してできていたのかなと思うところもあるし、リーグ全体を通して心に余裕をもってできたというか、それで結構いいパフォーマンスにつながったのかなとは思っています。
田中 リーグ全体を通してチームの反省は、他のチームが序盤の方で何度か負けている中で、自分たちは結構最後の方まで勝たなければいけない試合を落とさずに行けたのが最後の優勝につながったかなと思うので、取らなければいけない試合を勝ち切れたというのは自身につなげていけたらいいなと思ったのと、負けた試合が大差での負けになってしまっていたので、そこはインカレにもつながる自分たちの課題だなと実感したので、インカレに向けてチーム全員で改善していけたらいいかなと思います。個人としてはケガに悩む部分が多かったんですけど、トレーナーの子たちの支えであったりとか、同じポジションの後輩たちが本当に頼もしくて、その二人の支えがあったからこそ自分がケガしていたけど色々な人の支えがあってリーグ戦をやり切れたのかなという思いがあるので、たくさんの人に感謝しなければいけないなと思っています。プレーとしては、技術的な面もそうだし、チームの支えである4年生としてのコートでの立ち居振る舞いであったりもまだまだ自分は高田とか他の4年生に頼ってしまう部分があったので、あと1ヶ月しかないんですけど、そういうところもまだまだ成長していかなければいけないなと感じました。
長谷川 プレー面とか試合に関しては今の2人とほとんど同じなんですけど、リーグ通していく中でこの2人(高田、田中)はすごいコートで本当に頼もしかったし、胡桃もアジャストとかそういうのを中心でやってくれて、本当に同期が頼もしいなと改めて実感しました。個人としては、交代でプレータイムをもらえた時に自分の役割として走ったりシュートを決め切ったりで流れを変えたり勢いづけたりすることだと思っているんですけど、それができた試合と全然消極的になってしまった試合がどっちもあって、インカレでは一発勝負なので出た時にしっかり自分の役割を果たせるように楽しんで頑張りたいなと思いました。
大西 チームとして、プレー面での個人のスキルとか点差が離れて負けてしまうとか最初の2人が言っていたのが特にだと思うんですけど、個人の反省も含めて、チームとしてリーグ戦を戦っていく上で真美子が言っていたように色々な人の支えがあったけどそれに気づけなかったり気づいているけど感謝を伝えられなかったりという場面があったかもしれないというか、頑張っているのに報われていないように感じてしまう下級生とかがいたかもしれないというのが自分とチームの反省で、もっと色々なところで頑張ってくれているとか応援してくれているというのに気づくのと、それを伝えるというのを結果としてだけでなく言葉として伝えられるチームにもっとリーグ戦を通してなるべきだったなという反省と、まだ時間があるのでインカレに向けてそういうチームにしたいなと思いました。
――皆さんの中で印象に残っているリーグ戦の試合は何ですか
田中 私、筑波大の2戦目のしーちゃん(高田)(笑)。
一同 (笑)。
長谷川 神がかかってた。
田中 4ピリの神がかったしーちゃん(笑)。
高田 自分も筑波大の2戦目が印象に残っていて、自分もノリノリだったというか(笑)。珍しくノリノリで、個人的に良かったというのもあるんですけど、ワセダって一回負けてしまうとそこから逆転できないというか。逆転して勝つというのがすごい久しぶりに感じて、試合中の雰囲気としても最初はやっぱり負けていて悪い雰囲気かなという感じだったんですけど、後半に入ってすごい声も出ていて追い上げて逆転できたというのは今までにない感じで収穫だったかなと思います。
長谷川 あと東京医療保健大の2試合目も私結構良かったかなと思う。
大西 ああ~。
長谷川 優勝が決まっていてすごく難しいというか、周りからも思われていることもあるだろうし結構難しい試合だったと思うけど・・・なんていえばいいんだろう(笑)。
田中 1戦目負けてからのだしね。
大西 リーグの1戦目、2戦目は最初はすごい良かったけどそこから落ちてきてって感じだったけど、東京医療保健大の2戦目はみんなが活躍して点取っているのが久しぶりで楽しかった(笑)。
一同 楽しかった(笑)。
田中 最後勝てて良かったよね。
長谷川 なんとかね(笑)。
高田 なんとかだったけどね本当に(笑)。
「インカレではもう一回初心に帰る」(大西)
大西
――インカレに向けて見つかった課題や収穫などはありますか
長谷川 さっき言ったみたいに負けて試合では点差をすごく離されて負けていて、「爆発しちゃう」って自分たちで言っているんですけど、崩れた時に立て直せないというか、どんどん崩れていっちゃうことが課題なので、インカレは一発勝負なので、悪くなった時に立て直したりもう一回盛り返したりできるような力を練習とかからつけていきたいと思いました。
大西 80点以上取るバスケットをしようと今シーズン始まったのに、途中から取れない、ブレイクも出ない、ディフェンスも消極的みたいな戦い方になり始めてしまっていたので、インカレはもう一回初心というか、80点取る、走る、積極的なディフェンスというのを1戦目からガツンとやれたらいいなと思います。
田中 私は(長谷川、大西と)一緒かな(笑)。
高田 玲子が言ってくれたんですけど、負けた試合は大差になってしまっていて、やっぱりインカレは一発勝負なのでそういったときに気持ちの面だったり、プレーの面で粘り強さが大切になってくるのかなと思って、結構「ワセダはきれいにバスケットをしがち」と言われるんですけど、そうではなくてリバウンドの部分だったりルーズボールだったり、どん欲に頑張るところはしっかり頑張って、それを勝ちにつなげられるようなチームになりたいなと思います。
――ことしのワセダはどのようなチームですか
高田 結構にぎやかなチームかなと思いますね。
田中 学年関係なく仲いいんじゃないかな。
大西 でも毎年だよね(笑)。ワセダの良いところ。
高田 バスケの方だと意外と気持ちの弱い選手が多いのかなというイメージがあります(笑)。自分でいろいろ考えすぎちゃって崩れちゃったりとかいう感じの子が多いのかな~という感じですね(笑)。
――4年生の皆さんはそこはいかがですか
4年生は割と安定していると思います。 答え
田中 ああ良かった(笑)。
高田 玲子くらいですかね(笑)。
一同 (笑)
高田 玲子はちょっと・・・(笑)。
長谷川 私はメンタル激弱なんで(笑)。
高田 上げ下げが激しい(笑)。
田中 良かった、私言われるかと思った(笑)。
高田、長谷川 真美子は安定してるよ。
あ、本当?ならいいや(笑)。 答え
――お互いのプレーの印象はいかがですか
高田 真美子はすごいどんな時でもどん欲に頑張ってくれます。一緒に出ていて本当に頼もしいし、最初に「4年生として引っ張るとかが足りない」と真美子は言っていたんですけど、一緒に出るとすごい声出しているのもわかるし、頼もしいというか(笑)。本当にいてくれて良かったですね。
長谷川 今のに尽きるよね。
大西 基本に忠実というか。派手なことはしないけど、リバウンドには絶対入るし、ボックスアウトもするし、ルーズも飛び込むし、スクリーンのピックも激しく出るし(笑)。
一同 (笑)
高田 センターの鏡だよね。
大西 本当に鏡。派手なことは本当にしないけど、全部やってるって感じ。
田中 嬉しいね(笑)。
一同 (笑)
田中 目立ってないけど(笑)。
高田 玲子は勢いをつけてくれるというか、交代とかで出てくれるんですけど、スリーポイントをバシッと決めたり、走ったり、スティールをしたり結構連続でするので、「玲子タイム」と呼ばれる時間がありますね(笑)。
田中 玲子タイム(笑)。
高田 たまに(笑)。たぶんインカレの1回戦、2回戦くらいで「玲子タイム」出ると思います(笑)。
大西 やめよその後出ないみたいな(笑)。
高田 結構リーグも前半だったから(笑)。
田中 そうだね、玲子のスリーには助けられていて、いつもいいところで決めてくれるイメージがあるし、スティールもすごいよね。
長谷川 なんでできたんだろう(笑)。
大西 玲子は外してもすごい呼んで打つところすごいなって私思う。チャンスだったら打つけど、1本目外しても「はいはいはい!」、バンって打つみたいな(笑)。
長谷川 もう打たない(笑)。
大西 いやそれがすごいなって。それで結局決めてそこからどんどんどんって来るから、本当にすごいなと思う。
田中 でもそういう意味では落ち込まないよね。
長谷川 結構落ちこんでる。
大西 落ち込んでるのにあんな呼んでるの(笑)?
長谷川 なんかしなきゃって思っちゃうから逆にダメになっちゃう(笑)。
大西 でもそれでいいときもあるから全然いいでしょ。
なんか玲子は常に絶対合わせてるというか、練習でも見ていて絶対合わせているなと思うし、試合とか出ていても玲子は絶対合わせてくれているという感じです。 答え
長谷川 しーちゃんからコーナーのパスめっちゃくれるもんね
大西 たしかに、よく見る。
高田 まあまとめると、呼びの声がすごい。
一同 (笑)
田中 しかも「しーちゃん、しちゃん」ってかわいく呼んでいるんですよいつも(笑)。
高田 名前の連呼(笑)。
長谷川 やだやだ(笑)。胡桃いく?
高田 うちから全部言っちゃっていいの?胡桃は運動能力が本当に高くて、小さいのにリバウンド取ったりすごいスピードで走って行ったりとか。
大西 走って行ったり(笑)。
高田 練習の中でスタートと控えの選手で分かれて5対5とかするんですけど、リバウンドのところとか走るところとかはすごい厄介というか。相手にするとすごい嫌だな、面倒くさいなって(笑)。
一同 (笑)。
田中 つきたくないなってね(笑)。
高田 でもそうやって胡桃がリバウンドのところとか走るところとかを頑張ってくれるからこそスタート側に刺激もあってすごい良いなと思います。
田中 そうだね。すごい速い、ドライブが。本当にリバウンドの時めちゃくちゃ跳ぶんですよ。この前スリーポイントを打って、スリーポイントって遠いじゃないですか。私なんかオフェンスリバウンドを取るっていってもゴール下で待っていて取るんですけど、胡桃は自分でスリーを打ってそこから走って自分のシュートをリバウンド取るくらい、ボールへの執着心もすごいし。チームの約束事とかを一番表現しようとしているイメージがあります。
大西 あちい~(笑)。
長谷川 シュート確率がすごい良くて。
高田 良いか(笑)?
田中 でも六大学のスリーポイント王だよ。
高田 でも80本インシュートで入ってるイメージないんだよね。
大西 ないないない。私しーちゃんとやると毎回入らない(笑)。
長谷川 でも練習の5対5とか結構入るよね。
高田 そうそう、入るからなんでなんだろうって逆に思ってた。
長谷川 飽きるんじゃない?同じシュートが。
高田 それは思った。性格上の問題だよね。
田中 あとじっとしているシュートが嫌だみたいな、動きながらしたいみたいな(笑)。
大西 高田さん行きましょ。
田中 高田さんはなー。褒めるとこがありすぎて。
高田 「もっとこうしてよ」みたいな。あえての指摘(笑)。
田中 いやでも、今回のリーグではアシスト王で、得点王にもなりそうなくらい得点もとっていて。自分でも取れるし、周りに点を取らせることもできるし、スリーも入るし、ドライブも、ジャンプシュートも入るし、ポストアップもできるし。
大西 たしかに守りどころないね。
田中 まあ「神」って呼ばれてるから。
大西 レイアップ上手だよね。
田中、長谷川 レイアップっていうとすごいダサい(笑)。
大西 角度悪かったり、ソハナ(白鷗大)とかが手出してるのにフワッてやったりとか。フローターとかもそうだけど。最後のボードに当てるのが上手いよね。あとはディフェンス。ディフェンスがもう一番ぶれないというか。シュートはたまに入らないときもあるけど、ディフェンスできないのは足つったときくらい(笑)。
田中 「あ、しーちゃんやられた」って思ったの足つったときだった。
大西 カットとかしないけど常に同じ距離にいられるのは向こうのガードとしてはすごい嫌だと思うし。
田中 まとめると「神」です。
高田 いや、全然です(笑)。
――少しお話は変わりますが、みなさんの背番号の由来はありますか
高田 由来は私は特にないですね。
大西 誕生日?
高田 いや、誕生日だから21にしたっていうわけではない。誕生日は21日なんですけど、誕生日が21日だからというわけではなく、つけたい番号が全部先輩がつけていたので、どうしようかなと思っていて。高校の時につけていた番号とかの7か10か11が良かったんですよ。でも全部先輩にいたので、11の次の12にしようかなと思っていたんですけど、大学って大きい数字もつけれるからせっかくだしちょっと大きくして12の反対の21にしようみたいな。そんな感じの決め方です(笑)。なので別に21が好きというわけではなかったけど、最近になってユニフォームの写真とか見て「あ、21いいな」と思い始めました。4年目にして(笑)。
田中 14番は、理由が2個あって、まず一つ目が高校の同期の明大の子と同じ番号に使用みたいな感じで。たまたまその子の好きなサッカー選手が14番で私が好きなラグビーのジェームズオコナーも14番つけていたので、「14番にしよう」といって14番です(笑)。
大西 この場を借りてなんかメッセージを(笑)。
田中 えー(笑)!オコナーは中学生のときから好きで、中学校の図画工作でマグカップに自分で好きな写真を貼り付けるというのがあったんですけど、みんなは好きなブランドとかにしている中私はジェームズオコナーの写真をずらーっと並べてマグカップにしたというくらい好きです(笑)。
長谷川 私は何となく高校のときも4からあったはずなんですけど勝手に1桁って新鮮だなと思っていて。
高田 え、玲子高校のとき何番だったの?
長谷川 何番だっけ、あ、4番つけてた。
高田 新鮮じゃないじゃん(笑)。
長谷川 (笑)。でもなぜか1桁がいいなって勝手に思っていて、3と7が何となく好きだったんですけど、7が先輩にいたので3にしました。
大西 私は普通に2が小学生のころ好きだったのと、8人家族で仲良しで8が好きだったので小学生の時にビブスで28を選んで、大学来て28でいいかなという感じです。
――みなさんお互いの背番号の由来とかは初めて知りましたか
高田 真美子のは知ってた。
大西 しーちゃん誕生日だと思ってた。
高田 うち誕生日だと思われるの嫌なんだよね。由来誕生日ってダサくない(笑)?誕生日が理由じゃないとここで言っておきます(笑)。
田中 私胡桃のは初めて聞いた。玲子のも。似合うね、3番。
高田 うん、似合う。
大西 一発屋って感じ。
長谷川 どういうこと(笑)?
一同 (笑)
――座右の銘とかはありますか
高田 私いつも考えているんですよね、座右の銘に考える言葉を。
田中 私も一時期考えてた。
高田 でも別にないんだよね(笑)。
長谷川 私座右の銘って聞かれたら「今に妥協しない」と答えています。
高田、大西、田中 おお~(笑)。かっこいいじゃん。
長谷川 お兄ちゃんが中学か高校のときに座右の銘でそれを言っていてかっこいいなと思って真似したんですけど、別にそれを毎日心がけているわけではないです(笑)。
大西 私は「本気の本気」というのを高校のときからいつも言っていて(笑)。
高田 暑苦しいな(笑)。
大西 ただの本気ではなくて本気の本気を出したら人は強いんじゃないかなという感じで「本気の本気」って言っています(笑)。
高田 なんでかわいく言うの(笑)。私は座右の銘はないけど「一つ一つを丁寧にやる」というのを心がけているのかなと思います。練習でも一つ一つ丁寧に、手を抜くとかはしないタイプだと自分では思います(笑)。
田中 私やばいな。座右の銘ではないけど、「気楽に」。
一同 (笑)
田中 適当にやっているわけではないけど、楽しいとか平和とかが好きだから気楽にっていう。あまりワーワーなってもやっぱり楽しくないし苦しいだけだから。いやでもこれ載せなくていいです(笑)。
高田 考えておかないとだよね(笑)。
田中 帰り考えよ(笑)。
――試合前のルーティンはありますか
田中 私しーちゃんのルーティーン知ってる。試合前の補食があんパンとバナナとツナマヨのおにぎり。絶対食べてる。あと野菜ジュース?
高田 うん。
田中 全部当たっちゃった(笑)。
高田 みんな結構パスタとかその日その日に食べたいものを考えて買っているんですけど、自分は考えるのも面倒くさいというか試合の日はこれでいいやみたいな感じで。高校のときも補食で出されたのがパンとおにぎりだったので、パンとおにぎり食べておけばいいやみたいな。あとあんまり甘すぎるのとか脂っこいパンも試合前には嫌だなと思うからとりあえずあんパンにしてという感じです。
田中 アスリートっぽいな(笑)。
大西 私真美子のも知ってるよ。
田中 何?
大西 オロナミンCを飲む
一田中 あ、(笑)。
高田 キレートレモンとね(笑)。炭酸飲料を飲む。
田中 あれはちょっと勘違いで、リポビタンDは栄養ドリンクだけどオロナミンCは炭酸飲料らしくて、私は効果があると思ってオロナミンCを飲んでました(笑)。でも全然ルーティーンとかはないですね。
大西 玲子は何?
高田 まつ毛抜くじゃん(笑)。
一同 (笑)
長谷川 抜かない(笑)
高田 すぐ嘘つく学年だからね、うちら(笑)。
大西 回収はしない(笑)。
田中 でも髪の毛セットしないとバスケできないでしょ?ワックス使って櫛使って。
長谷川 でもみんなやってない?
高田 手櫛なのはタマ(中田珠未、スポ3=東京・明星学園)と真美子だけだよ。
田中 あ、そうなんだ。
高田 胡桃ないの?すごいありそうだけど。
大西 うーん、あ、あるある!メンバー紹介やるじゃん、リーグ戦とか。アシスタントコーチ大西真由のとき一回出て「あ、違う」みたいな。毎回やってる。
田中 知らなかった(笑)。
高田 ダレトク(笑)。
田中 気づいてる人いるの?
大西 ナル(安藤友里恵、スポ3=愛知・西春)がいつも「違いますよ」っていつもやってくれるけどナルがいないときは誰も突っ込まない(笑)。でもリーグでフィンさん(大西真由アシスタントコーチ)いるとき毎回やってた。
高田 それをやらなくちゃ落ち着かないの?
大西 どうしてもやりたくなっちゃう
高田 ルーティーンというか癖だよね(笑)。
大西 ウケ狙い。
高田 ウケてないっていう一番悲しいパターン(笑)。
――早大バスケ部の魅力は何ですか
大西 自主性。みんなで考えて何するにしてもみんなでやってやらされて誰もやっていないのがいいかなと思います。
田中 品がある(笑)。
大西 学年の壁がほんとにないと思う。しーちゃんとかめっちゃ人のこといじるんですよ。2年生の石井香帆(スポ2=岐阜女)とかももういいってくらいいじるし、香帆ももういいってくらい反応するし。
高田 香帆をチームになじませたのは自分でと思っています(笑)。ほんと香帆には感謝してもらいたい(笑)
一同 うーん・・・。
大西 そんにないのか。
一同 (笑)
――みなさん美人なところとかは(笑)
大西 うれしっ。
高田 確かに美人は多いと思います。
一同 3年生がみんなかわいいよね。
高田 2年生がちょっと・・・。
大西 やめろって(笑)。
高田 ワセダの伝統が崩れると言われてるので(笑)。1年生もかわいいしね。2年生だけか(笑)!
一同 (笑)
高田 でも香帆も今寮の男子の中で人気急上昇らしいのでこれから期待できますね(笑)。たしかに、ワセダの魅力顔か(笑)。でも他大もかわいい子多いよね。
大西 真美子がいるうちは一番かわいいよ。
田中 歴代の先輩も美人だったよ。
一同 たしかに。
――下級生のお話が出ましたが、下級生の中で推しメンはいますか
高田 まあここは敢えて香帆を言わずに(笑)。船生(晴香、スポ2=新潟・開志国際)はおもしろいですね。天然な面白さ。ボケているところが面白いですね。
田中 まあタイムリーに#たまみこなので、たまちゃんかな。ビッグベイビーだけど。あと1ヶ月でたまみこも終わりなので推しておきます(笑)。
長谷川 私は1年生の今井美沙樹(商1=山梨・富士学苑)がすごい面白くてツボなんですけど、いちいちきもかわいい言動が面白いです(笑)。
大西 最近くるみ(河村、教1=神奈川・座間)がかわいいなと。反応がかわいい。びっくりしたときとか目をぱちぱちさせたりとか。あと言いづらいこととか「くるみ言ってこい」っていうとその人に言っちゃっていいように使われているけどそれも含めてかわいい。
田中 ちょっと生意気なのもかわいいよね。
高田 でも(大西は)ライバル心を抱いています(笑)。オールドくるみは。
大西 オールドくるみ言うな(笑)。
――少しお話は変わりますが4年生で流行っていることはありますか
大西 「中学聖日記」。
一同 ああ~。
高田 ドラマの話とかは結構盛り上がりますね。
田中 私に説明するときに(高田と大西が)実演してくれます。私は見ていなくてもこの2人が次の日に熱く、より面白く話してくれるのでもう見ないで2人から話を聞くことにしました。
高田 録画してまだ見ていない後輩たちはたぶん私たちをうざがっています(笑)。でもどうしても次の日しゃべりたい(笑)。
大西 なんなら終わった後すぐラインしているからね。
田中 胡桃は家に録画機能がないので火曜日9時半過ぎに終わってさっさと帰ります(笑)。
高田 あとは玲子いじりも流行っています(笑)。
大西 後輩の恋愛話を引き出すのも流行っていない(笑)?
――マイブームはありますか
高田 嘘をつくこと(笑)。
田中 香帆に私がちょっとケガしたときにリーグ終わったらすぐ手術してインカレに間に合わせるみたいな嘘をついて、うその回収をしないんですよ(笑)。だから私に対してもにもすごい心配してくれて。
高田 あと、香帆にハル(船生)が呼んでたよって嘘ついて、ハルにも香帆が呼んでたよって練習前に嘘をついて、2人で「何?」みたいな(笑)。ほんとしょうもない嘘をついて人を行動させます。
田中 でもまた2年生はリアクションが良いんだよね。だから見ていてもめっちゃ面白い(笑)。
――ワセダでの大学生活もそろそろ終わりですが、4年間を振り返っていかがですか
高田 玲子がいる前であれですけど、スポ科に入ってよかったですね。運動部がいっぱいいて友達もすごい増えたし。4年生になって授業ないのは嬉しいですけど友達に会えない面はさみしいなと思うことが増えました。
田中 私も同じで、バスケもそうですけど学校生活も楽しくて、バスケ部以外の友達だったり交友関係も広がって他の部活の子と遊ぶのも楽しいし。4年間振り返って本当にワセダに来て良かったなと思います。でもまだ何ヶ月か残っているので全力で楽しみたいと思っています。
長谷川 私はバスケ部もそうだし体育会系の量に住んでいるので、他の部活もそうだしレベルの高い人が周りにたくさんいて、ワセダに来て刺激的な4年間だったなと思います。周りがすごい頑張っているから頑張ろうとかあの人すごいからあの人みたいになりたいという風にたくさん思えた4年間でした。
大西 同じく楽しいし学びもいっぱいあるし、地元とか他の大学に行っていたら出会わなかったり経験できない、レベル高いからこそレベルが高いところで色々な場所を経験することができたのが将来に生きて色々な人の気持ちを分かれるようになったかなという4年間でした。
高田 あっという間すぎて。学生は終わりたくない(笑)。
大西 ね!ほんとにあっという間。
「オフェンスリバウンドを全部取る」(田中)
田中
――ここからはバスケとに話を戻します。インカレの目標をお聞かせください。
大西 チームとしては3年間一度も優勝したことがないのでことしこそは先輩の思いもそうだし、命を懸けて日本一になりたいと思っていて、個人としてもみんなはプレーでとかあるかもしれないけど、私は個人どうこうというよりはただチームが日本一になることだけが叶えばいいと思っているので、そのためにできることを個人で考えてアジャストだったり、試合に出たら楽しく走り回るし、それだけを目標に頑張ります。
長谷川 チームとしてはもちろん日本一を目標にしていて、胡桃が言ったように今まで3年間インカレでは優勝できずに終わっていたので先輩の分もだし、私はことしでバスケは続けないので今までのバスケ人生の集大成という意味で最高の形で優勝して笑って終わりたいなと思います。個人としては楽しんでやります。
高田 全試合玲子タイムお願いします(笑)。
田中 今までたくさんの人にお世話になってきて、その人たちへの感謝の気持ちも込めて絶対にインカレで優勝という最高の形で、まだバスケは続けるんですけど、学生バスケは最後になるのでその最後を絶対最高の形で終えたいという思いもあるし、先輩たちの思いだったりとかを含めて絶対に絶対に絶対に優勝したいと思っています。個人としてはプレーもたくさん課題もあって色々あるんですけど、最終的にチームが優勝するために、大げさになるんですけど全部オフェンスリバウンド取りたいと思っています。
高田 でもシュート外さなかったら(笑)。
田中 まあそうですね(笑)。シュート打って外れても「リアさんが取ってくれる」と安心して打てるくらいの存在感を出してオフェンスリバウンドに飛び込みたいと思っています。あとはやっぱり4年生という立場もあるのでしっかりチームを支えていきたいなとも思っています。
高田 チームとしてはみんなが言った通り日本一を取りに行くというのが目標で、ことしのチームは日本一になるということを目標にしてやってきてので、リーグは優勝したけれど自分たちの目指しているところはそこではなくて日本一を目指すんだというのをしっかり持ってやっているので日本一になりたいなというのと、リーグ優勝のプライドも持ってしっかり日本一になるように戦っていきたいなと思います。個人としては色々個人賞とかあると思うんですけど、やるべきことをやった上でそういうのはついてくると思うので、そういうのは考えずに自分のやるべきことをしっかりやっていきたいなと思うのと、キャプテンとしてしっかりチームを一つにしてインカレを戦い抜きたいと思っています。あとは私自身日本一になったことは一回もないので、私の両親は毎回試合に来てくれるので、両親に日本一になったよと伝えて一緒に写真を撮りたいなと思うのと、これ最後なんですけど、私はここにいる4人で一緒にコートに立ちたいと思っていて、簡単なことではないと思うんですけど、4年間一緒に頑張ってきた4人でコートに立てるように自分の仕事をしてその時間を作れるように頑張りたいと思います。
――インカレにおけるキーパーソンはどなたでしょうか
長谷川 人任せにならないで一人一人が強い気持ちを持って責めたり、攻撃的なディフェンスとかをしてこそワセダの理想のバスケのつながると思うので、一人一人の強い気持ちが大事になってくると思います。
大西 でもやっぱり最後は高田でしょ!
高田 いや、私はここでプレッシャーをかけて言うなら珠未だと思う。珠未は存在感が大きいし、チームに勢いを与えれば、逆にその逆の力を持っちゃっているので。
大西 珠未が冷静にいつも通り強気なプレーでガツンと行けば絶対チームもガツンと行くから、曽於いうやりやすい環境を作るというそういう意味では4年生が大事なんだろうけど。
田中 コートに立っている人もだけど、出ていない人も全員の気持ちが一つになるのが大切かなと。
高田 キーパーソンだって(笑)。キーピーポー(笑)?でも本当にみんなが日本一になりたいと本気で思って、みんなが日本一になるために自分にできることや自分のやるべきことを考えないと日本一にはなれないのかなと思います。
「インカレで出たプレーが自分の集大成」(高田)
高田
――重なる部分はありますがインカレに懸ける思いをお願いします
高田 私は最後だからとか思わずに、最初に真美子が言ったけど、気楽に余裕をもってやることが自分のパフォーマンスを一番出す条件だと思うので、インカレで出たプレーが自分の集大成なんだなと思って。
一同 かっこいい~(笑)!
大西 かっこいいわ~。この後しゃべりたくないわ~。何言ってもダサい。
田中 ダサいね(笑)。でも私は
大西 お、でもしゃべるよ(笑)。
一同 (笑)
田中 しーちゃん意識しないって言ったけど私はすべてが最後なんだと思ってかみしめて、後輩とのかかわりとか同期のかかわりとか全てを私は意識して楽しみたいなと思ってる。
高田 意識して楽しめるタイプなのね。
田中 そう、「もうこれ最後かあ」って思いながら。そういう気持ちでインカレには臨みたいなという風には思っていました。
高田 意外にプレッシャー感じないタイプか。
田中 私のモットー「気楽に」だからね(笑)。
大西 まあインカレで出たプレーが集大成で(笑)。
一同 (笑)
大西 最後だからって意識するわけではないですけど、インカレの試合もそうだし、それまでの練習の間でもっと4年生として、「日本一を目指すうえでの最上級生ってこんな感じなんだよ」という背中を見せなければいけないなと思っています。
長谷川 4年間ケガが多くて、リハビリ期間が何回もあったので、最後だとかみしめながらも特に意識せずに、コートの中でみんなでバスケできる喜びをかみしめて思い切り楽しみたいと思います。
――ありがとうございました!
(取材・編集 阿部かれん、小林理沙子)
インカレへの思いを書いていただきました
◆高田静(たかだ・しずか)(※写真左)
1996(平8)年6月21日生まれ。168センチ。山形市立商高出身。スポーツ科学部4年。チームメイトから「神」と呼ばれる高田選手。バスケに関して発せられる言葉全てがかっこよい一方で、プライベートではおちゃめな部分も見せてくれました。「神」の学生バスケの集大成、どんなプレーが繰り出されるのでしょうか!
◆大西胡桃(おおにし・くるみ)(※写真中央右)
1997(平9)年1月15日生まれ。160センチ。茨城・水戸第二高出身。スポーツ科学部4年。高田選手と共に4年生の中でムードメーカーとして場を盛り上げる大西選手。インカレで4年生としての背中を見せます!
◆長谷川玲子(はせがわ・れいこ)(※写真中央左)
1996(平8)年12月19日生まれ。165センチ。福井・足羽高出身。社会科学部4年。チームメイトからいじられる愛されキャラの長谷川選手。インカレでの「玲子タイム」に期待がかかります!
◆田中真美子(たなか・まみこ)(※写真右)
1996(平8)年12月11日生まれ。180センチ。東京成徳大高出身。スポーツ科学部4年。楽しいとか平和が好きだというおおらかな田中選手。対談でもそのおおらかさで和やかな雰囲気にしてくれました!インカレではラストの学生バスケを楽しむ姿に注目です!